春告精は古代より春を運ぶ   作:柿乃種

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 どうも、作者の柿乃種です。
 評価、お気に入り登録してくださった方々ありがとうございます。
 今回は、タイトル通りあのキャラの登場です。

 では、今回もゆっくり読んでいってください。



第六話 洩矢諏訪子と春

 この里を探索し始めてから一時間程が経過した。いまだに私は、住む場所を見つけられずにいた。

 

 「どこか、いい場所ないかなー。ん?あれって何だろう?」

 

 探索を続けていると、大通りの突き当たりに大きな建物があるのを見つけた。

 その建物は、周りの民家とは異なる造りで正面には立派な鳥居があった。そして鳥居には『洩矢神社』と書かれた札が掛けてある。

 

 「神社ねぇ…」

 

 私は神社を始めて見たが、別に神社というものを知らない訳ではない。今まで人里で生活してきたからある程度の情報は耳に入ってくる。『神社には神様が住んでいる』この里にくるまでに何度か耳にした言葉だ。

 

 「神様って本当にいるのかな?」

 

 「いるよ」

 

 「!?」

 

 私は、独り言に反応されたことに驚き辺りを見回したが、声の主は見あたらない。

 

 「こっちだよ。こっち」

 

 声がした方を見ると、鳥居の上に金髪の少女が座っていた。

 

 「やっと気づいたね」

 

 「あなたは?」

 

 「私は、洩矢諏訪子。この土地の神様だよ。ところで君…人間じゃないね?私の国にに何の用だい?」

 

 諏訪子が警戒した雰囲気で私にそう尋ねた。

 

 「そんなに警戒しなくても何もしませんよ。私は妖精、リリーホワイト。ここで暮らそうと思ってきただけだよー」

 

 「なんでまた、そんなことを?」

 

 「今までも、そうしてきたからね」

 

 「へぇ、変わった妖精もいるもんだね。それで、住む場所は、決まってるのかい?」

 

 「いいえ、それがまだなの」

 

 「それなら、この神社に住むといい」

 

 「えっ!?」

 

 諏訪子の口から出た言葉は、昔に私が永琳に言われたこととまったく同じだった。

 

 「何を驚いているんだい?」

 

 「私、妖精なのに本当にいいの?」

 

 「悪意がなければ妖怪も妖精も拒みはしないさ」

 

 「ありがとう。お礼としてはなんだけど、何か手伝えることがあったら言ってね」

 

 「じゃあ、早速でわるいけどリリーは、料理や掃除はできるかい?」

 

 「まぁ、何度も人里で生活してきたから人並みにはできるよー」

 

 「なら良かった。それじゃ、この神社で巫女をしてくれないかい?」

 

 「巫女って?」

 

 「私の手伝いや神社の管理をする者のことだよ。今までは、私が独りでやってきたけどやっぱり大変でね」

 

 「そんな簡単なことでいいの?」

 

 「あぁ、やってくれると助かるよ」

 

 「そう、わかった。これからよろしくね、諏訪子」

 

 「こちらこそよろしく、リリー」

 

 こうして、住む場所を無事に確保した私は、この洩矢神社で巫女として諏訪子の手伝いをしつつ暮らしていくことになった。




 今回も読んでいただきありがとうございました。
 難産だったのでいつもより駄文かもしれません。
 あと、リアルが忙しくなってきたので、すこし投稿期間が空いてしまうかもしれません。
 一週間後になるか二週間後になるかわかりませんがまた、次回も読んでいただけたら幸いです。

 10/25 追記 リリーの口調に納得がいかなかったので少し修正しました。
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