ガンダムビルドフラッパーズ   作:たけのこのメンマ

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お久しぶりでございます。
たけのこのメンマです。
相変わらず名前が変だと思うので少し訂正したいところ。
さて前作から結構間があきました。
そしてそんなに間を開けたにもかかわらず5000字も行かないという薄さでございます。
そんなですが何とか年末に2話目を出せてほっとしております。
さて前起きはここまでにして本編第1話どうぞ!


第1話 「翼を求める旅に」

「...さて、どうしたもんかな。」

 

半壊した百式を机に置き、1人悩むアマノブ。

久しぶりのバトルでこうもガンプラを壊してしまう羽目になるとは。

 

「まぁ....元どうりには....難しいかな。」

 

そう落胆しつつもオリジナルのガンプラを作るというきっかけを作ったのでちょうどいい、と自分を励ます。

 

「.....アイデアが出ないなら探すだけだ!」

 

そんな感じに自分に言い聞かせつつ、アマノブはスマホを開く。

理由はもちろんアイデア発掘、あわよくば借りパクである。

 

「ガンプラ オリジナル で検索っと。」

様々なモデラーが作ったオリジナルのガンプラが出てくる

その中でアマノブの気になるガンプラがあった

「ガンダム....ニーケ?

"勝利の女神"の名を冠す機体か.....」

このガンプラは形も完成されており、元々キットとして成り立ってるのでは無いかと言えるほど素晴らしい出来だった。

─ピンポーン

そこに訪問者が来る。

出てみるとそこにはまるっとした体型の男がいた。

かつてガンプラを一緒にやっていたソウイチである。

 

「おー!久しぶりじゃん。

どうしたんだよ急に。」

 

「シノからまたガンプラやり始めたって聞いてな。

俺は嬉しいぞ〜!またガンプラに戻ってきてくれて!」

 

ソウイチが涙を拭う。

 

「お、おう....」

 

そこまで泣くことないだろ....と思いつつも話を続ける。

 

「そんなお前にプレゼントだ!」

 

「プレゼント....?」

 

そういうとソウイチは右手に持ってる紙袋をアマノブに渡す。

 

「まぁ見ればわかるさ。

きっとお前に合うもんだ。」

 

「ほう....? そこまで言うなら期待するぞ?」

 

中身がなにか内心ワクワクしつつ、冷蔵庫にある麦茶をコップに注ぎ、ソウイチに渡す。

 

「おう、サンキュー。」

 

さて、とアマノブは腰をかけ、紙袋の中身を出す。

中身は2つのキットであった。

ガンダムバルバトスとガンダムアスタロトの2つ。

「これは....」

 

「おう心配すんな。

そこの模型店で買ってきた新品だ。」

 

「あ、いやそうじゃなくて.....」

 

「なんかダメだったか....?」

 

「いやそうでもなくてな.....」

 

意見がすれ違い、沈黙が生じてしまう。

 

「.....お前、オリジナルガンプラ作ってるだろ?」

 

「え....なんでその事を....」

 

「シノが言ってたんだよ。」

 

どうやらシノは壊れた百式を心配してくれていたらしい。

「壊れ方からしても完全復活は難しいだろうし、それならいっそ生きてるパーツを使って新しい何かを作るんじゃないか。」と。

 

「あいつ....考えすぎだろ....」

 

少なからずシノの配慮はあっているのだが。

 

「そこで改造しやすいこいつらを持ってきたって訳だ。」

 

「ほう....ありがてぇや。

ちょうどアイデアが低迷してたんだ。

お前にも手伝ってもらいたい。」

 

「任せろ! そのために来たんだからな!」

 

こういう仲間がいるだけでも自分は幸せなのだと感じる。

早速2人でこの2キットを組み始める。

 

「こうやって2人でガンプラ組むの懐かしいなぁ....」

 

「そうだなぁ....小学以来だっけか。」

 

あの時はセメントとか使えなかったからセロハンで固定してたりしたよな!」

 

「その話はやめてくれよ....」

 

苦笑いしつつも机に一緒に置いてある仕上がりが雑なクアンタを見つめる。

フロントアーマーにはテープの貼った跡があったり、頭部のクリアパーツがなくなっていたりなどボロボロの状態である。

今から過去に戻って1から教えてあげたいぐらいだ。

 

そんなことを考えてるとソウイチがバルバトスを完成させる。

 

「アマノブも早く組めよ〜

そうしなきゃミキシングできないんだろ〜?」

 

ニヤニヤしながらこっちを見つめる。

 

「.....もしかしてミキシングの案 もう出てるのか?」

 

