XDS IF Another CrossOver   作:raphel

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数週間ぶりの投稿です(^◇^;)

本当は第4話の裏側まで書く予定が予想以上に長くなってしまい、第3話の裏側までで投稿しました(^◇^;)

今回は魔導師組が登場します。


Extra Story 3.5 戦いの裏側②

ーー S.O.N.G本部 指令室 ーー

 

 

ツナがガリィを撃破寸前まで追い詰めたの同じタイミングで、指令室に入って来る者達がいた。

 

 

?「風鳴司令! 遅うなってすみません!」

 

翼「はやて! 皆!」

 

弦十郎「おおっ、はやて君達! 急な応援要請でよく来てくれた!」

 

?→はやて「いえ、構いません! それよりも現在の状況はどうなってますか!?」

 

 

指令室に入って来たのはミッドチルダから戻って来た派遣部隊である7人の魔導師達で、その部隊の部隊長で古代ベルカの魔導書『夜天の書』の主でもある短い茶髪にXの形をした髪留めをした女性ーー八神はやてが弦十郎に現在の状況について確認する。

 

 

弦十郎「現在の状況を簡単に説明すると……正体不明の第三者がオートスコアラーを撃破寸前まで追い込んでいる」

 

はやて「……はい?」

 

?「え、ええと……マリアさんがオートスコアラーを撃破寸前まで追い込んでいるの間違いじゃなくてですか?」

 

?「マリアが響のガングニールを纏って戦っているのは、ここへ来る前に聞いていますけど……」

 

 

派遣部隊の副隊長である長い茶髪をサイドテールにした女性ーー高町なのはと、もう1人の副隊長である長い金髪の先端を黒いリボンで纏めている女性ーーフェイト・T・ハラオウンの2人がそう質問する。

 

 

弦十郎「実際に戦場の様子を見て貰った方が早いな。モニターを見てくれ」

 

 

弦十郎にそう言われ、なのはやフェイト達魔導師組はモニターへ視線を向けると……両腕を破壊されて地面に仰向けで倒れているオートスコアラーのガリィと、右腕にI世のガントレットを装着し、額と両手に炎を灯しながら空に滞空する茶髪の少年ーーツナの姿が映し出されていた。

 

 

?「こ、子供!?」

 

?「まさか、あの子がオートスコアラーをあそこまで追い込んだって言うんですか!?」

 

?「す、凄い……!」

 

 

1人目の少しウェーブがかかった長いピンクの髪に翡翠色の瞳を持つ女性の名は『フェルト・G(グレイス)・ハラオウン』、4年前異世界からこの世界へ転移されてやって来た『次元漂流者』で、訳あって元の世界に帰る場所が無い彼女はフェイトの義母である『リンディ・ハラオウン』の養子かつフェイトの義妹となり、魔力の源である『リンカーコア』を持っていたことから魔導師としての道を歩むことを決め、時空管理局の訓練校へ入校。

 

2人目のセミロングの長さがある薄菫色の髪に真紅の瞳を持つ女性の名は『アニュー・ランスター』、ミッドチルダ出身で幼い頃に両親が死別しており、時空管理局で執務官として働く兄の『ティーダ・ランスター』を妹の『ティアナ・ランスター 』と一緒に支えながら暮らしていた民間人であったが、4年前『ある任務』で大怪我を負った兄のティーダが暫く療養で執務官の仕事を休まなければならなくなったことをきっかけに、妹のティアナにティーダの看護を任せて時空管理局の訓練校へ入校。

 

3人目のセミロングの長さがある紅色の髪に濃い青紫色の瞳を持つ女性の名は『ルナマリア・ライトニング』、4年前まではミッドチルダの孤児院に住むただの民間人であったが、ミッドチルダで起きた事件に偶然巻き込まれた際にフェイトに助けられたこと、そしてリンカーコアやレアスキルと言って良い特異な『体質』を持っていたことをきっかけにフェイトにその才能を買われ、彼女の推薦もあって時空管理局の訓練校へ入校。

 

同時期に入校したフェルト・アニュー・ルナマリアの3人は親しくなり、訓練校を首席で卒業した後はS.O.N.Gに再編成される前の特異災害対策機動部二課へ派遣され、ルナ・アタックやフロンティア事変と言う二度の死線を潜り抜けたことで、フェルトとアニューは空戦A+ランク、ルナマリアは陸戦A+ランクと、なのは・フェイト・はやての先輩魔導師達と共に最前線で活躍する魔導師へと成長していた。

 

