ヒト並みウマ娘 作:aa
彼女はウマ娘として特別だった。
ウマ娘としての速さも、
ウマ娘としての力も、
ウマ娘としての力も、
すべて
彼女の名前は
◆
新生活、新学期が始まる4月、春。
ここは、東京都府中市にある全国の中でも、最新鋭、最大規模のウマ娘トレーニング施設、中央トレセン学園
の近くにある変哲もない中学校。この学校にはウマ娘がいた。これだけなら多いとは言わずとも珍しいとは言えないが、この学校には一人だけいた。
彼女はメンシアベレージ。
二年生になったメンシアは始業式があった学校から家に友人の夕莉と二人で帰っていた。
「やっと…終わった…」
「長かったねー校長の話」
「どうしてあんなに長いんだ…読む方もつかれないあれ?大丈夫?」
「そうやって心配してあげれるのメンシアちゃんの美点だと思うよ」
「そうかな?」
「そうだよー」
「「ぐへへへへ」」
と、(女の子にしては汚い笑いをしながら)談笑していると、
ファイ,オー,ファイ,オー
「あ、みてみて!トレセンのジャージ!」
夕莉の指差す方を見てみると、トレーニング中だと思われるトレセンのジャージを着たウマ娘たちだった。
「お、ほんとだーまあ近いから結構みるけどね」
「それでもドキドキしちゃうよー!有名なウマ娘はいないけど、この中からすごいウマ娘がでるかもしれないと思うと!」
「夕ちゃんは本当にウマ娘が好きだねぇ、さすがウマ娘だからと私に近づいてきた子」
「やめてよー、あのときのこと結構恥ずかしいんだから」
中学生にに成り立てだったメンシアに一番最初に話しかけたのが夕莉だった。付き合いは一年と短いが、二人とも親友と呼べるほどの仲だった。
「そういえばウマ娘さんたちをみて思い出したんだけど明日体力テストだねー」
「・・・まじ?」
「まじだよ」
「今日始業式だったよね?」
「うん」
「はやくない!?こんなもん!?」
「それは作者の人が話を作るのがへったくそなだけだよ」
「これがはじめて書く小説だから許してあげて!あとメタ発言は人選ぶからやめようね!気分悪くするかもだから!」
「やっぱり顔も知らない人にも対して心配してあげれるの美点だよー」
「そうかな?」
「そうだよー」
「「ぐへへへへ」」
◆
男は今年から赴任してきた教師。今日は体力テストの日だったが――
「あの、いいんですか?ウマ娘と、人を同じにして?」
この学校に一人だけいるウマ娘を見ながら、前から学校にいる教師に訪ねた。
「ん?ああ、まだ説明してなかったね。彼女は少し特別でね」
「特別?」
「いまから五十メートル走るから見てくればわかると思うが」
そう聞かされた男は走るところを見ようとしていた。
◆
「いくよー?よーい、どん!」
「うおおおお!!」
「・・・九秒六二!」
「ハアハア…これがウマ娘の実力よ…」
「平均よりちょい遅いね!」
「元気よく言われるとちょっと傷つく」
「嘘でしょ?」
「嘘だよ?」
「「ぐへへへへ」」
「夕ちゃんは?」
「八秒七三」
「負けとるやんけ」
◆
男がその走りを見たとき、驚きを隠せないでいた。彼女は真面目に走っていた。だが見たものはヒトの平均ほどの速度だった。
「ははは、初めて見ると驚くよね」
「わ、笑っていいものでしょうか?彼女は気にしていないのですか?」
「彼女曰く、『世界に一人だけかもしれないんだよ!?特別じゃん!』とすごく目を煌めかせなから言っていたよ」
「メンタルが強いんですね…」
「というよりポジティブなんだろう。握力も人間とほとんど変わらなくてね、本人は『力強くないと困ることないしいいじゃん!友達を傷つけるかもしれないしね!』らしい。」
「とてもいい子なんですね」
「ああ、困っていたらすぐに助けてくれるし、そのおかげで皆ふつうのクラスメイトとして仲良くしているよ。」
その言葉を聞きながら、(やはりヒトは見た目だけではないんだな)と感想文に書きそうなことを思いながらメンシアを見ていた。
◆
その日の夕方、メンシアは母親からお使いを頼まれ、スーパーから帰っている途中だった。
(今日のテストきつかった…まあでも明日その代わり休みだしいっかー)
なんてのんきなことを考えていとき
「うわああぁ…!」
と、前から目をきらめかせながらメンシアを見る制服を着たウマ娘がいた。
(えっなになに?まさか…この美貌に気づいてしまった系ウマ娘!?んなわけあるか)
とセルフ突っ込みをしているとウマ娘が近づいてきていて――
「あっあの!ホントに、ホントに!、ウマ娘さん、ですよね!」
と、そのウマ娘は聞いてきた。