XDS IF Another CrossOver   作:raphel

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第7話 S.O.N.Gへ……

1万のアルカ・ノイズ軍団を倒したツナ・炎真・葉・獄寺・山本・蓮・ホロホロの7人の少年達。

 

ツナ・炎真・獄寺・山本のボンゴレ組(炎真は違うが)はハイパー化やギアアニマルの形態変化を、葉・蓮・ホロホロのシャーマン組はO.Sをそれぞれ解除し、ひと息ついていた。

 

 

ツナ「はあ〜、何とか倒せた……」

 

炎真「流石に疲れたね……」

 

獄寺「お疲れ様です、十代目!♪」

 

山本「お疲れさん、ツナに炎真♪」

 

炎真「獄寺君も山本君もお疲れ様♪」

 

ツナ「2人ともありがとう。時間を稼いでくれたおかげで何とかなったよ♪」

 

獄寺「いえいえ! 十代目の右腕として当然のことをしたまでです!♪」

 

山本「だな。 あ、因みにツナの右腕は俺な♪」

 

獄寺「なっ、この野球バカ! 俺から右腕の座を奪おうとは良い度胸じゃねえか!!」

 

山本「お、やるか? 言っとくけど、ツナの右腕は譲らないぜ♪」

 

獄寺「上等だ! 今日こそ白黒付けてやる!!」

 

ツナ「ちょっ、ちょっと獄寺君に山本!? 喧嘩しちゃダメだってば!」

 

炎真「ふ、2人とも落ち着いて!」

 

 

ツナの右腕の座をかけて争う獄寺と山本、2人の争いを止めようとするツナと炎真。

 

そんなボンゴレ組(炎真は違うが)の様子を遠巻きに見ていた葉達シャーマン組はと言うと……

 

 

ホロホロ「なあ、獄寺と山本は何を言い争ってるんだ?」

 

蓮「知るか。それにしてもあのツナと言う男、先程と雰囲気がまったく違う様だが、二重人格と言う奴なのではないか?」

 

ホロホロ「だよな。さっきブラックホールを消し飛ばした奴と同一人物とは思えねえぜ」

 

葉「ウェヘッヘッヘッ、まあ良いじゃねえか。ツナが良い奴なのは間違いねえんだからよ♪」

 

ホロホロ「そう言う問題か!? まあ、それは俺も同意するけどよ」

 

蓮「フンッ、まあいい……ところで葉、貴様達がここで何をしていたか聞いても良いか?」

 

葉「おう、良いぞ♪」

 

 

葉はここへ至るまでの経緯……オートスコアラーやキャロル、そして彼女達の目的である世界解剖計画ーー万象黙示録のことを含めて蓮とホロホロに話す。

 

 

蓮「キャロル・マールス・ディーンハイム……まさか、錬金術師なんてものが存在するとはな……」

 

ホロホロ「世界を知る為に世界を壊すって、明らかに矛盾してるじゃねえか! そのキャロルって奴はイカれてんのか!?」

 

葉「さあな、キャロルが何を思ってそれをやろうとしているのかはわからねえ……けど、少なくともあいつが本気だってことは確かだ。だから、オイラはキャロルのことを放っておく訳にはいかん」

 

ホロホロ「葉……」

 

蓮「……キャロルと言う奴の計画を阻止する為に動く気か?」

 

葉「ああ。それに……世界の救世主ーーシャーマンキングを目指す身としては、世界の危機に立ち上がらない訳にはいかんだろ?♪」

 

 

葉はゆるやかに笑いながら、キャロルの万象黙示録を止める決意を口にする。

 

 

蓮「フッ、確かにな。貴様が世界の危機に立ち向かうと言うのなら、俺も黙って見ている訳にはいかんな」

 

馬孫『仰る通りです、坊っちゃま!』

 

ホロホロ「俺も力を貸すぜ、葉! 世界が壊されそうになってるって時に、黙って見てるなんてできねえからな!」

 

コロロ『クックルク〜ッ!♪』

 

