プロローグを第1話にしておけばよかったと後悔しているたけのこのメンマです。
さて長らくおまたせしました。
年末から放置し約2ヶ月.....やっとの第2話となります。
タイトルの新世界、そして原点とは....!?
そこら辺に注目してご覧頂きたいです。
それでは第2話どうぞ!
第三話「
あのバトル後、アマノブとソウイチはVRでガンプラバトルができる世界、[GBN]へ向かうための手続きをしていた。
「ついにGBNデビューか」
「あぁ! ワクワクするな!アマノブ!」
「めっちゃ張り切ってるなソウイチ」
「お前ワクワクしないのか? 自分のガンプラが実寸大になってそれに乗って戦えるんだぞ!?」
「いやまぁ....しないって言ったら嘘になるけども......」
そんな話をしながらダイバールームへ入っていく。
その日はたまたま平日だったのでGBNにはスムーズにログインできた。
「じゃ、
「おう」
そのまま2人はゴーグルを被りGBNへのログインを始める。
先程作ったばかりのダイバーギアを機械にはめ、専用のヘッドセットをかぶりバイザーを下げる。
ID認証など面倒な工程があるがそんなのは気にしない。
あともう少しで"空"に向かえるのだから。
アナウンスに従いダイバーギアにガンプラを乗せる。
「頼むぜ、相棒!」
スキャンが完了し電脳仮想空間に飛ばされる。
目の前には大きなゲート。
"ここを通ればGBNに行ける"
そんなワクワクが止まらない。
早く行きたいと鼓動が段々と早くなる。
そんな待ちきれない思いを馳せ、ゲートの先の輝きに目を瞑る。
───────────────────
瞼を開けるとそこは広大な施設の中であった。
とても広く綺麗な空間。
しかしながらどこかリアル味を帯びた場所。
とてもVR世界とは思えないくらいである。
周りを見回すと平日にも関わらず多くのプレイヤーがいた。
正規兵の衣装、有名キャラの衣装、アイドルっぽい衣装や尖った衣装......
そしてハロ。
「....え? ハロ?」
突然出てくるガンダム界のマスコットに驚く。
いくらハロが有名とはいえアバターにまでハロを使うのはさすがに考えていなかった。
そんな風に辺りを見回していると
「よう...やく...見つけたぞ....アマノブ。」
そこには倒れる寸前かのようなソウイチがいた。
「大丈夫かよ.....」
「まぁな....」
「というかもう来てたとは思わなかったな」
「もう来てるかと思って当たり探してた俺がバカみたいだわ.....」
どうやら先に来ていると勘違いし、走り回って探していたそうだ。
「....まぁここで会えたんだし 大丈夫だろ」
「それもそうか....」
「迷子にならなかっただけめっけもんだろ」
「よくもそんなに呑気に言ってられるな.....」
ソウイチはため息をつく。
「にしても相変わらず、お前はパーカーなんだな」
アマノブの服装はジーンズにTシャツにパーカーと言うなんともシンプルな服装である。
「なんかハッカーみたいな服の着方するよなお前」
「まぁ服なんて着れれば十分だし。
というかそれ、遠回しに陰キャって言ってないか?」
「.........」
「いやなにか返せや!
でお前は......なんだそれ森の賢者か?」
ソウイチは賢者のようなファンタジー感のある衣装であった
「せっかくのゲームなんだからこういう衣装来たっていいだろうが!」
「.......」
「.....え?