フェルト・アニュー・ルナマリアの3人もまたデバイスやバリアジャケットの改修で一旦ミッドチルダに戻っていたが、S.O.N.Gからの応援要請でなのは達と共に地球へ戻って来た……のだが、目の前の光景ーー子供であるツナがオートスコアラーのガリィを撃破寸前まで追い込んでいることに驚きを隠せないでいた。

 

一方で……

 

 

なのは「えっ!?」

 

フェイト「は、はやて、あの子……!」

 

はやて「似てる……髪の色や背丈は違うけど、10年前アインスの命を救ってくれた『あの人』にそっくりや……!」

 

?→アインス「ええ、確かに『彼』に似ています。それに、あの少年の額に灯されている美しい橙色の炎も……」

 

 

なのは・フェイト・はやての3人、そして夜天の書の元融合機で初代『祝福の風』である長い銀髪に真紅の瞳をした女性ーー『八神リインフォース・アインス』はツナの姿を見て、別の意味で驚いていた。

 

アインスは10年前の闇の書の事件の時、自身の体内にある夜天の書を呪われた魔導書と呼ばせる原因となった防衛プログラムーー『ナハトヴァール』の残滓が再び暴走するのを防ぐ為、そして彼女にとって最愛の人でにして夜天の書の主であるはやてをその脅威から守る為、儀式消滅する筈だった……が、そんな死期が迫るアインスの元に額に橙色の炎を灯した金髪の男性が突如現れ、その男性が灯した正体不明の橙色の炎がアインスの体内にあったナハトヴァールの残滓を1つ残らず消し去り、その結果アインスは生きることができ、はやてと永遠の別れをすることは無くなった。

 

しかし、それと引き換えにアインスは魔法戦能力が大幅に低下し、さらには融合騎として能力ーーユニゾン能力を喪失した。

 

そのことに対して、アインスを救った金髪の男性は……

 

 

『すまない、俺の炎では君の命を拾うだけで精一杯だ。だが、少し先の未来……いずれ君の元に現れる俺と同じ大空の炎……いや、俺さえも超える、穢れなき大空の炎を持つ子供が君を本当の意味で救うだろう……その時が来れば、君の失われた力は蘇る筈だ』

 

 

予言めいた言葉を残し、まるで幻だったかのようにその場から消えたのだった。

 

それからアインスは八神家の1人として、はやてと夜天の書の守護騎士ーー『ヴォルケンリッター』と共に幸せな日々を過ごしていた。

 

闇の書事件後ははやてと共に時空管理局の魔導師として活動し、一時期は魔法戦能力が総合Cランクと大幅に低下したが、10年間の鍛錬もあって今は総合AAA+ランクまで力を取り戻していた……だが、それでもやはりユニゾン能力は戻らず、腕利きのデバイスマスターに診て貰っても変わらずであった。

 

アインスは無いもの強請りはせずに今の自身が出来ることではやてを支え、闇の書事件以降のPM事件やルナ・アタック、フロンティア事変と言う死線を潜り抜けて来たのだ。

 

 

なのは「ねえ、10年前アインスさんの命を救ってくれたあの人が言ってた『アインスさんを本当の意味で救う子供』って、あの子のことなのかな?」

 

アインス「どうだろうね……単なる偶然で、あの人に似ているだけかもしれないから、そう決め付けるのは……」

 

はやて「いや、きっとそうや! あの子はあの人が遣わしてくれたアインスの救世主や! そう賭けてもええ!♪」

 

アインス「我が主……」

 

翼「何の話をしてるの? もしかして、10年前の闇の書事件に関わる話?」

 

フェイト「うん、そんなところ。後で説明するよ」

 

 

翼の問いに、フェイトはそう返す。

 

余談ではあるが、翼は幼少期なのは・フェイト・はやてと同じ『私立聖祥大附属小学校』に通っていたこともあって3人とは親友の間柄……特になのはとは彼女の父である『高町士郎』と翼の叔父である弦十郎が学生時代からの親友で、士郎がかつて翼の父である『風鳴八紘』のボディーガードを務めていた縁があることから幼馴染みの間柄である。

 

魔導師達を加えた指令室の面々が再びモニターに映るツナへ視線を向けると、ツナはガリィにトドメを刺すべく動き出す。

 

ガリィにある程度接近したツナが右腕のI世のガントレットから一撃を繰り出そうとした……その時、何かを察知したのかツナはガリィへの攻撃を中断して距離を取ると、先程までツナがいた場所に複数のコインらしき物体が飛んで来た。

 

 

フェルト「攻撃!?」

 

アニュー「何処から!?」

 

クリス「今のコイン、まさか……!」

 

 

クリスはツナに向かって飛んで来たコインに見覚えがあった。

 

