サラブレッドに生まれ変わったので、最速を目指します   作:Budge

25 / 103
ツイッターでウマ娘を検索したらヘドバンカフェが出てきてしばらくツボに入ってました。


奔走、セントウルステークス

9月に入ったばかりの某日。

 

「セキト、行こうか」

 

馬口さんに引き手を付けられた俺はセントウルステークスに出走する為、今正に馬運車に乗り込もうとしている。

 

『走る走らないは貴様の勝手だが、怪我だけはしないでもらいたい』

 

『先輩!いってらっしゃーい!』

 

イーグルカフェとマンハッタンカフェ、それぞれが激励の言葉をかけてくれた。

 

『おう、行ってくるぜ』

 

それに軽く応えてからすっかり慣れた馬運車に乗り込んだ。センセイ曰く今日は今までと違って滞在競馬で臨むとのこと。その為レースから一週間程早く阪神競馬場まで向かう。

 

そうまでしてセントウルステークスに挑む理由は主に2つ。一つは初の関西遠征で馬体が減ってしまわないかを危惧して。

 

そしてもう一つは、セントウルステークスが俺にとって初めての古馬混合戦であることだ。

 

日本の競馬では、4(3)歳の秋に入った辺りから馬齢限定戦が無くなっていき、年上と混じってのレースへと切り替わっていく。

 

4歳の間は実力差を考慮してハンデとも言える斤量差が重賞レースなら大体2kg程あるのだが、1kg=1馬身とは言われているもののレース経験が豊富な古馬相手だとそれすら焼け石に水ってことも十分ありえるのが怖いところ。

 

ちなみに欧州の方だとなんと2歳にして古馬と走れるG1レースがあるそうだ。しかも10kg以上ハンデがあるとは言え勝った2歳馬がいるっていう。それが一頭だけじゃないっていう辺りさすが欧州、何もかもが無茶苦茶だよ。

 

とにかくセントウルステークスはこれまでとはまるで異なった条件のレースになる。センセイは俺に少しでも阪神の芝や空気に慣れてほしいと滞在競馬を選択したのだろう。

 

その期待に応えるべく、俺はなるべく早く阪神競馬場の雰囲気に慣れようと決めたのだった。

 

 

 

はてさて、今日の阪神競馬場は晴れの天候、コンディションは良馬場。セントウルステークスの日がやってきた。

 

肝心の滞在競馬の効果はと言うと・・・正直言ってかなり助かった。

 

だってメンバーが凄まじすぎるんだもん。ライバル同士も多かったみたいで滞在厩舎がプレッシャーを掛け合う修羅の国状態になってたし。

 

馬体減り自体はそんなでもなかったが直前輸送でレースに出てたら間違いなくメンタルブレイクしてた。

 

『・・・はぁ』

 

それにしても、なあ。パドックの掲示板に映る馬柱を見る度、ため息が出てしまう。

 

 

①(外)テネシーガール   牝4

➁   サイキョウサンデー 牡5

③   ビハインドザマスク 牝5

④(外)スギノハヤカゼ   牡8

⑤   サンライズアトラス 牡7

⑥(地)ジョーディシラオキ 牝4

⑦(外)ゲイリーイグリット 牝6

⑧   ニシオセーラム   牝5

⑨(外)ロードアヘッド   牡7

⑩(外)ワシントンカラー  牡7

⑪(外)マイネルラヴ    牡6

⑫   ブレイクタイム   牡4

⑬(父)コンメンダトーレ  牡7

⑭(外)ブラックホーク   牡7

⑮(父)ダイタクヤマト   牡7

⑯(父)セキトバクソウオー 牡4

 

 

ご覧くださいこのメンバー。こいつら相手にちゃっかり阪神1200の大外枠とか、なにこれ新手のイジメ?背中で16の数字が虚しく揺れている。

 

それに流石何回もG1に出走して勝ち負けを繰り返している古馬たちだ。G3だっていうのに威圧感というか・・・俺たち若駒とは何かが違って近寄りがたい感じなんだよな。

 

他の4歳の連中はその雰囲気に震え上がってしまっているし、そいつらは俺から見たら今日は無事に回ってこれるといいなって感じ。

 

