XDS IF Another CrossOver 作:raphel
プロローグ 3人の少年の始まり
ーーー 並盛町 ーーー
ツナ「つ、疲れた……り、リボーンのやつ、毎度毎度滅茶苦茶な修行させやがって……おかげでこっちはいつもボロボロだよ……」
炎真「つ、ツナ君、凄いね……いつもあんな修行させられてたんだ……」
ツナ「ごめん、炎真。俺の修行に巻き込んじゃって……」
炎真「ううん、気にしないで。僕が自らリボーンにお願いしたことだから。それでも、あんなにきついものだとは思わなかったよ」
ツナ「あはは……まあ、そうだろうね」
イタリア最強のマフィアーー『ボンゴレファミリー』の次期ボス候補、かつボスの証である『大空のボンゴレリング』(※現在は『ボンゴレギア』)の所有者であり、普段からは想像できない並外れた死ぬ気の強さで幾多の戦いを乗り越えてきた茶髪の少年--ツナこと『沢田綱吉』。
そのツナの親友で、『大地のシモンリング』を持つボンゴレファミリーの同盟ファミリーである『シモンファミリー』の10代目ボスである赤髪の少年ーー『古里炎真』。
2人は何処かボロボロに近い状態かつおぼつかない足取りで一人夕焼けに染まる並盛町のとある道を歩いていた。
『虹の代理戦争』から数週間が経ち、いつもの日常へ戻ったツナと炎真は仲間達や家庭教師兼元アルコバレーノの『リボーン』と共に平和な日々を過ごしていた……と言っても、相変わらずリボーンによるスパルタ教育でしごかれたり、個性豊かな仲間達の暴走に巻き込まれたりと、ハチャメチャな毎日を過ごしていることに変わりは無いが。
今日もリボーンのスパルタ指導による修行があり、彼に色々無茶させられたようだ……どんな修行だったかは読者の皆さんのご想像にお任せする。
2人は……特にツナ自身はリボーンと出会ってから色々無茶なことや死線を潜り抜けて来たことで、身体能力は勿論生命力や頑丈さが段々人外レベルに達して来ている気がするのは気の所為では無いだろう……リボーンが繰り出すハンマー(10t)やバズーカによるツッコミで何万回ブッ飛ばされたりとか、雷の守護者で沢田家の居候である『ランボ』が癇癪を起こして暴走した時に放つ彼の『ギアアニマル』による電撃攻撃で何万回黒焦げにされたりとか、戦闘狂である並盛風紀委員長かつ雲の守護者である『雲雀恭弥』に何万回襲撃されて噛み殺されかけたり等……etc
普通だったら間違いなく死んでいてもおかしく無いそれらを、彼は「痛い!!」だけで済ましてしまい、かつて不死身のスタントマンと呼ばれたある赤ん坊でさえも真っ青になるような不死身っぷりを発揮する程であった……家庭教師であるリボーンにとってはツナのそんな成長を見れて嬉しいことであろうが、何万回も死にそうな目に合っているツナ本人にとっては全然嬉しくないのは間違いないだろう。
何にせよ今日の修行を終えたツナと炎真は、それぞれの帰路に向かって途中まで一緒に帰っている最中である(リボーンは日本に来ている元アルコバレーノの『コロネロ』や『風(フォン)』らと会う約束があるとのことなので別行動中)。
ツナ「はあ……俺、いつかリボーンに修行でうっかり殺されそうな気がする……マジで」
炎真「いや、流石にそれは無いよ……たぶん」
ツナと炎真はそんな会話をしながら帰路を進んで行くと……
ツナ「ん?」
炎真「? どうしたの?」
ツナ「あ、いや……あそこら辺に何か光るものが落ちてるんだけど、何かなって思って……」
炎真「光るもの? うーん……あ、本当だ。あれ何だろう?」
ツナと炎真は目の前に何やら光る物が道端に落ちているのを見つけた。
2人は何故かそれが気になり、その光る物が落ちている場所へと近づくと、そこには種のような形をした青い宝石が落ちていた。
ツナと炎真はその宝石を拾い上げ、まじまじと見つめていた。
ツナ「うわぁ……凄い綺麗な宝石だなぁ」
炎真「だね……誰かの落とし物かな?」
ツナ「うーん、どうだろう……取り敢えず交番に届けた方が良いよね?」
炎真「そうだね、その方が良いと思う」
ツナ「よし、これを交番に届けてから帰ろう」
炎真「うん」
2人がそう行って交番に向かおうとした……その時、突如宝石から凄まじい光が放たれたのだ。
ツナ・炎真『えっ!?』
あまりに突然のことで驚きに目を見開くツナと炎真。
そして……
ツナ・炎真『うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!』
2人は逃げる間も無く、光に呑まれるのだった。
暫くして光が治ると、そこにツナと炎真の姿は無かった……
ーーー ふんばりが丘 ーーー
アンナ「今日の修行はここまでにするわよ」
葉「うへぇ〜……やっと終わった〜……」
頭のオレンジ色のヘッドホン、首に掛けた熊のツメ、木製の便所サンダルがトレードマークの『シャーマン』である黒髪の少年ーー『麻倉葉』が激しく疲労した状態で、修行場所にしているふんばりが丘の墓地に倒れていた。
