幽汽の強さは予想よりも上だった。
奴を倒す策はあるのか!?
俺達は幽汽に連携攻撃を仕掛けたが、
相手の力量はすさまじく破れてしまった。
「先輩!」「しっかりせい良太郎!」
そこにネガ電王を相手していた三人が
駆け付けてくれる。
「くっ、こいつ前に戦った時よりも
強くなってやがる!」
「お前達がここにいるってことは奴等は
負けたのか…。使えない奴等だ」
こいつ、あいつらだって悪者だけどよ…
「あいつらは味方じゃないのか…
自分の目的に力を貸してくれた奴
相手にその言い草は無いだろぉ!」
俺は幽汽の言葉に怒りを覚えていた!
「何を怒っているんだ?あいつらは
お前にとっても敵だろう。奴らは
貴様らを消すのに使えると思って
利用していたに過ぎない。実際は
使えなかったがな!」
許せない、人を人とも思わないこいつが!
そんなこいつに手も足も出ない俺も許せない!
俺が怒りに震えていると、とっさに呪文が脳裏に浮かぶ、
俺はレイピアを向け叫ぶ!
「ザケルッ!!!」
ドカァァァアッ!
「ユウスケ、お前…」
何だ、この呪文はさっきまで使っていた
サンダーよりも威力が上だ…。
下手したらサンダラよりも上なんじゃ、
「急に力が上がっただと?これだから
魔法なんてよくわからないものは嫌いだ」
勝てるのかこの魔法なら!
「ザケル!」
ドン!
もう一度打ち出した雷は先ほどに比べて
同じ魔法とは思えないほど、弱いもであった。
「ふざけてるのか?弱いにもほどがあるぞ」
なんで?さっきはあんなに強かったのに?
『心を強く持て、心の強さが呪文の強さとなる』
女性の声が聞こえ振り返ると、グロンギ族の女王
オルガが俺を見下ろしていた。
「オルガ!?どうしてお前がここに!?」
「どうした?ユウスケ誰かいるのか?」
モモタロスが俺の様子に驚いているが、
もしかして皆にはオルガが見えていないのか?
「心を強く?」
『そうだ、君に渡した力は心の強さを術に変換する力だ』
心の強さ…。だから最初の呪文は
あれだけ強力だったのか。
「プロモーション!ビショップ!」
俺がビショップに昇格すると、
鎧に金の装飾が付き、『
に変身する!
『元々、グロンギ族の強者だけが使える力だ、
この力を使って、あの若造に目にもの見せてやれ』
「気は済んだか?」
幽汽は独楽を取り出してこちらへ放ってくる!
このままでは皆に当たる!
いや、俺が守るんだ!
「ラシルド!!!」
ガンッ!
レイピアを地面に突き立てると、
雷の大楯が地面より生えてくる!
「なっこれは!?」
バリッバリッバリッバリッ
盾に防がれたコマが雷を纏い幽汽へと跳ね返される!
「ぐぅわぁあ!」
「最後はこいつだ!ジケルド!!!」
シュボッ!
レイピアの剣先から光球が現れて幽汽に向かって
ノロノロと進んでいく!
「こんな鈍い攻撃食らうわけないだろう!」
幽汽がそういった時、光球がしぼんで消え。
奴の体が光り出す!
「あれはいったい?」
自分で出した呪文だったが、効果は分からない
いったい何がおきているんだ?
カッ、カカカ
先程からの戦闘で出た鉄くずが奴にくっつきだす。
まさか、磁力の付与か!?
ドンッ!
近くにあったダクトなどが壁から離れ
幽汽を拘束する!
「二人ともこっから一気にクライマックスだ!」
「馬鹿野郎!俺は最初からクライマックスなんだよ」
『FULL CHARGE』
「行こう!二人とも!」
良太郎がデンカメンソードの仮面を一回転させると
剣先から金色のレールが伸びていく!
