今後の予定に思いをはせる
ユウスケ達だったが、
そこへ予期せぬ知らせがやってきた!
町にある廃工場。
そこに俺達グレモリー眷属+イリナは訪れていた。
既に日は落ちていて、空は暗くなりつつる。
薄暗い工場内に気配が多数。さらにそれらは殺意と敵意に満ちている。
「グレモリーの眷属か。嗅ぎつけるのが早い」
暗がりから現れたのは黒いコートを着た男性だ。
男の周囲からの暗闇から人型の黒い異形の存在が
複数姿を覗かせていた。数えきれない数だ。
この狭い工場内に黒い人型モンスターが百はいるだろう。
リアス先輩が一歩前に出て冷たい声音で訊く。
「『
私はリアス・グレモリー。三大勢力にこの町を任されて
いる上級悪魔よ」
リアス先輩のあいさつを聞いて、
男の口の端を吊り上げる。
「ああ、存じ上げておりますとも。魔王の妹君。
我々の目的は貴様たち悪魔を浄化し、町を救う事
だからな」
俺達の事をゴミを見るような目で見てくる。
そう、こいつは『
派閥の構成員だ。ここのところ、この英雄派が俺達の町を
小規模に襲撃してくる。それどころか、各勢力の重要拠点
を英雄派の構成員が襲来する事件が多発していた。
最近俺達はこいつらの迎撃をしている。相手は殆どの
場合が人間なんだ。男の横から、さらに人影が二つ。
異形ではなく、人間だ。サングラスをした男性と中国
の民族衣装を着た男性。おそらく、三人とも外国の人間だ。
異形のほうは、雑兵の戦闘員だろう。雑兵と言っても下級
悪魔では相手にできないほど強い。中級悪魔以上の実力が
必要だった。それに対して俺達は中級から上級悪魔並みの
実力だ。
カッ!
イッセーの籠手が赤く輝き、
鎧を装着し、前衛として前へ出る。
「「変身!」」
『WING FORM!』
俺とイリナは変身しすぐに構えを取る。
ゼノヴィアも既にULTRAMANSUITを身に纏い、
スパークレンスを構えている。
少し距離を取り、俺とゼノヴィアで二人の補助をしつつ、
時には前衛として攻撃をしかける役目だ。中衛がイリナ、
小猫ちゃん、ギャスパー。前衛のフォローと後衛の守護を
受け持ち、中間管理的なサポートも担う。俺達前衛が打ち
漏らした敵を打倒するのが小猫ちゃんとイリナだ。
後衛はリアス先輩、朱乃さん、アーシア。リアス先輩は
司令塔をしつつ支援攻撃もする。朱乃さんも魔力で後方
から支援。アーシアはダメージを受けた前衛などに回復
のオーラを飛ばし、忍術で後衛二人のサポートをする。
これがグレモリー眷属ではなく、イリナを入れた時の
フォーメーションだ。4-3-3。イッセーが
いない時は中衛に入り、3-4-3になる。
レーティングゲームとは違う陣形だった。
ゲームではフィールドによって、仲間の動かし方を
決めないといけないからな。
敵が俺達のフォーメーションを確認すると、黒いコートを
着た男性が手から白い炎を発現させた。
横にいる木場が目を細める。
「っ。また
そうか、こいつもか
英雄派がよこす構成員は殆どが
神が残した『
異能の力で俺達に向かってくる。
「困ったものね。ここのところ、
ばかり戦っているわ」
リアス先輩も厄介とばかりに呟くが、その瞳には決意が
みなぎっている。炎を揺らす男がこちらへ攻撃を仕掛け
た瞬間。
ゴウッ!
イッセーが背中から火を噴かして、ダッシュを仕掛け、
同時に炎の攻撃も吹き飛ばす。
ドオオオオッ!
