やはり俺が歌姫達を守るのは間違って・・・ないな   作:むぅち

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STAGE11 希望と不安

小町サイド

 

いつからだろうお兄ちゃんに対して違和感を感じ始めたのは

 

 

 

「お兄ちゃん、学校は楽しい?」

「・・・普通だな」

「えぇ、他に何かないの?」

「バッカおまえ、何かあったら俺じゃねぇだろう」

「でも最近は色々あるじゃん、奉仕部とか」

 

奉仕部での活動は色々やってるみたいだけど最近はその話題に触れてもすぐに違う話をする。

それが始まったのは多分修学旅行から帰ってきた時からかな、そのあとから帰りが遅くなったり小町にべったりしなくなったりしたんだ、何より奉仕部に入ってからは腐った目は少し治ってきていたんだけど最近は前よりひどくなっていた。

 

「何にもねぇ」

「・・・ねぇ、お兄ちゃん」

「何だ?」

「本当に何にもないんだよね?」

「・・・急にどうしたんだよ」

「いやぁ、ね、最近また目が腐ってきてるからさ」

「っ!、いやなんでもないし目はもう手遅れなんだよステージ5なんだよ」

「5まで行ったら最早死んでるじゃん」

 

こんなくだらない会話が日に日にになくなっていき、そしてあの日がきたんだ。

 

 

 

 

 

 

「ただいまー、って小町まだ起きて、どうしたの小町!?」

「お、かあ、さん・・・お兄ちゃんが帰ってこないの・・・」

「え?」

 

小町もお兄ちゃんが行きそうなところは探してみたけどいなかったことをお母さんに伝える

 

「そう、あとはお母さんに任せて小町は部屋に戻りさない」

「でも・・・」

「大丈夫、必ず見つけるから」

「うん」

 

そうして部屋に戻り床に就く。

それから数日が経ちお兄ちゃんの捜索は打ち切られのを知った。

なんで、どうして、まだ生きているかもしれないのに、すると警察官が

 

「我々も懸命に捜索を行い八幡くんの行方を捜索したところ、発見には至りませんでした」

「え、ウ、嘘ですよね?」

「・・・」

「なにか言ってください!!」

「当時八幡君が〇〇の駅で目撃されたと情報が入り、地元の方々の協力の元、町の周辺で聞き込みを行ったところ〇〇へ向かったと」

「・・・」

「〇〇ってたしか」

「はい、自殺の名所と言われています」

 

そんな

 

「で、でもお兄ちゃんが自殺したとは限らないでしょ、そう、だよね?」

「はい、そのt、すみません、どうだそっちは?」PUrrrr

「どうしたんだろう」

「なんだって!」

「「「!!」」」

 

電話に出ていた刑事さんが突然大きな声で驚いていた、まさか、そんなはずない、よね?

 

「・・・落ち着いて聞いてください、今捜査員から連絡が入りました」

「息子は、八幡は見つかったんですか?!」

「・・・目撃者が見つかりました」

「目撃者?」

「はい、その方の話によると当時夜遅くに崖の方へ向かって帰ってこなかった人がいると、そして外見の特徴として特徴的な目をしていたと」

 

その時小町たちは分かってしまった、崖に向かった人がお兄ちゃんであることを

 

「う、ぅぅぅぅ」

「もし仮に息子さんが投身自殺を計ったとしたら、ご遺体は発見できないかもしれません」

「え、どう、して」

「地元の方によるとあの辺の海流はかなり荒いようで今まで投身自殺を計った方々のご遺体は発見されたことがないそうです。」

「そんな」

 

そうして警察の捜索は打ち切られた。

 

それから数日後にお兄ちゃんの葬式が執り行われた、棺桶の中にはもちろんお兄ちゃんの遺体などありはしない、本当は親族だけでやるつもりだったらしいが最後までお兄ちゃんの味方をしてくださった総武高の人達、戸塚さん、サキさん、中二さん、大志くん、戸部さん?、海老名さん?、平塚先生、陽乃さんが来てくれた。

いつもぼっちぼっち言ってたのに、こんなに仲のいい人達がいたのは小町的にポイント高いよお兄ちゃん、でもね、本当に死んじゃっていたら、最後くらい、会いたかったよ・・・

 

 

 

 

(そう落ち込むことはないぜ)

 

どこからか声がする、すると辺りが真っ暗になりそこに人がいた

 

「おねぇさん、誰ですか?」

(お・に・い・さんだ!)

「あっはい」

(んん!、お前はハチマンの妹だな?)

「お兄ちゃんのこと知ってるんですか!?」

(まぁ、な)

「あの!」

(ん、なんだ?)

「お兄ちゃんは、お兄ちゃんは生きているんですか?!」

(・・・あぁ、お前の兄ハチマンは生きている)

「ほんとd(だが)?」

(今は会うことが出来ない)

「え、どうして、ですか?」

(ハチマンは今遠い場所で頑張っている)

「・・・どこ、ですか?」

(言っておくけど、会いには行けないからな)

「なんでそんなことが分かるんですか」

(ハチマンは今別の惑星にいるからだ、ついでに言っとくと今いる世界も違う)

「は?」

 

この人何言ってるの?

 

(まぁ、何を言ってるのか分からないだろうけど言えることはハチマンは生きていてそのうち戻ってくる)

「いつ、戻ってくるんですか」

(すまないがそこまで細かくは分からない、ただそう遠くない未来に戻ってくる)

「・・・分かりました、その言葉信じましょう」

(悪い、俺に出来ることはこのくらいしかなくてな)

「いえいえ、お兄ちゃんが生きていることが分かっただけでも嬉しいので、あっ」

(どうした?)

「お兄さんの名前聞いてなかったですね」

(あぁ、そういえばそうだな)

 

 

俺の名前は、■■■ ■■■

 

すると辺りが真っ白に輝き小町は目を覚ましました。

 

「夢?」

 

今のは全部夢だったの?じゃあお兄ちゃんは?あの男の人は?!

全てが幻だったんだと思い小町は再び涙目を流す。

 

 

涙が収まったのでベットから降り部屋を出ようとすると勉強机の上に見慣れない紫の宝石が置いてあった。

あれ、こんなの小町持ってたっけ?ってこれお兄ちゃんが持ってたイヤリングの宝石にそっくりじゃん!じゃあさっきの男の人ってお兄ちゃんが昔会った人なのかな?もしそうなら本当にお兄ちゃんは・・・生きてる!?

なら小町のすることは

 

「ずっと待ってるからね?お兄ちゃん」

 

これしかないね!

 

 

 

 

 

 

ラグナ

 

 

「へっクション!」

「なんだハチマン風邪か?」

「分からない」

「移さないでくださいね」

 

誰かが俺の噂でもしてるのか?気持ち悪いですねはい。

・・・そういえば小町はどうしてるんだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




第11話
いかがでしたか?なんか最後の方適当な感じが出てる気がするのですが大丈夫でしょうか、大丈夫だよね、きっと多分そこそこ
一応今回は小町しかださなかったのですが本当は戸塚とかはるのんのセリフも入れようか悩んだんですが余りでないので書かなくてもいいかと思いました。
さてこれからどうなるんでしょうね
次回やはり俺が歌姫達を守るのは間違って・・・ないな

「ハイライトって消した方がいいの?」に乞うご期待

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