ハイスクールD×D~古代の戦士~   作:ヤマト・ゼロ

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新たに表れた財団Xの刺客

その存在に心揺さぶられるユウスケ

彼らの目的とは?


第91話「覚悟」

次の日、俺達グレモリー眷属はグレモリー家主催で

冥界のイベントに主役として参加していた。

 

「応援ありがとうな」

 

行っているイベントは握手とサイン会だった。

 

俺達『仮面ライダー空我』と『おっぱいドラゴン』

のメインメンバーの前に長蛇の列ができ、子供一人

一人にサイン色紙を渡して、握手をしていく。

 

子供達も俺達が書いたサインを嬉しそうに受け取り、

握手をしてあげると満面の笑みで、

 

「クウガ!頑張って!」

 

と声を掛けてくれる。その笑顔を見るだけで、

心の底から嬉しくなってくっしゃってなるぜ

俺の顔。まあ、マスクの下で見えないけどな。

 

「アーシアお姉ちゃんも頑張って!」

 

「はい、ありがとうございます」

 

横ではヒロインのアーシアが衣装である

聖女の衣装に身を包んでいる。

 

その奥ではゼノヴィアがクウガのライバル役

『光の戦士ティガ』として鎧を纏って対応している。

 

向かい側では『おっぱいドラゴン』のイッセー

『スイッチ姫』でリアス先輩も握手会をしている。

 

他にも、おっぱいドラゴンの敵幹部役で木場も

敵幹部の鎧姿で子供達と握手しており、

 

獣っぽい衣装を着る小猫ちゃんが大きなお友達と

嫌な顔をせずに握手をしていた。

 

小猫ちゃんは『ヘルキャットちゃん』として

味方役で登場しており、子供より大人の人気

が大きいらしいが、彼女は丁寧に対応しており

プロ意識が見て取れる。

 

 

サイン会も一通り終わり、俺達は楽屋のテント

へと戻っていた。これでイベントも終わり。

俺達への任務も完了だ。

 

変身しているだけの俺達三人は戻り次第

鎧を解除すれば済むが、他の皆は衣装を

着替えに更衣室へ行っていた。

 

休んでいる俺達の所にスタッフが近づいてくる。

 

「皆さま、お疲れ様ですわ」

 

タオルを持ってきてくれたのはライザーの妹、

レイヴェル・フェニックスだった。

 

「おー、レイヴェル。わりぃな」

 

俺達はタオルを受け取り、汗を拭く。

 

レイヴェルは俺達が冥界でイベントをすると聞き

アシスタントとして、協力してくれていた。

 

これも修行の一環らしいが、イッセーと楽しそうに

会話している様子を見るに他の思惑があるんじゃな

いか?

 

「なあ、ユウスケ」

 

そこで、ゼノヴィアが話しかけてくる。

 

「改まってどうした」

 

「いや、この作品にライバル役として出さしてくれて

礼を言ってなかったなと思ってね」

 

「そんなことか、配役を考えたのはリアス先輩だよ

俺は何もしてないさ」

 

俺がそう言うとゼノヴィアは話を続ける

 

「部長から話は聞いている。ライバル役に

私を推薦してくれたってな」

 

「まあ、ライバルをどうするか聞かれたときにライバル

は欲しいけど剣士がいいって言っただけだよ」

 

「それでもさ、この役を貰って、子供達に応援をもらって

前までは神のために剣を振るってたが、子供の夢の為に

剣を振るのも良い物だと思っているよ」

 

そうだな、俺も子供たちの夢は守りたい。

 

「三人とも、そろそろ人間界に帰還する時間よ」

 

リアス先輩が楽屋に来て声を掛けてくる。

 

「了解です」

 

「あー、そうだった。今日はこの後、

オーディンの爺さんの護衛だった」

 

イッセーは心底嫌そうにそう呟く。

 

まあ、おっぱいパブに行ったり、道端でナンパ始めたりと

やりたい放題だからな。

 

「そう、早く戻らないといけないわ。レイヴェルも

お疲れ様。今日はありがとう」

 

「い、いえ、勉強のためですから」

 

リアス先輩のお礼の一言にレイヴェルも

頬を赤く染めていた。

 

「じゃあ、また今度な」

 

「改めてありがとうな」

 

「はい、お二人ともイベントの時は

呼んでください。私でよろしければ

手を貸して差し上げますから」

 

俺達はレイヴェルとそんなやり取りをした後、

皆と合流して人間界へと帰っていく。

 

 

ー〇●〇ー

 

 

冥界でのイベントを終え、オーディン様の護衛で日本観光

を終えた後、俺とイッセーと木場とギャスパーの男組で

戦闘訓練を行っていた。

 

「ザケルガ!」

 

ジャバァァア!