葉「蓮、ホロホロ……ウェヘッヘッヘッ、あんがとな♪」

 

 

協力してくれる蓮とホロホロに、葉は嬉しそうに笑いながら感謝の言葉を口にする。

 

そこへ……

 

 

ツナ「葉君達もキャロルの計画を止めるつもりなんだね」

 

炎真「僕達と同じだね」

 

 

獄寺と山本の言い争いを止めたツナと炎真が2人を引き連れてやって来た。

 

因みにツナと炎真は獄寺と山本にキャロル達のことを説明済みである。

 

 

葉「おおツナに炎真、お疲れさん。最後の奴、凄かったぞ〜♪」

 

炎真「葉君達もお疲れ様♪」

 

ツナ「葉君達が時間稼ぎしてくれたおかげだよ。本当にありがとう♪」

 

葉「どういたしまして♪ そういや僕達と同じって言ってたけど、ツナや炎真達もキャロルの計画を阻止する為に戦うんか?」

 

炎真「うん、あんな話を聞いたからには黙っている訳にいかないよ」

 

ツナ「まあ俺達の場合は、大切な家族や友達、仲間を守る為に戦うと言うのが正直なところだけどね」

 

獄寺「良いじゃないですか、十代目! その方が俺達らしいっすよ!♪」

 

山本「ははは、確かにな♪」

 

 

ツナや炎真達も葉達と同様キャロルの万象黙示録を止める為……そして大切な家族や友達、仲間を守る為に戦うことを決意する。

 

 

葉「ウェヘッヘッヘッ、オイラ達も似たようなもんさ♪」

 

ホロホロ「まあな。俺達も世界の為にってよりかは家族や友達の為にって言う想いの方が強いからな♪」

 

蓮「フンッ……自身にとって大事なものを守りたいと言う気持ちが強いのは当然だ。それを疎かにする様では、結局何も守れんからな」

 

 

葉達もツナ達の戦う理由に共感していた。

 

世界の救世主ーーシャーマンキングを目指す身とは言え、葉達にとって1番大事なのが家族や友達と言う身近な存在であるのはツナ達と変わらないのだ。

 

 

葉「そんな訳で……改めてオイラ達と一緒にキャロルの計画を阻止しようぜ♪」

 

ツナ「うん。改めてよろしく、葉君♪」

 

 

ツナと葉は共に戦うことを決め、固い握手を交わした。

 

 

ツナ「あ、そうだ。まだそっちの2人にはちゃんと自己紹介して無かったね。俺は沢田綱吉、皆からはツナって呼ばれてます♪」

 

炎真「古里炎真です。改めてよろしく♪」

 

道蓮「道蓮、中国出身のシャーマンだ。こっちは俺の持霊の馬孫だ」

 

馬孫『蓮坊っちゃまの持霊の馬孫でございます! 改めてよろしくお願い致します!♪』

 

ホロホロ「俺は北海道出身のアイヌ民族のシャーマン、ホロホロ。んで、こっちは俺の持霊でコロポックルの精霊のコロロだ。改めてよろしくな、ツナ、炎真!♪」

 

コロロ『クックルク〜ッ!♪』

 

葉「オイラも武と獄寺にちゃんと自己紹介しとかねえとな。オイラは麻倉葉、もう知ってると思うけどシャーマンだ。こっちはオイラの持霊の阿弥陀丸だ♪」

 

阿弥陀丸『葉殿に仕えます持霊の阿弥陀丸でござる。山本殿、獄寺殿、改めてよろしくお願い申すでござる♪』

 

獄寺「獄寺隼人だ。十代目ーー沢田綱吉さんの右腕はこの俺だ! よーくこの名を覚えておけ!」

 

山本「山本武だ、改めてよろしくな。因みにツナの右腕は俺ってことで♪」

 

獄寺「てめえ、やんのか野球バカ!?」

 

山本「お、やるか?♪」

 

ツナ「そこ! 喧嘩しちゃダメだってば!」

 

 

そんな感じで改めて自己紹介を終えたところで、今後どうするかについて話し合う。

 

