やはり俺が歌姫達を守るのは間違って・・・ないな   作:むぅち

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STAGE24 衝撃 デビューステージ

ハチマンサイド

 

「あー思い起こせばワルキューレの結成の協力を依頼さr「っというわけで~」」

「フレフレとハヤハヤのデビューをお祝いしてー!」

「「カンパーイ」」

 

『ようこそケイオスへ!!』

 

「乾杯」

 

 俺は店の片隅で静かに挨拶をした。だって特段仲のいい人なんて居ないからね!そしてみんなそれぞれで盛り上がってるな。ちょっと外に出るか。ちなみに新人2人は百合百合コンビプラス頑固娘と仲良くやっている。

 

「ワクチンライブか・・・」

「ランドール自治政府からの要請、最近ヴァールの発生危険率が上がってきたからって」

「そもそもなんでライブなんだ、録音して放送とかじゃだめなのかよ?」

「私たちが歌うと生体フォールド波っていうのが発生するの、で、それがヴァールに効くんだけど録音したりデータ化したりすると効力激減」

「「へぇ〜」」

「やっぱり生が1番、はむ」

 

 クラゲ生でって最初は勇気いるんだよなー美味いけど。すると俺が外に出たことに気がついたみたいでこちらにやってきた、だけど。

 

「ハッチハチー!」ムニュ!

「ひ、ひゃい!」

 

 や、やばい!俺の背中に反応弾がぁ!

 

「まーた1人でいるの?一緒に飲もうよー!」ムニュムニュ

 

 やめてぇ!反応弾が!違うとこも反応しちゃう!

 

「い、いえ、マキナさんは新人2人を相手にしなきゃ行けないんじゃないでしゅか?!」

「そんな事言わないでよー」

 

 

「あの二人、出来てんのか?」

「凄く仲がいいんやね〜」

「・・・疑惑あり」

 

 するとレイナが3人にある写真を見せた。ってあれは!

 

「うわぁ!」

「やるなハチマン」

「ご、ゴリゴリ〜」

「な、なんでその写真を?!」

 

 なんということでしょうレイナが見せたのは俺の初任務の時ナンパから助けた時の写真!しかも俺がマキナさんをしっかり抱きしめている時の!

 

「レ、レイレイ、その写真、後で頂戴?」

 

 な、なんだと、まさか・・・脅しにつかうのか?!」

 

「いや、さすがにそれはないんじゃないですか?」

「なぁ、あれってワザとじゃないんだよな?」

「多分」

 

 あれ?2人も俺の考えてることが分かったのか?まさかのエスパー能力持ち?

 それから歓迎会は盛り上がり数時間後に解散となった。

 

 

 

 

それから数日がたちライブ当日

 

 俺達はアイテールにてライブ会場である惑星ランドールに向かっている。そしてデルタ小隊はそれぞれの機体の調整と確認をしている。

 

「おお、こいつか。いい感じだ!」

 

 ハヤテの声がする方を見るとガイさんと一緒に新しく配備されたジークフリードを眺めていた。ちなみに番号はデルタ6

 

「VF-31 ジークフリード、慣性制御システム標準装備の最新鋭機、おまえにゃ勿体ない機体だ」

「へへっ」

「それから・・・俺達からの入隊祝いだ」

 

 ガイさんはハヤテにタブレットを渡した、渡したタブレットに映ったのマキナさんとレイナそして整備班のメンツだ、どうやらハヤテの機体は特別な改造がしてあって宇宙空間でもヘルメットなしで操縦できるようになってるらしい。

 

「♪〜♪♪〜♪♪」

「よっ、フレイヤ」

「♪〜♪♪〜♪♪」

「?おーい」

「あ、ハヤテ」

 

 フレイヤは音楽を聞くことに集中していたのかハヤテが大きく呼び掛けてやっと気づいた。

 

「なんだ?初ステージにビビってんのか?」

「うっ!そ、そんな事・・・」

「はは、それアル・シャハルでも持ってたよな?お守りか?」

「あっ・・・うん。子供ん頃、ウィンダミアに来てた地球人に貰ったんよ。これで外の音楽を知ることが出来た。リン・ミンメイ、ファイアーボンバー、シェリル・ノーム、ランカ・リー、そして、ワルキューレも・・・かっこいいって思った、自分もこうなりたいって、でも・・・」

