XDS IF Another CrossOver   作:raphel

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第3話 シャーマンの力! 炸裂のO.S(オーバーソウル)

超ツナ「Xフェニックス!!」

 

ガリィ「ギャアアアアアアアアアアッ!!?」

 

 

ツナの攻撃により両腕を破壊されたガリィは地面へと大きく叩き付けられた。

 

 

ガリィ「う、ぐっ、ああ……」

 

 

両腕を破壊されて地面に倒れるガリィは戦う術を失っただけでなく、度重なるダメージにより体を動かすことさえままならぬ程満身創痍の状態であった。

 

 

超ツナ「(さっきの水流で威力が軽減されて破壊し切れなかったか……なら!)このままトドメを刺すまでだ!」

 

 

ツナはI世のガントレットを構えながら、猛スピードでガリィの元へ向かう。

 

 

ガリィ「くっ!(やばいやばいッ! このままじゃ、アタシ破壊されちゃう! でも、さっきの攻撃で体がイカれて動けない! 畜生ーーーーー!!)」

 

超ツナ「今度こそ終わりだ! バーニング……!!」

 

 

ガリィを今度こそ破壊すべく、ツナがI世のガントレットから究極の一撃を放とうとした……その時。

 

 

ゾクッ……!

 

超ツナ「っ! くっ!」

 

 

超直感で何かを察知したツナはガリィへの攻撃を中断し、その場から離れると……先程までツナがいた場所に複数のコインらしき物体が飛んで来る。

 

 

超ツナ「今のコインは一体……っ! そこか!」

 

 

ツナは気配の感じる方へI世のガントレットを向けると……激しい金属音が響き渡り、そこには大剣を持った女性……否、女性の姿をした人形がいた。

 

 

?「あらあら……気配は完全に消したつもりなのですが、まさか気付かれるとは思いもしませんでしたわ」

 

超ツナ「こう見えて直感は強い方だからな……それで、お前は何者だ?」

 

?→ファラ「申し遅れました、私はファラ・スユーフ。貴方が行動不能にしてくれたガリィと同じ自動人形(オートスコアラー)の1体です」

 

 

ガリィと同じオートスコアラーの1体である『ファラ・スユーフ』が礼儀正しい態度で自己紹介する。

 

 

マリア「っ! あれは、ロンドンで私や翼を襲って来たオートスコアラー!」

 

 

ロンドンでファラに襲撃されたことがあるマリアは、ファラの登場に大きく反応する。

 

 

超ツナ「オートスコアラー? それが何なのかは知らないが、お前達が人間じゃない……意志を宿した人形なのは確かだな」

 

ファラ「ええ、その通り。私はマスターである錬金術師ーーキャロル・マールス・ディーンハイムに仕える自動人形です。マスターの障害となる者……特にガリィを下した貴方は大変危険ですので、全力で排除させていただきますわ」

 

超ツナ「生憎だが、はいそうですかとやられてやる程……聞き分けは良くない! 獅子戦吼!!」

 

ファラ「くっ!」

 

 

ツナは鍔迫り合いの状態から放った闘気でファラを吹き飛ばした後、追撃を仕掛けようとするが……

 

 

超ツナ「っ! くっ!」

 

 

先程ツナを襲ったのと同じコインが妨害するように飛んで来て、ツナは間一髪それを回避する。

 

 

?「また躱されるとは……敵ながら良い反応だな」

 

超ツナ「誰だ!?」

 

?→レイア「レイア・ダラーヒム……ガリィやファラと同じ、マスター・キャロルに仕えるオートスコアラーだ」

 

 

声がした方へ視線を向けると、そこには複数のコインを指に挟んだ、クールな印象が強い女性の姿をしたオートスコアラー『レイア・ダラーヒム』がいた。

 

 

超ツナ「もう1体いたのか……!」

 

ファラ「レイア、ガリィは?」

 

レイア「心配いらない。ファラがそいつの注意を引き付けている間に、地味にマスターの元へ転送した」

 

超ツナ「なっ!?」

 

 

ツナは先程までガリィが倒れていた場所へ視線を向けると、そこにはガリィの姿が無かった。

 

レイアの言う通り、ファラがツナの注意を引きつけている間にマスターであるキャロルの元へ転送した様だ。

 

 

超ツナ「くっ、やられた!」

 

レイア「本来であれば我々も退散するところだが……マスターの計画の障害となりうる貴様を派手に散らせてくれる!」

 

 

そう言ってレイアはコインと錬金術を組み合わせてトンファーを作り出し、戦闘態勢に入る。

 

