感想、評価をくださった方々ありがとうございます。
この場で、お礼申し上げます。
では、今回もゆっくり読んでいってください。
薄暗い路地を銀髪の少女と手を繋いで進む。しばらく進むと、明るい大通りに出た。
「あっ!ここ前にきた道だ!」
銀髪の少女もとい永琳は、ここがどこ知っている様だ。
「リリー、私の家はこっちだよ!」
永琳は、私の手を引っ張って歩く。どうやら、家までの道を思い出したらしい。
永琳に手を引かれつつ私は、良かったと内心で安堵した。
「リリー、ここが私の家だよ!」
大通りを少し歩くと永琳が立ち止まり、私に言った。
視線を上げると私の目の前には、大きな屋敷があった。
「おっ大きくて、立派な家だね」
私は、その大きさに驚きながら永琳に言った。
「ありがとう!」
永琳は、褒められたことが嬉しかったのか笑顔でそう言った。
「リリー、いくよ」
永琳が、私の手を引っ張る。
「えっ!?私も一緒にいくの?」
「そうだよ。お父様とお母様にリリーのこと紹介するんだ~」
驚く私をよそにし永琳は、そう答えた。
永琳以外の人とは話したことがない私は、すごく緊張しながらその家の門をくぐった。
「ただいま~!」
永琳がそう言うと、屋敷の奥から女性が歩いてきた。
「永琳!あなたどこに行っていたのですか。心配しましたよ」
「ごめんなさいお母様。ちょっと道に迷ったの」
女性は、永琳の母親らしい。
永琳は叱られたが、すでに反省していたのかすぐさま謝った。
「もう心配掛けさせないでくださいね。ところで永琳、そちらの方は?」
永琳の母親は、私を見てそう言った。
「どうも、リリーホワイトといいます」
「リリーが、道に迷った私を助けてくれたの」
「それはそれは、永琳を助けていただきありがとうございます」
永琳の母親が、私に深々とお礼をした。
「いえいえ、偶然通りかかったもので」
「そんなに、ご謙遜なさらず。どうぞ、上がっていってください」
そう言われた私は、お言葉に甘えて永琳の家に上がらせてもらった。
「では、こちらでお待ちください」
永琳の母親は、私を部屋へ案内するとそう言い残し出ていった。
「ねぇ、リリーはどこに住んでるの?」
二人きりになったとたん永琳は、私にそう尋ねた。
「私は、この町の人じゃないよ。とっても遠くから旅をしてきたんだよ」
そう私は、自分はどこからきたのかわからない程遠く長い旅をしてきた。
「この町に住むの?」
「それも、いいかもね」
私は、今まで何処かに住むという経験がなかったが、この町に住むのもいいかもしれないと思った。
「それじゃ、私の家に住みましょう!」
「えっ!?それは…」
私がその提案を断ろうとした時、部屋の襖が開いた。
「お待たせいたしました。夫がぜひ、お礼したいとのことなので連れて参りました」
「この度は、娘を助けてくださりありがとうございました」
そうして紹介された男性もとい永琳の父親は、私に深々と礼をした。
「ひいては、謝礼をしたいと思っておりますが、何かご希望ございますか?」
「いえ、謝礼だなんて…」
私がそう断ろうとした時…。
「お父様」
「なんだい、永琳」
永琳が口を開いた。
「リリーは、遠くから旅をしてきたの。でね、この町に住もうと思っているけど、住む場所がなくて困っているみたいなの」
それを聞いた永琳の父親は。
「でしたら、ぜひ我が家を使ってください!」
「そうね。それはいい考えですね!」
「リリー、一緒に住もう?」
私が断る暇もなくその提案は、満場一致で可決された。
そして私は、この日から永琳の家に住むことになった。
今回も、読んでいただきありがとうございました。
永琳の家に居候することになった主人公。次回は、永琳との暮らしをお送りします。
また、次回も読んでいただけたら幸いです。
10/7 追記 永琳の主人公に対する呼び方が前回と違っていたので お姉さん→リリー に変更しました。