今年もやはり俺が歌姫達を守るのは間違って・・・ないなをよろしくお願いします
発進するとすぐ前にメッサー中尉の黒のVF-1EXがいるそしてさらに後ろからアラド隊長のジークフリートが来た
「これからメッサーとハチマンによる試験を始める。ルールは事前に伝えてあると通りメッサーはハチマンに100発のペイント弾を、ハチマンはメッサーに1発のペイント弾を当てれば勝ちとする、審判は俺が行う、各機左右に旋回、すれ違った時点で試験スタートだ」
『『了解』』
二機はそれぞれ左右に旋回し距離を離していく
『3000…2000…』
始まる、少しづつ近づくメッサー機から目を離さないようにすると
『1000…0!!』
カウントがゼロになったときに丁度機体がクロスする、そして俺はすぐにメッサー機の後ろにつく、そしてペイント弾を撃つがまぁ、よけられるよね、でも攻撃は続ける
『その程度では俺は落とせんぞ、ハチマン!』
「そんなの俺が1番分かってますよ!」
『だったらまずはこの速度に追いつけるか?』
すると中尉は機体の速度を上げた、急加速しすぎだっての、だけど!
そして俺も機体を加速させ中尉に食らいつく
(これに着いてくるか、なら、これならどうかな?)
するとメッサー機が変則的な動きをしハチマンの後ろに着く、が、ハチマンも後ろを取らせないように更に回り込もうとする。
しかしその時ペイント弾が当たる音がした
「マジか、早く決めないと」
だがハチマンの撃つペイント弾は一向に当たる気配がない、そしてどんどん被弾のカウントが増えていく。
『そろそろ諦めたらどうだ、ハチマン?』
メッサー中尉が通信で聞いてきた。
諦める、今までならすぐに諦める処か、勝負すらせずに逃げていただろうな、でも
「まだ、100発当たっていません!」
『これ以上やっても勝負は目に見えてるぞ!』
「・・・それでもやります」
『何故だ』
何故って?ここで諦めたら今までの努力が無駄になりかねないからな、そして何より
「美雲さんが負けたら罰ゲームだと言っていました」
「は?まさかそんなことのために」
「いやいや、あの人何やるか分からないから怖いんですよ、これ以上黒歴史を増やしたくないですし」
作戦室にて
「・・・あいつ、出撃前に美雲さんとあってるのを見たがまさかそんなこと言われていたなんてな」
「多分ホントの理由じゃないとは思うがな、多分」
「1回性根を叩き直した方がいいのでは?」
「・・・」
「?どうしたのですか隊長」
「いや、なんでもない」
ハチマンの機体の動きが少し変だな
空
今度は先程と変わって中尉が俺の後ろに着いた、そしてペイント弾が放たれ避けようとするも避けられず被弾してしまう。
(残り50発!)
残りの被弾数を確認につつどうすれば勝てるか考えるが思い浮かばないし思うように機体が動かないなんでだ?すると再びペイント弾が放たれ被弾してしまう。
レッスン室 カナメサイド
「ワン・ツー・スリー・フォー・ワン・ツー・スリー・フォー」
私たちは今新曲のダンスレッスンを行っているのだけれど集中できていない子がいる、美雲だ
「ふぅ、少し休憩しましょう」
「・・・」
「どうしたの美雲、なんか集中できてなかったけど」
「・・・なんでもないわ」
「はいはーい、私知ってるよ今やってるメサメサとハチハチの試合が気になっているんだと思いまーす!というかその試合見たい!」
「うんうん」
あら、いつの間にみんなとなかよくなったのかしら?
「そうね、少し見てみましょうか」
私はレッスン室のARを使って外の映像を映した、映像からわかるのがハチマン君が押されて手も足も出ない状態だってこと
『ウッッ!!』
『最初の勢いはどうした?!』
『まだまだァ、これからですよ!!』
どうにかしてメッサー君の猛追から逃げて尚且つ反撃のチャンスを探っているわね
「うわーメサメサ勝たせる気ないよねこれ?」
「容赦なし」
「しょうがないでしょこれは、生半可な気持ちで戦場にいけば無駄に死ぬだけだもの」
そう、デルタ小隊はもちろん私たちワルキューレだっていつも命がけでライブを行う、それに彼自身のこれからの為にも強くなってもらわないと。
「あっ、また被弾した」
「このままじゃ・・・」
・・・今回はハチマン君の負けかもしれない、私たちはそう思っていた。
すると美雲が
「・・・仕方がないわね」
例えば途切れた空が見えたなら~震える僕の声が聞こえるのなら~
美雲は歌い始めた、彼のために。
空
「ウッッ!!!」
最初はそうでもなかったけど段々体に掛かるGがきつくなり視界がぼやけ始めてきて機体はコントロールを失い落下する、なんとか立て直そうとするが、まずい意識がッ
するとどこからか声が聞こえてくる
ーーーばとーーたそらーーーー
体の感覚がなくなってきて頭も働かなくなってきている、そんな時に聞き覚えのある声が聞こえてくる。
「み、くも、さん?」
なんで美雲さんの声が聞こえてくるんだ?ああ、そういえば戦場で歌うのがあの人のやるべきことだったな、ん?なんで今歌っているんだ?
