「異世界冒険征記~二人の夢魔の幼き王子と煌めきの飛竜~」   作:Γケイジ

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ここは遠い世界。一行は軍人の多大なる犠牲を払ったが、かの竜に化けていたと思われる男を倒した。信号弾を打ち上げて早数時間。一行は救援部隊の船に乗って砂漠の国、「ロックスター」に着いた。



五話「賭け」

現在地点 砂漠の国「ロックスター」

 

「ここが・・・ロックスター。」

そこには星彦丸の見たこともない異国世界が広がっていた。市場の果実や野菜も、行く人々の恰好もまるで違っていた。

「久しぶりだけどあんまり変わっていないね。」

「そうね。前来たときは確か・・・百年位前だったかしら?取り敢えず王様に呼ばれているから王宮に行きましょう。」

三人は周りから向けられる好奇の視線が気になったが王宮へ向かった。

 

~王宮~

王宮に入ると直ぐに玉座に案内された。そこには何とも威厳の無さそうな若い王が居た。

三人を見て王はこう言った。

「Hey yo旅行者。君たち凄いねぇ!うちの軍人でも敵わない奴をやっつけちゃうなんて。褒美を使わしちゃうよ~。じいちゃん案内してちょ。」

すると、横に立っていたよっぽど王に向いていそうな初老の付き人が三人を案内する。

「ついてきて下さい。」

三人は大人しくついていく。すると金庫にたどり着いた。

そして金庫の鍵を付き人は開け・・・。

「好きなだけ持ち帰って下さい。遠慮は要りませんので。」

リルムはそれに飛びついた。

「やったーお宝ー・・・って何も無いじゃん!」

「かの王になってからというも無駄遣いが激しくて宝石や貴金属は全て売り払ってしまいましたので・・・。」

「つまり、形式上って奴ね。ちょっと期待しちゃった。」

「残念。」

一度玉座に戻るとまたもや話しかけられる。

「ねぇねぇ、ちみたち暫くこっこにいるんでしょ?」

「その予定ですけど・・・。」

「ちみたち強いから僕のお願いを叶えてくれよぉ~。」

「どんなお願いかしら。私たちもあんまりお人好しって訳じゃないのだけど。」

「最近、こっこら辺で「カッパーウルフ(銅狼)」が増えてるんだYO。理由は分からないけどそいつらを退治してきて欲しいのねん。勿論タダとは言わないよぉ。」

その話を聞いて星彦丸は交渉に出た。

「では、先程の竜人を解放しこちらに受け渡す事を条件には出来ないでしょうか?」

「えーダメ。あいつはうちの主力艦の乗組員一人以外殺したんだぞ!あいつは公開処刑DAZE。」

「ではこの話は破談で。」

「んー、良いこと思い付いた!今日の夜明けから君たちはウルフを狩る。昼の十二時までに20匹狩れたら

公開処刑は無し。一秒でも遅れたら首チョンパで。どう?おもしろいだろぉ!」

「少しでも彼が助かる可能性があるなら・・・乗った!リルム、リリアお願いします!」

「別に、いいけど。」

「あの時聞こえた声についても確かめないとね?」

「二人共、ありがとう。」

 

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