 

獄寺「それで十代目、これからどうします? キャロルってガキの居場所を突き止める為にも、まずは情報収集が必要だと思うんっすけど……」

 

ツナ「確かにそうだけど、まずは一旦家に帰らない? 俺、リボーンにキャロル達のことを話して相談したいし……」

 

炎真「僕もアーデル達に相談したいかな」

 

山本「だな。小僧達にも話さないといけない話だし、笹川先輩達にも手伝って貰おうぜ♪」

 

蓮「そいつらは貴様達のように腕が立つのか?」

 

ツナ「うん、頼りになる仲間だよ♪」

 

ホロホロ「へえ〜、そいつは凄えな! なあ葉、俺達も竜やチョコラブ、ファウスト、リゼルグ達に手伝って貰おうぜ!♪」

 

葉「ウェヘッヘッヘッ、そいつは良いな♪ うっし、オイラ達も一旦家に帰ってアンナに……って、あああああああああっ!!?」

 

葉以外『っ!?』

 

 

葉が突然大声を上げたことに周りの面々は驚く。

 

 

ホロホロ「い、いきなり大声を上げんじゃねえよ! びっくりするじゃねえか!」

 

蓮「騒々しい奴め。何かあったのか?」

 

葉「あ、いや、色々あって忘れてたんだが……実はオイラ、アンナに晩飯の買い出しを頼まれてたんよ……その途中で拾った変な宝石の所為で意識を失って……そんで気が付いた時には一日過ぎちまったもんだから、今頃アンナは夕飯抜きにされてめちゃくちゃ怒ってると思うんよ……」

 

ホロホロ「おいおい、マジかよ!? ってことはお前、このまま帰ったら……!」

 

葉「お仕置きされるに決まってんだろぉ〜(泣)」

 

阿弥陀丸『葉どのぉ~(泣)』

 

ホロホロ「お、お前、相変わらずアンナに尻敷かれてんなぁ……まあ俺もあいつにこき使われたことがあるから、怖え気持ちはよくわかるけどな……」

 

コロロ『クル〜……』

 

 

ホロホロもかつて葉の住んでいる炎にお世話になった際、アンナにめちゃくちゃこき使われた経験があるので、アンナにお仕置きされることに恐怖する葉に同情するのだった。

 

 

蓮「フンッ、あの女に怖気付くとは情けない奴らだ」

 

葉「何言ってんだよ? 蓮だってマンキンの旧アニメのお正月スペシャルで、ビデオで「死にたいの?」って言ってたアンナにビビってたじゃねえか」

 

蓮「ばばば馬鹿を言うな! だ、誰があんな女なんかに……って、貴様は何をメタ発言しておるのだ!?///」

 

ホロホロ「なんだなんだ、流石の蓮もアンナが怖えのか? まあ無理もねえって、あのおっかねえアンナを怖がらない奴なんている訳ねえからな。恥ずかしがることなんかねえぜ♪」

 

蓮「だ、だから、俺はビビってなどいないと……!///」

 

阿弥陀丸『あ! あんな所にアンナ殿が!』

 

葉・蓮・ホロホロ『ぎゃあああああああああっ!!?』

 

 

阿弥陀丸のその発言に葉とホロホロ、そして蓮が悲鳴を上げるが……

 

 

阿弥陀丸『嘘ぴょんでござる♪』

 

 

阿弥陀丸の冗談であった(笑)

 

 

葉「あ、阿弥陀丸〜!(泣)」

 

ホロホロ「お、お前な、冗談でもそう言うのやめろよ! 寿命が尽きたかと思ったじゃねえか!」

 

阿弥陀丸『はははは、申し訳ないでござる。蓮殿が正直にアンナ殿を怖いと言わないので、思わず揶揄ってしまってござるよ♪』

 

蓮「き、貴様〜〜〜!!」

 

馬孫『ぼ、坊っちゃま! どうか落ち着いてください! 血圧が〜!』

 

 