構成員は素早く避けたが、異形の戦闘員は十匹は一気に
屠っていた。戦闘員は倒すと宙に掻き消えるように霧散
していく。
建物の中だから力を抑えてるといってもイッセーの攻撃を
避けるなんて、かなり鍛えてるな。だけど、勝てない
相手じゃない。圧倒的に俺達の方が有利だ。
イッセーの攻撃を避けた構成員が叫ぶ。
「赤龍帝のパワーに気を付けろ!俺達じゃ一発で
やられる!だが、工場内では派手な動きはできん!」
対策されてやがる。それで、室内で待ち伏せていたのか。
イッセーのパワーなら一発当てれば大抵の
は打倒できる。だが、建物を壊すわけにはいかない状況
になれば、こちらは力を制限しなければならないって
わけだ、よく考えられてやがるよ。
だがな、対策しているのはお前らだけじゃないぜ!
ドウッ!
小型のドラゴンショットを放つ!
この一撃で今まで襲来してきた英雄派の構成員を
何度も返り討ちにしてきた。小規模でも十分な威力を
もつ必殺技だが。
ズヌンッ!
なっ!ドラゴンショットが消えただと!?
相手に当たる瞬間、工場内の影が伸びてイッセーの
攻撃を飲み込んだように見えた。影を操る能力か?
やったのはサングラスをかけた男性だ。
「超変身!」
ヒュッ!
俺は
俺の剣がサングラスの男性に当たる瞬間、奴の影が素早く
動き剣を飲み込んだ!刹那!
ビュッ。
俺の影から剣が勢いよく飛び出してきた!
咄嗟に体をひねって回避し、距離を取る。
「クソ、影で飲み込んだ物を任意の影へ転移できる
能力か。攻撃を受け流すカウンター系のヤバイ
だな」
待てよ。じゃあ、さっきのドラゴンショットは!?
ブオンッ!
空気が震えると共に建物の影からイッセーのオーラを
感じた!そちらを見れば真っ赤な魔力の弾がこちらに
向かってくる!
目標はアーシアか!
異形の戦闘員をスパークレンスで大量に屠っていた
ゼノヴィアもアーシアへの攻撃に勘付いたようだ。
だが、うちのアーシアを舐めるなよ!
自分に向かってくる魔力弾にアーシアは冷静に
忍手裏剣を取り出した。
『水の術!ジャブジャブジャー!』
「手裏剣忍法!鏡花水月の術!」
アーシアの前方に水の盾が現れる!
ボォォォオオオンッ!
ドラゴンショットが水の盾に当たる。本来なら攻撃を
跳ね返すが、小規模といってもイッセーのドラゴン
ショットだ跳ね返せず、盾が水蒸気爆発にて激しく
弾けて、工場内に爆風を巻き起こす。
「アーシアには指一本触れさせない!」
ゼノヴィアが青の鎧、スカイフォームとなり
瞬時にアーシアの盾となり爆風から守っていた。
アーシアは戦闘の要である大事な回復要因だ、
何かあったら即座に誰かがサポートに入れる様に
なっている。だが、アーシアだって戦闘力はある
簡単には落とされないさ。
ビュゥゥゥゥッ!
爆風の中、視界の隅に青く光り輝く何かが映り込んだ。
そちらへ目を配ると民族衣装の男が光の弓で光の矢を
撃ちだす瞬間だった!
光。ヤバイ!光は俺達悪魔にとって猛毒だ!
道の部分が多い
あの光の矢にどんな能力があるか分かったものではない!
鎧を着たイッセーとゼノヴィアはともかく、
生身の味方に当たれば危険だろう!
光の矢が放たれる!しかも空中で軌道を変えた!
撃ちだした後で軌道を変えられる能力か!
バチッ!バチンッ!
俺の後方から何かが飛来し、
相手の光の矢を打ち落としていく!
「ふむ、私の睡眠を邪魔するなど無粋だぞ賊共」
『光なら私達に任せて頂戴な!』
振り返ればイリナがブーメランをキャッチしていた。
おそらくあれを投げて光の矢を打ち落としてたのだろう。
パキパキッ!ビュッ!
何かが凍る音。そして空を切る音!
