イオニデス戦から数日後
俺達はウィンダミアに制圧された惑星、ヴォルドールへやって来た。
ヴォルドールは陸地よ62%が湿原に覆われた水と緑の惑星、主な資源は木材、果物、そして天然水。なんだが・・・なんでウィンダミアはヴォルドールを狙ったんだ?そう思った俺達はヴォルドールに潜入任務で来た。
「私とマキナ、レイナ、メッサー中尉は南側から首都に潜入。美雲とフレイヤはミラージュ少尉とハチマン少尉、ハヤテ准尉と北側から」
「了解だにゃん!」
なんだこれ可愛い。
「にゃんはいりませんよ」
「うにゃん」
「きゃわわ〜!レイレイのにゃんにゃん、きゃわわ〜!ハチハチもそう思うよね?!」
「そ、そっすね。良いと思いますよ?」
正直めっちゃ可愛いです、小町もこんな格好してくれないかな。皆色んな反応があるがハヤテは・・・
「うぇ・・・俺ネコアレルギーなんだけど」
「ヴォルドール人は猫型哺乳類から作られた哺乳類だから・・・」
「文句があるなら来るな」
メッサー中尉、すげぇ凶暴な野良猫感凄いな。
「ハヤテも負けてられんにゃん」
「分かってるよ」
「そうね、負けてられん・・・」
フレイヤは思い悩んでいた。以前美雲さんに言われた事を気にしているみたいだ。
「うん!見ててください美雲さん、ゴリゴリ役に経つことを・・・ってあれ?」
「クモクモならもう行っちゃったよ」
「単独行動クイーン」
「ミラージュ、流石に今回は連絡するなよ?」
「いつも一緒にいるのが悪いんですから、貴方は美雲さんのお目付け役でしょ?」
「いつからそんな役職にいつ着いたのか分からないんだけど、てかなんで俺までここに居るんだよ、たまにはアイテールで留守番したいんだけど」
任務中のこいつの連絡ほど面倒なものないしもうやりたくないんだけど、たまにはサボりたい。
「にゃんと・・・」
カナメサイド
私たちは作戦道理南側から首都へと潜入を開始した。
「きゃわわ〜色んな猫耳、たまりませんな〜」
街中を見て回っているけどこれと言って大きな混乱は起きていないようね。
「あっ、生体フォールド波の数値がこんなに・・・」
マキナが道端に立っている兵士をメガネを通して見てみると明らかに異常と言える数字が出ていた。じゃあ今度は血液を頂きましょうか。
「あの〜水上バス乗り場はどこに行けば、ドス!、きゃ!」
「気をつけろ!」
「そっちこそでっかい体でボケーっと歩いちゃって!」
よし、これで良いわね。私はこっそり伸ばしていた爪を出しておいてメッサー君にワザとぶつかって貰って兵士にぶつかる様に爪で手の甲を引っ掻いて血液を採取。さてと
「あら?ごめんなさ〜い!」
それからマキナ達と合流して採取した血液を調べると。
「やはり出たわね、フェイズノール」
「ヴァール化の誘発物質か・・・」
「軍も警察機構も、マインドコントロールされてると見て間違いないわね」
「・・・」
あら?何でか分からないけどマキナの様子がおかしいわね。
「マキナ、どうかしたの?」
「え?えっと、何でもないよ?」
「でも、さっきから黙ってばかりだったから・・・」
「マキナ、イライラ」
「イライラ?」
「や、やっぱりレイレイは分かっちゃうか」
イライラしてる?何でだろう、普段そんな事ないはずなんだけど・・・
「何でか分からないけどさっきからずっとイライラするようになっちゃって・・・本当に何でだろう?」
「分かるかも」
「そうなのレイナ?」
「ちょっと待ってて、プルルルル」
するとレイナは誰かに連絡を取り始めた。
『どうしたんかね、レイナさん?』
「フレイヤ、そっちで何か問題が起こってない?主にハチマンに関する事、さらに言うなら女関係で」
『え、えっと・・・』
「何かあったのフレイヤ?」
「そ、それが・・・」
八幡サイド
「ねぇお兄さ〜ん、お姉さんと遊ばな〜い?」
「私達と一緒に飲みましょ?」
「ちょっとあそこでお休みしましょ?大丈夫よちょっと若い子と寝るだけだから・・・」
なにこれ、何なの?