自身を揶揄った阿弥陀丸に怒り心頭の蓮、そんな蓮を宥める馬孫に、苦笑する葉とホロホロ。

 

そんな葉達の様子を遠巻きから見ていたツナ達は……

 

 

獄寺「じゅ、十代目、あいつらが言っているアンナって女なんですが、リボーンさんと同じ感じがするのは俺の気の所為ですかね……?」

 

ツナ「き、奇遇だね獄寺君、俺もさっき同じことを考えてたよ……絶対にリボーンと同じ滅茶苦茶スパルタで、恐ろしい人だと思う……もし、アンナって人とリボーンを会わせたりなんかしたら……!」

 

炎真「ううっ、考えただけでも恐ろしいよ……!」

 

山本「あははは……おっかねえのな……」

 

 

アンナにリボーンと同じイメージを重ねており、2人が出会うことがないことを切に願うのだった……まあツナ達の願いは無情にも打ち砕かれることになるのだが、今の彼らにそれを知る術は無い(笑)

 

 

ツナ「そう言えば、獄寺君と山本達がどうやってここに来たのか聞いてなかったね」

 

山本「ああ、そういやちゃんと話してなかったな」

 

獄寺「俺と山本はリボーンさんに呼び出されて、ボンゴレの化学班が修理したSISTEMA C.A.I.と時雨銀時を受け取った後、日本に来てたコロネロや風に修行をつけて貰ってたんっすよ」

 

炎真「そう言えば、2人の武器は復讐者(ヴィンディチェ)との戦いで壊れたんだったね」

 

ツナ「なるほど……コロネロや風に日本に来ていたのも、リボーンが2人の元へ行ったのもそう言う理由だったんだね」

 

 

炎真の言う通り、獄寺のSISTEMA C.A.I.と山本の時雨銀時は虹の代理戦争の最終戦ーー復讐者(ヴィンディチェ)の『スモールギア』と『ビッグピノ』との戦いで破損してしまったことから、ボンゴレの化学班に修理で預けていたのだ。

 

そして漸く修理が完了したSISTEMA C.A.I.と時雨銀時をリボーンから受け取った獄寺と山本は、同じくリボーンに呼び出されて日本に来ていたコロネロと風に武器の修復具合を確かめるのも兼ねて修行をつけて貰ったのだ。

 

 

山本「武器が完全に直ってんのを確認できた俺らは、家に帰ろうとしたんだけどさ……」

 

獄寺「帰る途中で拾った変な宝石が放った光によって意志を失い、気が付いた時にはここにいたと言う訳です」

 

ツナ「! やっぱり、俺達と同じだ……!」

 

獄寺「十代目達もそうなんですか!?」

 

炎真「うん、僕達もリボーンの修行が終わって帰る途中で種のような形をした宝石を拾ったんだ。そして、その宝石から光が放たれて……」

 

山本「俺らが拾った宝石も種のような形してたぜ。まさかツナ達も同じだったなんて、凄い偶然なのな……」

 

炎真「僕達もびっくりだよ。拾った宝石はどっか行っちゃったし、一体何だったんだろ?」

 

山本「俺達が拾った奴も今は無いんだよなぁ……まあどっか行っちまったものを考えてもしょうがないし、どうやって並盛町に戻るかを考えようぜ」

 

ツナ「そうだね。葉君達も同じ状況みたいだし、一緒に元の場所へ帰る方法を考えよう」

 

 

自分達を並盛町では無い場所へ移動させた正体不明の宝石が気になるが、今手元に無い以上気にしても仕方ないので、並盛町にどうやって戻るかを考えることに切り替えるツナ達。

 

一方葉は阿弥陀丸に揶揄われて怒り心頭だった蓮を何とか宥め、蓮とホロホロにどうやってここへ来たのかを聞いていると……

 

 

葉「蓮とホロホロも変な宝石を拾ったのか!?」

 

ホロホロ「ああ、久しぶりにお前ん家に遊びに行く途中で会った蓮と一緒に向かっていたところで拾ったんだ」

 

 

