ハイスクールD×D~古代の戦士~   作:ヤマト・ゼロ

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町で怪奇現象が相次いだ、
取材を行う新聞部の面々

そこへやってきたのは
未来からの来訪者だった。


番外編 異世界とのクロスロード[電王編]
第85話「時を越えて」


今日、俺は新聞部の活動で駒王学園近くの自然公園に

やってきていた。

 

「どうユウスケ何か見つかった?」

 

周囲を探索していると部長が声を掛けてくる

 

「いや、特に目に付くものは無いですね

手がかりも何もないですし、また服部先輩の

見間違いじゃあないですか?」

 

「いや、見間違いじゃねぇって!

俺は絶対この目で見たんだよ!」

 

「そういうけど全蔵あんた、この間妖怪見つけた!

って言ってみんなで探したら、只の女装した

ゴツイ男だったじゃない」

 

服部先輩は即座に否定するが猿飛先輩が

疑いの目で全蔵先輩を睨んでいる。

 

以前、妖怪を見たから捜索をしようと

服部先輩の提案に圧倒されて部員全員が

駆り出される騒動になってしまった。

 

結局は夜に出会ったミルタンを見て、

妖怪と見間違えただけであった。

 

「今回は絶対見間違いじゃあねぇよ

あれは間違えようがねぇよ」

 

今回もまた服部先輩の要望で俺と部長に

言い出しっぺの服部先輩に猿飛先輩が

付き合いで参加し、四人でここまで

やってきた。

 

だが、服部先輩の話が本当なら

騒ぎになってもおかしくないんだけどな

だって、見たって言うのが。

 

「俺は見たんだよ!空を走る電車をよ」

 

これなんだもの

 

 

ー〇●〇ー

 

 

あの後、一時間ほど捜索してたところで

部長から一旦休憩しようと提案があった。

 

「ユウスケ、ちょっとこっちいいかしら?」

 

俺は部長に手招きされて皆から離れる

 

「どうしました?部長?」

 

「全蔵の見た、空を走る列車って悪魔関連

じゃないでしょうね?」

 

まあ、部長の言い分は分かる

不思議な現象が起きたらすぐに疑うよな。

 

「大丈夫ですよ。俺もそう思って家を出る前に

リアス先輩に確認しましたけど、空を飛ぶ

列車は流石に冥界や天界には存在しないそうです」

 

最悪、列車は本当に見間違いだろうしな。

それよりも問題は。

 

「それよりも、最近頻発してる建物消失事件

の方が気になりますね、表向きは違法建築による

倒壊と説明してますが、俺達悪魔にも原因は不明で

禍の団(カオスブリゲード)』の新しい攻撃なんじゃないかと見ています

現在、他の眷属の皆も原因究明の為、捜索しています

リアス先輩と朱乃先輩はアザゼル先生に現状の報告と

列車についてはアザゼル先生の悪ふざけかもしれない

という事で先生のラボまで言ってますが」

 

建物消失事件は二階へ上がる階段が無くなっていたり等

建物の一部が突然無くなっているが、昔から無かった

かの様な無くなり方だったらしい

 

「そう、事件も気になるけれど、私達新聞部が

首を突っ込むべきではないわね。私達はこちらの

問題に集中しましょう。なんでもないといいけれど」

 

奈美先輩はそう言って皆の方へゆく。

 

ピロン!

 

スイッチからのメールだ。

 

確かスイッチは月詠と二人で学校内での噂について

調査していたはずだが。

 

 

『緊急報告!(*・▽・)/♪

 学園で噂の調査のトチュウ!

 オカ研の木場に出会ったよ!

 でも、様子がおかしんだ!

 合流希望デース!

 b((((≧▽≦))))q

 シェイク♪シェイク♪   』

 

いや、様子がおかしいのはお前だろうに

メールの時はテンション高いなこいつ。

 

しかし、木場の様子がおかしい?