そして自然と古馬たちの目は放たれた圧にこうやって周りを見れるくらい平然と耐えている俺に向いてくる訳でして。

 

さっきから何も言われはしないけどチラチラ、ジロジロと見られてるなーって感覚がある。だけどどの馬からかはちょっと良く分からないな。もしかしたら複数頭かも。

 

『・・・やり辛いなぁ』

 

「バクソウオー、今日も頑張ろうね」

 

『ああ』

 

休養明けのせいなのか、視線のせいなのか少々プレッシャーを感じながらも俺は背中に獅童さんを乗せ、本馬場へと向かうのだった。

 

 

 

『ほっ、ほっ、はっ・・・んー、やっぱ何か違うよなぁ』

 

返し馬の最中、俺はこの阪神競馬場に違和感を覚えていた。

 

『阪神、なんだけどなぁ』

 

俺の知ってる阪神と何か違うような、そうじゃないような。

 

「あれ、バクソウオー?動きが・・・休養明けのせいかなぁ」

 

『おっと!』

 

「おおっと、そうでもないか」

 

ふと獅童さんの声が聞こえて、俺は我に返る。いかんいかん!いくら休養明けで、気になることがあって、やり辛い雰囲気だからって本気で走らなくていいなんてレースは無いのだ。

 

競馬場への違和感は後回し。やがて準備運動を終えてゲート裏までやってきたが・・・。

 

うお、やばい。思わず一瞬立ち止まる。

 

古馬の皆さん?これはG3ですよ、なのに何故そんなに殺気立ってるんですか?

 

 

『次のスプリンターズステークスで注目されるのはアタシよ!』

 

G1馬を含む歴戦の牡馬たちに啖呵を切り重賞初制覇を狙うビハインドザマスク。

 

 

『何を言う、このレースは私の復活の舞台となるのだ』

 

最近の重賞勝ちは無いが、気持ちも体もまだまだ衰えてなどいないG1馬ブラックホーク。

 

 

『ふたりともやめなよ、勝つのはボクなんだから』

 

かつてマイル王タイキシャトルとも戦った快速の古豪、スギノハヤカゼ。

 

 

『勝手に言ってろ・・・あー適当に手ぇ抜いてさっさと帰るか

 

もはや勝ち負けに興味などなさそうなスプリンターズステークスの覇者マイネルラヴ。

 

最後の1名を除いて有力馬たちはスプリンターズステークスに弾みをつけようと勝つ気で来ている。

 

そのバチバチのにらみ合いが、G1の異様さに近い空気を作り出していた。

 

勿論俺だってわざわざ負ける気なんて(ゼロ)である。

言い争っているメンバーを横目に、先にゲートインを済ませた。

 

 

「さぁバクソウオー、君の脚で古馬たちに挑戦状を叩きつけようか」

 

 

獅童さんの呟きに、耳がぴくんと揺れた。

 

 

 

『本日好天に恵まれました阪神競馬場、皆様おまたせしました、本日のメインレース、G3セントウルステークスです・・・スタートしましたっ!』

 

 

『んっ!』

 

ゲートが開いた瞬間、ヒバラに感じた衝撃のまま俺はポーンと飛び出した。そのまま加速すればハナを取れる勢いだったが、獅童さんがぐっと手綱を抑えたのが伝わってくる。

 

成程、この抑えっぷりは差しですか。了解。

 

『あなたが行かないならあたしが・・・!』

 

そんな俺を焦ったように栗毛の1番ゼッケンの馬、テネシーガールちゃんが交わしていった。

 

彼女に続くようにしてジョーディシラオキちゃん、あと牡馬が一頭俺の前に出ていく。

 

『ポンと出たのはセキトバクソウオーですが鞍上は抑える構え、代わりにテネシーガールが交わしていきました、続いてジョーディシラオキ、ロードアヘッドも前に出ていく』

 

『セキトバクソウオー、獅童はまだ下げる、3番手に上がりましたのはダイタクヤマト、スギノハヤカゼ、ワシントンカラー』

 

古馬たちがぐんぐんと後ろに下がる俺を見ているのを感じながら、獅童さんが手綱を緩めるのを待つ。

 

「いた!」

 

『おっ』

 

そんな時に耳に飛び込んできた彼の声とともに手綱が緩む。ピタリと減速を止めた俺の右隣に、誰かがいる。

 

