ヒト並みウマ娘 作:aa
アグネスタキオン…タキさんがチームスピリットに入ってから数日後、どうなっていたかというと…
「やぁ、メンシアくん。新しい薬が出来たんだが、飲んでみるかい?」
「光りますか?それ」
「ああ、光るとも!」
「のみまあす!」
「違うでしょ!」
普通に馴染んでいた。
皆ちょっと警戒してたけど、口を揃えて『まあ、メンシア(さん、ちゃん)が連れてきたし大丈夫でしょ』って言っていた。
今は、私と夕ちゃん、スズカさんとタキさんの四人でチーム部屋で休んでいた。(他の四人はチーム用の買い出し)
「まず最初に本来の効果を教えてもらえませんか?安全性を考えないと」
「そうだね、それは身体能力が一時的に上がる薬さ」
「あれ?タキさんドーピング嫌いじゃなかった?」
「もちろん、嫌いさ。ドーピングほどしらけるものはないからね」
「じゃあ、なんでですか?」
「もしものためさ。そもそも私達は学生という身分。いつどこで犯罪に巻き込まれるか分からない。ウマ娘のパワーがあるスズカくんや私と違って君達二人はヒト並みの力だろう?そのためさ!」
「で、本音は?」
「失敗作!」
「光る時点で誰も寄り付かなくなると思うけど…」
そうわいわい喋っていると、
「失礼します…」
一人の黒髪のウマ娘が入ってきた。
「ここにタキオンさんはいるでしょうか…?
「カフェ!どうしたんだい?私に何か用かい?」
「おろ?知り合い?」
「彼女はマンハッタンカフェ。私の友人さ」
「友達になった覚えはありません…」
「ええー!?酷いじゃないか~」
「そんなことより…どうぞ、忘れ物です」
「ああ、ありがとう。私としたことが、水筒を忘れるとはね。お礼にこの薬でも「いりません」駄目か~!」
「そんなことしてるから友達になってくれないのでは…?」
「では、私はこれで…」
「タキさんのために、ありがとうございます。後ろの子にもありがとうって言ってあげておいてください」
そう私が言うと、カフェさんは帰っていっt「待って!」
「びっくりしたあ!?」
「どうしたんだいカフェ、急に叫ぶなんて…」
「見えるんですか…?あの子が…」
「・・・えっなになにどういうこと?メンシアちゃんどゆこと?」
「夕莉ちゃん落ち着いて」
「なるほど…メンシアくん。キミは見えるのかい?カフェの『お友だち』が」
「見えるもなにもいるじゃないですか、そこに」
「メンシアちゃん霊感あったの!?」
「んや、ないよ?えっ見えてないの?後ろのカフェさんそっくりな子が」
そう喋ると、その子が近づいてきた。
『あなた…私好きよ』
「告白されたわ」
「なにいってんの?」
「ウソでしょ…」
「どういうこと…?教えて」
『彼女は強い…速いとかそういうのではなくて、人として。自分が何をすべきか、何をしたいか、どちらも良く理解し、うまく融合できる…そして暖かい…彼女は、他の誰かにとって、とても劇薬だわ…まるでサイコ◯レームね…』
「劇薬ならどっちかって言うとコジ◯粒子では?」
「なにいってんの??」
「コジ◯粒子…気になる響きだね…」
『彼女と関わっていけば、追い付けるかもね…私に…』
「ま、待って!どこかにいっちゃった…あなたと関われば、追い付ける…?あの子に…?」
「えー劇薬?私が?そんな凄いかな、私」
「なんて言われたか分からないけど、多分言われてること全部正しいよね」
「・・・信じるんですか?あの子がいるって」
「えーっと、カフェさんには申し訳ないけど、カフェさんに言われたら信じてないかもしれません。けど、メンシアちゃんは、信じれる。そんなカリスマが、メンシアちゃんにあるんです」
「・・・」
「ただいま…って、お客さん?」
「こんにちは!どうしたんですか?」
「い、いえ…なんでもないです。私はこれで…」
「あ、いっちゃった。メンシアさん、なんだったんですか?」
「ええっと…」
◆
「てことがあって」
「なるほど…ではさっきの気配はそのお友だちだったんですね」
「え、なんのことだ?」
「チーム部屋まで戻るときに私達以外の気配がしたんです。皆を怖がらせたくないので黙っていました」
「えー!?言ってよー!カレン気になって夜も眠れな~い」
「い、言わなくて正解だったよ…」
「ふむ…」
「どうしたんです?タキさん」
「いや、謎が残っていてね…なぜ君がカフェのような力もないのにお友だちが見えるのかと思ってね…彼女もなにかいろいろ抱えてるはずだ。少し、気に掛けてくれないか?」
「そういうこと言うんですね?」
「もちろんだとも。彼女がどう思おうが、私からみれば
お友だち
だからね」
「・・・分かりました」