朱乃さんが間髪入れずに小規模な氷の槍を魔力で作り出し
光使いへ放った。
しかし、例の影が伸び、槍を吸い込んでしまった。
その氷がリアス先輩の影から出てくるが、リアス先輩は
何事もなく避けていた。
例の影が光使いの周囲に展開し、影の壁を作り出していた
影の壁から光の矢と炎使いの白い炎が飛んでくる!
「よっ!」
すぐさま前衛のイッセーが反応し、
全ての攻撃を叩き落す。
影の壁は厚くこちらから敵の姿は確認できないが、
先ほどの攻撃を見るに相手からはこちらの様子は
わかっているようだな。
「ギャスパーくん!データは?」
木場が相手から視線を外さずに訊く。
後方で機械を操作していたギャスパーが応える。
「は、はいぃぃっ!で、出ました!そ、そちらの方が
炎攻撃系
カウンター系
さ、最後にあちらが光攻撃系
ですぅっ!」
そう、ギャスパーはアザゼル先生が開発した機械で相手の
スキャンマシンは大いに役立っている。
では相手の能力を知ることが出来きとても有効だ。
「ギャスパー、調べ終わったら、
イッセーの血を飲んでおけ!」
「は、はい!」
ギャスパーにはイッセーの血を入れた小瓶を持たせ
ている。いつでも時間停止の
にするためだ。
普段町中の戦闘では、ギャスパーは体の一部をコウモリ
に変えて、戦場全域広範囲に飛ばしている。他に相手が
どこかに隠れていないか、探るためだ。
小猫ちゃんも仙術で周囲の気を探ってる。一年生の二人は
索敵要員も兼ねていた。ギャスパーの眼は強力だが、
ことも多かった。
奴等は時間停止の能力についても対策しているようで、
ギャスパーが双眸を光らせて顔を向けると、
所有者を守るように異形戦闘員が瞬時に反応して盾と
なり、時間停止を防いでいた。
イッセーやギャスパーの強力な
や回復要因のアーシアを狙ったり、悪魔の弱点である
光使いが居るのも対策の一つだ。
「強くなればなるだけ、攻略対象となり、
対策の研究が進む。ってところかな」
木場が皮肉気に微笑んだ。
対策か、俺への対策は今までこれと言ってされた覚えは
ないけど、今後は何かしらの対策がされるかもしれない
ってことだな。時間が出来たら俺達の弱点を再度洗い出
した方がいいかもな。
いや、今は目の前の敵に集中しよう。
まずは悪魔の天敵である光使いの排除だよな。
木場も同じことを考えていたようで視線を影の防御系
すると、戦闘員が阻むように
前へ出てきた。まだ雑魚は多く残ってるな。
あの影を消すにはどうする?本体を狙えればいいんだが、
影の防御を突破する術なんて俺達にあるのか?
いや、違うな俺は『
戦術なんかは俺が考える事じゃあないな。
そこで、リアス先輩が俺達に指示を送る。
「前衛組、イッセー、ユウスケ、祐斗、ゼノヴィア、
支持を出すわ。イッセーは炎使いを。ユウスケは光使い
を。祐斗は影使いを狙って!ゼノヴィアは雑魚のほうを
蹴散らして二人の活路を開いて!中衛、後衛は前衛を
全力でサポート!雑魚を全部屠るわよ!」
『了解!』
全員が応じ、一気に動き出す!
ゼノヴィアが先行して動き出し、スパークレンスで
戦闘員を一気に蹴散らしていく!
戦闘員が霧散していった先に俺達、
それぞれの目標が見えた!
俺と木場が速攻で距離を詰め、光使いを覆う影の
壁へ斬りかかった!ドウンッ!吸い込まれる刀身!
さあ、何処からくる?
ビュッ!飛び出した先は炎使いへ向かって
いたイッセーの影だ!
「イッセー!それを躱して、影へドラゴン
ショットを撃ちだしなさい!」
イッセーはリアス先輩の指示に従い剣の攻撃を避け
自身の影に向かって赤い魔力の弾を撃ちだした!