彼は500年に1度に開催される森羅万象を司る地球の王『シャーマンキング』を決める為の戦いーー『シャーマンファイト』につい最近まで参加していたのだが……参加者の1人である最強最悪のシャーマンにして葉の双子の兄である『ハオ』がルールを無視して星の聖地に赴き、全知全能の霊『G.S(グレートスピリッツ)』を直接手に入れようとしたことがきっかけでシャーマンファイトは一時中断となった。
仲間達と共に何とかハオを倒すことができた葉はシャーマンファイトが再開されるまでの間ふんばりが丘に戻り、彼の許嫁であるイタコの少女ーー『恐山アンナ』による地獄の修行でしごかれながらも平和な日常を送っていた。
アンナ「それじゃ私は先に戻るわ。夕飯の買い出し、よろしくね」
葉「りょ、りょ〜かい……」
アンナはそう言って、葉とアンナの住処である民宿『炎』へ先に戻るのだった。
葉「よっこいしょと……さてと、夕飯の買い出しに行くか」
それを見送った葉は疲労している体を何とか起こし、近くに落ちていた日本刀ーー『春雨』を鞘に納め、刀袋に仕舞うと肩に担ぐのだった。
阿弥陀丸『葉殿、大丈夫でござるか?』
葉「何とかな……伊達にアンナに毎日鍛えられていないさ」
阿弥陀丸『あはは、そうでござるな……しかし、最近のアンナ殿の修行がより一層厳しいものになっている気がするでござるよ』
葉の持霊である侍の霊ーー『阿弥陀丸』は苦笑しながらそう言う。
葉「シャーマンファイトがいつ再開されるかわからんからな。出来る限りオイラを目一杯強くしておきてえんだろう……」
阿弥陀丸『なるほど……シャーマンファイトはハオの所為でめちゃくちゃになってしまった上、G.SもS.O.F(スピリット・オブ・ファイア)に一部食われてしまったでござるからな。再開までに時間がかかるのは仕方ないでござるよ』
葉「だな……まあシルバ達パッチを急かしても仕方ないし、再開されるのを気長に待つさ♪」
阿弥陀丸『ふふふ、葉殿らしいでござるな。 あ、そう言えば夕飯の買い出しは急がなくて大丈夫でごさるか?』
葉「あ、そうだった! あんまり遅くなるとアンナにぶっ飛ばされる!」
阿弥陀丸『そ、それは一大事でござる! 急いで買い出しに行きましょう!』
葉と阿弥陀丸はそう言って夕飯の買い出しに急いで向かおうとするが……
葉「いでっ!?」
阿弥陀丸『葉殿!?』
葉が何かを踏んだ拍子に足を滑らせ、派手に地面へと転んだ。
阿弥陀丸『だ、大丈夫でござるか、葉殿!?』
葉「いてて、何とか……そういや、さっき何か踏んだような……これか?」
葉は自身の足元に落ちていた種のような形をした青い宝石を拾い上げる。
阿弥陀丸『それは宝石でござるか?』
葉「みたいだな。それにしても綺麗な宝石だなぁ〜♪」
阿弥陀丸『そうでござるな♪ ところで葉殿、その宝石はどうするでござるか?』
葉「誰かの落とし物かもしれないし、買い出しの前に交番へ届けるとするか♪」
阿弥陀丸『そうでござるな、その方が良いと思うでござるよ』
葉「うえっへっへっ♪ よし、交番へ行くとするか!」
葉がそう言って交番に向かおうとした……その時、突如宝石から凄まじい光が放たれたのだ。
葉「な、何だ!?」
阿弥陀丸『ほ、宝石から光が!?』
あまりに突然のことで驚きに目を見開く葉と阿弥陀丸。
そして……
葉「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
阿弥陀丸『葉殿ーーーーーーーー!!!』
2人は逃げる間も無く、光に呑まれるのだった。
暫くして光が治ると、そこに葉と阿弥陀丸の姿は無かった……
地球を創造した礎である秘宝の一つを命と引き換えに守る為の人柱として、その命を散らせつつあった小さな恩師を救う為に、強い意志……強い覚悟で仲間と共に死ぬ気で奔走し、見事その恩師の未来を切り開いて見せた『大空』の少年ーー沢田綱吉と、彼と共に戦った親友(とも)である『大地』の少年ーー古里炎真……
全知全能の霊を手に入れ、人類抹殺と共に優れたシャーマンだけの世界を作ろうとしていた歪んだ未来王の凶行を、揺るぎない不屈の心と仲間達との絆の力で阻止して見せた未来王の半身であるシャーマンの少年ーー麻倉葉……
3人の少年達が『装者』や『魔導師』と呼ばれる乙女達が活躍する異世界にて出会い、新たな戦いへ身を投じることになる……
果たして、彼らの行く先には何が待ち構えているのだろうか?
今、新たな物語が始まる……!
To Be Continue……
第1章(GX編)中盤辺りで葉・蓮・ホロホロの3人の甲縛式O.Sを登場させようと思うのですが、どう思いますか?
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良いと思う
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まだ早いと思う