『あら坊や。ピッタリとくっついちゃって、アタシをマークする気かしら?』

 

その馬は2番人気にして今夏最大の上がり馬、ビハインドザマスク。

 

喋り口はからかっているようにも聞こえるが、その目は俺をしっかりと睨みつけてきていて本気モードだ。

 

そんなビハインドザマスクには俺からも軽口をプレゼントしてやろう。

 

『お、これはキレイなおねーさん、どうもはじめまして』

 

『あはは!面白い子ね!けれどナンパはアタシに勝ってからにしなさいな!』

 

笑い声を上げたかと思ったらすぐに真面目な顔になって、レースに集中している。揺さぶりは効かなさそうだな。

 

『じゃあおねーさん!もし俺が勝ったらどうするよ!?』

 

『そうねえ、その時は・・・』

 

俺の呼びかけに種付けされてもいいかもね、なんて言い残し、ビハインドザマスクは少しずつ位置取りを上げていく。

 

『ワシントンカラーの後ろに付けましたマイネルラヴ、ブレイクタイム、更にニシオセーラムと、並ぶようにしてブラックホーク、コンメンダトーレ。ビハインドザマスクが上がっていくか!』

 

『獅童さん!』

 

「まだ我慢だ」

 

首を下げ、ハミを噛んでついて行かなくていいのかと尋ねたが獅童さんはまだその時ではないと手綱を持ったまま。

 

『はいよっ・・・あ!』

 

それに素直に従って丁度第三コーナーに突入する・・・と、ここで俺はようやく返し馬の時に感じた違和感の正体に気がついた。

 

『無い!コースが!無いんだ!』

 

俺の知っている阪神競馬場は、内回りと外回り、2つのコースを持っていた。しかしこの時代の阪神は現代では内回りと呼ばれるコース部分しか無いのである!

 

外回りコースが伸び、仮柵が置かれているであろう様を想像していた俺は、第3コーナーの先に何も無いことを確認して酷く驚いたのと同時に、滅茶苦茶スッキリした。

 

『コースが無い?お前何を言ってるんだ』

 

『あ、どうもすいません、未来の話っすから』

 

『未来・・・?』

 

隣を走っていたブラックホークが怪訝そうに言っていたが気にしない。話しても分かんないだろうし。それにしても、あー!本当スカッとしたわ!引っかかりが取れた分、集中力もマシマシだ。

 

『セキトバクソウオーが上がっていくぞ!サンライズアトラス、サイキョウサンデー、シンガリにゲイリーイグリットという体勢で600mを通過!前半タイムは・・・33.3秒!速い!前の馬は持つのか!?』

 

「バクソウオー!」

 

獅童さんが手綱を扱き出した。今日は大外発走故に馬群が密集していて、これじゃコーナーの内側を回ることは出来ないな。

 

それでもピッチ走法を駆使して加速し、これ以上のロスが出ないようにコーナーをぴったりと回っていく。真夏の指導のおかげかより身体のバランスが整ったらしく切り替えも以前よりスムーズだ。

 

『な、速い!』

 

『へへ、お先!ビハインドザマスクは・・・あそこか!』

 

コーナーワークだけで何頭かの馬を抜いたが、俺の最大目標は、ビハインドザマスクだ。既に先頭集団に食らいつこうかという勢いでスパートに入っており、追いつくのは至難の業だろう。

 

 

・・・それが並の脚しか使えない馬なら、な。

 

 

「よし、行くぞ!」

 

直線に入り、獅童さんがムチを構えた。

 

『おう、来い!』

 

 

実を言うとこの時、俺はちゃんとしたストライド走法というものを舐めていた。

 

以前から俺が使っていたなんちゃってストライドと何が違うのだと。

 

足を伸ばすだけでなく、背も、首も使えという中々無茶な注文を受けて及第点には届いた、と言えば聞こえはいいが正直言うとなんとか形にしただけの付け焼き刃的な走り方だ。

 

だからビハインドザマスクには走りと言うよりも根性で追いついてやると、そう思っていたのだが。

 

『ふぁっ!?』

 

「なんだ、この走り方は・・・!?」

 

ムチが入った瞬間、ストライド走法にスイッチした俺の身体は、自分でも驚くくらいに弾けた。

 