「さぁ?それはどうかな?」

 

「.......。」

そんな意地悪な言い方をするソウイチにアマノブは冷ややかな視線を向ける。

 

「俺見る余裕あるなら作れって。」

 

「へいへい。」

 

そうして2機のガンダム─バルバトスとアスタロトが完成した。

 

「さて.....ミキシングするか!」

 

そう言ってアマノブは2機のパーツに手をかけた。

 

 

 

 

 

 

「.....できた。」

白く塗られたその機体を手に持ち、そうつぶやく。

 

「.....やっとできたか!」

 

くたびれていたソウイチが重い腰を上げ、背伸びをする。

 

「ついにできた......俺のガンプラ。」

 

「よっしゃ!じゃあやるか!」

 

「やるって....何をだ?」

 

「決まってんだろ? ガンプラバトルだよ!」

 

そう言うと2人は近くのお店─シバタモデルに行きガンプラバトル用のコックピットに入る。

 

ステージは地上。

桜並木の風景が広がり、まるで新入生を歓迎しているかのようだ。

 

Amanobu/Gundam Astaros

VS

Soichi/StarBarstGundam

 

 

「ソウイチ、スターバーストガンダム! 出る!」

 

「アマノブ、ガンダムアスタロス 翔ぶ!」

 

ハッチから2機が飛び立つ。

やがて2機は速度を上げ、正面からぶつかり合う。

 

「へっ お見通しか!」

 

「そりゃあ....長い付き合いだからな!!」

 

お互いの機体がよろけ合い、そのまま地面に着陸する。

お互いにライフルを捨て、サーベルを取り出しお互いが構える。

 

数秒間の沈黙。

後に動きだしたのはソウイチだった。

少し遅れてアマノブも動き出す。

 

 

「やっぱガンプラバトル、楽しいよな!」

 

「あぁ! そうだな!」

 

鍔迫り合いを繰り返す中そんなことを言い合う。

 

相手のサーベルを飛ばしては殴る。

殴っては蹴る。

そんな格闘をしあった。

 

「まだ立てんだろ、スターバースト!」

 

「こんなところじゃ負けらんねぇよ

そうだよな? アルバトロス!」

 

スターバーストとアルバトロスの瞳に再度火が灯る。

 

「これで決めるぞ。」

 

「あぁ。 はなっからそのつもりだ!」

 

「スターバースト.....ッ!」

 

「フェザー...ッ!」

 

「「ナックルッッッッ!!!」」

黄色に燃える拳と白く輝く拳がぶつかり合う。

周りの地面が抉られていく。

辺り一面が真っ白になる。

 

─battle ended─

 

─draw─

 

─ディスプレイにはそう表記されていた。

 

 

 

「いやぁ強かったなアマノブ。」

 

「そんなことない。

今日は運が良かっただけだ。」

 

「いやだってよぉ.....かつての一線を退いていたお前が2日でここまでだぜ?

参っちゃうよ、こりゃ。」

 

「一線ったって、そこまで上になんか居なかったさ。」

 

それぞれのガンプラを見ながらそんなことを話す。

 

「で、決めたのか? こいつの名前。

アスタロスじゃなんか違和感あるだろ。」

 

「あぁ 今思いついた。」

 

いつか翼を授ける機体。 その名前は─

 

「.....アルバトロス。

ガンダムアルバトロスだ。」

 

「アルバトロスってゴルフの?」

 

「俺ゴルフは知らんぞ......

鳥だよ。 鳥の名前。」

 

「あぁ.....なるほどな。

"アホウドリ"か。」

 

「そう。 "アホウドリ"。」

 

「いい名前じゃん。

ネーミングセンス皆無なお前のことだから心配したけど、それは無用だったな。」

 

「ないのはわかるが皆無まででは無い。」

とアマノブは即座に否定する。

 

「はいはい わかりましたよ〜

......合う翼 見つかるといいな。」

 

「あぁ。そうだな。」

 

2人で日光に当たり、白に輝く2機を見つめていた。

 

まるでその光は今後の2機の道を照らすかのように輝いていた。

 




はい
ということで第1話「翼を求める旅に」でした。
ついにアルバトロス完成しましたね。 自分もホッとしてます。
ということでここからアマノブくんがアルバトロスとながーいながい旅をするわけです。
きっとそこには出会いや挫折、沢山するでしょう。
そしてきっと彼は強くなっていくのだろうと思っています。


3話目はまたしばらく空くと思います.......
ぜひこの作品が良いと思ってくれた方は首を長くして待っていただけると幸いです。

それでは次は第2話で会いましょう!
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