【完結】色づく想ひ    作:ワンダーS

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True:Another 12

 

 まだ朝日の差し込んでいる廊下を歩いていれば、ふと外から鋭い風切り音が聞こえてきて、不意に俺は足を止める。ひゅんひゅんという音に強風でも吹いているのかと、向かいに広がる木々を見るも、先端の細いそれらの枝は一切揺れることなく憮然とした様で天を指している。

 風でも無いのならこの音の出所にいよいよ見当がつかない。不思議に思い、玄関から外へ出て、疑問の解消に向かう。

 近づく毎に大きくなる音、そうしてたどり着いたのは境内の中でも開けた場所だった。そして目にした光景に、思わず感嘆の息が漏れる。

 風切り音を生み出していたのは、二振りの木刀だった。素朴なそれらを、可憐な鬼の少女がまるで自分の手足のように自在に操っており、舞を踊っているかのようなその様は、流水に浮かぶ花びらの如き美しさと儚さを感じさせる。

 「…百鬼」

 ぽつりと、彼女の名を口にすれば、百鬼はぴたりと動きを止めて振り向いた。

 「ん?透くん、どうかしたの?」

 「あぁ、いや、音が聞こえたから気になってな。何してたんだ?」

 「ちょっと体を動かしたくなったから素振りしてたの。最近あんまり動かないから、何だかうずうずしちゃって」

 素振り、事も無げに言われたその言葉に、先の光景とのギャップを覚える。あれはその程度で済まして良いものでは決してなかった。それ程までの美しさが今尚脳裏に焼き付いていた。如何にかそれを伝えようとするも、どう言い表したものかと逡巡し、けれどやはり口を閉ざす。

 「…なぁ、少しだけ見ていっても良いか?」

 代わりに出てきたそんな言葉に、キョトンとした顔で百鬼は首を傾げる。

 「良いけど…退屈にならない?」

 「大丈夫、自分じゃそこまで動けないからな、見応えがあるんだ」

 「そう?」

 釈然としない表情を浮かべる彼女だったが、特に拒絶する様子も無かったため、俺は近くにある手ごろな石へ腰を下ろす。

 特段、先の言葉も出まかせという訳ではなく、純粋に先ほどの百鬼の姿をもう一度見たいと思ったのも確かだった。

 「じゃあ、再開するね」

 両手に持つ木刀を握り直すと、そう言って百鬼は二刀で構えを取る。ただそれだけの動作で、彼女の身に纏う雰囲気は一気に研ぎ澄まされて、普段の緩い彼女とは見違えてしまう。

 そうしている間にも、百鬼は刀を振り上げて、小気味よい風切り音と共に振りぬく。美しさの中随所に強かさが秘められており、刀の扱い、足さばき、体幹、どれを取っても圧巻の一言で、俺はついそんな彼女の姿に見入ってしまう。

 夢中で見続ける事、数分が経過した頃。ふと百鬼の動きの中に何処か違和感を覚えて我に返る。滑らかだった彼女の動きが、今はぎくしゃくと、まるで油のさされていないブリキ人形のようになっている。それだけでなく、思い過ごしかその頬はほんのりと紅潮している様に見えた。