ドンッ!ドンッ! ドウンッ!
すると、イッセーの影に魔力の弾が吸い込まれていく!
なるほどね、影自体がゲートになっているから、
逆に利用するのか!
「ユウスケ!祐斗!影が繋がっているから、
ドラゴンショットがそちらに帰ってくるわ!
出現する前に影の中でドラゴンショットを
両断して爆散させて頂戴!」
「「了解!」」
リアス先輩の指示に従い、タイミングを合わせて
俺達は影の中で剣を振るった!
ドオオオオオオオオンッ!
「ぐわっ!」
何かが被弾する爆音と、悲鳴!
そちらを見れば影使いが爆発で吹っ飛ばされていた!
「影の中で攻撃が弾ければどうなるか試してみた
のだけれど、どうやら処理できずに自分の元へ来て
しまったようね。攻撃そのものを受け流すことが
出来ても、弾けた威力までは受け流すことが
出来なかった」
流石の機転に感心していた俺達の中、イッセーへ光の矢が
飛んでくる!その色は青ではなく緑だった!
「っ!?」
突然の攻撃に驚きながらも回避するイッセーだったが、
今のは完全に虚を突かれた攻撃だった。敵の気配を
感じなかったのはそうだが、まさかの伏兵がいたとはな。
リアス先輩が工場内の影に視線を向けた。
「もう一人いるようね。影は媒体として、安全圏内
の外から光の矢を放っているんだわ。影の使い手を
倒しても少しの間は影に能力が残るのね…」
マジで厄介な影だな。だが、影が霧散していく。
使い手が倒れて流石に能力の効果が切れたのか。
ギャスパーが機械を確認し報告する。
「す、すごいですぅ!い、今の攻撃だけで
データが出ました!『
「そちらは私がやろう。小猫、付いて来い。
相手の位置は気で探れるな?」
「…はい、ゼノヴィア先輩」
ゼノヴィアが猫耳モードの小猫ちゃんを連れて工場から
飛び出していく!
さて、俺も自分の役目を果たすとしますか。
俺は騎士の特性で加速し、弓使いへ走り出す!
「来るんじゃねぇ!化け物が!」
光使いが青い矢を連射する。
カンッ!カッカンッ!
俺は両手の剣で全ての矢を弾いていく!
「一度の撃てるのが一発だけだと思うなよ」
光使いの周囲に十発の青い矢が現れる。
この自信、これが奴の切り札か。
だがな、その程度の数がなんだ!
「プロモーションビショップ!」
俺はナイトフォームの状態で僧侶へと
プロモーションする。
「ウルソルド!」
十本の青い矢が俺に襲い掛かるが、
俺は自身に強化呪文を掛ける。
カンッ!カッカカカカッ!カァンッ!
剣速が上がってるんだ、この程度の数大したことないさ!
「俺を倒すならこの十倍は撃つんだな!」
ドンッ!
俺は剣を捨て拳を光使いに叩きこむ!
光使いが倒れるのを確認し、イッセーの方を
見ればあちらも炎使いを倒すところだった。
襲撃者の英雄派を全員倒した。
そう思っていたその時、
「…ぬおおおおおおおおっ!」
先ほど倒した影使いがふらふらと立ち上がり、絶叫した。
途端に男の体を黒いもやが包んでいく。さらに影が
広がり、工場内を包み込もうとしていた。
ぞくっ…。
なんだよこの悪寒は、あの影から妙な力を感じた。
切り札を切ったとかそんな変化じゃない、
力が変異しているようだ。
カッ!