朝あった時は普通だったけどな。

 

「部長、スイッチからなんですけど」

 

部長に事情を説明し、俺達は一旦

スイッチ達と合流するべく町の図書館へと

向かうのだった。

 

 

―〇●〇―

 

 

図書館にやってくると、一部に大勢が集まっていた

よく見ればそれは女性のみが集まっているようだが、

これはなんの騒ぎだ?

 

そこへスイッチと月詠の二人がやってきた。

 

待っていたぞ、ユウスケさっきも話した様に

木場の様子がおかしいんだ

 

「で、問題の木場は何処にいるんだ?」

 

「あそこに居るのがそうじゃ」

 

月詠が指を指すのは先ほどの人だかりだった。

俺はその人だかりをかき分けて中央に行くと。

 

「こんなにきれいな花に囲まれて僕は嬉しいけど、

ゴメンね君たち。僕はもう行かないと

行けないんだ」

 

俺は見たものを信じられなかった。

あの木場が大勢の女性をたらしこんでやがる。

 

確かにこんな木場は様子が変だ、

女性が苦手だといってたし、それにあいつは

どちらかというと紳士な男だこんな軽薄そうな

男ではないはずだ。

 

いつもと違って青いメッシュにメガネをかけており

普段と違う印象に見えるが、まるで別人だ。

 

「おい、木場!何やってんだよ!

こっちこい!どうしちまったんだよ!

いつものお前らしくないぞ!」

 

俺は木場の手を掴み女性の囲いの中から引っ張り出す。

 

木場は引っ張り出された後、俺の手を払い

こちらに鋭いまなざしを向ける。

 

「あまり、僕に触れないでもらえるかな

僕の魅力に釣られていいのは可愛い女性

だけだよ」

 

っ!

 

「お前何者だ?木場じゃないだろ!」

 

気配が違う。俺の本能がこいつは木場じゃないと

叫んでやがる!

 

「どういうことユウスケ!?」

 

突然警戒する俺に新聞部のメンバーも

驚いているが、そんな俺に警戒することもなく

木場は話を続ける。

 

「ふーん、わかるんだ。そんなに警戒しなくても、

大丈夫、僕は敵じゃあないからね。

詳しい話は場所を移して行おうか」

 

 

―〇●〇―

 

 

「「「未来人!?」」」

 

俺達は部室まで戻り、木場の話を聞くことにした。

 

「そう、僕達は異世界の未来から来た『イマジン』

と呼ばれる未来人。時を越えて、この世界にやってきた

僕の名前はウラタロス。よろしくね」

 

異世界の更に未来からか、今度は過去からでも来るのか?

 

「僕達ってことは他にも似たような奴がいるのか?」

 

俺に質問にウラタロスはコーヒーを飲みながら答える

 

「そうだね僕の仲間もここに来てるはずなんだ

 あと僕達が追っている奴もいるはずさ」

 

「追っている?そいつは犯罪者なの?」

 

「イマジンというのは本来未来からの侵略者で

過去を変えて未来を変えようとしてるんだ、

ただ、僕達が変わっているのさ。まあ、

愛と正義のタイムパトロールってところかな」

 

歴史改変!? タイムパトロール!

凄い人なんだな。

 

「それで、どうして木場の姿をしているんだ?」

 

「それは僕達イマジンはこの世界では実態を

保つことが出来ないようでね。今は彼の体を

勝手に使わせてもらっているんだ」

 

体を乗っ取ったってことかよ!?

 

「木場君は大丈夫なの?」

 

部長が木場の心配をする。

 

「大丈夫だよ、彼は今寝ているだけさ

この騒動が終わったら僕達もすぐに

帰るからね」

 

もしかしてだけど?

 

「ここ最近の建物消失事件はもしかして

イマジンが関係しているのか?」

 

「それは恐らく此処より更に過去へ

行ったイマジンが暴れた結果だね

止めるには過去に行って暴れている

イマジンを倒すしかないね」

 

過去に行ったイマジンを倒す!?どうやって?

 

「過去に行くってどうやって?