 

深碧のクウガ(ビショップフォーム)』に変身した俺が、禁手(バランス・ブレイカー)状態

のイッセーと対決しており、奴を接近さないために

雷を放ち続ける!

 

ゴウゥゥゥゥゥッ!

 

イッセーは背中の魔力噴出口から火を噴かして、

雷を避けるとこちらへと真っ直ぐ突っ込んでくる

奴の手にはアスカロンが握られている。

 

「ラシルド!」

 

ガッ!

 

イッセーの突撃に攻撃は間に合わないと判断し、

俺は進行方向に雷の盾を出現させる。

 

「なっ!」

 

バリバリバリバリッ!バギャァァァァッ!

 

アスカロンを受け止めた盾は電気を発しながら

イッセーの攻撃を跳ね返す!

 

「超変身!」

 

イッセーがひるんだ瞬間、『群青のクウガ(ナイトフォーム)』に変化し

急いで距離を取る。

 

奴のパワーは食らうのはマズイ。一定の距離を保って

遠距離攻撃で削っていくのがいいだろう。

 

「逃がすかよ!」

 

『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!』

 

イッセーは倍化の能力で、背中のブースト高めて、

俺との距離を一気に詰めてくる!

 

ギィィィィンッ!カランッ!

 

倍化の能力でナイトの速度を一瞬だけだが上回った。

俺は振るわれたアスカロンを剣で弾くが、俺もイッセーも

衝撃で剣を手放してしまった。

 

「この!」

 

イッセーは剣に構わず接近戦を仕掛けてくる!

 

この姿で食らうのはマズイ。

 

「超変身!」

 

拳を食らう瞬間即座に『深紫のクウガ(ルークフォーム)』に変わり

腕で防御する。

 

バギッ!

 

やはりイッセーの一撃は重いな。

 

だが、この姿のパワーだって負けてないさ!

 

「おら!」

 

ガギィンッ!

 

これで両者一発ずつ食らったが、まだ戦える!

 

「うおおおおおおおおッ!」

 

「負けるかぁぁぁぁぁッ!」

 

俺達の拳がぶつかるという瞬間、

けたましい音が鳴り響いた。

 

「そ、そこまでですぅ!制限時間がきましたぁ!

ス、ストップですよぉぉ!」

 

ギャスパーが大きなベルを持って、

ぴょんぴょん跳ねていた。

 

俺とイッセーはお互いすんでの位置で攻撃を止めていた。

 

茂木線は制限時間を設けており、俺とイッセーは

お互いに苦笑しながら手を引いた。

 

今回は引き分けだ。

 

その後、俺は木場とも模擬戦を行ったが、

群青のクウガ(ナイトフォーム)』になっても速度で振り切られ、

深紫のクウガ(ルークフォーム)』では攻撃が当たらず、距離を詰め

てもカウンターを食らい。

 

木場との模擬戦では『金の深碧のクウガ(ライジング・ビショップフォーム)』で弾幕を

張るか。『群青のクウガ(ナイトフォーム)』で騎士に昇格(プロモーション)

でウルソルドを唱えることで、木場の速度になんとか

対応出来るようにするしか対応策がない。

結果としては今回はギリギリで敗北してしまった。

 

群青のクウガ(ナイトフォーム)』が金の力が覚醒すれば木場と同じく

神速での戦闘が出来るのだろうか?たまにそう考えて

しまうな。

 

 

 

 

「たまに二人の練習量についていけないことがあるよ」

 

練習後、スポーツ飲料をあおりながら木場は

そう笑ってた。

 

模擬戦の後はお互い各々の方法で自主トレを行っていた。

 

木場は休憩し、ギャスパーは空中を飛び回る小型

ロボットを目で止める練習。俺とイッセーは

生身の状態で筋トレをしており、

イッセーが木場の言葉に苦笑しながら答える。

 