 「うぅ…、やっぱり無理!」

 木刀を下ろして限界だとばかりに叫ぶ百鬼。あまりに唐突の事に目を丸くして、彼女へと声を掛ける。

 「あの、百鬼?」

 「そんなにじっと見られると、余恥ずかしい…。思ってたよりずっと恥ずかしかった…」

 話しながら木刀をいじる百鬼の瞳は薄っすらと潤んでいる。

 どうやら原因はこちらにあったらしい。詰まるところ、あまりにも真剣に見過ぎたせいで、百鬼の羞恥心が限界を迎えてしまったようだ。

 確かに一応は不躾だったという自覚はあったため、彼女がそう思うのも無理はない。

 「悪い、あまりに動きが綺麗だったから、つい」

 「…透くん、実は余に意地悪しに来たの?」

 「いやいや、誤解だ誤解」

 ジトリとした目でぷくりと頬を膨らませる百鬼に慌てて弁明するも、けれどそれでは足りなかったようで、「どうだか」とそのまま彼女はぷいとそっぽを向いてしまう。

 「さてはいつも余が悪戯するから、その仕返しに来たんでしょ」

 「あー、違うけど、仮にそうだとしても割と正当じゃないか、それ」

 「…確かに」

 最初こそ恨みがましい視線を向けて来ていた百鬼であったが、しかし指摘を受けた途端に正に晴天の霹靂と言った風に目を丸くする。

 その様子があまりになもので、こみ上げてきた笑いを抑えることが出来なかった。

 「あ、透くん、何で笑うの!?」

 「いや、さっきまで怒ってたのに、急にそんな気の抜けた顔するもんだから…」

 肩を震わせながら何とか返事をしようとするのだが、堪えきれずに途中で言葉が途切れてしまう。そんな俺を見て、百鬼は驚き半分不貞腐れ半分な表情を浮かべる。

 「やっぱり透くん、最近明るくなったけど意地悪にもなった」

 百鬼に言われて、ふと自身を鑑みてみる。以前までは曇っていた心が、日ごとに晴れていくような、そんな清々しさを覚えるようになった。

 開き直ったと言ってしまえばそこまでだが、やはり自分なりに整理が付けてこられた証拠でもあるのだろう。

 「…まぁ、もしかするとこれが元々なのかもしれないな」

 「それだけ心を許してくれたって考えたら嬉しいけど…内容的に余、素直に喜べない」

 「お互い様って事で勘弁してくれ」

 何せ、こちとらよく彼女の悪戯にひっかけられているのだ。どんな意図が有れども、驚くモノは驚く。あの手この手で驚かせて来る彼女はシラカミ神社の人泣かせであった(特に被害に遭っているのは大神であるのだが)。このくらいのささやかな抵抗程度は許していただきたい。

 百鬼もその辺りについては先程に自覚していた為、若干不服そうではあるが受け入れているようだった。

 「けど、そう言う事なら見学は引き上げるよ。悪いな、邪魔して」

 「ううん、余もこんなに恥ずかしいなんて予想外だったから。…それより透くん、今から時間空いてるの?」

 立ち去ろうと踵を返しかけた折、不意に百鬼に呼び止められた。

 「ん?あぁ、特にやることは決まってない」

 ここへ来たのも暇を持て余している中、聞こえてきた音に興味を引かれたからだ。趣味を見つけると息巻いたは良いものの、中々之といったモノが見つからないのが現状であった。

 白上には既に相談していたが、大神や百鬼の意見も聞いてみようかとは丁度考えていた所だ。

 「じゃあ、透くんも一緒にやってみよ!今趣味を探してるんだよね、もしかしたら透くんに合ってるかもしれないし」

 だから、相談するより先に百鬼の口から出てきたその言葉に、意表を突かれた。うっかり口にしていたかと記憶を遡るも、決めたのはつい先日の事だ、白上の他に話した覚えはない。

 「どうして、その事知ってるんだ?」

 浮かぶ疑問をぶつけてみれば、しかし百鬼は事も無げに答えた。

 「フブキちゃんから教えて貰ったの。もし透さんが困ってたら助けてあげてくださいって」

 「白上が…」

 考えてみれば、唯一知っている白上が出所なのは道理であった。その答えに俺は納得しつつ、これを白上の善意ととらえるべきかお節介ととらえるべきか迷っていた。

 こうも気を回してくれるのは、彼女自身が俺の境遇に共感してくれているからなのだろう。それは嬉しいのだが、こういったことに慣れていない所為か、如何にもむず痒さを覚えてしまう。 

 「それで、どう?余も一人で素振りするの退屈だったから、一緒にやってくれると嬉しいんだけど…」

 とはいえ、折角の機会だ。体を動かすことにも挑戦してみたかったのもある。

 「…木刀とか、握ったことも無い。本当に最初からになるが、良いのか?」

 「余が教えるから、大丈夫!」

 様子を伺うようにこちらを見る百鬼へ確認を取るように問いかける。最初から教えると言うのも中々難しいものだが、大丈夫かと。けれど、しかと頷いた彼女によりそれは杞憂に終わった。

 「なら、よろしく頼む」

 「うん!じゃあ、まずは刀の握り方から教えるね」

 差し出された木刀を受け取り、彼女の横に立つ。それから昼になるまで、俺は彼女から刀や剣術について教わっていくのであった。

 

 

 

 

 

 「…透君、大丈夫?生まれたての小鹿みたいになってるけど」

 いつもの様に昼食の用意をする最中、大神は心配そうに眉を顰めて、主にプルプルと震えている俺の足へと視線を向けている。

 つい先ほどまで百鬼から刀の稽古を受けていたわけなのだが、一つ俺は失念していたことがあった。キョウノミヤコでの、彼女の驚異的なまでの身体能力。俺と百鬼の間で普通の基準がずれている事は考えずとも分かる筈だったのだが、どうやらそれに思い至るには遅すぎたようだ。

 「大丈夫だ…、ちょっと全身に疲労感があるだけで、料理くらいはできる」

 一応問題ないと返してはみるものの、しかしそうでない事は明白で、大神がそれに気が付かない筈も無かった。

 「それは大丈夫なのかな…、お昼ご飯ならウチが作るから、休んでても良いよ?」

 「けどな…昨日も任せたのに、連続となると流石に」

 「良いから良いから、ウチだって好きでやってるんだし、これから先は透君に頼ることになるかもしれないから」

 渋る俺にそう声を掛けてくれる大神だったが、ただでさえ居候させて貰ってるのだ、その上で家事すらできないのではそれこそ立つ瀬が無くなってしまう。彼女も善意で言ってくれているのは分かっているが、ここを譲ってはいけない、そんな気がした。

