サラブレッドに生まれ変わったので、最速を目指します   作:Budge

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夏休み編一本目。

入厩時とはちがってほのぼのテイストを目指しましたが、抜けきらないシリアス要素。

どうしたらあんなハイテンションが書けるのか。


【夏休み編Ⅰ】夏だ!放牧だ!新たな出会いだ!?

『うーん、気持ちいいなぁ・・・』

 

サラブレッド、セキトバクソウオー。只今北海道で里帰り中にして、絶賛休養中である。 

 

時折遥か上空から飛行機が通過する音が聞こえるが、それ以外は実に穏やかな時が流れていて、おかげで俺は随分とゆっくりさせてもらっている。

 

放牧地で横になったり、砂浴び・・・実質土浴びをしたり、食っちゃ寝してても怒られないとか最高か。草を千切って食べながら顔を上げると、真っ青な空と地面から湧き出しているかのような入道雲が見えた。

 

今頃本州を襲っているであろう暑さは欠片もなく、実に快適だ。本当にこの時代の夏の北海道は馬にとっていい休養になっていたのだと改めて実感している。

 

現代では休養と言っても北海道に連れて行ったら逆に酷暑に晒されるからな。施設の整った育成牧場やらトレセンやらに預けられて過ごすのが一般的だ。ある意味これは貴重な経験だろう。

 

ただ、走り回りすぎると休養にならないという理由で、俺が放牧されているのはパドックと呼ばれる小さな放牧地。

 

特に俺はガレまくった状態で牧場に帰ってきたから、おっさんたちを酷く驚かせてしまったんだよな。お騒がせしてどうもすみません。

 

おっさんってのは勿論あの牧場長のおっさんである。2年ぶりに会った感想としては、頭の海岸線が下がっていってるなぁという感じ。

 

さて、大自然パワーでリラックス&リフレッシュできているのはいいのだが、ここ数日になって困ったことが一つ・・・ある意味嬉しいことでもあるんだが。

 

まず、道を挟んだ俺の隣の放牧地は親子の馬が放牧されていて、今年生まれた仔馬たちがじゃれ合ったりしていて実に可愛らしい。

 

幾らでも眺めてられるんだが、あんまり長い時間見ていると、神経質なマダム達が「不審者よー!」なんて叫んで警戒度MAXになってくれちゃったりするから思う存分って訳には行かないのが辛いところ。

 

でも問題ってのはそこじゃない。今日もそろそろ、この時間になると・・・あ、来た来た。

 

親子たちが放牧されている放牧地の奥の方から、一頭だけ群れを離れて黒鹿毛っぽい仔馬ちゃんが柵に近づいてくる。

 

『お兄ちゃん、こんにちは!』

 

にこりと笑ってから座ったかと思えばいきなり文字通り地面に真横になって、がりがりと器用に蹄で引っ掻いて柵をくぐり抜けた。

 

『うんしょ、うんしょ・・・えへへ、今日もあそびに来ちゃった』

 

初めて見たときはびっくりしたが、慣れた手付き(脚付き?)で何回もやってくれるもんだからすっかり見慣れて、そういうもんだと思ってしまっている俺がいる。

 

『おじゃましまーす!』

 

こうやって俺の放牧地に入ってくるのがこの子の日課らしい。もしかしなくても脱走癖が身に付いてしまってるって事なんだろうけど、まあ、この脱出方法だったらその内出来なくなるだろうから大目に見てやるか。

 

『よう、いらっしゃい』

 

『んぅ、だいすきー』

 

快く迎えてあげれば、仔馬ちゃんはピトリと俺に寄り添った。何この、尊いって言うんだっけ?そういう類の生き物。もう可愛さが天井を突き抜けて宇宙に届きそう。

 

それにしてもパドックにいるのが俺でよかったな。他の馬だったらこうはいかなかったぞ。見ず知らずの男馬にここまで甘えてくるなんてお母さんはどうしたんだと聞いたら、

 

「おっぱいはくれるんだけど、あんまりお話はしてくれないのー」

 

との事で、多分放任主義なんだろう。まあ、ちゃんとミルクをあげてるだけ俺の母親より偉いのは確かだ。

 

さっきも尊さに呑まれかけたが正直この仔馬ちゃん、無茶苦茶かわいい。まだ幼い言葉使いとか仕草もそうなんだけど、くりっくりのお目々に、ぴこぴこしてる大きめの耳。それと・・・。

 

『! けほっ、けほっ!』

 

『おっと。大丈夫か?』

 

『うん!ぜんぜんだいじょうぶ!』

 

時折こうやって咳き込んだり、くしゃみをしたりしてるから心配だ。身体も小さくて、それが余計に可憐さをプラスしているんだが、あまり体質も強くないのかもしれない。

 