 

 

 

 

『直線に入った!逃げ馬3頭は沈んだ沈んだ!先頭集団入れ替わって前を行くのはスギノハヤカゼ!二番手はマイネルラヴ!その後ニシオセーラムも伸びてきたが!更にその後ろから!ビハインドザマスク!』

 

『みんなまとめて、差し切っちゃうわよ!』

 

セントウルステークス、最終直線。ビハインドザマスクの脚は恐ろしく切れた。

 

『ビハインドザマスク!恐ろしい脚だ!ニシオセーラムを、マイネルラヴを!スギノハヤカゼも交わした!』

 

『やっぱり無理でしたぁー!』

 

『ケッ!アマのくせに脚は一級品かよ!』

 

『そ、そんな・・・やっぱりボクは・・・』

 

古馬になってようやく本格化した彼女のスピードは並々ならぬもので、前を行くG1馬を圧倒的な加速で交わし去り後はゴールまで駆けるだけ。

 

「ビー!やったぞ!これは貰った!」

 

『やったわ!これでアタシも重賞ウイナーに・・・』

 

しかし、勝利を確信したこの人馬に不運が襲いかかった。

 

『先頭ビハインドザマスク!ビハインドザマスクだ!上がり馬だ・・・っと!?後方から物凄い脚で一頭、あれは・・・』

 

唯一の誤算、それはこのレースに未知の怪物が潜んでいたという事。

 

夢見る淑女の、重賞制覇を食らわんとする赤い怪物。

 

 

『4歳馬!セキトバクソウオーだっ!!』

 

 

その名は、セキトバクソウオー。

 

『残り100mを切ってセキトバクソウオーっ!!何という脚!何という脚!!捉えるか!ビハインドザマスクか!セキトバクソウオーか!』

 

『おねーさんっ!追いついてやったぜっ!』

 

『なッ!さっきの坊や!?なによその走り方!』

 

一歩が空を飛んでいるかのように大きく、全力で駆動する後ろ脚が加速しきったそのスピードの維持を支え、怪物の進撃に手を貸している。

 

『親戚のおじさん仕込みのストライドさ!』

 

セキトはそう答えるとビハインドザマスクに並び、引き離しにかかるが彼女にだって重賞制覇の夢が掛かっている。

 

『あ、あなたみたいな坊やに負けるもんですか!!』

 

古馬のプライド、そして一介の競走馬として。このレースだけは譲れないと牙から逃れる様にもう一伸び。

 

『譲、ら、ねええええ!!』

 

『ああ・・・ッ!』

 

しかしそれもここまでだった。いきなりガクンと落ちるスピード。両目を釣り上げ、額に炎を燃えたぎらせた怪物がその隙を見逃す筈もなく、熱い鼻息を吐き出しながらビハインドザマスクの鼻面の先へと頭を伸ばし、容赦なく抜き去った。

 

仁川名物の最後の坂が、怪物に微笑んだのだ。

 

 

『セキトバクソウオーだーっ!!やりました!セキトバクソウオーです!並み居る古馬を蹴散らしてセントウルステークスを制しました!アタマ差・・・でしょうか、2着にはビハインドザマスク』

 

 

 

 

 

『はぁ、はぁ・・・!!』

 

ゴール板が後ろに流れていくのを見て、俺はスピードを落としていく。

 

よし、勝った・・・!というか、勝っちまった・・・!

 

ビハインドザマスクに、マイネルラヴに、スギノハヤカゼに・・・とにかくこの時代の一線級を張っていたスプリンター連中に、俺が土を付けたんだ。

 

しかしシンゲキおじさんよ。とんでもない走り方を仕込んでくれたものである。ほぼ完璧なレース運びだった古馬を力尽くで捉えてしまった。

 

どこのブロードアピールだってくらいにキレキレだったが、これは正しいフォームと俺のスピードが組み合わさってとんでもない事になったんだな。

 

ただしなんちゃっての頃からそうだったがノーリスクとは行かないみたいだ。少し無理をしたストライドの反動かなんだが脚がビリビリして感覚がおかしい。

 

うーん・・・痛いって訳では無いしきっとその内治るだろう。

 

 

 

『そんな・・・アタシが負けるなんて・・・』

 