「らしくないぞ?命懸けで飛べば飛べる!だろ?」

「あ・・・そやね、うん!飛べば飛べる!人生30年!考えとる暇があったら飛び続けんきゃねー!」

 

 そう言えば隊長が言ってたな、ウィンダミア人は身体能力が優れている代わりに寿命が短いと。そんな事を考えていると隊長から号令がかかり最終チェックと打ち合わせをしアイテールはランドールのライブ会場まで到着した。

 

「フレイヤ」

「貴女はどんな想いで歌うの?」

「え?どんなって・・・」

「じゃあ、くもくもはどんな想いで?」

「そうね・・・今日私を満足させられたら教えてあげる、出来なければ貴女はワルキューレに必要ない」

「え!う・・・!」

 

 美雲さんは厳しいことを言うがこれもフレイヤが半端な覚悟で歌うことのないように美雲さんが念押しした。

 

「さ!話はもういい?じゃあ行くわよ?」

 

「銀河のために」

 

 

「誰かのために」

 

 

「今私達」

 

 

「瞬間完全燃焼」

 

 

「命懸けで楽しんじゃえ!」

 

 

 

『GO ワルキューレ!!』

 

 

 

welcome to walkyre world

 

 

「おおー!」

 

 音楽の始まりと共に観客たちのボルテージが上がっていき、俺たちデルタ小隊の機体とワルキューレを乗せたシャトルが降りてくる。それぞれの機体から六色のスモークを出しそれぞれのフォーメーションで離れていく。そしてシャトルからワルキューレのみんながステージに向かって飛び降りる。

 

 

歌は愛!!

 

 

 

 

歌は希望!!

 

 

 

歌は命!!

 

 

 

歌は神秘!!

 

 

 

 メンバーの四人は衣装に着替え終えステージに着いた、だがフレイヤがまだだ。

 

 

「ううう・・・飛べば飛べる飛べば飛べる飛べば飛べる飛べば!う!ゴリゴリ―!」

 

 気合を入れシャトルから飛び出したフレイヤ、その姿は徐々に変わっていく。

 

 

歌は元気!!

 

 

 なるほどな、フレイヤは元気なんだ。

 

「ああ!五人目!」

「おお新メンバー!」

 

 観客の期待はデカい、だがフレイヤはそれどこれではなく初めてのステージ衣装のガスジェットクラスターに驚き着地に失敗してしまった。

 

「こけた!」

「ポンコツだー!」

 

 観客に笑われながらもフレイヤはきちんと頭を下げ、その後に他のメンバーもフレイヤに近づく。

 

「聞かせてあげる、女神の歌を!」

 

 

 

超時空ヴィーナス ワルキューレ!

 

 

「わ、ワルキューレ!」

「改めまして、新メンバーを紹介します!」

 

 カナメさんの司会によりフレイヤの自己紹介を始めた。

 

「え?あ!ウ・・・ウ、ウィンダミアから来ました、リンゴ大好き!フレイヤ・ヴィオン14歳、よ、よろしくオニュぎゃいしにゃすっ!」

 

 今の自己紹介で何故かシンパシーを感じてしまった。はいすみません調子乗りました。でも観客は乗ってくれてるみたいで

 

「いいぞ!」

「おにゅぎゃいされちゃうー!」

「うう・・・」

 

「まずはこの曲『不確定性☆COSMIC MOVEMENT』」

 

 美雲さんが歌う曲を言うと観客も沸く。すると美雲さんはマイクに手を当て音が聞こえないようにすると

 

「ダメならクビよ?」

「ううっ、うう・・・わぁ!」

 

 フレイヤたちの衣装が輝き次の曲のための衣装に変わっていき歌をスタートした。

 

 

宇宙の法則を破っても、死ぬまで躍らせて~AH!

 

 

RIDE ON

 

 

3・2・1!

