ヒト並みウマ娘 作:aa
「す、すいませんさっきは急に大声をだしちゃって…」
「いやいや気にしないでよ。自分以外のウマ娘に会ったこと無いんでしょ?そりゃ感動するよー」
ベンチに座ってメンシアと会話をしているのはスペシャルウィークというウマ娘で、歳が近くメンシアのコミュ力もあり、二人はすぐに仲良くなった。
北海道から上京してきたウマ娘で、初めての都会で右も左もわからず迷子になっていたと本人は言っていた。
「でも残念だねー初めて見るウマ娘が私なんて。もっと綺麗なウマ娘もいるのに」
「そんなことないですよ!メンシアさんはすごい綺麗です!」
「そういわれるとすごい嬉しい。褒め言葉は素直に受けとる系ウマ娘だから、私」
なんて会話をしていると、メンシアは
(あれ?この制服…トレセンのじゃない!?)
と気付き、
「もしかして、目的地ってトレセン学園?」
と聞いた。スペシャルウィークは、
「へっ?…わすれてたあああ!」
と慌てはじめた。
「…まあまだ間に合うと思うから(多分)ゆっくり歩いていこうぜ?案内するよ」
「ありがとうございますうぅ…」
◆
トレセン学園の案内途中、メンシアはスペシャルウィークに訪ねた。
「スーちゃんや」
「スーちゃん?」
「スペシャルのスをとってスーちゃん」
「なるほど、あっ話を止めてごめんなさい!」
「いやいやいいよ。気になることを聞けるのはメンシアちゃん的に高得点。じゃなくて、スーちゃんにはさ、夢とかあるの?」
「夢ですか?はい!あります!」
「へー。聞いてもいい?」
「いいですよ!私の夢は
日本一のウマ娘になることです!」
「・・・」
「メ、メンシアさん?」
「・・・ねえ、お願いがあるんだけど」
「な、なんでしょう?」
「私を・・・
ファン第一号にして!
惚れてしまった!」
「えっええええええぇ!?なしてぇ!?自分で夢を言いましたけど笑ったりしないんですか?」
「なんで?かっこいいと思ったものに意味なんていらないのさ…」
「えぇ…」
「まあかっこいいと思った以外に理由が見つからないんだ。スーちゃんならできると思ったし。」
その言葉を聞くと、スペシャルウィークは泣き出した。
「えっ!?ごめん嫌なこといっちゃった!?あばら!?あばら折れば許してくれる!?」
「…北海道にいたころは、お母ちゃん以外にには笑われてたんです。お母ちゃん以外に信じてくれる人がいるとは思わなくて…あとあばらはいいです…」
「…夢を抱きしめろ」
「…え?」
「そしてウマ娘の誇りは手放すな。スーちゃんなら必ずできる。私が信じてる。スーちゃんを信じる私を信じて!」
「っはい!」
◆
その後何事もなく、トレセン学園校門前までついた。
「っとついたねトレセン」
「ここまで、ありがとうございました!」
「ええんやで」
「私、頑張ります!また学校で!」
そういうと、スペシャルウィークはトレセン学園の中へ、走り出していった。
「うん、またねー!」
「・・・あれ?」
「夢を抱きしめろ、かあ。いい言葉ですね!」
「ゲームのパクリだよ」
「えぇ…」