そして地面へ着地したツナはまたもや何かを察知したのか、ある方向へとI世のガントレットを向けると……そこには右手に大剣を持つオートスコアラーのファラが立っていて、ファラはツナのI世のガントレットによる攻撃を大剣で受け止める。

 

 

エルフナイン「ファラ!」

 

翼「! あいつは、ロンドンで私とマリアを襲撃して来たオートスコアラー……!」

 

セレナ「あのオートスコアラーがマリア姉さんと翼さんを……!」

 

指令室の面々がファラの登場に驚く中、ファラと鍔迫り合いを繰り広げているツナはその状態から獅子戦吼を繰り出し、ファラを吹き飛ばすと追撃を仕掛ける……が、先程ツナを襲ったのと同じコインがまたもや飛んで来て、ファラに追撃しようとするツナを妨害したと同時に、複数のコインを指に挟んだオートスコアラーのレイアが現れる。

 

 

エルフナイン「レイアまで!?」

 

調「あのオートスコアラーって……!」

 

切歌「前にクリス先輩やあたし達が戦った奴デスよ!」

 

クリス「道理でさっさ飛んで来たコインに見覚えがあった訳だ!」

 

ルナマリア「オートスコアラーが2体も増援で現れるなんて……!」

 

アインス「窮地の仲間を助けに来たと言ったところか……」

 

 

ファラに続いてレイアまで現れたことにも一同が騒ぎ立つ中……

 

 

友里「! 司令、戦闘不能で倒れていたオートスコアラーの姿が何処にも見当たりません!」

 

弦十郎「何だと!?」

 

 

友里が戦闘不能で倒れていたガリィの姿が無いことに気付き、弦十郎達に報告する。

 

 

エルフナイン「恐らくファラがあの人の注意を引き付けている間に、レイアがガリィをキャロルの元へ転送したんだと思います」

 

はやて「向こうも転送魔法みたいなのが使えるんか……」

 

なのは「ファラとレイアって言うオートスコアラー2体の邪魔さえ無かったら、あの子がオートスコアラーの1体を倒せてたのに……!」

 

フェイト「それよりも今の状況はまずいよ、なのは! ガリィって言うオートスコアラーを撃破寸前まで追い詰めたあの子は強いのかもしれないけど、流石に新手のオートスコアラー2体を同時に相手にするのは……!」

 

切歌「あ! まだマリアがいるデスよ! あの子とマリアが一緒に戦えれば……!」

 

調「でも、マリアはこれ以上……あ!」

 

 

調の声に反応した一同がマリアの方へ視線を向けると、マリアはバックファイアの影響で限界に達したのか、ギアが解除されてしまい、彼女は目や口から血を流しながら膝をついていた。

 

 

セレナ「マリア姉さん!!」

 

切歌・調『マリア!!』

 

翼「流石にマリアも限界か……!」

 

弦十郎「緒川、負傷したマリア君の回収を頼めるか!?」

 

緒川『問題ありません! 現在急いで現場に向かっていますので!』

 

 

弦十郎は通信で現場に向かっている緒川にマリアの回収を指示したと同時に、戦場にいるツナもマリアの異変に気付き、彼女の元へ向かおうとするもレイアとファラの攻撃で妨害される。

 

 

はやて「私達も急いで現場に向かうよ!」

 

なのは・フェイト『うん!』

 

フェルト・アニュー・ルナマリア『はい!』

 

アインス「了解です、我が主」

 

 

魔導師達がツナに加勢すべく戦場へ向かおうとした……その時。

 

 

藤尭「司令! 新たな未確認の高エネルギー反応が検知されました!」

 

友里「マリアさん達がいる地点に接近しつつあります!」

 

『っ!?』

 

弦十郎「何だと!?」

 

友里「モニターに映します!」

 

 

藤尭と友里からのそのような報告が入り、驚いた一同がモニターへ視線を移すと……そこにはツナと同じように額と右手に朱色の炎を灯しながら飛翔する赤髪の少年ーー古里炎真と、飛翔する炎真の左手に掴まっている頭に橙色のヘッドホンを付けた黒髪の少年ーー麻倉葉の姿があった。

 

 

はやて「な、何なんあの子達!?」

 

調「! あの赤髪の人、茶髪の人みたいに額に炎が!」

 

なのは「と言うことは、あの茶髪の子の仲間なのかな?」

 

翼(あの赤髪の少年、奏を助けてくれた『あの人』に似ている……!)

