ヒト並みウマ娘 作:aa
「では改めて…スペと一応スズカのトレーナーをしている、圭介だ。夏合宿の間よろしくな」
「サブトレーナーをさせてもらってる夕莉です。よろしくお願いします!」
「スペシャルウィークです!よろしくお願いします!」
「サイレンススズカです。よろしくお願いします」
「美羽と申します。よろしくお願いします」
「私はメンシアっていいま「メンシアちゃんは挨拶いらないんじゃない?」えっいじめ?」
「まあ、ここにいる人達大胆メンシアさん繋がりですからね…」
夏合宿二日目、ということで今日からトレーナーの教えを聞いたり、トレーナーから指示をもらって軽いトレーニングするウマ娘やらトレーナー志望の子やらが頑張り始める日なんだけど…
私どっちでもないからなぁ。あんまりここにいてもやることないっていうかー…
「どうしよっかな~」
「やあ、暇かい?」
「お、ルドちゃん。そういうルドちゃんも暇なんか?トレーニングとかいいの?」
「私は今回の合宿ではあまりトレーニングをしない予定なんだ。なにしろ、今回の合宿は初めての試みだろう?事故がおきてはならないからね、話し合いや見回りをメインにしているんだ。エアグルーヴやブライアンもだ」
「へー。・・・良かったらなんだけど、手伝わしてもらってもいいかな?」
「ふむ、なぜだい?」
「私はトレーニングもしないし、トレーナーにもならないからここにいてもやることないし、それなら見回り手伝ったらいいかなって。私誘った理由にモチベーションアップもあるでしょ?顔あわせたほうがいいかなっていうのもある」
「なるほど…少し待ってくれ、圭介トレーナー!」
「ん?シンボリルドルフがなぜここに…どうした?」
「メンシアを見回りに参加させてもいいか、呼ばせてもらった。よいだろうか?」
「私から提案したことなんですけど…」
「そうか、生徒会が無理矢理なら拒否したがメンシアが提案したのならいいさ。何かいい考えがあるんだろう?」
「結構信頼されててびっくり。じゃあ早速行かせてもらいましょうか」
「その前に、これを。通信機だ。トレーナー達も持っているものだから何かあったら知らせてくれ」
「ありがとー。ルドちゃんのは?」
「ここにある。では私はあちらの方を見てくる。また後で」
「通信機が二つ?妙だな…」
「最初から来ると思ってたんだろうな…」
◆
夕ちゃん達にちょいと説明した後、私はルドちゃんと逆方向に歩いていった。
「やっほー!メンシアちゃーん!」
「やっほー!頑張ってるねー!水分ちゃんととってねー!」
「はーい!」
「あ、あの…」
「どうしたんですか?」
「トイレ行ったら迷子になっちゃって…」
「はいはい、何処のとこかな?」
「――――トレーナーのとこなんですけど…」
「了解。ちょっと待っててね、もしもし、――さん。一人そこ欠けてるでしょ?私見つけたからそっちに送るね。場所どこ?・・・はい、はいはい、分かりました。行きますねーまた後でーはい。よし、そこまで案内するね!」
「い、いえ、場所を教えてもらえたら一人で行けますから…」
「いいからいいから、まあちょいと来なさい!」
「―でーって、ついたね。よかったよかった」
「ありがとうございます!メンシアさんのおかげで自信がつきました!」
「私は特に何もしてないよ。もともとあったんだよ、その自信は」
「ありがとうメンシア!君もごめん、誰かついていけばよかったね」
「いえ、私も迷子になってしまったので…」
「自分を責め合うなよー。私はこれで、またねー」
「ありがとうございました!・・・凄いなあ」
「でしょ?彼女に勇気付けられた人は少なくないんだよ。それで縁も多いみたいだからね。彼女は沢山人を助ける。だから彼女は助けられるんだ。損得関係じゃない助け合いが出来る人が多いんだ。凄いよ、メンシアは」
「・・・私もあの人みたいに優しいトレーナーに…!」
「へいへーい!そこの暇そうなウマ娘!ゴルシちゃん特性焼きそばいらんか~?」
「ならもらいましょーう!何円?」
「いらねーよ、ほら、受け取れ」
「なら遠慮なく、いただきまーす!…うーん、美味しい!なに使ってるの?」
「そりゃ企業秘密だ。知りたかったら超究極生命体ゴルシリューティアンの故郷を見つけるんだな!」
「いつか絶対見つけてやるからな」
「せっかくならもう一個持ってけ、使うことになる」
「オッケイ、貰っていくわ。んじゃまたねー」
「またなー!・・・ったく、疑うことを知らないのか、あいつ?まあ、それがいいとこなんだけどな!あ、マックちゃん!」
◆
んー、いろんな人と出会えたし、問題も見えるところには無さそうだし、そろそろ…いや、まだなんかある気がする。この焼きそばが言ってる。
「グスッ…」
あそこの木の裏か、そーっと、そーっと、
「泣いてる君はだーれだ?」
言い方なんかキモいな…
「きゃっ!あ、あなたは…?」
「私はメンシアベレージ、天の道を行き、全てを司る気はないウマ娘だよ」
「・・・?」
「ごめん、前半の部分忘れて」
「後半じゃないの!?じゃなくて、メンシアベレージさんね、メンシアさんでいい?」
「いいでー。で、君の名前は?」
「・・・え?知らない?私の事…?」
「もしかして、有名人?」
「ちょっと自信はあったんだけど…」
「そこまでネットとか見ないしなー」
「・・・じゃあ、名乗るね!私の名前は
カレンっていいます!カワイイカレンチャンって覚えてね♪」