俺達三人がレールに乗り幽汽に突撃する!
「俺達の必殺技!」
「三連結!電車斬り!」
奴の直前でレールが『*』の形に分かれ
すれ違いざまに斬撃を放つ!
ザンッ!ザンッ!ザァンッ!
ドォオン!
「おい、良太郎!今の技名なんだよ!
センス無いだろう!」
「ええ、そうかな?」
モモタロスはどうやらさっきの
技名に不満があるようだった。
「おい、ユウスケお前ならどうつける?」
「俺っすか、そうだな『ライジング
フルスロットルブレイク』ですかね」
「お前もか!長いんだよ!もっと
カッコイイ名前考えろよ!」
ええ、かっこいいと思うんだけどな…。
俺の技名もモモタロスにダメ出しを食らってしまった。
「まって先輩!あいつまだやられてないよ!」
爆炎の中を見ると奴がゆらりと立ち上がるところだった。
「まだだ…。まだ終わっていない!」
そこへ、幽霊列車が現れ、幽汽を乗せて上空へと
昇っていく!
「やろう、何をする気だ!」
ブオォンオォォン!
そこに、ゼロライナーとデンライナーが現れ
幽霊列車を追う。
「侑斗と幸太郎か!」
「よし、やっちまえ!」
そこへ更にガオウライナーとネガデンライナーが現れる!
突然現れた二両に驚くと、幽霊列車が上空の
宝珠を飲み込んだ!
「な、なにを!!」
「列車合体…」
幽汽がそう呟くと、幽霊列車の両側面にネガデンライナー
が合体し、更に外側にガオウライナーが連結される。
連結したまま列車が立ち上がり巨人へと変形する。
「完成…トッキュウレイオー」
「おい、あれってトッキュウジャーの
ロボじゃねえかよ!」
トッキュウジャー?ニンニンジャー
みたいな戦隊が他にもいるのか?
「合体したなら的が一つになっただけだろ?
攻撃を集中すれば倒せるんじゃ?」
ドォオン!ドォオン!
俺がそう言った時、ちょうどデンライナーと
ゼロライナーによる同時攻撃が行われた。
だが、こちらの同時攻撃ではロボにそれほどダメージは
与えられていなかった。
「嘘だろ!?まともに食らったのに、
装甲が強化されているのか?」
モモタロスもロボの強靭さに驚愕する!
「なあ、あのロボを倒す手段はあるんだよな?
こっちの列車もロボに合体するとかできるんだろ?」
俺の質問に良太郎が首を振り否定する。
「デンライナーにロボに合体する機能は無いんだ」
ならどうする?俺達の攻撃が効かないんじゃ
ロボを倒すことが出来ないんじゃないか!
「これで終わりだ!この力さえあれば!
これでソラを取り戻せる!」
トッキュウレイオーは両腕のワニの頭部を
こちらに向けエネルギーを収束している。
あの装甲をどうにかできれば、デンライナーの
攻撃で倒せるはずだけど、どうすれば?
『フフフ、面白いことやってるね』
『フン、この世界を壊すなぞ、流石に看過できんな』
二人の男の声が聞こえ振り返ると、そこには
ダグバとガミオ、二人のグロンギ族の王が立っていた。
『お前達がクウガに手を貸すなんてな』
オルガもこの状況は予想外のようであった。
『俺達の力を今だけ貸してやる呪文を強化すれば
あのデカブツを何とかできるはずだ』
『王の力だよ飲まれないね?』
『ユウスケ、心を強く、覚悟を持って
心に浮かんだ呪文を叫べ!』
覚悟?そんなもの最初からあるに決まってるだろ!
「おおおおおおおおおお!!!
あのデカブツを打ち砕け!!!
第四の術バオウ・ザケルガ!!!」
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!
呪文を唱えると剣先から見上げるほどの金色に
輝く雷の龍が現れた。
「な、なんだ!この化け物は!?」
BAOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOh!!!