この時代に来た時にタイムマシンにでも

乗ってきたのか?」

 

ウラタロスはその質問に外を眺め答える。

 

「そうだね。僕達が来た時の乗り物は

こちらに来た時に敵に襲われてね。

仲間も飛ばされて行方が分からない

まずは仲間と合流をしようと思う」

 

「なら、俺達にも手伝わせてくれよ

この世界の問題なら俺達だって関係あるし

人探しなら俺達新聞部が手を貸すぜ」

 

服部先輩がウラタロスに提案する

 

「そうだね、今は人手が必要かもしれない

お願いしてもいいかい?」

 

こうして俺達はウラタロスの人探し

を手伝うことになった。

 

 

「さて、方針も決まったことだし、まずは

人手を集めましょう。確か、いの達は

新しくできたカフェの調査だったわね。

時間的にもう、終わってるでしょうし

こっちに合流してもらいましょう」

 

部長がいのに連絡を入れるが、

どうやら向こうで問題が起きたようだ。

 

「皆、1年の教室に行くわよ。

そこでなんでか、チョウジと小猫が

相撲で勝負しているようなのよ」

 

相撲!?なんでそんなことに?

 

「もしかして…」

 

部長の話にウラタロスは静かに呟く。

 

 

ー◯●◯ー

 

 

1年の教室にやってくると、何かが

ぶつかり合う音が聞こえてきた。

 

「チョウジ!男でしょ!負けるんじゃ

ないわよ!」

 

「いやいや、こりゃ、どっちが勝つか

わからんな」

 

教室の中ではいのとシカマルがチョウジの

応援をしており、中央でチョウジと

小猫ちゃんが手合わせしていた。

 

「ふう、中々やるでないか、

太っちょの割に素早く動くで」

 

「僕はデブじゃない、ぽっちゃり系だ!」

 

チョウジは顔を赤くして突進するが、

 

「ドスコイ!」

 

普段と様子が違う小猫ちゃんの張手に

吹き飛ばされる。

 

「ごっちゃん、いい稽古になった!

俺の強さは泣けるで!」

 

もしかして…、この小猫ちゃんもか

 

小猫ちゃんは普段と違い黄色い着物を

着ており髪には黄色のメッシュが

入っており、声も男のように低く

なっていた。

 

「もう、キンちゃん。なにしてるの?」

 

「おお、亀の字!無事やったか!」

 

「小猫ちゃんに憑依してるのが、

探してた仲間だったのか」

 

「どうやら、話は済んでる様やな

俺はキンタロスって名や、やっかいになるで」

 

やっかいになるのは構わないけど

なんでこんなことに

 

「ところでキンちゃん、どうして

彼と相撲を取っていたんだい?」

 

ウラタロスの質問にキンタロスが

腕を組みながら答える。

 

「そりゃ、この坊主が運動不足の

様だったからな、この体の慣らし

がてら相手になってやっただけや」

 

なるほどね。体型ののこと言われたのなら

チョウジが怒ってこの状況になったって

ことか。

 

「ちぉっと、ユウスケ先輩!小猫ちゃん

だけじゃなくて、木場先輩も様子が

変ですけど、どうなってるんですか?」

 

ああ、こっちにも説明しないとな。

 

 

―〇●〇―

 

 

「というわけで、異世界から来た彼らは

二人の体を借りないと存在を保てないって

ことだ」

 

俺達の話を聞いていのとチョウジは驚いているが、

シカマルは顎に手を当てて考えている。

 

「つまり、普段と様子が違う人間が

彼らの仲間である可能性があるって

ことですか」

 

「話が早いな。そういう事だ、

幸いにも俺達、新聞部は学校内外にも

顔は広い方だ、知り合いに片っ端から

当たっていけば、必ず出会えるはずだ」

 

「本来なら手分けして、探した方が

良いのだけど、時間犯罪者もいるようだから

ここは全員で行動するわよ」

 

「「「了解!!」」」

 

部長の掛け声に俺達が応える。

 

「まずは、校内にいる身内から当たりますか、

イッセー辺りならオカルト研究部にいるはず

ですしね」

 

俺が携帯を取り出すとちょうどアーシアから

電話がかかってきた。

 

『もしもし、ユウスケさん!