・・・まさか、
バラバラに砕けるほど舞い上がれ~引き裂かれた記憶のはてなき翼
歌ってまで俺に負けてほしいのか!!!
やっべ怒りで段々意識が戻ってきた、いくら俺が鋼のメンタルwの持ち主で今まで虐げられてはそれを我慢して鍛えられてきたとしてもこれはイラつくぞ、絶対勝って見返してやる!
そして俺はこの機体に付いているサポートAIをすべて解除した。
「これとこれ、あとこれもいらないな」
『おい、何やってんだハチマン!』
「何って、勝つための準備ですよ」
『なに?』
「見てろよ、これに勝ってぎゃふんといわせてやる」
サポートAIを解除して少し落ちたがすぐに立て直しメッサーの元へ再度接近する
あの日語り合ったこと~いつも笑い合えたこと
「何しているんですか中尉、まだ試験は終わってませんよ?」
『いいだろう、来い!』
そして接近したらメッサーの後ろを取り素早くペイント弾を放つ、メッサーはその攻撃をよけてハチマンの後ろを取ろうとするが
(ハチマンとの距離が離れていて後ろが取れない)
そうハチマンは今メッサーの機体との距離をかなり離していて簡単には回り込めない、無理に回り込もうとすれば撃たれるのは確実だ。
二機は岩場の方へ向かい障害物をよけながら攻撃をしている、岩のトンネルのようなところをジグザグに飛びハチマンの機体は崖の方で少しカスってしまい
そこで減速してしまいこれをチャンスだと言わんばかりにメッサーは攻撃を仕掛けてきた、これで終わりだと誰もがそう思ってしまった、だが、
蘇る日まで立ち上がるだけ~
「まだまだぁ!!」
壊して もっと もっと僕を感じてそこに そこに君はいますか戦場に咲く命よ燃えろ 燃えろ
ハチマンは機体をバトロイドに変形させ放たれたペイント弾をまるで踊るかのようにすべてよけメッサーの機体に急速に接近した
殺していっそ いっそ朽ち果てるならたぎれ たぎれ破滅の果てに
「これで、終わりだァ!!」
『グッ!』
ハチマンとメッサーは撃てるだけのペイント弾を撃ち続けた、
奇跡を呼び覚ませ 閉ざされた空へ〜
「判定は?!」
『あーなんだ、その、ひき』
「ひき?」
『引き分けなんだなこれが』
えぇ、こんなに頑張って引き分けなの?
『ハチマンのペイント弾とメッサーのペイント弾が同時に当たったみたいなんだよ、あはは』
「あははって試験の結果はどうするんですか?」
『それは『お前の勝ちだハチマン』』
「え?」
突然中尉が通信に割り込んできて、言ってきた
「大丈夫なんですか、その結果で」
『お前は俺に1発でも当てられれば良かったんだ例えそれが相打ちになろうとお前が俺にペイント弾を当てたことには変わりないからな』
『お前がそれでいいならこの試験は合格だハチマン』
なんか変な終わり方だな、こんなんでデルタ小隊やって行けるのか?
『その辺は大丈夫だろ、メッサーはデルタ小隊のエースだそのエースとほぼ互角の戦いをしたんだから実力的には問題あるまい』
「なんで心の声が分かるんですか」
レッスン室
「良かったわね、ハチマン君が勝って」
「それくらい出来てもらわないと困るわ」
「あと、ハチマン君どうやら美雲が歌ったのは自分を負けさせる為だと思っているらしいよ?」
「・・・」
ちょっとイラついているわね
「そうだ!今日の夜はみんなでパーティーをしようよ!ハチハチの試験合格、そしてハチハチとミラミラの入隊祝いで!」
「・・・そうね、やりましょ!」
こうしてハチマンの試験は幕を閉じた
第10話death!
いやーようやく書き終わりました、なんか変な感じがするけど。
次は八幡のいなくなったあとの地球の話を書こうと思っていますのでもうしばらくお待ちください、ソレデハー