俺 なんかダメだったか?」
「ソンナコトナイヨー カッコイイトオモウヨー」
「棒読みやめてくれぇ....泣」
「ほら早くしろよ 置いてくぞ」
「ちょっ...待ってくれよアマノブゥ〜」
カウンターに向かうアマノブをすかさずソウイチも追いかける。
カウンターでは各エリアへの移動やミッションの申請などができるようになっている。
そんな中彼らは初心者ミッションを始めようとしていた。
「こんな簡単そうなのやるのか? 大丈夫だろ」
「そういう感覚が後に仇となるぞ」
「なにか経験したことあるような言い方だな?」
「.....別に」
何か抱えてそうなアマノブの返事にソウイチは少し引っかかるところがありつつも無事申請を終了し格納庫に移動する。
ここで自分の機体の最終確認を行う。
目の前には2機、白と赤の機体が立っていた。
「でっけぇ....これが俺らの機体か....!」
「アルバトロス.....こんな感じなんだな」
各々が最終確認をし、出撃する。
「やっぱこれだよな!カタパルト発進!」
「カタパルトか.....言うてって感じだが...
なんならガンプラバトルでm」
「細かいこたぁいいんだよ!行くぞ!」
「ソウイチ!スターバーストガンダム!行くぜ!!」
「アマノブ、ガンダムアルバトロス 翔ぶ!」
「これがGBNかぁ....! ガンプラバトルの時とは全然感覚が違う!」
「だな」
「で、アマノブは今回バックパックつけてきたんだな。」
「まぁ少しな。」
今回アルバトロスには仮としてマドロックのようなキャノン砲を搭載したバックパックを装備してきた。
「リアルでの戦闘時バックパック何も無かったから飛びずらいと思ったけどこれなら大丈夫そうだな。」
ギリギリの調整となってしまったがいい感じに飛行は出来そうだ、と確信した。
GBNは作り込みの制度によっても性能が左右される。
これはリアルでのガンプラバトルと変わらない点ではあるが直接ではなく、データでやり取りするということからその点が抜けがちである。
そのまま前に進んでいるとアラートが敵機の接近を知らせる。
敵はリーオーNPD10機。
「10機なんて楽勝だろ!」
スターバーストが先行しビームライフルでリーオーの各所にヒットさせていく。
「だからその気持ちが仇に.....って聞こえてないか」
ソウイチに後続しつつキャノン砲を着実に当てて一機づつちゃんと倒していく。
「今度なんか作るってなったら気をつけないとな......」
そこにソウイチからの通信が飛んでくる。
「少し頼む....アマノブ.....」
「はぁ....全く言う事聞かねぇんだから....」
「すまん....」
加速をかけソウイチのいるエリアまで向かう。
現場につくとそこには右腕が切り落とされたスターバーストガンダムがいた。
何とか攻撃をシールドで抑えるのが精一杯というところだろうか。
「ざっと5機か...やるぞアルバトロス!」
その声に応えるようにツインアイを輝かせるアルバトロス。
ビームマシンガンとキャノン砲で標準を合わせ2機を足止めする。
「....隙ありっ!」
倒された仲間の方を見ているリーオーに、左手でサイドアーマーからビームサーベルを取り出し接近する。
もちろん相手はドーバーガンやマシンガンで攻撃してくる。
シールドでこらえつつ、サーベルでリーオーを真っ二つにする。
「残るは一機!」
ビームマシンガンをリアアーマーに添加し、右手にもビームサーベルを持ち、二刀流となる。
相手のリーオーもビームサーベルを持ち接近してくるがアルバトロスのスピードには追いつけず、背後につかれ即座に十字切りされる。
そのまま爆散。
ディスプレイにはMISSION CLEARED の表記があった。
「Theやられ役って感じだったな」
「まぁそうだな。 で、お前は大丈夫なのか?」
「まぁ右腕飛ばされたぐらいって感じだな。」
切り落とされた右腕を見るとパーツの作り込みの甘さが見えて来た。
「お前これもう1回組みなおした方がいいぞ?