今、部室に居るんですが、ギャスパー君の

様子がおかしくって、幼児退行したみたい

なんです』

 

「わかった。すぐに向かうから、

ギャスパーがどこかに行かないようにだけ

見ててくれ」

 

携帯を閉じるとウラタロスがこちらに

声を掛けてくる。

 

「どうやら、また一人見つかったのかな?」

 

「ああ、幼児退行した奴が現れた」

 

「おお、こりゃあ決まりだな」

 

なら、直ぐにオカルト研究部に向かうとしよう。

 

prrrrrrr!

 

アーシアの方で何かあったのか!?

 

画面にはゼノヴィアからかかってきていた。

 

『ユウスケ!大変だ!』

 

電話の向こうのゼノヴィアは慌てた様子だった。

 

「おちつけゼノヴィア、いったい何が

あったんだよ」

 

『一緒にいたイリナの言動がおかしいんだ』

 

イリナの言動はいつもおかしい気がするが

そう言う事じゃないんだろうな。

 

「とりあえず、オカルト研究部の部室に

来てくれ。俺も今向かっているところだから

そこで合流しよう」

 

『わかった。すぐに連れていく』

 

「どうやらもう一人見つかったようだ」

 

「おお、これで四人そろったな

なんや、直ぐに見つかるもんやな」

 

「先輩はほっといても大丈夫だと思うけど

まずはリュウタの方に急ごうか」

 

 

―〇●〇―

 

 

「アーシア!」

 

俺達がオカ研の部室に飛び込んでいくと。

中ではギャスパーとアーシアがお絵かきを

していた。

 

「ユウスケさん」

 

アーシアが俺に気づくと嬉しそうに

笑顔になる。

 

そこで、俺達に気が付いた。

ギャスパーが顔だけ向けて訪ねてくる。

 

「お兄さんたちだれぇ?」

 

「えっと、この人は私達の仲間の

ユウスケさんですよ。とっても頼れる

お兄さんです」

 

「へぇ~、お姉ちゃんがそういうなら

お兄さん強いの?僕と戦ってみる?」

 

なんだか、好戦的な奴だな。

 

「ちょっと、リュウタ!僕達を

無視しないでよ。ようやく見つけたのに」

 

「あれ、亀ちゃんだ。何をしてたの?」

 

ウラタロスにあっけらかんと反応する

ギャスパーにキンタロスがあきれる様にいう。

 

「はぁ、俺達が探してたっていうのに

リュウタはマイペースやな」

 

「ああ、クマちゃんもいる!」

 

どうやら、二人の事は探してなかったようだな。

 

「ええっと、木場さんも小猫ちゃんも

どうしたんですか?」

 

そうだよね説明いるよね。

 

「で、この子が探してた一人でいいんだよね」

 

「そうや、ほらリュウタも挨拶せい」

 

「僕、リュウタロス!お姉ちゃんも

よろしくね」

 

「はい、よろしくお願いします」

 

よくわかってないが、とりあえず

挨拶するアーシア。

 

「ところでなんでこの子はアーシアに

こんなに懐いてるんだ?」

 

「お姉ちゃんはお姉ちゃんに雰囲気が

似てるんだ一緒にいると安心するんだ」

 

??

 

要するにアーシアが知り合いに

似てるって事か?

 

「ああ、確かに愛理さんに似てるかもね」

 

「これで後は、桃の字だけか

まあ、さっき電話来たから

直ぐに来るやろ」

 

「ええ~、モモタロスは来なくていいよ」

 

「リュウタもそういわない。先輩がいれば、

鼻で良太郎を探せるから今は必要だよ」

 

「は~い」

 

ガラッ!