バオウはトッキュウレイオーに
口を大きく開き食らいつく!
バギャャァァアッ!!
バオウ・ザケルガを食らったトッキュウレイオーは
至る所にヒビが入り、至る所から火花が散っていた!
「やるじゃねえか!これならやれる!
行くぞ!幸太郎!」
「了解!」
ゼロライナーを先頭にデンライナーと連結し、
ドリルや砲台を展開するアタックモードへと
変形する。
ブオォンオォォン!
ゼロライナーはドリルを高速回転しトッキュウレイオー
へ突貫する!
バキィッ!バキィイッ!
「そ、そんな、なぜお前達は俺の邪魔を…」
ドガァァァァアアアアアアアンッ!
ゼロライナーは幽霊列車を宝珠もろとも貫き
トッキュウレイオーは爆散する!
―〇●〇―
幽汽を倒した後、町は時を巻き戻したかのように
修復されていく。
「はぁ~ようやく一息付けるぜ」
俺達がデンライナーへ戻ると、新聞部の皆が
床に倒れていた!
「この状況は何があった!?」
「何もこうもねぇよ!この電車は自転車で
動かしてんだぞ!あの戦闘中こぎっぱなしで
疲れたんだよ!」
服部先輩がそう叫ぶ!
そういえばそうか、俺達は何も考えてなかったけど
皆も辛い目にあっていたのか。
でも、帰る時も自転車に乗らないといけないのか。
「服部先輩は忍者なら分身して
頭数増やせないんですか?」
「馬鹿野郎!全員俺なら交代にもならねえよ
ただ、倍疲れるだけだ!」
「でも帰りも皆でこがないと時間越えられないですよ」
「くそ、必死に目をそらしていたのに
現実を突きつけてきやがって、
なら休憩させろよ!流石にぶっ続けは
忍者だろうと不可能だは!」
「その必要はありませんよ」
そこへ、オーナーが入ってくる。
「おいおい休憩なしなんて鬼かよあんた!」
オーナーの言葉に驚く服部先輩だったが、
「いえ、そうではなく、修理を依頼で
ターミナルから修理業者が来たのでようやく
修理が完了しました、これでいつも通り走ら
せることが可能です」
「「「「やったぁ~!!!!」」」
嬉しいニュースだったが、
新聞部の皆が一番喜んでいる。
それだけ自転車が嫌だったのか、
「それでは元の時代へ帰ると致しましょう」
そうして俺達を乗せたデンライナーは
現代へ走り出したのだった。
―〇●〇―
俺達は現代の旧校舎前へとやってくる
俺達がデンライナーを降りると、
イッセー達の中からモモタロス達が
イマジンの姿で現れる。
「ここでお別れです。我々は元の世界へと
戻りますので」
オーナーがそう言うと俺達は向かい合う。
「おい、イッセー悪かったな。色々
無茶しちゃってよ。今回は助かったぜ」
「いや、俺だって鍛えてるからな。
これぐらいなんでもねぇよ」
モモタロスがイッセーに声を掛ける。
「君も僕に負けないぐらいいけてるからね
今度会った時は女性の口説き方を教えてあげるよ」
「いや、悪いけど遠慮しとくよ」
ウラタロスも木場と話している。
「小さいんやからもっと食べなあかん、
沢山食べて大きくなるんやで!」
「余計なお世話です…」
キンタロスは小猫ちゃんの頭を撫でて
そう言う。今でも十分食べてるけどなぁ。
「いろいろ面白かった、また遊ぼうね」
「はわわ、よろしくです」
ギャスパーもリュウタロスと打ち解けられたようだ。
すると、イリナが周りを見渡して
誰かを探してるようだ。
「どうしたんだ、イリナ?」
「それが、鳥さんがいないの」
ジークが?