 「…じゃあ、こうしよっか。透君、お昼の後ちょっとウチに付き合ってくれない?今日のお昼はウチが作るから、その代わりに」

 「大神に…?」

 しかし大神はそれを見越して、そう続ける。その代わりに、という言葉は意外と便利なもので、迷う相手を妥協させる点においてはこの言葉以上のモノは無いだろう。

 これだから、彼女には敵わない。

 「…分かった、なら任せるよ。ありがとう、大神」

 「どういたしまして、それじゃあご飯が出来るまで透君はゆっくりしててね」

 にこりと優し気な笑みを浮かべる大神。お言葉に甘えて、俺はキッチンを後にする。この時、百鬼が彼女へ母親に対するように甘えている理由が垣間見えた気がした。

 

 

 

 そして昼食後、約束通りに大神の元へと向かう。

 先ほど居間にて部屋の方へ来てくれと言われたが、そこで何をするのかまではまだ聞いていなかった。内容について思考にふけっていればすぐに大神の部屋が近づいてくる。

 そう言えば、彼女の部屋に入るのはなんだかんだで初めてだ。大神はよく部屋で何かしているようだが、今回の件もそれに関連しているのだろうか。

 考えつつ、俺は部屋の襖をノックする。

 「大神、居るか?」

 「はーい、どうぞー」

 中から声が返ってきて、襖を開ければ畳の上に座る大神がこちらを見ている。以前白上の部屋に入ったが、大神の部屋はまた違った印象を持った。 

 壁際に備え付けられた棚には、水晶玉やタロットカードなど占い関連のモノや、他に小難しそうな本が並べられている。机の上には、読みかけの手紙が広げられていて、似たようなものが部屋の端の方に畳んで纏められていた。

 「同じ部屋だけど、白上とはずいぶんと違うんだな」

 「フブキの部屋は基本的にゲームが並んでるからね、ウチもゲームはするけど、基本的にはフブキの部屋でやるから、ウチは趣味の占いだったりで部屋を埋めてる感じかな」

 確かに、白上の部屋には多くのゲームの本体やソフトが並んでいたし、あれならあちらに出向いた方が良いのだろう。考えつつ、手招きをされて俺は部屋の中へと立ち入る。

 「それで、何をすればいいんだ?片付けが必要には見えないが」

 ざっと見渡してみるも、綺麗に整理整頓されていて、棚の側面にも埃一つ存在しない。部屋の掃除の手伝いではないのは一目瞭然であった。

 「あ、そうだね。じゃあ透君、ちょっとそこでうつ伏せになって貰っても良い?」

 「横に?あぁ、分かった」

 そう言って大神が指さした先には座布団が縦に並べてあり、即席のマットのようになっている。彼女の意図を今一理解できない中、取り合えずは言われるがままに横になる。

 「それじゃあ、始めるねー」

 緩い掛け声が聞こえたかと思うと、背中に大神の手が当てられる。そして彼女がぐっと力を込めれば、心地よい力加減で固まった筋肉がほぐされて、血行が良くなっていくのを感じる。

 「…大神、何してるんだ?」

 「ん?何してるって、マッサージだよ」

 手を止めずに事も無げに言う大神に、そうかと納得しかけてしまったが、違うと思いなおす。

 「いや、そうじゃなくて、何でマッサージなんだ。何か手伝いでもするんじゃなかったのか?」

 手伝いでなくとも、作業でもあるのかと考えていたが、これは完全に予想外だ。これではただのご褒美、貰ってばかりで、何のお返しにもなってない。

 その意を伝えると、背中越しに大神の考えるような声が聞こえてくる。

 「んー、ウチね、占いの他にも整体とか興味があって、誰かに試してみたかったんだ。それで丁度透君も疲れてるみたいだから丁度いいかと思って」

 明らかに、今考えた口から出まかせで、彼女は最初からこのつもりで話を進めていたわけだ。してやられた、その事実と、彼女の人の良さに思わず苦笑いが浮かぶ。

 「…大神、よく人を駄目にするのが上手いって言われるだろ」

 「あ、それフブキとせっちゃんに言われてた」

 「せっちゃんって?」

 聞き慣れない人名らしきものが出てきた。フブキとは白上の事だが、せっちゃんとは一体誰の事だろうか。疑問に思い問いかけると、大神はてっきり説明したものとでも考えていたのか、あれと不思議そうに声を上げる。

 「まだ言ってなかったっけ。せっちゃんはね、ウチの…そうだね、お母さん代わりみたいな人。前にキョウノミヤコに麒麟で行ったことが合あったでしょ?その時に麒麟を借りたのがせっちゃんだよ」