蓮とホロホロも葉の家である民宿へ向かう途中で、葉と同じように宝石を拾ったとのことである。

 

 

蓮「フンッ、俺は姉さんから頼まれたものを届けに貴様の家に向かっていただけだ」

 

葉「そういや前も星アワビを届けに来てくれてたな。あれ、凄い美味しかったぞ。あんがとな、蓮♪」

 

蓮「ふ、フンッ、俺はただ届けただけだ! 礼なら姉さんに言え、姉さんに!///」

 

葉「ウェヘッヘッヘッ、そう照れんなって♪」

 

蓮「て、照れてなどいないわ! と言うか、話が脱線してるではないか!///」

 

葉「悪い悪い♪ 話を戻すけど、お前らが拾ったのは種みたいな形をした宝石か?」

 

ホロホロ「おおっ、その通りだぜ。ってことは、お前が拾ったって言う宝石もそうなのか?」

 

葉「ああ、そうだ。ってことは、お前らもその宝石が放った光で意識を失い、気が付いた時にはここにいたってことか?」

 

蓮「その通りだ。俺達をここへ飛ばした宝石は、気付いた時には手元から無くなっていたがな」

 

葉「オイラもそうなんよ。一体何だったんだろうな、あの宝石は……?」

 

ホロホロ「まあ無くなっちまったものを考えてもしょうがねえ。今はどうやってふんばりが丘に戻るかを考えようぜ」

 

葉「そうだな。ツナ達も同じ状況みたいだし、一緒に元の場所へ帰る方法を考えるとするか♪」

 

 

自分達をふんばりが丘では無い場所へ移動させた正体不明の宝石が気になるが、今手元に無い以上気にしても仕方ないので、ふんばりが丘にどうやって戻るかを考えることに切り替える葉達。

 

ツナと葉達はそれぞれの元の場所へ帰る為に、まずはここが何処なのかを調べる必要があるのだが、現在は周りに誰もいないので聞くことさえできない。

 

それもその筈、彼らが現在いるのは先程までオートスコアラーやアルカ・ノイズ達と戦った場所で、雪崩やブラックホール、さらには大爆発と言った異常な事象が起きたものだから、一般人が寄る筈が無いのは当然である。

 

ツナと葉達は話し合った結果、まずは人がいる場所へ移動しようと言うことになり、移動を開始しようとしたところ……1台の黒いワゴン車がやって来て、その車から見覚えのある男性が現れる。

 

 

緒川「良かった、まだここにいてくれたんですね」

 

ツナ「あ! 貴方はさっきのお兄さん! ええと、確か名前は……」

 

緒川「緒川慎次です。国連管理下の超常災害対策機動部タスクフォース『Squad of Nexus Guardians』ーー通称S.O.N.Gにて、エージェントを務めさせていただいてます」

 

 

緒川は人当たりの良い穏やかな笑みを浮かべながら自己紹介をする……しかも、親切に名刺まで渡して。

 

 

ツナ「こ、これはご親切にどうも。俺は沢田綱吉、皆からはツナって呼ばれてます」

 

炎真「こ、古里炎真です」

 

獄寺「獄寺隼人だ」

 

山本「山本武っす♪」

 

葉「オイラは麻倉葉、よろしくな♪」

 

蓮「道蓮だ」

 

ホロホロ「俺はホロホロ! よろしくな!♪」

 

緒川「はい、よろしくお願いします。それから……この度はオートスコアラーとアルカ・ノイズを撃退いただいた上、我々の仲間を助けていただき本当にありがとうございました」

 

 

緒川は綺麗なお辞儀をしながら、ツナや葉達にオートスコアラーとアルカ・ノイズを撃退してくれたことに対する感謝の言葉を述べる。

 

 

ツナ「あ、いえ、気にしないでください! ところで、怪我してたピンクの髪のお姉さんは大丈夫ですか?」

 

緒川「マリアさんのことですね。安心してください、マリアさんなら先程治療を受けましたのでもう大丈夫ですよ」

 

ツナ「良かった〜」

 

葉「ウェヘッヘッヘッ、大事に至らなくて良かったぞ♪」

 

炎真「そうだね♪」

 

 

先程の戦闘で負傷したマリアのことが気掛かりであったツナ・炎真・葉は、緒川のその言葉を聞いて安堵するのだった。

 

その一方で……

 

 

獄寺(S.O.N.G……表社会でも裏社会でも聞いたことが無い組織の名前だな。国連の管理下にあるってことは、日本だけでなく各国政府から公認された組織ってことだよな……?)

