XDS IF Another CrossOver 作:raphel
ツナ「……ん……んん……あれ? ここは…
…?」
偶然拾った宝石の光から放たれた光に飲まれ、気を失っていたツナは目を覚ますと、並盛町では無い見知らぬ公園らしき場所にいることに気付く。
ツナ「……! そうだ、炎真は!?」
自身と同じように光に飲まれた親友のことを思い出して辺りを見回すと、近くで気を失って倒れている炎真を見つけるのだった。
ツナは炎真の近くに駆け寄り、彼を起こそうとしていた。
ツナ「炎真、炎真! 起きて、炎真!」
炎真「ん……んん……ツナ君……?」
ツナ「ほっ……気が付いて良かった」
炎真が目を覚ましたことにツナは安堵する。
炎真「ええと、ここって並盛町じゃないよね? ここは、一体……?」
ツナ「わからない、気が付いた時には既にこうだったから……」
炎真「そっか……これからどうする?」
ツナ「近くに人がいないか探してみよう。ここが何処なのかわかるかもしれないし」
炎真「うん、わかったよ」
ツナと炎真は伊達に様々な厄介事に巻き込まれて来た訳では無いからか落ち着いており、自分達が何処にいるのかを知る為に行動を開始しようとした……その時。
?『葉殿、葉殿! 起きてくだされ、葉殿!』
ツナ・炎真『ん?』
近くから声が聞こえ、2人は声がした方へ移動すると……
阿弥陀丸『葉殿、葉殿! 暢気に寝てる場合では無いでござるよ! 起きてくだされ!』
葉「zzz……」
そこには鼻提灯を立てながら呑気に寝ているヘッドホンの少年ーー葉と、そんな葉を起こそうとする侍のような姿した男性ーー阿弥陀丸の姿があった。
炎真「ねえ、ツナ君……あれって、侍だよね……?」
ツナ「ええと、見た感じそうだけど……コスプレじゃないかな? 今の時代に本物の侍は存在しない筈だし……」
炎真「だよね……取り敢えず、話しかけてみる?」
ツナ「う、うん」
ツナと炎真はこの時世に存在しない筈の侍の姿をした阿弥陀丸に驚きつつも、話をするべく阿弥陀丸に近づく。
ツナ「あ、あの〜、すみません。ちょっと良いですか?」
阿弥陀丸『む? もしや……拙者に言っているござるか?』
炎真「は、はい、そうです。ちょっとお聞きしたいことが……」
阿弥陀丸『なんと! お二人は拙者の姿が見えるのでござるか!?』
ツナ「そりゃあ、侍の格好なんてしてたら目立……ん!?」
炎真「え!?」
阿弥陀丸の言葉に引っ掛かるものを感じたツナと炎真は冷や汗を浮かべ、さらに質問する。
ツナ「あ、あの……貴方の姿が見えてるのが可笑しいみたいな言い方ですけど……」
炎真「それって、一体どう言う……」
阿弥陀丸『拙者は『霊』でござるからな。普通の人には見えないものなんでござるよ♪』
あっさりとそう言う阿弥陀丸の衝撃的な言葉に、ツナと炎真は……
ツナ・炎真『れ、霊ってことは……幽霊?……ギ……ギャアアアアアアアアアアアアア!!?(パタッ)』
阿弥陀丸が幽霊であることを知ると悲鳴を上げ、そのまま2人仲良く気絶するのだった(笑)
阿弥陀丸『んなあっ!? 二人とも大丈夫でござるか!? しっかりしてくだされ!!』
阿弥陀丸は気絶したツナと炎真を心配し、必死に呼びかけていた。
そんな中、葉はと言うと……
葉「zzz……」
相変わらず呑気に寝ているのだった(笑)
それから1時間後……
葉「ウェッヘッヘッ、阿弥陀丸が驚かせたみたいですまんかったな♪」
阿弥陀丸『誠に申し訳ないでござる!!』
ツナ「あ、いえ、気にしないでください! 何と言うか、その……」
炎真「僕達の方こそ、いきなり悲鳴を上げたりしてすみませんでした……」
ツナと炎真、そして葉は何とか目を覚まし、葉と阿弥陀丸はツナと炎真を驚かせてしまったこと(葉はいつも通りユルく笑っているが(笑))に、ツナと炎真は霊とは言え阿弥陀丸に対して悲鳴を上げてしまったことに、それぞれ謝罪するのだった。
葉「そういや自己紹介がまだだったな。オイラは麻倉葉、シャーマンなんよ♪」
ツナ・炎真『シャーマン?』
ツナと炎真は葉の口から出たシャーマンと言う単語に対して首を傾げる。
葉「あの世とこの世を結ぶ者……簡単に言うと霊能力を持った人間のことで、霊の力を借りられるんよ。んで、阿弥陀丸はオイラの持霊で友達なんだ♪」
阿弥陀丸『葉殿に仕える持霊の阿弥陀丸でごさる。改めてよろしくお頼み申す!』
葉はシャーマンについて簡単に説明すると同時に持霊の阿弥陀丸を紹介し、阿弥陀丸もツナと炎真に自己紹介をした。
ツナ「ええと、こっちも自己紹介しないとね。俺は沢田綱吉、並盛中の二年生で皆からはツナって呼ばれてるんだ」
炎真「僕は古里炎真、至門中の二年生だけど今は学校側の事情でツナ君と同じ並盛中に通ってるんだ」
ツナと炎真も葉達に自己紹介するのだった。
葉「よろしくな、ツナ、炎真♪」
阿弥陀丸『よろしくでござる、ツナ殿、炎真殿』
ツナ「こちらこそよろしくね、葉君、阿弥陀丸さん」