 

「ユウスケ、連れてきたぞ!」

 

おお、噂をすればだな。

 

ゼノヴィアに連れられてイリナが入ってくる。

 

 

 

「降臨、満を持して!」

 

 

「いや、お前かい!」」

 

 

「…これは、予想外だね」

 

「あ~、鳥さんだ!やっほ~!」

 

イリナが入った瞬間背中の翼を出して

ポーズを決めると白い羽が部屋中に広がる。

 

どうやら、探し人ではなかったようだ。

 

「なんで、ここにジークがいるの?」

 

「手を貸しに来てやった。ありがたく想え」

 

「いつも通り、上から目線やな」

 

「で、鳥さんはパス持ってきたの?」

 

「持っていない。家来その一が

持っているのだろう?」

 

「いや、まだ合流できてないんだ」

 

「これはどういう状況だ?」

 

談笑する四人に混乱するゼノヴィア

様子の可笑しいイリナを連れてきたら

様子の可笑しい仲間が待っていれば

混乱もするだろうに。

 

「で、何度も説明してもらって

申し訳ないけど彼は?」

 

「ああ、彼はジーク、仲間っていうより

協力者ってところかな。自分勝手な性格

だから、基本、ほおっておいて大丈夫だよ」

 

「それは良いけど。残りの一人を

探しに行かないとな」

 

そのとき、

 

ピカッ!

 

床の魔方陣が光り、リアス先輩達が現れる。

 

「皆、大変よ!イッセーがぐれっちゃったのよ!」

 

「だあ、近いんだよ!放せよ!」

 

リアス先輩と腕を組んでるイッセーが

必死に抵抗していた。

 

スケベなイッセーがこんな態度!

絶対におかしい!

 

ということは。

 

「先輩!」「桃の字!」「モモタロスだ!」

 

「ああん、おあ!亀!熊!鼻垂れ小僧!

こんなとこに居やがったのか!」

 

これで、ようやく仲間が揃ったのか

 

「「だから、どういう事?」」

 

ゼノヴィアやリアス先輩達は状況が

分からず困惑している様子。

 

 

―〇●〇―

 

 

「要するに最近の事件は異世界から来た

未来人の仕業でそれを止めるために彼らが

来たが、体の維持が出来ないから五人に

憑依して今に至ると」

 

「そういう事だねお嬢さん」

 

「こんなに軽い木場も違和感があるわね

皆に負担は無いによね?」

 

「大丈夫や、体を貸してもらってるだけで

負担はないからな」

 

「男らしい、小猫ね。確かに大変な事態だけど

それよりも問題は」

 

リアス先輩の視線の先には。

 

「異世界の未来人?」

 

「悪魔に天使?」

 

知り合いがとんだファンタジーだったのか

 

俺達の正体を知り驚きの新聞部の面々。

 

「教えるつもりは無かったですけど、

今のドタバタで言い訳のしようも

なかったですからね」

 

「このことは後で、話し合いましょう。

今はこの事件の解決するのがさきね。

後は彼らの契約者と合流しましょう

リアスもそれでいいわね」

 

「ええ、わかったわ」

 

部長の呼びかけにリアス先輩も

動揺しながらも答える。

 

するとモモタロスが叫ぶ

 

「よっしゃ!話が決まれば、

さっそく良太郎を探しに行くぜ!」

 

「「「おおお!!」」」

 

 

―〇●〇―

 

 

モモタロスに連れられて俺達は

最初に電車を探していた自然公園へと

やってきた。

 

「まさか、またここにやってくるとはな」

 

電車探してた時は何も見つけられなかった

ってのにさ。

 

「それで、モモタロスの鼻を頼りにここ

まで来たけど、モモタロスってこんな

距離までわかるなんてすごいんだな」

 

「まあなぁ~」

 

褒められて、照れるモモタロス。

 

「いやあ、先輩の鼻は結構凄いんだよ

鼻だけはね」

 

「そうやで、鼻は凄いんや」

 

「そう、バカだけどね」

 

「おい!誰が馬鹿だ!」

 

四人が突然喧嘩を始めてしまう。

 

「ちょっと、その体で喧嘩

しないで頂戴!」

 

リアス先輩が四人の喧嘩を慌てて

止めに入りなんとかその場は

おさまった。

 

