帰ってきたらめちゃくちゃ優しくなっているウマ娘との生活杯 作:ザッツユウゴ
テロ死ななかったとはいえかなりダメージを受けて、腕を動かせるほどには回復したが、歩くには補助装置がないと自立して動けない
俺が療養している間に皆しっかりと、練習しているかという不安はあるものの、つい先程退院と共に携帯を返して貰ったので、トレーナー専用のグループチャットで連絡をとってみことにする
:ヤッホーみんな息してる?
ウオッカT:生きてたのか?!
:一応な。情報統制のお陰で今まで連絡できんかった。うちの子たちってどうしてる?
ニシノT:元気はないけど、練習には取り組んでいるっていう感じですね
:皆に新しいトレーナーついてますか?
ウオッカT:んーいるにはいるけど、新しいトレーナーもお前の担当バもお前の帰り待ち
:へぇー
ニシノT:早く会ってあげてくださいね
なるほど早く行かないと……家族(担当バ)が待ってるんだ…………。
「やっぱ外の空気はうまいな」
近くのベンチに座ってウマインしてて思ってたが、やはり久しぶりのものほどおいしいものはない。
さて帰ろう。--・-・ -・-・ -・ ・・・- ・-・ ・-
「へーい、タクシー!トレセン学園まで頼む」
「おお、半年前と変わりないな」
半年ぶりの家のように門を通った瞬間、俺の口から嬉しさのあまりそう漏れた。
学園内に入るとやはり、記憶のなかのトレセン学園と変わらないことに安心感を覚える。喉が渇いてきたからカフェによっていこう。
「おっ」
「あっ」
学園内で最初のウマ娘に出会った。
「久しぶりだなタイシン」
俺の中のタイシンとは変わり、身長はすこし伸び、セミロングほどに髪が伸びている。
「あっ、あっうぅぅぅ、バカ、バカッ!! 本当に、心配したんだから……うっ、ぐすっ」
俺を見た瞬間、まるで死人が帰ってきたかのようにボロボロとなみだをこぼしはじめた。
半年前の強気な言葉遣いも、強気の態度もない。
半年前の俺には想像できないようなタイシンがそこにいた。
半年前の温もりを確かめるように、ぎゅっと離さないような力で俺にしがみ、BNWのトレーナーにもするような照れ隠しの蹴りもないまま潤んだ瞳で、こちらを見上げてくる。
「バカ! しっかりと連絡ぐらいしてよ! 皆とっても心配したんだから
でも……帰ってきてくれて本当によかった……」
WHAT?! なんすかねこの可愛い生き物。
いつものタイシンならもう少し冷めているぞ、物理的にも言葉的にも精神的にも。
「え、えーと、そんなに心配してくれた?」
まるで、【うん】と返事の代わりのようにタイシンの力は強くなった。
「ちょっとタイシン? これ以上の力でしめられると、俺の骨がミシミシしてるから緩めてくれないか?」
「あっ、ご、ごめんなさい!」
素直に謝ることに、とても驚いた。
自分の中では『ゴメン』と素っ気なく謝るイメージしかないから、とっても驚いている。
けど、本気で心配しているようで、とても嬉しい。すこし照れるというかなんというか……。
「大丈夫?! まさかどこかの傷口開いた!?」
「落ち着け。俺は泥団子じゃないから」
ウマ娘からすれば俺はリンゴかもしれない。
でも、また骨にヒビ入って再入院するのもなんかめんどいし。
「ご、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
俺の胸に顔を押し付け、まるで謝罪BOTのように泣きながら謝り始めた。
「ふっ、タイシン、見てみろ」
「グスン、なに」
タイシンは俺の指さす方を見た。
「偶然にも机の上に置いてあるアルミ缶の上にとアルみかんがある」
二人仲良く多分ゴルシが置いて行ったのかもしれない、本当に机の上に置いてあるアルミ缶の上に、あるみかんを見た。
「…………フフッ前から変わらないわかりにくさだね」
「なんだそれ。ちょっと離れて、俺は変わってないぞー、ほらラジオ体操の腕回しだってできるんだから」