 

 

翼は炎真の姿を見て、自身の記憶にある人物と重ね合わせる。

 

これは翼がかつてツインボーカルユニット『ツヴァイウィング』として、響より前のガングニールの装者で翼にとってかけがえのないパートナーでもある片翼ーー『天羽奏』と共に歌っていた頃の話になるが、3年前のツヴァイウィングのライブ中にノイズの大群に襲撃され、翼と奏はギアを纏って迎撃に当たっていた。

 

だが、ノイズの大群相手に観客を護りながらの戦いは厳しく、さらには戦闘中に破損した奏のガングニールの欠片が当時民間人でライブを観に来ていた響の胸に刺さると言う不測の事態が起きた。

 

奏は重傷を負った響を守る為に自身の命と引き換えに絶唱を唄おうとした……が、その絶唱は突如現れた額に朱色の炎を灯した赤髪の男性によって止められた。

 

そして赤髪の男性は奏の代わりにノイズの大群と戦い、炎を灯した拳撃でノイズを打ち砕くだけでなく、不思議な炎の力によるものなのか襲い掛かるノイズの動きを封じ、身動きの取れないノイズを別のノイズにぶつけて相殺させると言う驚くべき戦法で見事殲滅してみせたのだ。

 

赤髪の男性のおかげで奏は生き残ることできたが、彼女のガングニールはシンフォギアシステムの提唱者である『櫻井了子』でも修復できない程大破し、奏自身もマリア達のように適合率の低さを補う為にLinkerを使い続けて来たことによる無理が経ったのか肉体がボロボロになり、数年間の療養を余儀なくされた。

 

奏は現在なのは達の紹介で地球より文明が進んでいるミッドチルダの病院に入院しており、はやての家族で医者でもある守護騎士の1人ーー『シャマル』が治療した甲斐もあって順調に回復して行き、近い内に退院できるそうだ。

 

翼は奏の命を救ってくれた赤髪の男性に今でも感謝しており、3年前のノイズ戦が終わった直後は赤髪の男性がすぐに立ち去ってしまって礼を言うことさえ叶わなかった為、次に会えた時は必ず感謝の気持ちを伝えたいと心に秘めていた。

 

だからこそ、翼は戦場に現れた炎真が奏の命の恩人である赤髪の男性に似ていることに驚いていた。

 

一方、戦場ではツナがレイアとファラから距離を取ると同時に、炎真が自身の手に掴まっている葉をレイアとファラに向けて思いっきり投げ飛ばす。

 

そして葉が刀袋と鞘から日本刀ーー春雨を抜刀し、腰のホルスターから赤い石の剣ーーフツノミタマノツルギを取り出したと同時に、彼の傍に侍の霊ーー阿弥陀丸が姿を現す。

 

 

フェイト「! あれって、もしかして……!」

 

翼「あ、あの姿、間違いない! 侍だ!(キラキラ♪)」

 

クリス「いや、なに目をキラキラさせてるんですか先輩!?」

 

切歌「と言うか、あの侍何処から現れたデスか!?」

 

セレナ「き、気の所為でしょうか? あのお侍さん、浮いているような……」

 

ルナマリア「た、確かに浮いてますね。もしかして、ゆう……」

 

クリス「ばばばばばば馬鹿言うなよ!! 違う!! 絶対に違ーーーう!!」

 

切歌「そそそそそうデスよ! そんな訳ないのデス!!」

 

 

突然現れた阿弥陀丸に一同(約1名は目をキラキラさせ、約2名は顔を青くしているが)が驚く中、阿弥陀丸はヒトダマモードへと姿を変えたと同時に葉の持つ春雨に憑依し、葉は阿弥陀丸が憑依した春雨をそのままフツノミタマノツルギに憑依させ、巨大な刀の形をした二段媒介のO.Sーースピリット・オブ・ソードを具現化した。

 

 

『えええええええっ!?』

 

翼「さ、侍が姿を変えて刀に入り込んだと思ったら……!」

 

弦十郎「巨大な刀に変わっただと!?」

 

 

葉のスピリット・オブ・ソードを見た指令室の一同は当然驚くのだった。

 

 

はやて「もしかして、あのヘッドホンの子は魔導師で、お侍さんはユニゾンデバイスなんか……?」

 

アインス「いえ、何となくですが違うと思います。我が主」

 

フェルト「アインスさんの言う通りみたいです。ヘッドホンの子やさっきのお侍さんからは魔力反応を検知されませんでしたから、魔導師やユニゾンデバイスでは無いと思います」

 

アニュー「それじゃあ、あのヘッドホンの子とお侍さんは一体何者なんでしょうか……?」

 

 

葉と阿弥陀丸のことを知らない一同がその正体に疑問を持つ一方で、葉はスピリット・オブ・ソードから巨大な真空の刃ーー阿弥陀流・真空仏陀斬りをレイアとファラに向けて放つ。

