スマホを修理に出していたので遅くなりました。すみません。
急いで書いたので文章がおかしい箇所があるかもしれません。
それでも大丈夫という方、今回もゆっくり読んでいってください。
諏訪子と神奈子を覆っていた砂ぼこりがだんだんと薄らいできた。砂ぼこりの中に一つの影が立っているのがわかる。果たしてどちらが勝ったのだろうか、私の緊張は最高潮に達した。
「はぁ…はぁ…。この勝負、私の勝ちだ」
「はぁ…うっ…」
立っていたのは、神奈子だった。諏訪子は、地面にうつ伏せで倒れている。
「諏訪子、大丈夫!?」
私は、急いで諏訪子に駆け寄った。
「なんとか大丈夫…ごめんね。せっかくリリーが情報くれたのに負けちゃった」
「べつにいいよ。諏訪子が無事だったら」
大丈夫そうな諏訪子を見て私は、ひどく安堵した。
「あの…お二人さん話し中すまないが、少しいいかい?」
「?」
「この土地の譲渡についての話し合いの場を設けたいと考えているんだが」
諏訪子の無事を確かめていると神奈子がそんな提案を持ち掛けてきた。
「別にあんたが勝負に勝ったんだから好きにしていいよ」
「いや、勝負で勝ったからこそ真剣に統治したいんだ!」
神奈子は、真剣な眼差しで諏訪子を見つめ、きっぱりと言った。
「…そうかい。わかった、三日後に話し合おう」
神奈子の思いが伝わったのだろう。諏訪子はその提案を了承し、日時を指定した。
「よろしく頼む。今日のところは、一旦帰るよ」
「あぁ、また三日後にきなよ」
そして神奈子が去った境内には静寂が訪れていた。そんな時、諏訪子が「神奈子ならこの諏訪を任せても大丈夫だね」と呟いた。そんな諏訪子の呟きに私は深く同意した。
そして三日後、二人の話し合いはつつがなく執り行われた。今日から諏訪の国は、大和の国の統治下となる。統治者である神奈子の目には、この地を良くするという思いがにじみ出ていた。
しかし、神奈子の統治が始まってすぐにある問題が発生した…
「この土地を諏訪子に返したいと思う」
突然、訪ねてきた神奈子そんなことを言い出した。こころなしか少し気落ちしているように見える。
「えーっと、すまない。もう一度言ってくれ」
「だからこの土地を諏訪子に返すと言っているんだ」
「なんで急に?」
私は、なぜそうなったのか事の経緯を尋ねた。
「実はだな、里の者が私より諏訪子を信仰したいようでな…」
私は、唖然とした。たしかに諏訪子は、里から慕われているが新しくきた神を拒む程とは、思ってもみなかった。
「…なるほど、それならありがたく返してもらおう」
理由を聞いた諏訪子は、すぐに神奈子の申し出に応じた。落ち込んでいる神奈子とは、対照的にえらく嬉しそうな様子だ。
「それでだな、土地の代わりに一つ頼みごとをしてもいいか?」
「勝負に勝ったのは、神奈子だろ。どんな頼みも聞こうじゃないか」
「それじゃ、今日から私もここに住んでもいいか?」
「「えっ!?」」
神奈子の予想外な頼みに私と諏訪子は驚愕したが、断る理由も無いためこれを了承した。
こうして、神奈子を加えた新しい生活が始まった。
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そして、あれから五年が経った。
神奈子がきてからは、神社の名前が『守矢神社』に変更するといった騒動もあったが、前よりさらに賑やかになり充実した生活が続いていた。
そんなある日、いつものように里の見回りをしているとどこからともなく赤ん坊の鳴き声が聞こえてきた。私が声のする方へ行くと道脇に赤ん坊が捨てられていた。私は、その赤ん坊を抱き抱え急いで神社に戻った。
「ただいま!」
「おかえり、早いね。どうしたんだい?」
「あっ、神奈子。実はちょっと困ったことが…」
「困ったことって?…あぁ、なるほど…」
神社に戻るとちょうど良く神奈子が出迎えてくれたので、赤ん坊について言おうとしたら私を見た瞬間、事情を納得してくれた。ありがたい。
「神奈子、どうしよう?」
「その様子じゃ身寄りも無いだろう。いっそ、内で育てるってのはどうだい?」
「大丈夫なの?」
「大丈夫だ。諏訪子もいいと言うだろう」
あとで、諏訪子にも確認したところ「いいよ」と言われたのでこの赤ん坊を育てることにした。名前は “
今回も読んでいただきありがとうございました。
もうすぐ、長期休みに入るので文章の納得できていない箇所を修正するかもしれません。ご了承ください。
ではまた、次回も読んでいただければ幸いです。