ヒト並みウマ娘 作:aa
「それってどういう…」
「メンシアさんは
「やっぱりデスか」
「薄々、そんな感じだろうと思ったけれど…」
そんな…メンシアさんはトレセン学園にはいない?ってことは!
「わ、私嫌なウマ娘に見られちゃったかも~!?」
◆
スペちゃんがまた机にうつ伏せになってしまいました。
「まあそう見えちゃったかもしれないよね~」
「グフッ」
「スカイさん!!」
スカイさんがスペちゃんに追撃を行い、それをキングさんが咎めている間に私はエルの横に座りました。
「グラスはメンシアってウマ娘とどんな出会いかたをしたんデスか?」
「…あれはトレセン学園に入学する前のことでした」
◆
ううぅ、ここは何処でしょう?トレセン学園に行きたいのに迷子になってしまいました。道を聞こうにも、私はまだ日本語を喋るのが得意じゃありませんし…。心細いです…
「そこのウマ娘さん、どうしたの?まるでトレセン学園に行きたいけど迷子になっちゃって、しかも日本語を喋るのが苦手で心細くなってるみたいじゃん」
私に話しかけたのは袋を持った黒い髪(黒鹿毛でしょうか)で紫色の目をしたウマ娘でした。それにしても私の考えていることを当てるなんて、
「ど、どうシテワタシのかんがえていることがわかったんデスカ?」
「おっとこれホントにあってる感じ?宇宙の法則乱れてない?」
◆
「マジであってたんだ…」
私に話しかけてきたウマ娘、メンシアさんの提案で近くのベンチに座ることになりました。
「うぅ…」
「ダイジョブぐーちゃん?なわけないか、心細いもんね。…あ、そうだ」
とメンシアさんは(私のことをぐーちゃんと呼びます)何か思いついたようで、持っていた袋から何か取り出しました。
「ほれ、うけとれ」
「?なんデスカ?」
「シュークリーム」
渡されたのは大きな
「たべてもいいんですか?」
「あったり前のクラッカーよ!ほれほれ、食べてみ」
言われるがまま、口にいれると
「!
一口食べただけで、笑顔が止まりませんでした。
「だろー?では私も。ん、おいしー!」
二人ともすぐに食べ終わりました。甘いものを食べたおかげか、それともメンシアさんと食べたからか、心細さはもうありませんでした。そのあとはトレセン学園まで案内してもらい、途中で日本語を教えてもらったりもしました。
「もう大丈夫そうだね」
「今日は、ありがとうございました」
「日本語の上達が早くて驚いてるけどまあそんなことより、気にしないでよ。私が好きでやってただけだし。」
「・・・」
「えっどうしたの急に黙り込んで」
・・・私はこんなによくしてもらってるのに、一つお願いを言いたくて仕方がありませんでした。
「あ、あの」
「(あっ動いた。)どうしたの?」
「お願いを一つ聞いて―やっぱりいいで「お願い?聞くよ?」え…どうして…?」
「そりゃ友達だからよ。それにぐーちゃんは無理な願いなんていわないだろうしね!」
「トモ…ダチ?」
「あっやっぱり嫌だった?ごめんとりk「ちがいます!嬉しくて、嬉しくて」」
なんていい人なんだろう。今日会ったばかりの私を友達にしてくれるなんて…
なら言おう。私と一緒に―
「私と一緒にトレセンで走ってください!」
目を合わせて私は言った。メンシアさんは
「―えっい、いいよ!」
メンシアさんは快く了承してくれました。そのあとはトレセンの校門で別れました。
その了承は優しさだったのか今はもうわからないけれど
◆
「というのが出会いになります」
「そのあとに会ったりはしなかったの?」
「そのあとはトレーニングで忙しくなりまして…休みの日に探したりしましたが、出会えませんでした…やはりトレセンにいると思って言ってしまったのが鼻についたのでしょうか…」
「あ、グラスがスペちゃんみたいにぐでっとなってマス」
はあ、どこにいるのでしょうか、メンシアさん…
「そのぐーちゃんとやらのお願いするときの目に見惚れたせいで聞いてなかった、と」
「ソウイウコトッス」
「最低では?」
「グハァ」