 

対するファラは迎撃とばかりに大剣から巨大な竜巻を飛ばし、葉の真空仏陀斬りに激突させて相殺する。

 

そしてファラは続けて葉に向けて無数の竜巻を飛ばし、無数の竜巻は葉を飲み込もうとするが……葉は超・占事略決の巫術の1つである巫門遁甲で無数の竜巻の中を受け流すかのように掻い潜り、無傷で突破するのだった。

 

 

切歌「なんとーーー!?」

 

クリス「う、嘘だろ!? あいつ、竜巻の中を無傷で突破しやがったぞ!?」

 

翼「あのヘッドホンの少年の動き、まるで竜巻の流れを読んでいたかのような動きだ……!」

 

セレナ「た、竜巻の流れを読むなんて、そんなこと可能なんですか……?」

 

調「す、凄い……!」

 

 

一同が無数の竜巻の中を無傷で突破してみせた葉の巫門遁甲に驚愕する中、葉はレイアとファラに射程圏内に捉えると同時に、スピリット・オブ・ソードによる無数の斬撃ーー阿弥陀流・大後光刃を繰り出す。

 

回避が間に合わないレイアとファラは防御に徹するが、葉のスピリット・オブ・ソードによる渾身の一閃の前に耐え切れず吹き飛ばされ、地面へ大きく倒される。

 

ダメージが大きいながらも何とか起き上がろうとするレイアとファラに、すかさず炎真が2人の頭上に拳を構えた状態で現れ、右腕に大地の炎の特性で強力な重力を付加した拳撃ーー大地の拳(プーニョ・デッラ・テラ)を繰り出す。

 

炎真の繰り出した拳撃はレイアとファラに回避されてしまうものの、2人が先程までいた場所の地面に大きなクレーターを作り出す程までに強力であった。

 

 

ルナマリア「あ、あの赤髪の子、凄いパワーだわ!」

 

なのは「そうだね。でも、腕力だけであの破壊力を生み出している訳じゃないみたい」

 

はやて「せやね」

 

アニュー「? どう言うことですか?」

 

フェイト「あの赤髪の子が攻撃する時、右腕に炎と一緒に輪っかの形をしたエネルギーが集束されていたのが見えたでしょ?」

 

フェルト「! そう言われてみれば……」

 

アインス「恐らくそのエネルギーによって攻撃力が強化され、あの破壊力が生み出されたんだろうね」

 

 

一同が炎真の大地の拳の威力を分析しながら評価する中、炎真と葉はツナの元へと合流する。

 

 

調「あの2人、やっぱり茶髪の人の味方だったんだ」

 

切歌「やったデース! これで3vs2デスよ!♪」

 

翼「後から来た2人も茶髪の少年に劣らぬ実力者の様だな」

 

クリス「こいつはイケるぜ!♪」

 

フェイト「はやて、私達はどうする?」

 

なのは「私達もあの子達の加勢で出撃する?」

 

はやて「うーん……あの3人オートスコアラー相手に互角以上に戦えそうやし、準備が万全やない私らが行っても足手纏いになりかねないから、ここは様子見で待機しよっか?」

 

アインス「承知しました、我が主」

 

フェルト・アニュー・ルナマリア『了解です』

 

セレナ「ところで緒川さんはまだ到着してないですか? あそこにはまだマリア姉さんが……!」

 

弦十郎「大丈夫だ、セレナ君。緒川が良いタイミングで到着した様だ」

 

『え?』

 

 

弦十郎の言葉に一同がモニターへ視線を向けると緒川が現場に到着しており、彼は負傷しているマリアを肩に担ぎ、マリアの心配で駆け寄っていたツナと少し会話した後、すぐにその場を離脱する様子が映し出されていた。

 

 

セレナ「良かった……」

 

切歌「これで一安心デスね」

 

調「うん、そうだね」

 

 

マリアが緒川に回収されたのを見て、セレナ達は安堵するのだった。

 

その後レイアとファラは大量のアルカ・ノイズを展開と同時に攻撃を開始し、ツナ・炎真・葉の3人も迎え撃つべく動き出す。

 

装者と魔導師達が見守る中、3人の少年達と2体の自動人形(オートスコアラー)、大量のアルカ・ノイズの戦闘が激化していくのだった……

 

 

To Be Continue Extra Story 4.5……

第1章(GX編)中盤辺りで葉・蓮・ホロホロの3人の甲縛式O.Sを登場させようと思うのですが、どう思いますか?

  • 良いと思う
  • まだ早いと思う
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