タイシンから少し離れ、腕を勢いよくぶんぶんしていると、タイシンは目の色変えて俺に近づいてきた。
「だめでしょ! アンタまだケガ人なんだから安静にしなきゃ!」
「あっ.はいすみません」
俺がおとなしくすると、タイシンも落ち着いてくれたようだ
「そうだ。みんなに俺が帰ってきたこと教えておいてくれないか? 後、出来たらでいいが、財閥組*1とファイン*2は遅めに頼む」
「……あーそういうことね。無理諦めて」
「……はい」
夜はどんちゃん騒ぎなってことしまうことが確定した。
「そうだ。トレーナー」
「どうした?」
「お帰りなさい」
まるでまるで子どもを慈しむ母のように、俺のことを見てくる。
クリークに負けない、いや、勝るほどにタイシンからはバブみ*3が溢れている気がする
名残惜しいが、帰ってきてることが噂になってから理事長に会うとうるさそうなので、タイシンとはここでお別れして、理事長室へ足を進めた。
「うむ。トレーナー君久しぶりだな」
うむ。半年前からすこしだけ、身長が伸びたように見える理事長とばったり廊下で会ってしまった。
「お久しぶりです。理事長」
「君がテロの被害を受けたと聞いたとき、この学園は大変だったぞ」
「ははは、すみません」
絶対皮肉で言ってきてるよな…………。
「まあ、とにかく!
お帰りトレーナー君」
「はい・・・ただいまです」
微笑みながら俺の帰宅の挨拶をしてくれる。この人はやはり・・・
「そうだ! トレーナー君一応重症の怪我しているから、3ヶ月ほどの休みをとってあるから安心して担当のメニューを考えたまえ!」
完全休暇が欲しいが、ありがとうとは思っておこう。
やっぱり皆の様子がおかしい気がする
それより俺の復帰パーティーをターフですることもおかしい。おのれ財閥組*4とファイン
やけ酒のために、ジョッキのビールを取ろうとするとそのジョッキは俺の視界から消えた。
「あまり感心しないな。トレーナー君」
「………………ルドルフ」
俺の楽しみを奪ったやつはシンボリルドルフ。
7冠達成して生徒会長をするうちの古参勢。
「失礼するよ」
となぜか俺の膝の上に座ってきた。
「一般的に失礼するよと言ったら、普通隣に座るものだと思うんだよ。どうだい? ルドルフ君」
「どうだい? トレーナー君楽しんでるかい?」
俺の質問を無視されたことよりルドルフが重い。アスリートって言うだけのことはあるから、見た目はスリムだけど、中身は筋肉ガチムチのウマ娘だから見た目以上に重い。
「ああ、たのしんでるよ。けど、こんなにも大規模にしてほしくはなかったね」
「ははは。それは無理だろうね、多分、皆、君の復帰パーティーに参加したかっただろうから、これはこれで正解だと思うよ」
「そうなのかなー」
ルドルフに渡されたじゅーすを飲み干した。うん、甘い。
「会長、少しよろしいでしょうか?」
「どうした? グルーヴ」
書類を持って前と変わらない鋭い眼でこっちを見ている。
こいつ苦手なんだよな。なんというか高圧的だしなんか怖いし、昔から自身のメンタル弱くてグルーヴにきつく言われた後なんて、泣きそうだったし。
「こちらの書類の不備の修正をお願いします」
「わかったよ。それじゃあトレーナー君、また明日」
「おう」
ダッダッタッダッダ
普段じゃ見られない皇帝様の全力で彼女たちにとっての短距離走を、見届けながら取り上げられたビールを飲もうとすると。
ビシ
俺の思いは叩き落とれた
「たわけ。アルコールの類を飲むんじゃない」
「いいじゃん。前までなにも言ってこなかったじゃん」
心配してくれることは嬉しいが、基本的に酒を飲めるタイミングがないから今日くらいは飲んでおきたい。
それに彼女に反抗したいという、半年前からの不満もある。
「とにかくだ。私含め皆貴様の体をとても心配している」
「えっ?」
まったくと言いたげのように腕を組んでグルーヴはそう言った。