「『覇龍(ジャガノート・ドライブ)』になって、俺はとんでもない力が解放

されたかもしれない。でも、死んじまうから二度と

あれは使えない。けどまた仲間が危険な目に遭うかも

しれない。『覇龍(ジャガノート・ドライブ)』がダメだからって、俺自身が

終わったわけじゃないんだ。違う方法でもっと強くなる。

才能が無いなら努力で埋めりゃいいし、魔力が

足りないなら体力で補えばいい。俺は諦めないよ。

サイラオーグだって、そうやって次期当主の座を

手に入れたっていうじゃねぇか。先駆者がいるんなら、

俺はさらに頑張れるさ」

 

そう、そうだなイッセーの言う通りだ。

 

「俺も根本は同じさ、俺達を狙う敵は多い。

弱ければすべてを失ってしまう。なら強くなるしか

ないだろう。俺達に力を貸してくれる人も多くいる

んだ。その人たちの想いに応えるためにも頑張ろうぜ」

 

「けどよ、手数じゃあユウスケに負けるし、

スピードじゃ、木場に勝てないな」

 

イッセーがそういうと、木場が首を横に振る。

 

「そんなことないよ。背中のブーストを噴かしての

瞬間的なダッシュでは僕に引けを取らないよ」

 

「直線はな。直線で詰めてもお前、対外避けるじゃねぇ

か。やっぱおまえみたいに高速でジグザグ動けるように

しないといけないだろうけど、背中のブーストはまだ使

いこなせていないからなぁ。現状じゃ、真っ直ぐしか

できないや」

 

「慣れるしかないだろうね。でも、パワーでは僕を圧倒的

に上回っているよ。それに赤龍帝を相手にするって、相当

なプレッシャーだからパンチが飛んでくるたびに肝が冷え

る。命が何個あっても足りないよ」

 

木場の言葉に俺も頷く。

 

「確かに迫力あるよな。イッセーもあまり気にするなよ

適材適所ってやつだ。お前のエロ技だって誰にもマネ

できない凄い技だぜ。女性相手なら無敵だろ」

 

「あれは真似しようとする人はいないんじゃないかな。

それにユウスケ君だって十分プレッシャーはあるよ。

君の多彩な魔法は油断できないからね」

 

おお、木場もうれしいこと言ってくれるじゃないか。

 

「俺達、強くなってるよな…?」

 

イッセーがスクワットしながら俺達に訪ねる。

 

「もちろん。こんなことを言うと失礼だけど、

君とユウスケ君と僕は既に部長と朱乃さんを

越えているよ。並みの上級悪魔なら圧倒でき

るんじゃないかな。でも、油断はいけない」

 

「まあ、俺達の能力は広く知らされているか

ら、対策はされやすいんだろ?」

 

俺の言葉に木場が頷く。

 

そう、俺達の力はレーティングゲームの全冥界

放送で広く知られている。そうなると、俺達が

していたように他の上級悪魔も俺達を倒す為の

戦術を組んでくるだろう

 

俺の弱点は相手も俺と同じように敵に合わせて

戦い方を変えられる万能型だった場合。

経験の差が勝敗に出てしまうってことだ。

俺も場数は踏んだが長命種の悪魔からしたら

赤子の様なもんだしな。

 

次にイッセーの弱点は変身前に強力な攻撃に対応

できないこと。これは俺にも言えることだな。

あとはパワーの増大がわかりやすく察知される点

だな。

 

最後に木場の弱点は生身の為防御力があまり高く

ない点と、足をやられたら戦力が一気に落ちる事

かな。

 

「そういえば相手の脚を遅くする神器もあるそう

だから、それに遭遇した場合は僕も危険だよ。

当たらなければいいだけだけど、実践じゃ何が

怒るか分からないからね」

 

と、木場のスポーツ飲料をあおりながら言う。

 

確かに神器は何でもありだからな。

俺の天敵になりえる神器も存在するんだろうか。

 

「そういわれると、俺の天敵は以前出会った

ディケイドがまさしくそれだな格上で戦闘

スタイルを容易に変えて戦えるしな」

 

実際に何もできずに敗北したしな。

 

「俺も龍殺しに遭ったら要注意なんだよな」

 

「そうだね、一発食らったらかなり危険だよ。

勝負は相性もあるから、龍殺しが来たら僕達で

受ける。他の相手をイッセー君に任せる事に

なるだろうね」

 

イッセーの質問に木場がそう告げる。

 

「ぼ、ぼ、ぼ、僕はお役にたてるのでしょうか…?」

 

ギャスパーが恐る恐る手を挙げながら訊いてくる。

 

「お前は…誰かと組んで行動するのが正解かな?」

 