咳とかは風邪かなにかだと信じたいが、馬にとっては風邪ってだけでも一歩間違えると命取りなんだよな。

 

『・・・!ほら!こんなにはしれるんだもん!だいじょうぶ、でしょ?』

 

俺の心配そうな視線に気づいたのか、仔馬ちゃんがパドックの外周を走り出した。おいおい、狭かろうに。

 

2周、3周と繰り返す内に仔馬ちゃんは楽しくなってしまったらしい。ますますスピードを上げて、走れるってことを楽しんでいるようだ。

 

そういえば俺は生まれながらに前世の・・・人間の記憶を持っていたから生まれた時点で競走馬になるとも分かっていたし、身体を鍛える為に走ることはあっても純粋に走ることそのものを楽しむってのは無かったなあ。

 

イタズラとかもあまりしなかったし、自主帰宅やら馴致の異常なスピードやら、関係者からしたら俺は余程可愛げのない仔馬だったに違いない。

 

『ふふ!たのしい・・・!』

 

『走るのはいいけど、あんまり無茶して転ぶなよ』

 

『わかったー』

 

そんな感じで仔馬ちゃんの保護者役をしながら、二人っきりの時間を過ごしていると。

 

「おーい、セキトー!お前の大切な嬢ちゃんが来たでー!」

 

「セキターン!久しぶりー!夏休みはどうー!?」

 

おっさんが朱美ちゃんを連れて歩いてきた。

朱美ちゃん、本当に久しぶりだな。NHKマイルカップの時以来か。

 

『ぴぃ!?しらない人がきた!?』

 

『おっ』

 

見知らぬ人に怯え、俺の腹の下に潜り込む仔馬ちゃん。俺にとっては見慣れた大切な人であっても、仔馬ちゃんにとっては何をしてくるかわからない未知の存在だからな。この反応は仕方ない。

 

『あー、そうか、お前は初対面だもんな。大丈夫だ、あの人は俺の馬主さんだ』

 

『ばぬしさん?』

 

朱美ちゃんはマジで良い人だし、少しでもその不安を和らげられたらいいなと思ってそう言ったら、首を傾げながら聞き返してきた・・・か、かわいい。

 

『ああ、俺の大事な人なんだ』

 

『お兄ちゃんの、だいじな人・・・?』

 

『あの人はなにも嫌なことはしてこないってこと』

 

『ほんと!?だったらだいじょうぶ、だね!』

 

俺の言葉を聞いて、仔馬ちゃんは嬉しそうにぴょんと跳ねて飛び出した。その姿を見つけたおっさんが驚いた表情を見せた後、慌てて駆け寄ってくる。

 

 

「あっ!こら!コイツ!また脱走したんか!」

 

『いやー』

 

そのまま素早く仔馬ちゃんを確保し、頭絡を掴んだ。仔馬ちゃんも嫌とは言っているものの本気で暴れている様子は無いし、本当に嫌というわけでは無いのだろう。

 

「えっ!薪場さん、その子は!?まさか、セキタンが・・・!?」

 

いやいやいやいや、朱美ちゃん!?何言ってんの!?断じて違うから!近所の子なの!というか俺牡馬(オス)だよ!?馬だよ!?単性生殖なんて出来ないから!

 

「そんなんあるか!コイツはジャスミンポイントの・・・分かりやすく言えば、ライスシャワーの近親にあたる仔馬や!」

 

ほら、おっさんも自慢の関西弁でツッコミを入れて・・・ん?ライスシャワー?あの、最後のステイヤーとか、黒い刺客とか言われてるあの?

 

「あ、そっか!そうだよね、セキタンは男の子だもんね」

 

ようやく朱美ちゃんも落ち着きを取り戻してくれたようだ。まったく、そうだよ。

 

 

 

『おねーさん、ほんとになにもしてこないね・・・あっ、きもちいー』

 

「うーん、久しぶりに仔馬撫でた・・・それにしてもかわいい子ですね」

 

「これでなんにも問題がなかったら、胸を張ってセリに出せたんやけどな」

 

それからしばらく経って落ち着いてきた頃に、朱美ちゃんが興味津々といった様子で近づいてきた仔馬ちゃんを撫でる。この子、ライスシャワーの近親だったか。それでいておっさんが言うには何か懸念材料もあると。

 

 

「なにか、問題があるんですか?」

 

「いやなぁコイツ、これでも大分ようなってきたんやけどな、生まれたばかりの時に生きるか死ぬかって騒ぎになったくらい体質が弱いねん、下手に移動させてまた体調が悪くなられても困るんや」

 

「体質、ですか・・・それはまた難しいですね・・・」

 

仔馬ちゃんの抱えた問題ってのは、やっぱり体質か。これは朱美ちゃんが言うように、一朝一夕には行かない非常に難しい問題である。

 