そこで俺も周りを見るが確かに何処にもいない。
「ジークさんなら、どこかへ行ってしまいましたよ」
ジークを探す俺達にオーナーが答える。
「そんな…」
最後に挨拶したかったけど、もういないのか。
イリナもどこか寂しそうだった。
「ユウスケ君、今回は大分助けられたよ」
そこで、良太郎君が声を掛けてくる。
「いや、俺も強くなれたからね
最後の龍は自分でも驚きだけどな」
あれはオルガたちの協力があったから
だからな今後も使えるかわからんからな。
「また、出会える機会があれば今度は僕達が
君達を助けるよ。ライダーは助け合い
だからね」
ライダーは助け合いか、なんかいいなそれ。
「でも、元の世界に戻るならもう会う事も
無いだろう?」
「いえ、今回の件で私達の世界とこの世界
につながりが出来ましたので、もしかしたら
また訪れる機会があるかもしれません」
オーナーがそういい列車に乗り込む。
「それでは皆さん、またの機会に」
「じゃあ、またね」
「さらばや」
「バイバーイ!」
オーナーに続き、ウラタロス、キンタロス
リュウタロスが続いて乗り込んでいく。
「じゃあな、ユウスケ!また会おうぜ!」
「じゃあねユウスケ君」
モモタロスと良太郎君が乗り込むと
扉が閉まり、列車がゆっくりと進みだす。
「みんな~ありがとな~!
また、あおうぜ~」
空を走るデンライナーは銀色のオーロラの中へ
消えていく。
列車が見えなくなるまで、
俺達は手を振り続けていた。
―〇●〇―
デンライナーを見送った俺達は家に帰ってきた。
「それにしても、今回の噂もニュースに出来ない
物だったはね。まさか時間旅行をすることになるなんて」
奈美先輩はそう言い、玄関の扉を開ける。
「でも、私達の救いを求める人がいるんだから
過去だろうと未来だろうと何度でもいてあげるわ」
イリナもいつも通り、不思議に事言ってるな。
「あら、ユウスケ戻ったのね。ちょうどよかった
お客様が来てるからリビングに通してあるわよ」
お客?誰が来たんだろう?
「お客ってどんな人?」
「う~ん、よくわからないけど
変わった人だったわね」
変わった人?いや、心当たりが多すぎるな
とにかく、リビングに行くか。
ガチャッ!
部屋に入ると白い羽が視界に移ってくる。
「遅かったな。私を待たせるとは心掛けがなっていないぞ
だが、私の心は広いからな、許してやろう」
「ジーク!」「鳥さん!」
なんでこいつがここに!?
「自分の世界に帰ったんじゃないのかよ」
俺がそう聞くと、ジークは立ち上がり答える。
「そこの飛び方も知らない我が同胞には
世話になったからな成長するまでは世話を
してやろうとおもってな。ありがたく思え」
「もしかして同胞ってイリナの事か?」
「そうだ、私と同じく白き羽根を持つものだ
聞けば、羽根が出来てから日が浅いという
なら上の者として、育ててやるのも務めであろう
それで、しばらくはここでやっかいになる。
この家は私が住むには十分な大きさだからな」
嘘だろ!ここに住むのかよ!?
「わあ、いいね一緒に住みましょう!」
イリナは嬉しそうにしている。
またこのパターンか。
こうして時をかける俺達の冒険は
幕を閉じるのだった。
駒王学園にやってきた北欧の主神
オーディンの爺さんがやってきた。
護衛を任された俺達だったが、
そこへテロリストがやってくる!
思わぬ共同戦線にて向かい打つ!
「速く、もっと速くだ!」
グロンギ族の更なる刺客!
相手はゴ族、遥か格上を相手に
ユウスケは勝てるのか!
最速のビジョンを見逃すな!
第7章「放課後のラグナロク」
是非見てくれよな
外伝でやってほしいコラボは?
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仮面ライダークウガ(五代雄介)
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その他(希望があれば感想へ)