影使いの足元に光が走り、何かの魔方陣が展開して
いった。見たこともない魔方陣だ。悪魔独特の模様
もない、アザゼル先生の使う物とも違う。
それらと違う魔方陣の光に影使いは包まれていき。
一瞬の閃光の後、影使いだけがこの場から消え去った。
「今回も無事に撃退出来たな」
戦闘も終了し俺は変身を解除して周りを見回す。
「お疲れ様です。ユウスケさん」
ケガをしたものは誰もいないが、一応アーシアに
回復してもらっている。
敵の戦闘員は全部霧散。残っていた奴らは影使いが逃げた
瞬間に消え去った。
「意識よ意識よ、眠れ~」
ギャスパーがトンボを捕まえる様に指を回して、
ヴァンパイアの能力だ。
リアス先輩と朱乃さんは捕まえた二人を冥界に送るため、
魔方陣を制作していた。生きて捕らえた構成員は冥界に
送ることとなっている。
あとはゼノヴィア達のほうだが、
「倒してきたぞ。多少負傷させたが殺してはいない」
気を失った男性を肩に担ぎながらゼノヴィアが
帰ってくる。うしろには小猫ちゃん。流石は
ゼノヴィアだな。
その男の意識も奪い、魔方陣の中央へ。
先に捕らえた二人と共に転移させる。
「冥界への移送も終わり。まあ、今回も良い
情報を得られそうにないでしょうね」
リアス先輩がため息をつく。
今までもこうやって魔方陣で襲撃者を冥界に送って
はいるが、戦闘で負けた瞬間に英雄派に身を置いて
いた時の記憶が消去されているようだ。今倒した連中
も既に記憶はないだろうな。奴等は末端の
なんだろう。敵が各勢力の重要拠点に
送り込むとき、記憶に関する術式のプログラムを組み
込み、記憶を消去してしまう。この方法で消された
記憶は戻すのが不可能なようだ。
まあ、生きて転送できているのはいいほうだ。
「テロリストは問答無用で殺害せよ」ってことに
基本なっているからな。
そういや、俺は金の力を手に入れてから別の形態でも
プロモーションで能力の強化を重ね合わせることが
出来るようになった。同じ能力の強化で金になると
後から知ったがな、今の所は僧侶しか強化出来ない
けどね。
イッセーの方もディオドラとの一件で
だった使用回数の制約と鎧を着ていられる時間が
伸びたらしい。
「しっかし、ものを出来るだけ壊さずに戦闘するってのは
超攻撃型の俺達のチームには酷だな」
ぼやくイッセーに木場が苦笑する。
「仕方ないよ。僕達はただでさえ、強力な能力を
持っているんだから、威力を抑えて戦わないと
この町が壊れてしまうさ」
まあ、住んでいる人がいるからな、下手に建物は
壊せないし、大規模な破壊はどちみち騒ぎになる
からマズいだろう。
「これもレーティングゲームのルールのうちと思えば良い
経験になるわ。一度、手痛い結果を見ているのだから」
リアス先輩の言う通り、この先レーティングゲームを
やっていくなら。シトリー戦の様な制限のある試合だって
あるだろう。こういう戦闘に慣れていけば、同じルールが
来たって経験が生きてくるだろう。
「でも、厄介なことになってきましたね」
ため息を吐きながら木場が言う。
「どういうことだ、木場」
「刺客の
出てきたって事さ。僕達悪魔で言うところのサポート、
テクニックタイプに秀でた者達が現れてきた。最初は
パワーやウィザードタイプばかりだったのに。…こちら
の行動パターンを掌握しつつあるのか?」
たしかに、英雄派の刺客と戦うたび、戦闘時間が伸びて
いる気がする。結果としては俺達が勝ってはいるが、
こちらの動きが研究されているのは確かだ。最初は単調
だった攻撃も今では複雑な能力を者が攻めてきている。
今回の影を使う
「…先生も言っていました。
は未知の部分が多い、と」
小猫ちゃんの意見にリアス先輩も頷く。
「そう、だから、さっきみたいに特異な能力で赤龍帝、
クウガ、聖魔剣の力を飲み込んだ。直接防御出来ないの
なら、違う形でいなせばいいと気づいたんでしょうね」
