オリ主ヒロアカ世界で極制服を着る   作:ゴロゴロ鼠

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第19話

糸道が救護所があった場所に到着した時、ヒーロー候補生側は不利な状態になっていた

 

(ギャングオルカ!やばいな、こちら側は人数が少なくて十分な殿がいない。その殿もオルカの超音波攻撃で倒れてる)

 

ひとまずギャングオルカを倒れている人から離そうと極制服をテニス部に変えて攻撃を行おうとするが

 

「ッ!轟か」

 

ギャングオルカに向かって大量の氷が襲い掛かるのを見て攻撃の手を止める

 

(轟の炎ならオルカと相性がいい、まだ避難している人たちも安全と言える距離まで避難できていない。なら)

 

「緑谷!移動手伝う」

 

「糸道君!ありがとう、向こうの方の人手が足りないからあっちをお願い!」

 

「分かった、カバーズ!!」

 

糸道がお手玉サイズにして持っていたカバーズを動けないでいる救助者に向けて投げるとカバーズたちは空中で広がり救助者の人たちに被さると素早く救助者に切られて個性訓練時の頭だけガリガリオールマイト状態で避難を手伝った

 

「これで少しは早く避難が完了できる。轟がオルカの時間を稼いでいる間に・・・!」

 

一度轟の様子を確認しようと戦闘場所の方を見た糸道が見たのは

 

(何やってんだ!?)

 

敵であるギャングオルカを前に言い合いをする轟と士傑高校の夜嵐だった

 

「・・・まずいな、緑谷!ここは任せても良いか!」

 

「え・・・ッ!分かった!!」

 

緑谷も轟の状態を理解したようで状況を把握して即座に対応を行って見せた。糸道は走りながら轟達の様子を確認する

 

(オルカの事を忘れて言い合いし始めてる、オルカと周りの敵もいきなりの事で呆然と見ているが直ぐに動き出すぞ。近くで倒れている人も助けないと)

 

糸道の予想通り敵は直ぐに動き出し轟は肩にセメントの重しを付けられ動きにくくなってしまった。一応言い争いはやめて目の前の敵と戦う事に意識を向けたようだが言い合い直後で連携など出来る訳もなく、1+1を2や1どころかマイナスにしている酷いありさまだった

 

「糸道君!僕も行くよ!!」

 

「先に行け!」

 

糸道だけではなく自分も行った方が良いと判断したのだろう。緑谷が糸道の後から追ってきてそれに糸道も即座に反応をする。この行動を見ていた試験管たちはこの二人を少しでも良いから見習ってほしいと轟と夜嵐に思いながら二人を減点していく

 

「・・・ッ!俺を投げろ!!」

 

轟が出した炎が夜嵐の風により最初に殿を行って倒れていた他学校の生徒に向かって行くのを見た糸道は腕を緑谷に伸ばす、それに緑谷は即座に意図を理解しその腕を掴み自身の個性による超パワーで糸道をぶん投げた

 

「三つ星極制服 縛の装!」

 

空中を飛びながら極制服を変化させ糸道は全身が包帯に包まれたミイラの様な姿となりそのまま士傑生を向かってくる炎から守るように着地、全身を盾にして炎を受けた

 

「糸道君!」

 

「俺は大丈夫だ!その人を早く!バカ二人は攻撃しろ!」

 

糸道が轟達に叫ぶと同時に個性を発動させようとする、しかし

 

「遅い!」

 

プロヒーローとして一瞬の判断が必要になる場所に立ち続けるギャングオルカに反応速度で勝てるはずもなく超音波攻撃により夜嵐と轟がダウンする

 

「ッ!」

 

二人の援護をしようと動く糸道だったが、ベチャリと言う音と共に体に纏わりつく物体に動きを阻害された

 

「セメントガンだ!そんなミイラ状態じゃ避けられねえだろう!」

 

「全員撃て撃て!」

 

ベチャベチャと当たって即座に固まるセメント、呼吸が出来るように顔の部分は狙わない様にしてくれているようだが段々と動けなくなっていくことに少し焦りを感じていると

 

「次はお前だ」

 

轟と夜嵐を動けなくしたギャングオルカが糸道の目の前まで来て近距離からの超音波を放つ

 

「よし!これであいつも終わりだ」

 

「次は避難所の奴らだ」

 

「・・・いや、まだだ」

 

「え、でも社長そいつ超音波で・・・」

 

「そうだ、まだだ」

 

周りが標的を次に変えようとするなか、ギャングオルカだけは糸道を睨み続けそう発した。周りの敵役が困惑する中、糸道は唯一右目部分の包帯が巻かれておらず影になった奥からギャングオルカを睨み声を出した

 

「嘘だろ」

 

「あの距離で社長の超音波受けて立ってられるのかよ」

 

「ならもう一度だ」

 

他が動揺する中ギャングオルカは先ほどよりも強く超音波を出して攻撃を行う。しかし糸道は倒れることなくギャングオルカを見つめ続けた

 

「この特殊加工した布の鎧は超音波など通さない。次はこちらの番だ」

 