思わず声が漏れた。
自分の考えもしないことを告げられたのだから。
「それって 「グルーヴ! 鍵持ってるかい?」
流石にスピードを落として、ジョギングほどのスピードでこちらに歩いてくるルドルフが現れた。
フルスピードなら轢かれていただろうな。
「!! すみませんかいちょ…………あっ、部屋に置いてきてしまいました」
「会長、取ってきます!」
置いてきてしまったことを挽回するため、とてもはやいはやさでグルーヴは走って行った。その影響で顔面にハム飛んで来たわ。
「トレーナー君、これを置いておく。それと、中のものも読んでおいてくれ。私はグルーヴを追いかけてくるよ。それとハム貰っていくね」
ルドルフは顔についたハムを取っていった。
封筒を置くと、ルドルフも走って学園へ向かった?
「どれどれ」
ートレーナーお世話ローテーション表ー
……見なかったことはできないよな、これ明日からだし。
恩を感じてやっているなら、やめてほしいな。そんなことの為に日ごろのプライベートつぶしているわけじゃないし。
「トレーナーさん? 大丈夫ですか?」
「…………スぺ?」
飲みすぎた、あたまイタい。
「ちょっと飲みすぎですよ。ルドルフさんはどこ行きましたかわかります?」
「あーヒック、室」
「……生徒会室ですか」
「うん」
「帰りましょう部屋まで送ります」
「あり、ヒック、やと」
スペに肩をかつがれてゆっくりとゆっくりとトレーナー室へ運ばれる。
「トイレ」
「わかりました。我慢してくださいね」
頭がふらふらする.
____
「つきましたよ」
「うにゅ」
「ほらトレーナーさん着きましたよ」
「あり.がと」
「ほらズボン脱いでください」
「おう………………? 待て」
待て待て待て待て。おかしいなんか可笑しい。
いつもの目でこちらを見ないで欲しい。俺には他人に排出を見られる性癖はない。
「どうしたんですか? ほらおもらししないうちに脱いでください。もしかしてうまぴょいしたいんですか?」
「何事もないように言ってるようだが、尻尾は正直だな。だから個室で一人でさせてくれ狭い」
まじで狭い
「…………ダメです。こうやって見てないと、トレーナーさんがまたどこか遠くに行ってしまいそうで怖くて、心配なんです。トレーナーさんが大けがをおって半年間居なくなった……半年間で私たちは知ったんです。あなたがいないことなんてもう耐えられないんです」
「スぺ………………
とりあえずトイレさせてくれ」
まじでもう限界漏れる。洋式に座りながらもらすという珍事しちゃう。女の子の前で洋式トイレに座りながら漏らすという、意味不明なこと起きちゃう。
「見ててあげますから、思いっきりどうぞ!」
この子いい笑顔でこっち見てくるやんダッチしそう。漏れる
「わかったこうしよう。スぺはドアの向こう側でまっていてくれるか? それなら俺の恥ずかしい思いをしないし、スぺは音で俺の様子がわかるだろ?」
「……わかりました。トレーナーさんが嫌がっているようですので向こう側で待ってますね」
スぺはドアの向こう側に行った。あー! 漏れる! 漏れる! 漏れる!! あっっ……
あ^~~
このあとギリギリ漏らさず、部屋にかえってスぺと添い寝してもらって熟睡した。
好評価とコメント兼アドバイスお願います!
比喩表現?で歴史的単語使ってわかる?
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うん
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いいえ
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ジークハイル!
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天皇陛下万歳!