俺達は作戦通り北側から首都に入った。しばらく街を観察していて特にそれらしい異常は見当たらなかったのだが街の雰囲気がそれっぽい所になるとどういう訳か視線を感じるようになり次々と声を掛けられ今に至るわけだ。
「ちょ、ハヤテ、ミラージュ、助けてくれ!」
「助けに行きたいけど!」
「人が多すぎてそっちまで行けません!」
「あわわわ〜!」
まずいな、このままだと任務に支障がでる。何よりさっきから感じてる謎のエマージェンシーコールが言ってる。『逃げるなよ?』と
謎の恐怖に襲われていると誰かに引っ張られ路地裏のさらに置くの隠れ場所に連れてこられ壁ドンされた。
「ホントにイラつかせるわね」ハイライトオフ
「ひっ!ってその声・・・美雲さん?」
「随分と、楽しそうだったわね?」
「いや、あれはただの巻き込まれ事故と言いますかなんと言いますか・・・」
「ハチマン無事ですか?!って美雲さん?」
ここで我が救世主ミラージュがやって来てくれた。マジ感謝!
「今まで何処に?」
「これを」
そう言って見せてきたのはツノゼミ型マイクロドローンだ。美雲さんの爪の先から記録していた映像が流される。ってこれさっきの映像じゃんなんて物を持ってるんだよこの人。だがその後にどこかの施設の映像を映し出した。
「極秘の政府間協議、ですか?」
「えぇ、少しは役に立つ情報もあるんじゃない?」
「こんなに、いつの間に仕掛けたんですか?」
「ふふふ」
それを仕掛ける時間があったら俺の事もっと早く助けられたんじゃね?そう思っているとあるひとつの映像に良さげなものが映った。
「どうやらちょうどはじめるみたいね」
「あ、ロイド殿下?」
『統合政府の統治も悪いことばかりではありませんでしたがね。彼らのおかげで雇用が生まれ、技術が移転されたのですから』
『そうやって飼い慣らしていくのが彼らのやり方ですから』
『だとしても、性急過ぎてはありませんかね?宣戦布告なんて』
『我々には時間がありませんので』
『ウィンダミア人の平均寿命は確か、30歳ほど』
『えぇ・・・』
随分意味深な言い方だな。
『・・・分かりました、大人しく従うとしましょう。ウィンダミア人は敵も味方も纏めて吹き飛ばすような方々ですからな。次元兵器で』
『よもや既に持ち込んでいるとか?』
『まさか・・・』
『では遺跡のあれは?』
『学術調査です』
『あぁ、宰相殿は学者でもありましたな。プロトカルチャーの論文拝読させて頂きました。滅亡寸前のプロトカルチャーが最後に創造したのがこのブリーフィンガル球状星団の民でありよって我々こそがプロトカルチャーの正当な後継者である! そのような話本当に信じておられるのですか?』
『その鍵を握るのがあの遺跡かと・・・』
遺跡?そう言えばそんなのがあるって話を聞いたな。
『分かったわ。パラナガーナ遺跡、プロトカルチャーが残したもののようね』
「カナメさん」
『ヴォルドール人が聖地として崇めてる場所よ、そこをウィンダミアが封鎖して何かの施設を建てたらしいの』
「そこで次元兵器を?」
『可能性はゼロじゃないわね・・・』
「了解、あとで合流しましょう」
美雲さんはそう言って通話を切った。俺達もすぐにカナメさん達との合流地点へと向かう。その道中
「なぁ、次元兵器って、なんね?」
「時空間を歪ませて破壊する威力を持つ、絶大な大量破壊兵器。銀河条約で使用を禁じられているけど、7年前の独立戦争でウィンダミアが使ったと言われているわ」
「7年前・・・・・もしかして、あの時の、でもあれは地球人がやったって・・・」
「いえ、ウィンダミアが新統合軍に対して使用したの、数百万の自国民を巻き込んで」
「でも村長さんは・・・ッ」
フレイヤが何か言いかけたが美雲さんがそれを止めこう言った。
「貴女の目に写る私は、“本物”?それとも・・・」
「・・・」
「まぁあれだ、7年も前の事を今ここであれこれ言っても仕方がない。今は任務に集中するぞ」
お久しぶりです。すみませんね、最近pixivの方で単発の話を書きまくってしまってね。