食が細い、疲れが溜まりやすいとかならば、根本の原因さえどうにかできれば生きていくことは出来るが・・・競走馬となると、不可能ではないが難しい。

 

『なにをおはなししてるの?あそんでよー』

 

当の仔馬ちゃんは二人の会話が自分の将来に関わる重要な話とは露知らず、無邪気にかまってくれと催促してきた。

 

『はいはい、まったく』

 

『あ、お兄ちゃん、そこかゆかったの、ありがとー』

 

要望通りに首筋を毛づくろいしてあげれば、丁度いいポイントに当たって気持ちよかったのか鼻をめくりあげて喜んでいる。

 

「あ、セキタン。この子と仲良しなんだね」

 

『ああ、こいつが押し掛けてきたんだけどな』

 

朱美ちゃんが俺と仔馬ちゃんのグルーミングを見て言った。すると、おっさんが俺の鼻筋を撫でながらそれに続く。

 

「サラブレッドで、しかも現役の牡馬がこうやって年下の面倒を見るんは珍しいで。セキト、やっぱお前は普通の馬やないな」

 

「あ、そういえばお父さんの牧場でこういう馬って見たことないかも・・・」

 

その言葉を聞いたおっさんが冗談を言った。

 

「この様子なら、この後ぱったり活躍できなくなったとしても仔馬の幼稚園の先生としてとしてやっていけるで、将来安泰やな」

 

確かに一理あるな。けど今の俺の目標はG1制覇。歩みを止めてなるものか。朱美ちゃんも気持ちは同じのようで、

 

「もう!セキタンはもっと走るんですから!」

 

ってちょっと怒ってた。

 

「お、おぉ・・・すまん」

 

「もー・・・ところでこの仔、ライスシャワーの近親って言ってましたけど・・・」

 

二人の話題は俺から仔馬ちゃんへと移る。

 

「あぁ、コイツはジャスミンポイントの00。親父はメジロマックイーンで、今は黒鹿毛に見えるが、芦毛の牝馬や」

 

おや、芦毛ちゃんなのか!生まれたばかりの時は他の毛色とほとんど見分けがつかないと聞いてはいたけど、うーん?目を凝らしてみても今は白い毛なんて殆ど無いな。

 

『お兄ちゃん?わたしをじーっと見て、どうしたの?』

 

仔馬ちゃんが俺の行動を不思議がって尋ねてきた。

 

『いや、君が芦毛、大きくなったら白くなるっていうから本当かなって』

 

『え!わたし、しろくなるの!?となりのおへやの(ひと)みたいに!?』

 

いや、君の隣の部屋のお馬さんとか知らんから。比較のしようがないよ。

 

「それで、さっきも言ったようにこいつは体質がアカン。牧場の事を考えたら、本当やったら潰さなあかんのやけどほら・・・マックイーンの仔って牝馬の方がよう走るやろ?それからライスシャワーの姪っ子ともなれば、処分するのも勿体ない気がしてなあ」

 

「え!処分って・・・殺しちゃうんですか!?」

 

おっさんのセリフに戦慄する朱美ちゃん。おっさんはその反応で相手が馬主になってあまり経っていないことを思いだしたのか、「仕方ないことなんや」と説明を始めた。

 

「申し訳ないんやが、こういう馬ってのは大概ただの金食い虫や。治療をしたら助かるとか、餌を変えたら食うとかならまだええ。やけど、生まれつきってのはどうしようもあらへんのや。タチの悪いことに外に出てくるまで分からんしな」

 

「可哀想ですけど、牧場だってタダじゃないですもんね・・・あ」

 

過酷な運命を背負っているなどまだ理解できるはずもない無邪気な仔馬の姿に、悲哀を覚える朱美ちゃん。しかし間もなく何かを思いついたのか、声を上げた。

 

「薪場さん、確認したいんですけど、この子を処分しなきゃいけない理由って、馬主さんが見つからないからですよね?」

 

「そうやけど・・・」

 

「だったら、馬主さんがいれば、この子は生きられるんですね?」

 

朱美ちゃんが真剣な目をしておっさんに迫る。

 

「せやけど・・・もし何かあった場合、馬鹿にならん費用がその馬主さんに行くことになるで」

 

「うん・・・それでもいいや。薪場さん!」

 

「な、なんや?」

 

覚悟を決めたように頷く朱美ちゃん。その勢いのままに迫られたおっさんは思わず一歩引いたが、それも構わずに朱美ちゃんは言った。

 

「私、この子買います!」

 

「はっ!?・・・ええんか!?将来走れるかどうかすらわからん馬やぞ!?」

 

驚きのあまり一瞬フリーズしつつ、帰ってきたおっさんが本当にいいのかと尋ねていた。でも朱美ちゃんはもう決めたから、と言わんばかりに譲らない。

 

「いいんです、この子を助けたいだけですから。お金ならセキタンが稼いでくれたのがありますし!」

 

「な、なら・・・ええんやけど・・・」

 

呆然としたままのおっさんと、にこにこしている朱美ちゃんの表情が対照的である。そういえば俺の稼いだ賞金で朱美ちゃんに入った分ってどのくらいになってるんだ?