「ッ!全員こいつを撃て!!」

 

ギャングオルカが避けるのと同時にこちらに向かってくるセメント、糸道を拘束だけして他の場所へ向かおうと考えたらしい。しかし

 

「甘い!既に力は溜まっている!!」

 

糸道がそういると布が膨張を始めどんどんと大きくなり、一定の大きさになると風船が割れる様に布が解け代わりに複数の鞭がギャングオルカや他の敵を襲った

 

「三つ星極制服 死縛の装!」

 

「グッ・・・!」

 

「ただの動く壁じゃないのかよ」

 

「落ち着いて鞭の動きを見ろ、こいつを先に潰す」

 

周りが無理に襲われる中、ギャングオルカは冷静に自分に向かってくる鞭の勢いを超音波で殺しながら指示を出す。周りも次第に鞭へと対応をし始めており糸道一人で抑えられる時間は限られていた

 

「やれるところまでやってやるさ!」

 

 

(クソッ・・・)

 

(ちっくしょう・・・)

 

『バカ二人は・・・』

 

((本当だよ・・・ッ!)

 

轟と夜嵐超音波により動くことは出来ないが先ほどの糸道の言葉を頭の中で繰り返し再生して自分への怒りで歯を食いしばる

 

((取り返さねえと!))

 

この時、いままでとことん相性が良くなかった轟と夜嵐の考えが一致し言葉にせずとも互いがしなければいけない事が分かり個性を発動させた

 

 

変身が解け縛の装へと戻った糸道はセメントガンを避けながら軽く舌打ちをする

 

(縛の装の特性をもう見つけたか、流石ナンバー10ヒーロー)

 

縛りの装は敵の攻撃を受けてそのパワーを相手へと死縛の装として返す、なので攻撃力が低い拘束技などではパワーが溜まらず攻撃へと転じることが出来ないギャングオルカはそれを少ない時間で見抜き糸道への超音波攻撃を止めセメントガンでの拘束に完全に切り替えた。すべてを避けることは出来ず徐々に被弾する回数が増えてきた時、強い風が吹いた

 

「士傑の人・・・ッ」

 

「麻痺の効きが十分では無かったか、お前たちはこいつ完全に固めろ。この風は俺が止める」

 

この風をただの最後の悪あがきではなく脅威と感じたギャングオルカは糸道を他に任せ夜嵐を完全に麻痺に掛けようとその場を離れようとする、しかし

 

「自縄自爆!」

 

「ッ早く止めろ!」

 

轟達の糸に気づいた糸道は自分で自分を攻撃して死縛の装へとなるためのパワーを溜め始める、糸道の急な行動の糸に気づいたギャングオルカはセメントガンで糸道の行動を止めるように指示を出すが

 

「もう遅い!三つ星極制服 死縛の装!」

 

死縛の装で周りの敵を吹き飛ばしギャングオルカは鞭で動きを封じて轟と夜嵐のサポートを行った。糸道のサポートもあり轟達はギャングオルカを炎の渦の中に閉じ込めることに成功した。

 

「社長!」

 

「シャチっぽい社長にアレはマズい、轟を止めろ!」

 

「いや待て!先に糸道をやらないと・・・ッグァ!」

 

「その通り、轟達の前に俺の相手をしてもらおうか」

 

(とはいえ死縛の装はもう少しで解ける、他の極制服への変形も隙が出来てしまう。自縄自爆を行う隙をくれるかどうか)

 

「加勢するよ糸道君!他の皆も来てくれた!」

 

「緑谷、助かる」

 

緑谷を先頭に救助を行っていた者達が次々に駆けつける。敵が次々に倒されていく中

 

キィィィィィン

 

「で、次は?」

 

炎の渦を超音波で消してギャングオルカが出てきた

 

(不味い、このままだと全員超音波で終わる)

 

緑谷も糸道と同じことを考えたようで直ぐにギャングオルカへと向かっていき糸道もそれに続く

 

「砂藤、尾白!俺を攻撃してギャングオルカの方へ飛ばしてくれ!早く!!」

 

「おうよ!」「分かった!」

 

二人は縛の装状態となった糸道を全力で攻撃しギャングオルカの方へと飛ばす。飛ぶための攻撃によりパワーを溜めた糸道は飛びながら死縛の装へと変身しギャングオルカに鞭で攻撃した

 

「二人から離れてください!」

 

「これで終わりだ!」

 

「ぐっ!」

 

緑谷と糸道の攻撃を受けたギャングオルカは驚きはするが怯まずそのまま二人を睨む

 

「緑谷に糸道・・・ッ!」

 

標的を轟達から二人に変えたギャングオルカは糸道達に超音波攻撃を行おうとするが

 

『ブーーー!!』

 

「えーただいまをもちまして配置されたすべてのフックが危険区域より救助されました。誠に勝手ではございますがこれによ仮免試験全行程終了となります」

 




ちなみに縛の装はボールギャグ付けてないです。絵面がヤバいんで。

どうでも良いですが私ギャングオルカ結構好きです、見開いた目とかカッコいいよね。

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