 

蓮(まだ新設されたばかりの組織なのか? それとも極秘で活動する組織なのか?)

 

 

獄寺と蓮がS.O.N.Gと言う聞き覚えの無い組織に対して疑問を抱き、頭の中であれこれ考察していた。

 

そんな中……

 

 

山本「ええと、緒川さんでしたっけ? ちょっと聞きたいことがあるんですけど、良いっすか?」

 

葉「おおっ、オイラ達も聞きたいことがあるんよ」

 

緒川「はい、何でしょう?」

 

山本「信じられない話かもしれないですけど、俺ら偶然拾った変な宝石の所為でここに飛ばされたみたいで……」

 

葉「んで、ここがどこなのかがわからないし、住んでた場所にどうやって帰れば良いのかがわからなくて困ってるんよ」

 

 

葉と山本が緒川に自分達の現状を話し、元いた場所へ帰る方法を相談しようとしていた。

 

 

緒川「なるほど、そんなことが……それで偶然この場に居合わせたあなた方は、オートスコアラーやアルカ・ノイズと交戦されたと言うことですね」

 

ホロホロ「俺らが言うのも何だけど、知らない場所に飛ばされたなんて話、あっさり信じるのかよ?」

 

緒川「ええ。S.O.N.Gは超常脅威……あり得ないことに対応する為に設立された組織ですし、我々にはミッドチルダと言う魔法の文明が発達した異世界から来た協力者がいますので」

 

ホロホロ「い、異世界!?」

 

獄寺「ま、魔法だと!?///」(目キラキラ♪)

 

葉「うおっ!? どうしたんだ隼人、目が凄いキラキラしてるぞ!?」

 

ツナ「あはは……獄寺君は不思議なものが好きだから、こう言うのには凄い反応しちゃうんだよ」

 

山本「宇宙人やUMAが存在するって、普段から心底言ってるからな〜♪」

 

炎真(そう言えば獄寺君、最初しとぴっちゃんのことをUMA扱いしてたなぁ……)

 

蓮「要するにオカルトオタクと言う訳か……見た目の割に意外だな」

 

獄寺「おい、トンガリ頭!! それはどう言う意味だ!?」

 

蓮「トンガリ頭って言うな!! このタコ頭が!!」

 

獄寺「んだとぉ!?」

 

蓮「やるか!?」

 

ツナ「あ、ちょっ、獄寺君落ち着いて!」

 

ホロホロ「蓮も落ち着けって!」

 

 

ツナとホロホロが喧嘩しそうになる獄寺と蓮を宥める。

 

 

緒川「すみません、余計なことを言って話が脱線してしまったみたいですね……要するにS.O.N.Gは普通ならあり得ないことに関わることが多いので、皆さんのいきなり知らない場所へ飛ばされたと言う話も信じられる訳です」

 

山本「なるほど♪」

 

緒川「あとここが何処なのかと言う質問に対して答えると、ここは東京都新宿区の◯◯◯公園です」

 

葉「うええっ!? オイラ、埼玉から東京の新宿まで飛ばされたんか……」

 

ツナ「葉君、埼玉に住んでるんだね。俺達は東京都内だから電車使えば帰れそう……って、財布持って来てなかったんだった……」

 

獄寺「すみません十代目、俺も今金持ってないです……」

 

炎真「僕も……」

 

山本「悪りぃ、俺もだ……」

 

ツナ「とほほ……何とか徒歩で帰るしか無いかな……」

 

 