ファラも大剣を構え直し、レイアと一緒にツナを囲むように立つ。

 

 

ファラ「さあ、覚悟いただきましょうか」

 

超ツナ「……」

 

マリア「(彼がどれだけ強くても、オートスコアラー2体は流石に無理だわ! 私も……!)うぐっ!?」

 

 

マリアはツナに加勢しようとするが、ギアからのバックファイアを受け続けながら戦ったことで限界に達したのか、ギアが解除されてしまうのだった。

 

 

マリア「はあ、はあ、はあ……こ、こんな時に……!」

 

 

ギアが解除されてしまったマリアの目や口から血が流れ、立つことさえきついのか膝をついていた。

 

 

超ツナ「っ!? おい、大丈夫か!?」

 

 

マリアの異変に気付いたツナは彼女の元へ向かおうとするが……

 

 

ファラ「敵を前にして他者の心配とは……」

 

レイア「随分と余裕があるのだな!」

 

超ツナ「くっ!」

 

 

レイアとファラが妨害するように攻撃を仕掛け、ツナは間一髪I世のガントレットとXグローブで防御する。

 

 

ファラ「ガリィを圧倒した貴方でも、私達2人を同時に相手にするのは流石に余裕が無いのでは?」

 

超ツナ「確かにそうだな……だが、お前達は1つ勘違いしている」

 

レイア「何?」

 

超ツナ「俺がここへ1人だけで来たと思ったら、大間違いだ!」

 

レイア・ファラ『っ!』

 

 

ツナのその言葉と同時に……

 

 

?「ツナ君、下がって!」

 

超ツナ「ああ!」

 

 

遠くから声が聞こえて来て、ツナはその声の指示を聞くようにレイアとファラから距離を取った直後……

 

 

葉「炎真、オイラをあいつらに向かって投げ飛ばしてくれ!」

 

超炎真「うん! 行くよ、葉君! それっ!!」

 

 

炎真と葉が遅れてやって来て、炎真は葉をレイアとファラに向けて思いっきり投げ飛ばす。

 

 

葉「阿弥陀丸!」

 

阿弥陀丸『ここに!』

 

 

葉は刀袋と鞘から春雨を抜刀し、腰のホルスターから赤い石の剣ーー『フツノミタマノツルギ』を取り出すと……

 

 

葉「行くぞ! 阿弥陀丸、憑依合体 IN 春雨! IN フツノミタマノツルギ!!」

 

 

ヒトダマモードになった阿弥陀丸を最初に春雨に憑依させ、さらにそれを丸ごとフツノミタマノツルギに憑依させる。

 

そして……

 

 

葉「O.S(オーバーソウル)……スピリット・オブ・ソード!!」

 

 

シャーマンの巫力によって本来物体に憑くことの出来ない霊を無理矢理憑依させ、具現化させる技術ーー『O.S(オーバーソウル)』。

 

葉は霊である阿弥陀丸を媒介である春雨とフツノミタマノツルギに憑依させ、巨大な刀の形をした二段媒介のO.Sーー『スピリット・オブ・ソード』を具現化するのだった。

 

 

レイア・ファラ『なっ!?』

 

超ツナ「凄い、あれが葉の……シャーマンの力か……!」

 

マリア「な、何なの、あの巨大な刀は……!?」

 

 

敵味方を含めたその場にいる全員が葉のスピリット・オブ・ソードに驚く中……

 

 

葉「阿弥陀流、真空仏陀斬り!!」

 

 

葉はスピリット・オブ・ソードから巨大な真空の刃をレイアとファラに目掛けて飛ばす。

 

 

レイア「地味に窮地……ッ!」

 

ファラ「させませんわ! はああッ!!」

 

 

ファラは迎撃とばかりに、大剣と錬金術を組み合わせて発生させた巨大な竜巻を飛ばす。

 

竜巻は葉の繰り出した真空仏陀斬りに激突し、そのまま相殺する。

 

 

ファラ「これで終わりでは無くてよ!」

 

 

攻めに転じたファラが無数の竜巻を葉に向けて放つ。

 

それに対して、葉は……

 

 

葉「!(あいつが出した竜巻から巫力に近い力を感じる……試してみるか)超・占事略決……巫門遁甲!!」

 

 

ファラの繰り出した無数の竜巻を受け流すかのように掻い潜り、『無傷』で竜巻の群れを突破した。

 

 

レイア「何だと!?」

 

ファラ「あの竜巻の群れを無傷で突破するなんて……!」

 

葉「ウェッヘッヘッ、案外やってみたらできるもんだな♪」

 