 「お母さん代わり、か…。なる程な」

 大神にも大神の事情があるのだろうと、そうぼかして答える。大神の声のトーンからしてそこまで重要な事でも無いようだが、あまり突っ込み過ぎない方が良いのも確かだ。

 「そうそう、透君の事も前に話したら、凄いテンションの高い返事が返って来たんだよね。『ほうほう、遂にミオの周りに男が、してどのような者なのじゃ仔細を教えるのじゃ!』だって。どう意味だと思う?」

 「良く分からないが、その人の癖がかなり強い事は分かった」

 ウツシヨでは一般的でない口調だ、更にここだけ聞いてみるだけでも、かなり個性的な方であると分かる。そして後、もう一つ。

 「大神にとって、大切な人なんだな」

 その人について話すときの大神の声には、白上に対するときのモノとはまた違った、大きな感情が含まれていた。紛れもなく、心の底から思っている証拠なのだろう。

 「うん、大切な人。かけがえのないくらい」

 「…そう思える人がいるのは、少し羨ましいな」

 「え?」

 ぽつりと口から零れ落ちたその呟きを、けれど聞こえていなかったようで大神は疑問の声を上げた。

 「あぁ、いや、何でもない。気にしないでくれ」

 「そう?…それにしても、凝ってますねお客さん」

 「腕が良いですね、整体師さん」

 そうして雑談を交えつつマッサージを受ける事、かれこれ十数分ほど。「はい、こんなものかな」と声がかかって、身体を起こしてみると、想像以上に体が軽くなっていた。

 ここまで効果が出るとは、多分俺が思っている以上に彼女の腕は良いのだろう。

 「悪いな、大神。何から何まで」

 「ううん、気にしないで。それに、まだ終わってないよ?」

 「ん?あぁ、やっぱり他にあったのか」

 マッサージは今終わった、どうやらこれからが本題のようだ。そう思っての言葉だったのだが、しかし大神は首を横に振って、それを否定する。

 「違う違う、マッサージの続き。ほぐしたから、後は明日痛みが出ないように祈願しないと」

 まるで常識を教える風に言う大神。もしやこれがカクリヨ風という事なのだろうかと、困惑していると、大神はそんな俺を置いて準備を進めていた。

 まず部屋の中央に机を置いて、その上に水晶玉を置く。大神が水晶玉に手をかざせば、光が放たれて、謎の生物もどきの姿が投影される。

 唖然としている俺も机の前へと連れていかれ、大神と二人投影された何かと相対する。すると、次の瞬間大神はぶつぶつと早口で念仏らしきものを唱え始めて、俺は更に困惑を深めていった。

 「ほら、透君も一緒に」

 「え、俺も…?」

 つまり、彼女はこう言うのだ。一緒に、この謎の生物に対して、謎の念仏を唱えようと。訳が分からない。しかし、隣に座る彼女の圧に負けて、結局共にしてしまう。

 これがカクリヨでの風習なのかと、俺は流石にこれには度肝を抜かれ、若干の恐怖を覚えるのであった。

 

 

 

 「いえ、そんな風習は有りませんよ。ミオの個人的な趣味じゃないですかね」

 とは、事の顛末を聞いた白上の言だ。夜になって、白上の部屋にて俺は彼女と共に画面の前に並びコントローラーを握っていた。

 「無いのかよ、じゃあ俺は一体何をしてたんだ」

 「うーん、まぁ、深くは考えない事をお勧めします。…しかし、そう言う事だったんですね」

 指を動かしながら白上は何処か得心が言ったように声を上げる。

 「何がだ?」

 「それが丁度そのくらいの時間帯にあやめちゃんが泣きついてきまして、何でもミオの部屋から不気味な音が聞こえてくると」

 「あー…そうだよな、怖いよな」

 当事者である俺ですら恐怖を感じたのだ、事情の知らない者からすれば尚更だろう。改めて自分が何をやらされていたのかと、背筋を泡立たせる。白上の言うように、深くは考えまい。

 「…でも、良かったです」

 「良いのか、これは?」

 ホッと吐き出した息と共に放たれた彼女の言葉に首を傾げれば、白上は慌てて首を振って訂正する。

 「あ、違いますよ。そっちじゃなくて、透さんが、神社に馴染んできたみたいで、良かったなって思いまして」

 ぴたりとコントローラーを操作する手が止まる。彼女の言う通り、最近は以前では考えられない程に、凝んな日常を楽しいと感じている自分が居る。

 「…そうだな、随分と気ままにやらしてもらってる自覚はあるよ」

 「はい、これからもどんどん、気ままにやっていきましょう」

 そうして言葉を交わし合いながらゲームを続ける俺と白上。その顔には両方共に、笑みが浮かんでいた。

 

 

 

 

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