俺が木場に顔を向けながら訊くと、木場も頷く。

 

「そうだね。ギャスパー君の力はサポートに適し

ているから、眷属と組んでこそ真価を発揮する

タイプだ。悪魔をやっていく以上は、もっと

チームバトルに慣れていく必要があるから、

短所を補い合うのは当然だよ」

 

「まあ、一人が強くなるのもいいけど、

一強のチームじゃ先が知れるって事か」

 

「うん、特にイッセー君は将来部長の元から離れて

『王』になろうとしているんだから、気を付けた

方がいい」

 

「『王』を取られたらゲームオーバー、ね。ああ、

よーくわかってますよ。俺も今のうちにチームバトル

に慣れておくさ。サイラオーグさんみたいに『王』

自らってのもいいかもしれないけどな」

 

「それで対策を取られたら。俺達だって対サイラオーグ

さん単独の戦術をリアス先輩達と考えてるし、あの人と

同じ戦い方をしていたら、いずれは」

 

「アウト、か。かー、厳しいねぇ!悪魔業界!

わーったよ、『王』になったら、いざというとき

以外は自重しますさ」

 

と、こんな風に俺達男子組は日々集まって修行やら、

ゲーム戦術やらを話していた。俺達もいつまでも

分からないことがあっては先行き不安だし。

この間の神器所有者との戦いみたいに絡め手を

使われて動きが止まるのはこりごりだからな。

皆で勉強をしていたおかげである程度は話せる

ようになってきた。

 

「戦術論も様になってきたな」

 

そこへ第三者の声が、振り向けばアザゼル先生だった。

 

「ほら、差し入れ。女子部員お手製のおにぎりだ」

 

男子全員それに喜び、さっそく頬張っていた。

 

う、しょっぱ!塩が効きすぎている。

これはゼノヴィアの作った奴だな。

味付けが大雑把過ぎるぞ!

 

休憩する俺達の傍に座り、笑う。

 

「いい体つきになってきたな。鍛錬を積み重ねて

きたものだとすぐにわかる」

 

「もう一人のクウガは悔しいですけど俺よりも

何歩も先に居ますからね。ライバルを名乗るなら

もっと強くならないといけないので」

 

「俺も、もっと強くならないと最強の『兵士』になれま

せんからね。部長と約束したことなんで、将来独り

立ちするまでにそれを叶えないといけないんですよ」

 

「そういや、ユウスケは独り立ちするのか?

ゼノヴィアはお前が独立するなら、アーシアと

共にお前についていくと聞いているが?」

 

ああ、ゼノヴィアから聞いたのか。

 

「そうですね。興味はありますけど、まだそこまで

将来の事は考えられないですかね。今は若手悪魔の

レーティングゲームに勝ち抜く事とテロリスト達を

倒す事が第一ですしね」

 

「まあ、考える時間はたっぷりあるからな

ゆっくり考えればいいさ。だがな、二人とも。

お前達が将来『王』になるのなら、ひとつ覚えなけ

ればいけないことがある」

 

「何ですかそれは?」

 

俺がそう訊ねると、先生は真剣な目つきになり言う。

 

犠牲(サクリファイス)だ。ゲームの時、手駒を見捨てなければ

いけないことが必ず起きる。そのとき、お前達はどう

出るか。そこで『王』としての資質が試されるんだよ」

 

「…助けるっていう選択肢は捨てろと?」

 

イッセーの問いに先生は首を横に振る。

 

「助けてもいい。助けられるのなら、そうするべきだ。

実践でも重要なことだな、仲間を助けるというのは。

…だがな、ゲームではそういうわけにはいかない。

リタイヤ転送がある以上、死ぬことは少ない。そう

なると、重傷の仲間を見捨ててでも、次の行動に移

らねばならないときがあるんだよ」

 

「…難しいことを訊くんすね」

 

イッセーは複雑だろうな。

 

「イッセーは眷属の中で一番身内への親愛度が

高いからな。それが将来のゲームで弊害となる

だろう。木場、ユウスケ」

 

先生の視線が次に俺達に向く。

 

「「はい」」

 

「お前達はゲーム中、最悪の時、リアスとイッセー、

どちらを選ぶ」

 

「部長を選びます」「リアス先輩を選びます」

 

ゲームなら、リアス先輩を落とされた時点で負ける。

イッセーが落とされる状況でも『王』が残っていれば

まだ俺達は戦えるからな。イッセーもそれはわかって

いるだろうさ。

 