 

えーと・・・あれがこうで・・・既に9000万くらい!?たしか買われた時が2500万+税だから多少税金やらなんやらで持っていかれてたとしても朱美ちゃん、超黒字だな!

 

これなら俺がもうちょっと頑張った時点で仔馬ちゃん一頭くらいなら養うこともできるだろう。

いや、G1制覇って目標は変わらないけどな!

 

「それじゃあ、このくらいの金額で・・・」

 

「・・・交渉成立や、嬢ちゃん、こいつを頼んだで」

 

そうこうしてる内に交渉がまとまったらしく、ガッチリと握手を交わす二人。おう、良かったな仔馬ちゃん。これでお前も俺のファミリーだ、ウェルカム・トゥ・ザ朱美一家。

 

『なにがおきてるのー?』

 

『たった今、君は俺の家族になったのさ』

 

『かぞく?』

 

相手は仔馬だ。難しいことを言ってもわからないだろうと分かりやすく解釈して説明したら、どういう訳か仔馬ちゃんは目を輝かせだした。

 

『じゃあ、お兄ちゃん、ほんとのお兄ちゃんになったんだ!』

 

『あ、ああ』

 

あー。そういうことか。俺の発言を合わせたら、確かにそういうことになっちゃうな。仔馬ちゃんは更に、それでね、と続きを話し始めた。

 

『あのね、前におかあさんが言ってたの』

 

『何だ?』

 

『もし、この(ひと)にだったらお嫁さんに行ってもいいって思ったら、こうよびなさいって』

 

そして、仔馬ちゃんの口から放たれた言葉は、完全に予想外かつ仔馬ちゃんの容姿も相まって圧倒的で、絶大なる破壊力を誇るものだった。

 

 

『お兄さま!』

 

 

『・・・ぐふっ』

 

『おにいちゃ、お兄さまー!?だいじょうぶー!?』

 

純度100%のお兄様、は今の俺には劇薬過ぎた。

尊さのあまりパタンと横に倒れ悶えていると、状況がよく分かっていない仔馬ちゃんの追いお兄様が。

 

もう効果は超抜群だ。

 

「セキタン!?」

 

「セキト!どうしたんやー!」

 

『お兄さまー!』

 

『ミ゜』

 

 

記憶が、飛んだ。

 

 

しばらくして起き上がると仔馬ちゃんは母馬の元に戻されたのかいなくなっていたし、後日俺は獣医によって精密検査を受けたが勿論まったく異常は無し。

 

一体何なんだと首をかしげる獣医さんとおっさんに、ちょっとだけ申し訳なくなったのだった。

 

 

 

 

 

その日の晩。昼夜放牧中の一歳馬の放牧地にて。

 

 

『なあ、アンタ見ない顔だな、新入りか?』

 

群れから離れたとある一歳馬が、隣で草を食む見慣れぬ馬に声をかけた。

 

しかし、返事はない。

 

『・・・?なんだよ、なんか言えって・・・ヒィ!?』

 

一歳馬をよく見る為か、「そいつ」は顔を上げる。ぼんやりとした輪郭が、月明かりに照らされていた。

 

しかしその顔には目がない。

 

見間違いではなかった。馬は暗闇でも視界を確保出来るし、月明かりがあれば相手の顔や姿くらいなら、はっきりと認識出来るのだ。

 

そのはずなのに、見えない。それどころかよく見れば向こうの景色が透けて見えている。

 

一歳馬から続く言葉が無かったせいか、「そいつ」は再び首を地面に伸ばし、草を食み出した。

 

そんなよく分からないものが自分と同じ放牧地にいる光景を目の当たりにしてしまった不幸な一歳馬は。

 

『うあ、あ、あは、ははっ・・・』

 

恐怖のあまり笑いながら一歩、二歩後ずさると。

 

 

『で、で、で・・・!出たあああああああ!?』

 

 

踵を返して、一目散に仲間の元へと逃げていったのだった。

 




今年のBCも、多くの日本馬が遠征し、全馬無事に完走、内2頭がBC馬の栄光を掴みました。

特にBCディスタフのマルシュロレーヌは地方ダートでの実績しかない状態、最低人気からの大金星です。この勝利によって多くの競走馬の可能性が広がること、そして種牡馬オルフェーヴルのさらなる活躍を祈っています。

次回更新は水曜、22:00予定になります。
幽霊騒動、勃発。
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