「喧嘩はいいから、良太郎って人を

速く探そうぜ!もう近くにいるのか

モモタロウ?」

 

「モモタロスだ!間違えるなよ!」

 

「悪い悪い。つい」

 

「ったくよ、でも匂いなんだがよ、

なんだか変な匂いが混じっていて

これ以上細かい場所までは分から

ないんだよ!でもよこの匂い

どこかで嗅いだことあるような

無いような?」

 

モモタロスも頭を悩ませている

どうやら鼻での捜索も此処までのようだ。

 

「ちょいまち!あれを見てみい!」

 

キンタロスが指さす方を見ると

建物が薄れてゆき消えてしまう。

 

「ああ、あっちも」

 

リュウタロスが指さす方でも

同じように建物が消えてしまった。

 

「ちょっと!これは、何が起きてるの?」

 

「しるか、俺達にもさっぱりだ!」

 

部長の質問にモモタロスが怒り

ながらも答える。

 

「これは、悠長にしている暇は

無いのかもしれないね」

 

ウラタロスが深刻そうに呟く。

 

「んん!おいそこに誰かいるのか!」

 

モモタロスが指さした方から

誰かがゆっくりと歩いてきた

木が密集しており暗がりで

その人物が誰かわからなかったが、

突然、軽快な音楽が流れる

 

「…変身」

 

『SCULL FORM!』

 

歩いてきた男にアーマーが装着され、

海賊のような戦士が姿を現す。

まさにその姿は。

 

「なっ!仮面ライダー!?」

 

「こいつは幽霊野郎!

前に倒したはずだろう!」

 

「へ、お前達を倒すために生き返ったのさ!

ここで全員始末してやる!」

 

「なろう、変身出来なくても

ただでやられるかよ!」

 

「おっしゃ!いくで!」

 

モモタロスたちが自身の武器を

取り出し仮面ライダーと戦いだす。

 

こいつ、時間犯罪者か!

目的が俺達の始末なら!

 

「リアス先輩!こいつの相手は

俺達でやりますので、新聞部の

皆をお願いします! 変身!」

 

俺はクウガに変身し、戦いに参加する。

 

「な、ユウスケの姿が変わった!」

 

「あれが悪魔の姿って事!?」

 

「いいえ、あれはこの町を守る仮面の戦士

仮面ライダークウガよ」

 

最近、都市伝説で聞いたことがあるな

 

「私も聞いたことあります。

それがユウスケ先輩だなんて」

 

 

―〇●〇―

 

 

「このやろう!」

 

モモタロスが青龍刀を持って斬りかかるが

軽くあしらわれてしまう。

 

「はあっ!」

 

「ドスコイ!」

 

ユウスケとキンタロスが同時に殴りかかるが、

またもよけられてしまう。

 

こいつ!さっきから避けてばかりじゃないか!

 

「おいおい、良いのか?俺の事攻撃してよ?」

 

「それは、どういうことだ!?」

 

「こういうことさ!」

 

霊汽から半透明の男性が浮かび上がる。

 

「「「「良太郎!?」」」」

 

な、まさか人質か!?

 

「隙あり!」

 

動揺する俺達の隙を突き、

霊汽がキンタロスに斬りかかる!

 

「危ない!」

 

ズバァァア!

 

ユウスケは生身のキンタロスを庇い

剣で切られてしまう。

 

「すまん、助かったで!」

 

「いや、小猫ちゃんは生身だからな

助けるのは当然だ」

 

そう、俺以外は生身だ皆本来の体じゃないから

思うように戦えてないのか。

それなのに人質まで取るなんて。

 

「くっそー!これじゃあ、思うように

戦えないじゃねぇか!おい小僧!

良太郎なら大丈夫だ!そこまでやわじゃねえ。

あいつを疲弊させれば俺が良太郎の体を

取り戻せる!」

 

なるほど、そういう事なら

遠慮は無しだ!