先生はそれを確認して続ける。

 

「その覚悟を他の仲間にも持たないといけない。

お前らはグレモリー眷属のためか、愛情が深い。

仲間への親愛は悪魔の中でもトップクラスだろう。

それが武器でもあり、弱点なんだよ。『こいつら

は仲間を見捨てない』と他の悪魔に覚えられたら、

そこを確実に戦術に組み込まれて狙われる。

馬鹿の一つ覚えで仲間を救うばかりして敗北して

いたら、評価も落ちるだろう。お前達に今後のゲ

ームで必要なことは目の前で倒れた仲間がいても

捨てる『覚悟』だ。ソーナ・シトリーは夏休みの

ゲームでそれをお前達に見せたはずだ。実戦で仲

間を捨てるなとは言わない。だけどな、ゲームで

はそれを頭に入れておけ。特に独り立ちする予定

ならば、そこをちゃんと認識しておくんだ。

お前が『王』のゲームで最後まで生かすべきは

お前であり、眷属の悪魔じゃない」

 

そうだよな、俺達眷属は王を生かすために自分や

仲間を犠牲にする覚悟を持つか。

 

その時にならないと分からないけど俺はすぐに

正しい行動を取れるのだろうか?

 

自分が犠牲になる分には問題ないが、たとえば

アーシアやゼノヴィアを見捨てる覚悟なんて

持てるのか…。いや、違うな捨てる事だけを

考えちゃダメだ!要はどんな状況でも仲間を

助けて勝負にも勝てればいいんだ!

強くなる理由がまた一つ増えただけだろ!

 

しかし、『王』であるリアス先輩も俺達を

捨てる覚悟あるのか、情の深いあの人の事だ

絶対に見捨てる選択はしないだろうな…。

 

すると、イッセーが俺達に声を掛けてくる。

 

「ユウスケ、木場、ギャスパー。俺らもそろそろ

覚悟を決めなきゃいけないのかもな」

 

木場が頷く、

 

「ゲームの際、目の前で倒れた眷属を捨てる覚悟だね?」

 

「ああ、俺達はレーティングゲームで

部長を勝たせないといけない」

 

イッセーの意見にギャスパーも応じる。

 

「は、はい!そ、その通りですぅ!」

 

「だから、部長の為に笑って倒れよう。ただし、

倒れる時は全力を出し切ってから、前のめりに

倒れようぜ。敵に背中を見せたら格好悪いからな。

正々堂々、真正面からぶっ倒れよう」

 

イッセーの言葉に俺達は笑顔で頷いた。

 

「ああ!」「うん」「はい!」

 

そうだな。俺達男組は最後ぐらいカッコつけて

倒れよう。俺らの王を守ってな。

 

だが、それは最後の手段だ、必ず勝利する!

その考えでゲームに挑もう、仲間も救って

試合にも勝つ。それが一番カッコイイんだからな。

 

俺達の横で先生が頬をポリポリかいて言う。

 

「カッコイイこと言ってるけどな、イッセー。

お前は女を相手にするときどうにかならない者か…。

パイリンガルとドレス・ブレイクが有効なのは

わかるが、それにばかり集中すると、そこを狙われるぞ。

ていうか、弱点がわかりやすすぎだ。半裸の女が

でてきたら、どうする?」

 

「眼福です!」

 

イッセーの即答に俺も先生も肩を落とした。

 

「だめだ、こいつ。負けるって」

 

そうだよな。こいつの煩悩は誰にも

停められないよな。

 

こいつの煩悩が敗因とか絶対嫌だわ

マジでしっかりしてくれよ頼むから!

 

はあ、全然締まらないな。それも俺達らしいか。

 

「よし、切り替えるか!木場!もう一度、

組み手しようぜ!今度は負けないぜ!」

 

そして、俺達の訓練は再開された。




仲間を見捨てる覚悟、

それも大事だがユウスケは

仲間を見捨てず勝負にも勝つ

それがユウスケなりの覚悟だった

なぜなら彼は強欲な悪魔なのだから

次回、第92話「悪神」

是非見てくれよな

外伝でやってほしいコラボは?

  • 仮面ライダークウガ(五代雄介)
  • 仮面ライダーディケイド
  • 忍者戦隊、忍風戦隊、手裏剣戦隊揃い踏み
  • その他(希望があれば感想へ)
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