加工が甘い。」
「そ、そんなにか....?」
「あぁ」
「帰ったら直すわ....」
ソウイチは機体の万全ではないという事実から少し落ち込んだ感じだった。
「へぇ...お前がそうか。
楽しみにしてるぜ、相棒。」
ふとそんな空耳が聞こえた気がした。
「?」
振り返ってみるが誰もいない。
「.....まぁいいか」
どこか不信感を抱きながらもそのままロビーに戻る。
GBNをログアウトする。
目を開けると目の前には機械とガンプラ─アルバトロスがあった。
「これからもっとこいつを成長させていかないとな!」
ガンプラとダイバーギアを持ち、部屋を出るとソウイチもそこにいた。
「よっしゃ!帰ったら早速作ろうぜ!」
「....だな!」
2人はそれぞれ家に帰ってから改修を始めた。
ソウイチは今回の戦闘を通して肩部と腕部の改修を、
アマノブは翼になり得るバックパックの制作を。
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2人がガンプラに夢中になってる間、シノは心に秘めていたことがあった。
あのおもちゃ....ガンプラのどこが魅力的なのか。
それが分かればきっと──、と
そこにプルル、と電話がかかってくる。
アマノブからだ。
「悪い 返事遅くなって.....」
「ううん。 全然大丈夫だよ」
少し前にシノはアマノブに電話をかけたのだが、タイミングが合わず出なかったので留守電を入れていた。
「で、どうしたんだ急に?
話したいことがあるなんて珍しいじゃないか。」
「少し...聞きたいことがあってね」
「お、おう」
アマノブは告白でもされるのかというぐらい緊張した声で返事をした。
「アマちゃんは....アマノブはどうしてガンプラが好きになったの?」
「あーそうだなぁ......」
少し間を開け、アマノブはこう返す。
「俺も最初は興味はなかったよ。」
「え....?」
シノは少しキョンとした顔をする。
「所詮ただのおもちゃだと思ってた。
なんでそんな組んで終わりのものに熱くなってんだろって。」
「でも慣れって怖いよな。
気づいたら俺も作ってたよ」
苦笑しながらアマノブはそう言う。
「そんなに簡単に....?」
「あぁ。」
「これはあくまで俺の考察だが、
これまでの行動からするに....
シノはガンプラに関心が向いてきてるんじゃないかなって思う。」
「私が?そんなわけ....」
「あるんだよ、それが」
「シノの最近の行動がそれを物語ってる。」
「....!」
言われてみればそうだ
アマノブが久しぶりにガンプラを買った時、家に行った時、バトルの時もじっと見ていた。
「....そっか。 気づいたら私も入っちゃってたんだね。」
「そうだよ お前も始めてみなよ。ガンプラ。
きっとハマるぞ!」
「こんな私でもガンプラしていいの....?
何も知らないんだよ....?」
「構わねぇよ!
世の中にそんなやつごまんといるしな」
その言葉を聞いてシノの頭の中にあった靄が晴れた気がした。
クラスメイトからもガンプラは悪い印象だった。
きっと引かれる。 みんな嫌がる。
そう思っていた。
だけど違う。 断定できるほどの理由はない。
これから探していけばいい。 無くたっていいんだ。
だって、これから
「ありがとう アマちゃん おかげで私、決心がついた。」
「それなら良かった」
(そんなに決心つけるほどガンプラって重いもんじゃないけどな...)
そう思いながらもアマノブは口にせず、ただただ笑顔で嬉しそうな顔をする彼女をイメージしながら電話を切った。
「さぁ、そしたらあいつへの贈り物を作らねぇとな!」
アマノブは押し入れからジャンクパーツの入った大きな箱を取り出しパーツを漁り始める。
「私にもきっとできるはず.....
アマちゃんのような自分を解き放てるようなガンプラが!」
新たに気を引き締めたシノ。
これからの自分にワクワクしながら晩御飯の準備を始める。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
ついにGBNに行きましたね。でもアマノブくんは何かと色々知ってそうですが....?
そしてシノがついにガンプラに目をつけましたね。
さてこれからどうなるのか....!
首を長くして待っていただけるとありがたいです。
よろしければ感想等あるとモチベにつながるのでお願い致しますm(_ _)m
それでは次回の第3話で!