 

千年前のハオである大陰陽師『麻倉葉王』が開発した巫術を記した書物ーー『超・占事略決』……葉が先程見せたのはアンナによる地獄の修行で身に付けた超・占事略決に記された巫術の1つで、相手の巫力の波を見極めて受け流す技ーー『巫門遁甲』である。

 

巫門遁甲は相手の巫力を読む必要がある性質上、本来であればシャーマン相手にしか使えない技なのだが……ファラの錬金術によって生み出された竜巻から巫力に似たエネルギーを感じたことにより、葉は竜巻の流れを読んで最適な回避ルートを見い出し、竜巻が当たりそうになった際は自身の巫力やO.Sで受け流す等をして突破したのだ。

 

そして、葉はレイアとファラを射程圏内に捉えると……

 

 

葉「阿弥陀流……大後光刃!!」

 

 

スピリット・オブ・ソードからの無数の斬撃をレイアとファラに向けて放つ。

 

 

レイア「ちっ!」

 

ファラ「くっ!」

 

 

迫り来る無数の斬撃に対し、回避が間に合わないレイアとファラはそれぞれコインで生成したトンファーや大剣で防御して行くが……

 

 

葉「うおおおおおっ!!」

 

レイア「ぐあああああっ!?」

 

ファラ「ああああああっ!?」

 

 

葉のスピリット・オブ・ソードから繰り出された渾身の一閃の前に耐え切れず吹き飛ばされ、レイアとファラは大きく地面に倒れる。

 

 

ファラ「くっ……!」

 

レイア「派手に、やってくれる……!」

 

 

ダメージが大きいながらも、何とか起き上がろうとするレイアとファラに……

 

 

超炎真「はあああああっ!!」

 

レイア・ファラ『っ!』

 

 

追撃とばかりに2人の頭上から炎真が拳を構えた状態で現れると……

 

 

超炎真「大地の拳(プーニョ・デッラ・テラ)!!」

 

レイア・ファラ『くっ!』

 

 

炎真は大地の炎の特性ーー『重力操作』で強力な重力を付加した拳撃を繰り出し、レイアとファラは急いで体勢を立て直し、炎真の攻撃を後ろへ飛び退く形で回避する。

 

2人が先程までいた場所に炎真の拳が突き刺さると、地面に大きなクレーターが出来上がった……もしレイアとファラが炎真の攻撃を受けていたら、ただでは済まされなかったであろう。

 

レイアとファラへの攻撃後、炎真と葉はツナの元へ駆け寄る。

 

 

超炎真「ツナ君、遅くなってごめん」

 

葉「怪我は無いか?」

 

超ツナ「ああ、2人とも良いタイミングで来てくれて助かった。それにしても、さっきの葉の技は凄かったな」

 

超炎真「そうだね。巨大な刀と言い、竜巻の群れを突破した動きと言い、本当に凄いよ」

 

葉「ウェッヘッヘッ、よせよ2人とも。照れるじゃねえか♪///」

 

 

葉はツナと炎真からの賞賛の声に照れ臭そうに笑う。

 

 

超ツナ「あ、そうだ!」

 

超炎真・葉『?』

 

 

ツナは思い出したかのように、負傷しているマリアの元へ駆け寄る。

 

 

超ツナ「あんた、さっき血を吐いてたが大丈夫か!?」

 

マリア「はあ、はあ、はあ……だ、大丈夫よ、死に至るような怪我じゃないわ……」

 

超ツナ「そうか、良かった……」

 

 

マリアのその答えにツナは一安心する。

 

 

マリア「ごめんなさい……私が不甲斐ないばかりに、貴方達をこの戦いに巻き込んでしまって……」

 

超ツナ「そんなことは気にするな、俺達は俺達の意志でこの戦いに首を突っ込んだだけだからな。 兎に角、まずはあんたを安全な場所へ避難させないと……」

 

 

ツナが負傷しているマリアを休ませる為の安全な場所を探していると……

 

 

?「マリアさん!」

 

マリア「っ! 緒川さん!」

 

 

アーティストである翼のマネージャーにして、S.O.N.G.調査部に所属する敏腕エージェントでもある男性ーー『緒川慎次』がやって来る。

 

 

マリア「あの娘達、立花響達は……!」

 

緒川「響さん達なら既に本部へ送り届けましたので大丈夫です」

 

マリア「そう、良かった……」

 

緒川「マリアさんも本部へ移動しましょう。医療班に怪我の治療をして貰わないといけませんし……」

 

マリア「で、でも……」

 