「あ、あの、疑問に思ったんだけど…意見いいかしら?」
イリナが恐る恐る手をあげていた。
「ええ、お願い」
リアス先輩に促され、イリナが話し始めた。
「私達を研究してるとか攻略しに来たってわりに、
英雄派の行動って変だと思うのよ」
「変?」
怪訝に返すゼノヴィアにイリナは頷く。
「だって、私達を本気で研究して攻略するなら、
二、三回ぐらいの戦いで戦術家はプランを組み
立ててくると思うの。それで四度目辺りで決戦
を仕掛けてくるでしょうし。でも、四度目、
五度目とそれは変わらなかった。随分注意深いなー
と感じたけれど…。なんていうかな、彼らのボス的
な存在が何かの実験をしているんじゃないかしら」
「実験?私達の?」
朱乃さんの問いにイリナは首を捻った。
「どちらかというと、彼ら
をしているような気がするの。…私の勘だから、ハッキリ
した意見は言えないんだけれど…。この町以外にも他の勢力
のところへ
強力な能力を持つ者が多い所にわざと仕掛けているん
じゃないかしら」
イリナの意見に皆黙り込んでしまった。
俺もイリナの意見で奴らの動きに納得がいく。
奴等の動きは各勢力の攻略として刺客を送り続けていると
思っていたが、
何か別の目的があったという事か。
「…劇的な変化」
小猫ちゃんがぼそりとつぶやいた事に全員の顔が
強張った。すると、イッセーは狼狽した声をだす。
「…ま、まさか、そんな…。じゃあ、英雄派はあいつらを
俺達にぶつけて
「でも、イッセーくんあの影使いが転移魔方陣の向こうへ
消え去る前に見せた反応は…似ていたと思わないかい?」
木場の意見ももっともだ。あの異様な雰囲気はイッセー
や木場が至った時に似ている気がする。
「だが、俺達にぶつけたぐらいで
俺の意見にリアス先輩が目を細めて言う。
「…赤龍帝、古代の戦士クウガ、雷光を操る者、聖魔剣、
聖剣デュランダルと光の巨人の鎧、時間を停止する
ヴァンパイア、仙術使いの猫又、癒しの忍術使い。
ユウスケ、相手からしてみれば、私達の力はイレギュラー
で強力に感じると思うの。勝つ勝たない以前に、私達と
戦うことは人間からしてみたら、尋常じゃない
戦闘体験だわ」
俺達はメタルスライムじゃあ、無いんだぞ!
だが、イッセーも伝説のドラゴンとの修業をへて
至ることになった。あいつらにとって
同じことなんだろう。
「やり方としては強引で、雑とも言えますね」
木場の言葉にイリナも続く。
「何十人、何百人が死んでも、一人が
いいって感じよね。…いえ、戦闘で仲間がやられていくのも
劇的変化に繋がるのかもしれないわ…」
「フン、下賤な輩よ」
リアス先輩は肩をすくめる。
「分からないことだらけね。後日アザゼルに
問いましょう。私達だけでもこれだけ意見が
出るのだから、あちらも何かしらの思惑は
感じ取っていると思うし」
ここでは結論を出せないのだから、
帰還することになった。
オカ研の部室に戻り、一息ついたあと、帰り支度を
するなかで朱乃さんが鼻歌を歌っていた。
すごくうれしそうだな。
「あら、朱乃。随分、ご機嫌ね。
S的な楽しみが出来たの?」
リアス先輩の問いに朱乃さんは満面の笑みで答えた。
「いえ、そうではなくて、うふふ。明日ですもの。
自然と笑みがこぼれますわ。デート。明日イッセー君
は私の彼氏ですわ」
そう言えば、そんなこと言っていたな。
空気が一瞬で変わり、リアス先輩達の殺意がイッセーに
向かっていた。俺に向けられたわけじゃないのに
プレッシャーがヤバすぎる!
朱乃さんとイッセーがデート!?
リアス先輩の指示でイッセー達を
尾行するユウスケ。
このデートは無事に終わるのか?
次回、第90話「尾行」
外伝でやってほしいコラボは?
-
仮面ライダークウガ(五代雄介)
-
仮面ライダーディケイド
-
忍者戦隊、忍風戦隊、手裏剣戦隊揃い踏み
-
その他(希望があれば感想へ)