ツナ達並盛組は財布を家に置いて来てしまった様で、徒歩で並盛町に帰るしかないと呟いたところ……

 

 

緒川「宜しければ、皆さんの家まで車で送りましょうか?」

 

 

助け船とばかりに緒川がそう提案して来た。

 

 

ツナ「え!? 本当ですか!?」

 

緒川「ええ。ただS.O.N.G本部にて事情聴取させていただいた後になりますけど……」

 

ツナ「あ、まあそうですよね……皆、どうする?」

 

炎真「僕は良いと思うよ」

 

山本「俺も。折角の好意を断るのも悪いしな♪」

 

獄寺「十代目、ここはこの男の提案に乗りましょう。S.O.N.Gって組織はオートスコアラーやアルカ・ノイズに対抗している様ですし、キャロルって奴の情報を得られるかもしれません」

 

ツナ「なるほど、確かにそうだね」

 

山本「獄寺の場合、ミッドチルダって言う魔法の世界の話を聞きたいのが本音だろ?」

 

獄寺「う、うるせえ!///」

 

炎真「あはは……葉君達はどうする?」

 

葉「うーん、そうだなぁ……オイラ達も一緒に車で送って貰って良いか?」

 

緒川「ええ、構いませんよ。たださっきも言いましたが、本部でお話を聞かせていただいた後になりますけど良いですか?」

 

葉「ああ、良いぞ。蓮とホロホロも一緒に来るだろ?」

 

ホロホロ「おう! まあ元々お前ん家に行く予定だったしな♪」

 

蓮「そうだな、便乗させて貰うとしよう」

 

緒川「わかりました。あ、先に皆さんが住んでいる町名を聞いても良いですか?」

 

ツナ「はい。俺や炎真、獄寺君、山本は並盛町って言う新宿と同じ東京都内にある町に住んでます」

 

葉「オイラは埼玉のふんばりが丘って言う町だ。蓮とホロホロも一緒にそこに送って貰って大丈夫だ」

 

 

ツナと葉が自分達の住んでる町の名前を緒川に伝えると……

 

 

緒川「並盛町に、ふんばりが丘……?」

 

 

緒川は怪訝そうな表情を浮かべていた。

 

 

ツナ「あの、どうかしました?」

 

緒川「あ、いえ、聞き覚えの無い町名だったので、つい……」

 

葉「んー、まあふんばりが丘は有名な町って訳じゃねえしな。あまり知られてねえのも無理ないか」

 

蓮「うむ、確かに平凡な町ではあるな」

 

ホロホロ「まあ、そうだな」

 

獄寺「並盛町もそんな感じだな。目立つような観光地はねえし」

 

山本「あはは……雲雀が聞いたらめちゃ怒りそうな話だな」

 

炎真「た、確かに……」

 

緒川「……兎に角、本部に着いたら調べてみますね。さあ、車に乗ってください」

 

ツナ・炎真・葉・山本・ホロホロ『はーい♪』

 

獄寺「おう」

 

蓮「世話になる」

 

 

緒川に促され、ツナや葉達はワゴン車へと乗り込む。

 

ワゴン車は10人乗りだったので、全員乗るには余裕のあるスペースであった。

 

そして、ワゴン車の運転席に乗り込んだ緒川は……

 

 

緒川(謎の宝石による転移、そして並盛町とふんばりが丘と言う聞いたことの無い町名……もしかしたら、彼らは……! いや、そうと決め付けるのは早いですね。本部に着いたらちゃんと調べないと……)

 

 

ツナや葉達の話からある予想に至るが、そう決め付けるのは早いと気持ちを切り替え、ワゴン車を運転させ始める。

 

こうして7人の少年達はS.O.N.G本部へと向かうことになり、彼らはそこである事実を知るのと同時に新たな出会いが待ち受けていることを、この時はまだ知らないのであった……

 

 

To Be Continue……

第1章(GX編)中盤辺りで葉・蓮・ホロホロの3人の甲縛式O.Sを登場させようと思うのですが、どう思いますか?

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