 

「なら、こいつの相手は俺がする四人は

手を出さないでくれそいつらは悪魔とは

いえ生身だからな分が悪いだろう!」

 

俺はそう言い霊汽へと挑む。

 

「だあ、見てるだけなんてできるかよ!

小僧!お前の体を俺に貸してもらうぞ!」

 

イッセーから赤い人魂が飛び出してくると

ユウスケに取り憑く。

 

 

「俺、参」

 

決め台詞の途中で青い人魂がユウスケに入り

モモタロスははじき出されてしまう。

 

「上!っておい亀公!何すんだよいいところで

うわ~、すっごい中途半端~」

 

「まずは僕に行かせてもらうよ」

 

おいおい、俺の体を勝手に使いやがって!

 

ウラタロスがウラロッドを構えると、

クウガの姿が青のクウガ(ドラゴンフォーム)へと姿を変え、

ロッドも専用武器ドラゴンロッドへと変化した。

 

この姿は、五代さんや東城の!?

なんで急に変身できるようになってんだよ

 

「へえ君も姿を変えられるんだ。

でも武器まで変わっちゃったよ

まあ、これはこれでいいかもね

さあ、お前僕に釣られてみる?」

 

「しゃらくせぇ、姿を変えたってよぉ!」

 

カンッカンッ!

 

ウラタロスはロッドを巧みに使い

霊汽の攻撃を捌いていく。

その動きは流れる水のごとく優雅なものだった。

 

「そろそろ、僕も遊ぶ!」

 

次は自分もと紫の魂がユウスケ入り込むと

クウガの姿も緑のクウガ(ペガサスフォーム)へと変化する。

 

「ええ~、僕色は紫が良かったのに~」

 

『いや、クウガのフォームで銃持ってる

のはこの姿だけなんだよ』

 

「まあ、いいやぁ。でも、この姿気持ち悪いな

でも、お前倒すけどいいよね?答えは聞いてない!」

 

ペガサスフォームは聴覚が強化された姿だ

あまり長時間の戦闘は出来ないから

速攻で終わらせよう!

 

バババンッ!

 

ペガサスボウの連射は疾風の如き

速さで霊汽を射抜く!

 

「ぐあぁ!」

 

よし!このままトドメだ!

 

「僕もういいや、後は熊ちゃんにあげる」

 

『いや、そんなのあり!?』

 

「よっしゃ、俺の出番や」

 

リュウタロスが体から出ていくと

入れ替わるように黄色い魂が入り込む

 

クウガの姿も紫のクウガ(タイタンフォーム)に変化する。

 

「おい、俺のマサカリが剣になってもうたで!?」

 

『この姿だと武器は剣一本だね』

 

「しかたない。剣は使えんから

拳で行くか!俺の強さにお前が泣いた

涙はこれでふいとき」

 

キンタロスはゆっくり霊汽に近づき

張り手を繰り出す!

 

「このぉ!こっちだってやられて

ばかりじゃねぇぜ!」

 

霊汽はお返しとばかりに斬りかかってくるが、

 

ガキンッ!

 

「な、こいつなんて硬さだ!」

 

タイタンはどんな攻撃をも耐える

まさに不動の山の如き防御力を持つ

只の剣戟では意味はないだろう。

 

「そんな攻撃じゃあ、俺には効かんで!」

 

ドガッ!

 

「おい熊公!そろそろ俺に変わりやがれ

いい加減終わらせるぞ!」

 

「仕方ない、桃の字後は任せるで!」

 

「よっしゃあ!俺、再び参上!」

 

モモタロスがユウスケに取り憑き

クウガも基本の真紅のクウガ(マイティフォーム)へと姿を変える。

 

「おい!俺にも武器をよこせ!」

 

『いや、この姿は拳で戦うから

武器は無いんだ』

 

モモタロスは地団駄を踏み怒り出す。

 

「あいつらだけとかおかしいだろ

俺にも剣とかだせよ!」

 

はあ、全く子供かよ。

 

「おい!イッセー!アスカロンを貸してくれ!」

 

「へあ、あれ?俺どうしてこんなところに?」

 

「イッセー!良いから早くアスカロンを!」

 

「ああ!」

 

『Blade!』

 

俺の叫びにイッセーは慌ててアスカロンを

飛ばしてくる!