超ツナ「そうした方が良い。あの人形達は俺達が何とかするから、あんたは自分の体を治すことに専念するんだ」

 

 

ツナ達を置いて避難することに抵抗を感じるマリアに、ツナはここを任せるように言う。

 

 

緒川「マリアさんがこの人達を置いて避難することに抵抗を感じるのは僕も同じ気持ちです……だけど、現状オートスコアラーやアルカ・ノイズに対抗できない僕やマリアさんがこの場に残っても、この人達の足を引っ張ってしまうだけです。今僕達にできるのは、彼らが安心して戦える状況を作ってあげることだと思います」

 

マリア「……そうね……わかったわ、オートスコアラーは貴方達に任せるわ……だけど、絶対に死んではダメよ?」

 

超ツナ「ああ、わかった」

 

緒川「後でこちらに応援が来ます。それまでの間申し訳ないのですが、オートスコアラー達の相手をお願いします」

 

超ツナ「ああ、任せてくれ」

 

緒川「ご武運を。それでは行きましょう、マリアさん」

 

マリア「ええ……」

 

 

マリアは緒川に肩を担がれる形でこの場から離れて行き、ツナは炎真と葉の元へ戻る。

 

 

超炎真「あのピンクの髪の人、口や目から血が出てたけど大丈夫?」

 

超ツナ「ああ。死に至るような怪我じゃないし、彼女の仲間が医療施設へ連れて行ってくれるからもう大丈夫だ」

 

葉「そっか、それなら安心して戦えるな♪ 向こうはまだやる気みたいだしな」

 

 

ツナ達3人の視線の先には、体勢を立て直して武器を構えるレイアとファラの姿があった。

 

 

ファラ「当初の目的は失敗に終わりましたが……マスターの計画の為にも、貴方達のような得体の知れない人達は何としても排除させていただきます!」

 

レイア「お前達を強敵と判断した……地味に姑息かもしれないが、派手に物量で攻めさせて貰う!」

 

 

レイアとファラはそう言って、大量のアルカ・ノイズを展開した。

 

 

阿弥陀丸『葉殿! あの人形達の近くにいる妙な姿をしたのが、拙者が見た怪物でござる!』

 

葉「へえ〜、確かに変な形してんなあ」

 

超ツナ「確かに見た目は変だが、あのアルカ・ノイズって言う怪物には攻撃した対象を分解させる能力があるらしい」

 

葉「うええっ!? そりゃあ、厄介だなぁ……」

 

超ツナ「ああ、だから油断はするな」

 

 

ツナは先程マリアから得たアルカ・ノイズの情報を葉達に伝え、油断しないよう警告すると……

 

 

超炎真「……ねえツナ君、そのアルカ・ノイズの相手は僕に任せてくれないかな?」

 

 

炎真が大量のアルカ・ノイズの相手を買って出た。

 

 

葉「炎真?」

 

超ツナ「……何か考えがあるんだな?」

 

超炎真「うん、上手くいけば数の差を覆せると思う。ツナ君と葉君には人形達の相手をお願いしたいんだけど……」

 

超ツナ「わかった、任せろ。葉もそれで良いな?」

 

葉「おう、よくわからんが構わんぞ♪ んじゃ、オイラと阿弥陀丸は大きい剣を使ってる奴を相手にするか」

 

阿弥陀丸『承知したでござる!』

 

超ツナ「それなら俺はコインを武器にしている奴を相手にする」

 

 

ツナはレイアと、葉はファラとそれぞれの相手を務めることになった。

 

 

ファラ「作戦会議は終わったかしら? それじゃあ……!」

 

レイア「先手必勝! 派手に仕掛ける!」

 

 

レイアとファラがアルカ・ノイズと共に攻撃を開始する。

 

 

超ツナ「行くぞ!」

 

超炎真「うん!」

 

葉「おう!」

 

 

ツナ・炎真・葉の3人も迫り来るレイアとファラ、アルカ・ノイズを迎え撃つべく動き出す。

 

3人の少年達と2体の自動人形(オートスコアラー)、大量のアルカ・ノイズが今、激突する……!

 

 

To Be Continue……




死ぬ気の零地点突破・改や巫門遁甲等は小説オリジナル設定で、世界を越えた影響により敵が死ぬ気の炎や巫力を持っていなくても、フォニックゲイン等のエネルギーを使っていれば使用可能にしています。

第1章(GX編)中盤辺りで葉・蓮・ホロホロの3人の甲縛式O.Sを登場させようと思うのですが、どう思いますか?

  • 良いと思う
  • まだ早いと思う
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