ゴール前で競り負かしたビハインドザマスクが、レース前の態度はどこへ行ったのか近くで項垂れていた。

 

『その、ビハインドザマスク・・・さん?』

 

恐る恐る声をかけると、彼女は涙を溜めた目でなにか言いたそうにこちらをキッと睨んだが・・・すぐにため息を付き、顔を反らしてから言う。

 

『もう。勝ったのはアンタでしょ、負けたアタシに遠慮なんてしなくていいの。ほら、さっさとウィナーズサークルにでも行きなさいな』

 

『は、はい』

 

「そろそろ行こうか」

 

獅童さんに促されてもいるしその言葉に従ってくるりと後ろを向いて、ウィナーズサークルのある方に向かってクールダウンをしながら軽く走る。

 

後ろから彼女のすすり泣く様な声が聞こえたような気がしたが、きっと気のせいだろう。そういうことにした。

 

 

 

表彰式、口取り、馬体検査・・・勝者の儀式の諸々を終えて滞在厩舎に戻ってくると、朝までの喧騒は嘘のように静まり返り、皆、次のレースへと気持ちを切り替えようとしているようだった。

 

俺だって、今日は一線級の古馬相手に勝ったのだ。きっと次はスプリンターズステークスだろう。その時もいい走りで勝てればな、と思いながら静かに馬房に入ろうとしたその時。

 

 

 

 

『痛ッ・・・!?』

 

 

 

踏み込んだ右の前脚が、ズキン、と強く痛んだ。

 

 

コズミでも、ソエでもない痛み。なんじゃこりゃ。

 

我慢できないことはないが、気にしないこともできないような。

 

「セキト?」

 

そんな俺の異変に、長く付き合ってくれてる馬口さんが気づかない訳がない。

 

念の為、ともう一度行われた馬体検査にて獣医が「怪しいところがある」と言って右前脚のレントゲンを撮ると。 

 

「ああ・・・これは・・・欠片が飛んでますね」

 

 

トウ骨、剥離骨折。骨片除去手術を含んで全治3から4ヶ月。

 

 

『ウソでしょおおおお!?』

 

その診断結果に頭を抱えるセンセイ、天を仰ぐ馬口さん。俺だって叫んだ。古馬相手のG1でも勝負になるかもしれないと思った矢先にこれだよ!

 

こうして復帰早々俺は再び牧場送り。ほんとごめんよ、イーグルカフェ、マンハッタンカフェ。

 

まだ未完成の身体で、完成された走りを繰り出した代償は、とてつもなく大きかったのであった。

 

とほほ・・・。

 




もう一話セキト視点を挟んでから、復帰するまでの時系列まで他馬視点の話を執筆予定です。故障に関してはこうでもしないととある馬との辻褄が合わないんだ・・・セキト、済まぬ!

今回の被害馬

・ビハインドザマスク 牝 鹿毛
父 ホワイトマズル
母 ヴァインゴールド
母父 Mr. Prospector

・被害ポイント
セントウルステークス優勝→2着

・史実戦績
23戦10勝
主な勝鞍 セントウルステークス、スワンステークス、京都牝馬ステークス

・史実解説
デビューは遅く、現表記3歳の7月末の未勝利戦でデビュー勝ち。続く500万下でも勝利を収める。

続く勝利は年が明けての5月、京都で行われた祇園特別。そこから飛騨ステークス2着を挟んでストークステークス、北九州短距離ステークス、小倉日経オープンと三連勝。続くセントウルステークスでは一線級の相手を後方一気で差し切って初重賞制覇。

本番のスプリンターズステークスは11着に敗れ、その後2戦連続で二桁着順に大敗するが、都大路ステークスで復活。
その後は安田記念5着、スワンステークス勝利などの実績を納め、2002年の京都牝馬ステークス一着を最後に引退した。

直子に大成した馬はいなかったが、第一子アメーリアが産んだサンライズソアが平安ステークス、名古屋大賞典を制し重賞ウイナーになっている。

・代表産駒
アメーリア (父スペシャルウィーク)
8戦2勝
主な勝鞍 なし
サンライズソアの母。

マスクトヒーロー(父ハーツクライ)
13戦7勝 門別2戦2勝
主な勝鞍 師走ステークス
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。