 

『モモタロスもこれでいいだろう?』

 

「よっしゃあ!言っておくが、俺に前振りはねえ

最初からクライマックスぜ!いくぜ!いくぜ!」

 

モモタロスはアスカロンを振り回し霊汽に

斬りかかる!

 

ザンッ!ザンッ!

 

「くそぉ!コロコロ姿かえやがってぇ!」

 

ザシュッ!

 

「それなら、これならどうだ?」

 

霊汽は変身を解除し生身へとなる。

 

クソ!生身を攻撃なんてできねえじゃねえか!

 

「二度も同じ手が通じるかよ!」

 

クウガから赤い人魂がと勢いよく飛び出し。

霊汽へと吸い込まれ、黒い人魂をはじき出す

 

『ありがとう。皆助かったよ』

 

「へっ、話は後だ良太郎!偽物に好きにされたが

本物の電王の変身見せてやろうぜ!」

 

『ウラタロス!キンタロス!

リュウタロス!いくよ!』

 

モモタロスが腰にベルトを巻く。

 

「待ってたで!」「行きますか」

 

「やったー!久しぶり!」

 

「変身!」

 

『CLIMAX FORM!』

 

モモタロスがベルトにパスをかざすと、

三人が仮面になりモモタロスに集まる

それぞれが、胸と肩にくっつくと

桃の仮面が顔に割れて装着される。

 

『わーい、懐かしい

けど、やっぱり気持ち悪い』

 

「うるせえ!一発で決めるぜ!」

 

『よっしゃあ!』『いつでもどーぞ』

 

電王が腰の武器のパーツを空へ投げ、

パーツを剣へと合体させる。

 

「よっしゃあ!」

 

電王が走り出すと良太郎に取り憑いていた

ゴーストイマジンが実体を創ると剣を

構えて同様に走ってくる。

 

二人がすれ違う瞬間、同時に剣を振り下ろすが、

電王は紙一重で避けており、その剣は胴体を

切り裂き、振り返り時の返す刃で胸を斬りつける!

 

「必殺!俺達の必殺技!」

 

ザンッ!

 

「クライマックスバージョン」

 

ザシュッ!

 

ドガァァァァアアアアアアアンッ!

 

イマジンは緑の爆炎に包まれて爆発する。

 

 

―〇●〇―

 

 

俺達は今後の話をするために一度

オカルト研究部へと戻ってきた。

 

「君達も助けてくれてありがとう

モモたちがお世話になったみたいで」

 

良太郎は改めてユウスケ達に礼を言う。

 

「いや、俺達も今回の事件を追って

いたからな。協力するのは当然だよ

それで、あのイマジンを倒したから

これで事件は解決するのか?」

 

俺の質問に良太郎は首を横に振り答える。

 

「いや、あいつは今回の犯人の一人でしか

ない。今回の犯人は複数いるんだ」

 

「おい、どういうことだ良太郎!」

 

モモタロスが良太郎を問いただす。

 

「モモタロス達は見てなかったかもしれないけど、

デンライナーが襲撃されたとき、僕はたまたま

見たんだ、襲ってきたのがガオウライナー、

幽霊列車、ネガデンライナーの三両だったのを」

 

「「「「なんだって!」」」」

 

良太郎から教えられたのはまだ見ぬ

敵の正体だった。




ゴーストイマジンを倒したユウスケと電王
だったが、復活した仮面ライダーは一人では
無かった。時間改変を阻止するため。
ユウスケ達は過去へと向かう。

次回、第86話「俺、参上」

是非見てくれよな!

外伝でやってほしいコラボは?

  • 仮面ライダークウガ(五代雄介)
  • 仮面ライダーディケイド
  • 忍者戦隊、忍風戦隊、手裏剣戦隊揃い踏み
  • その他(希望があれば感想へ)
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