ヒト並みウマ娘 作:aa
私は今だかつてないほどのヤバい出来事に遭遇していた。
「私がトレーナーって…急になに言ってるんですか!?」
「無論!最初からトレーナーになれというわけではない!サブトレーナーとして活動してもらうのだ!サイレンススズカ、彼女を表向きは別のトレーナーのチームに所属させ、君が担当すればいいのだ!」
「んな無茶苦茶な!私は中二ですよ!前例はないですし、スズカさんにはもっといいトレーナーさんが「それはないわ」アッハイ。ゴホン、ともかく、問題だらけですよ!?」
「もちろん考えてある!前例は作るものだ!この事に了承しそうなトレーナーは数名確保している!そして学業については…」
「ここからは私が説明しましょう」
「・・・え!?
校長!?なぜここに!?」
「実は先ほど呼ばれましてね。夕莉さんとサイレンススズカさんの関係など説明していただき、あなたのトレーナーとしての素質を力説されていたのです」
「・・・もしや、無理矢理トレセンに編入させる気…?」
「いえ、無理矢理にはしません。選択肢が三つあります。一つはあなたの意思でトレセン学園に編入する。もう一つはこのままトレーナーにはならない」
「最後の一つは…?」
「最後の一つは、このまま今の学校にいながら、サブトレーナーとして活動することです」
◆
さすがにあのままターフで話すのもあれなので、私、校長、理事長の三人で理事長室で話し合うことにした。スズカさんはトレーニングしてる。
「で…さっきのことですが、詳しく説明してもらってもいいですか?」
「ええ、分かりました。といってもあの言葉通りですが。今いる中学校で勉強をしながら、トレセン学園でサブトレーナーとして活動するのです」
「多分、多分ですけど私一人のためって感じじゃなさそうですね」
「・・・ばれてしまいましたか。実はうちの中学校、北府中中学校と連携、交流しないかという話になりまして」
「えっ嘘お!?特にウマ娘と関係もないし、歴史があるわけでもないのに!?」
「うむ!これを機に、いろいろな学校とトレセンが交流などが出来るといいと判断したのだ!君がサブトレーナーとして活動するなら、だが…」
「もしかして、そのためにこの話を…」
「本音をいうなら条件を付けたくないのだが…何か特殊な交流をしなければいろいろな所からいろいろ言われるのだ…」
「理事長も大変なんですね…」
「しかし!トレーナーになってほしいのも本当だ!ただ君に才能があるからだけではない!君にトレーニングを見てくれていたサイレンススズカが幸せそうな顔をしていたからなのだ!」
「・・・」
「私にはすべてのウマ娘に気持ちよく走ってもらい、幸せな顔になってほしい!利用するような扱いになって申し訳ないが…」
「・・・少し電話で親と相談してもいいですか?」
「かまわない!」
「ありがとうございます。少し失礼します」
◆
「もしもし?」
『もすもすー。どうしたの夕莉?』
「実は―――
てことがあって」
『・・・なるほど』
「あんまり驚かないんだね」
『人って驚きすぎると一周回って落ち着くのよ』
「あっそうなんですか…」
『・・・夕莉』
「はい」
『これはあなたの意思で決めなさい。あなたの人生なんだから!どれを選んでも私達親はあなたを支えるわ』
「・・・分かった、ありがとう。決意が固まった。行ってくる!」
『で結局どっちにするの?教えて『ブチッ』』
察しが悪いな!
◆
「決まりました。
サブトレーナーに私はなります!三番目の奴で!」
「なんだか締まらない言い方だな…」
「ははは…」
◆
「私のトレーナーになってくれるのね!」
あのあとスズカさんを呼んでトレーナーになると(サブだけど)言うと、凄く嬉しそうに喜んでくれた(ちなみに校長は帰った。詳しいことはまた別に日にって)…ていうか、
「スズカさんのトレーナーになる前提で喜んでいますね…」
「・・・ならないの?」
「なりますけど!そういえば表向きは別のトレーナーになるんですよね?」
「そうだ!今来てもらっている!」
コンコンコンとノック音がした後入ってきたのは
「失礼します」
「し、失礼します!」
スペシャルウィークさんとそのトレーナーだと思われる男の人だった。
「あれ、夕莉さん!?どうしてここに?」
「知り合いか?」
「メンシアさんと私のお友達です!」
「友達って認識してもらってたんですね…ちょっと嬉しい」
「注目!説明をしてもよいだろうか!」
「あ、分かりました」
◆
「という事なのだが!」
「喜んでやらさしてください!」
「え、いいんですか?」
「メンシアには勇気づけれたからな。その恩返しってとこだな。君の能力も気になるし、スペのモチベーションが上がるっていう打算もあるが」
メンシアちゃん元気を与える化身だからなー
「スペちゃん、よろしくね」
「こちらこそよろしくお願いします!楽しみだなあ!」
「こっちも挨拶しておこうか。俺の名前は圭介。よろしくな!」
「はい、夕莉っていいます。よろしくお願いします!」