 

 

 

 向こうもスタートしたな、なら俺たちもやるか。曲の始まりと共に再びスモークを出し連携を取りながら空を駆けて行く。するとサビに入ったと同時にハヤテの機体が隊列から外れワルキューレと観客の近くまで降下すると踊りだした。

 

「いいな、あれ。ってかミラージュがうるさそう」

「うぉ、踊っいやがる!」

 

 観客も大いに盛り上がっていた。すると俺は空から何か変なものを感じ取りすぐに隊長に報告をした。

 

「隊長!空から何か来ます!」

「は?何言って『アイテールよりΔ1へ、アンノウン衛星軌道に出現、大気圏に突入してきます!』なっ!奴らか!」

 

 すると後方に大気圏からやってきたアンノウン機が小型機を発射させこちらに向かってきた。だがそれだけではなくワルキューレのライブで使っていたドローンが突然機能しなくなり墜落した。

 

「敵ジャミング攻撃でフォールド波増幅システムが・・・」

「は!ミサイル!」

「まずい!」

「伏せて!」

 

 ワルキューレの前方から大量のミサイルがやってきていた。

 

「うぉぉぉ!!市民とワルキューレは俺たちが守る!」

 

 隊長の合図とともにデルタ小隊全機がワルキューレの前に立ちミサイルを全て撃ち落とす。すると謎のアラームが

 

「新手?いや新統合軍です!」

「おお!愛しの援軍!」

 

 後方から新統合軍の援軍がやってきた。だが突然歌が響き渡る。

 

『♪♪♪〜♪〜♪〜♪』

 

「ッ!!何だこの歌?!」

 

 ワルキューレの歌とは違う、すると新統合軍の援軍の様子がおかしくなり突然こちらに向かって発砲してきた。

 

「な!」

「新統合軍が攻撃してきた?!」

「マジかよ!」

「まさか、奴らヴァールに?Δ3確認を!」

 

 Δ3が機体の装備を使い新統合軍の機体を調べるとなんと全機ヴァールになっていた。じゃあ俺たちはこいつらを・・・いや、躊躇うな!

 

「っく!止むを得んか、全機攻撃開始!市民とワルキューレを守るぞ!」

「「了解!」」

「攻撃だって?!」

「相手は味方じゃん?」

「正気を失ってるだけかもしれません!」

 

 チャックさん、ハヤテ、ミラージュは味方への攻撃を躊躇っているがそんなこと言ってる暇は無い、下手したらこっちが落とされるかもしれないのに。

 俺はバックパックにセットしてあったライフルを取り出しワルキューレの近くまで降り友軍機を撃ち落としていく。

 

「大丈夫ですか!皆さん?!」

『こっちは誰も怪我してないから大丈夫!』

「良かった・・・あれは?」

 

 ワルキューレの無事を確認し再度攻撃を始めようとすると丁度ミラージュの機体が友軍機を捕捉していた。あれは、まずい!俺はライフルを構えミラージュの後ろに着いていたアンノウン機をロックオン、狙いを定め撃った。右の翼に着いていた装備?には当たったがまだまだ飛べるみたいだ。そこへΔ2がカバーに入った。

 

「撃つのをためらうから敵に後ろを取られる!」

「っ!」

「Δ2、その話は後で!本命が来ましたよ!」

「ッ!!」

 

 Δ2がトドメを刺そうとしていたところに他の奴らとは動きが違う機体がやってきた。するとワルキューレ達も歌い始め、友軍機達は次々とヴァールから解放されていく。だが突然アーネスト艦長から通信が入った。

 

『アラド少佐、やられた!』

「アイテールが?!」

『いや、陽動作戦だ!君達が戦ってる間に惑星ヴォルドールの首都が敵軍に陥落された!』

 

 なんだって?!あの敵、一体なんなんだ?するとアンノウン機達が一斉にひとつの場所に集結し始めた。集結する際に機体のカラーが増えさらに背部に紋章のようなものまで出てきた。

 

「あの紋章!」

「やはり、空中騎士団・・・」

「空中騎士団って、確か・・・」

 

 あの機体達がスモークで紋章を描くとそこにホログラムが投影されメガネを掛けた男が映された。

 

『ブリージンガル球状星団並びに全銀河に告げる、私はウィンダミア王国宰相、ロイド・ブレーム』

「あ・・・は!」

「嘘・・・」

「ウィンダミアって」

「フレイヤの?」

「ロイド殿下?」

 

 フレイヤも動揺している。だがそれを知らずしてロイド・ブレームは演説を続けた。

 

『全てのプロトカルチャーの子らよ、我がウィンダミア王国は、大いなる風とグラミア・ネーリッヒ・ウィンダミア王の名のもと、新統合政府に対し宣戦を布告する!』

 

 

 




か、かけた・・・_| ̄|○ il||li
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