阿弥陀丸『拙者のことは阿弥陀丸で構わないでござるよ』
ツナ「うん、わかったよ阿弥陀丸」
炎真「霊って怖いイメージがあったけど、阿弥陀丸を見てるとそうでも無い気がするね」
葉「ウェッヘッヘッ、まあ確かに悪霊とかはいたりするけど、全ての霊がそう言う訳じゃないんよ。阿弥陀丸みたいな良い奴が多いぞ♪』
阿弥陀丸『いや〜そう言われると照れるでござるよ〜!///』
ツナ・炎真『あははは♪』
人当たりの良い葉と阿弥陀丸と打ち解けたツナと炎真は当初の目的を思い出し、彼らにある質問をする。
ツナ「葉君達に聞きたいことがあるんだけど、良いかな?」
葉「ん? 何だ?」
炎真「僕達は並盛町って言う町に住んでたんだけど、偶然拾った変な宝石から放たれた光の所為で意識を失っちゃって……」
ツナ「次に目を覚ました時には住んでた町とは違う場所に来ちゃったみたいなんだ。だから、ここが何処なのか教えて欲しいんだけど……」
ツナと炎真は葉と阿弥陀丸にここが何処なのか教えて貰おうとするが……
阿弥陀丸『申し訳ごさらん、ツナ殿、炎真殿……実は拙者達もお二人と同じ状況で、ここが何処なのかわからぬのでござるよ』
ツナ・炎真『えっ!?』
葉達も自分達と同じ状況であることに、ツナと炎真は驚きの声をあげる。
阿弥陀丸『拙者達はふんばりが丘と言う場所に住んでいたのでござるが、偶然拾った奇怪な宝石から放たれた光によって意識を失い、気が付いた時にはこの場所にいて……それからこの辺りを少しだけ散策してみたのでござるが、少なくともここはふんばりが丘では無いようでござる』
葉「えっ!? ここふんばりが丘じゃないんか!?」
ツナ・炎真『知らなかったの!?』
阿弥陀丸『あははは……葉殿は先程まで爆睡されていたでござるからな』
そう苦笑する阿弥陀丸を他所に、先程までのんびりな様子であった葉は急に慌て始める。
葉「よ、よく見たら空が明るい……と言うことは、今は朝か昼ってことか……やばい! 早くふんばりが丘に戻らないとアンナにお仕置きされる〜!!」
ツナ・炎真『お、お仕置き!?』
阿弥陀丸『はっ! そ、そう言えば、拙者達はアンナ殿から夕飯の買い出しを頼まれていたのでござった……まずいでござるよ、葉殿!! このままではアンナ殿にお仕置きされるか、更なる地獄の修行をさせられるでござるよ!!』
葉「だから焦ってんだろ!? アンナの奴、夕飯抜きになって滅茶苦茶怒ってるぞ、きっと!!」
阿弥陀丸『どどどどうするでござるか!?』
葉「どうすんだ〜!?」
ツナ「(葉君達が言ってるアンナって人、リボーンと同じタイプであるように感じるのは気の所為かな……?)」
ツナのその考えは間違いない……片や鬼教師、片や鬼嫁とどちらも鬼畜で、他者に地獄の修行をさせるところは似ていると言って良いだろう。
ツナ「(リボーンとアンナって人を絶対に会わせちゃいけない気がする……会ったら会ったで、絶対ロクな目に遭わない……!)」
ツナはリボーンとアンナが会った場合のことを想像したのか悪寒を感じ、絶対に2人を会わせたらいけないと心の中で思うが……彼の願いは叶うことなく、後に鬼教師と鬼嫁が邂逅し、ツナや炎真、葉達が今まで以上に過酷な地獄の修行をさせられることになるのを知る由もない(笑)
炎真「ええと……つまり葉君達も僕達と同じで、自分達が何処にいるかわからないってことで良いのかな……?」
葉「うう〜、すまん……」
阿弥陀丸『役に立てず申し訳ないでござる……』
ツナ「あ、謝ることじゃないから気にしないで。俺達はこの後他に人がいないか探すけど、葉君達も良かったら一緒に来ない?」
ツナは葉達も一緒に行動しないかと誘う。
葉「え? 一緒に来て良いんか?」
ツナ「うん。葉君達のことは他人事とは思えないし、一緒に行動した方が良いと思うんだ」
阿弥陀丸『確かに、拙者達だけで行動するのも限界があるでござるからな。葉殿、ここはツナ殿の提案に乗るべきかと……』
葉「そうだな……そんじゃあ、元の場所に帰るまでの間だけど、よろしくなツナに炎真♪」
炎真「こちらこそよろしく、葉君、阿弥陀丸」
阿弥陀丸『改めてよろしく頼むでござる』
ツナ「よし、それじゃあ早速行動を開始しよう」
炎真「うん」
葉「おう♪」
阿弥陀丸『承知したでござるよ』
葉と阿弥陀丸も一緒に行動することになり、ツナ・炎真・葉達は元いた場所へ帰る為に、情報収集を開始するのだった。
だが、彼らは自分達が今いる場所……否、世界が並盛町もふんばりが丘も存在しない『異世界』であることを後に知ることになる……
To Be Continue……
第1章(GX編)中盤辺りで葉・蓮・ホロホロの3人の甲縛式O.Sを登場させようと思うのですが、どう思いますか?
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良いと思う
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まだ早いと思う