サラブレッドに生まれ変わったので、最速を目指します   作:Budge

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今回は出世レースとも言われるいちょうステークス。
勝ち負けは果たして・・・。


ブランディスのキャラを決めたら扱いやすかったのはここだけの話。


激走、いちょうステークス

某日 深夜、岡田順平の自宅にて。

 

「はっ、はっ・・・」

 

改装された防音製の高い壁と、騎手として己を高めるための数々の器具が持ち込まれたトレーニングルーム。

 

岡田は練習用の木馬に跨がりながら激しい呼吸を刻んでトレーニングに励んでいた。

 

「はぁ、はぁ・・・ぐぅっ!?」

 

そのまま木馬を追っていると、いつものように激しい頭痛が彼に襲いかかる。

 

いつもならここで無理をせず木馬から降りて痛みが引くのを待つのだが・・・今日は違う。

 

「ぐあぁっ!うおおおああああああ!」

 

痛みよ、お前には負けない。と鋭い眼光で前方を睨みつけ、獣のような唸り声を絞り出し、普段の岡田からは考えられないほど獰猛な表情で崩れそうになったフォームを立て直す。

 

直線をイメージして激しく木馬の首をしごく。途中で何度も木馬の後部へと飛んだムチは、馬を追うためのものか、自分への檄か。

 

「うああ・・・」

 

やがて痛みが限界に達して力尽き、ずるりと木馬から落ちると、タイマーのアラームが鳴り響いた。

 

「もう、ちょっと・・・あと、少し・・・」

 

岡田はそれを止めると、ふらふらと立ち上がり、呼吸を整え始める。

 

タイマーは1分30秒。

 

マイル戦の目安と同等の時間であった。

 

 

 

 

 

 

レース当日。東京競馬場は好天に恵まれた。

 

『しゃあっ!やるぞ!』

 

ゼッケン「2」を背負った俺はパドックを周回しながら燃えに燃えている。

 

残念ながら朱美ちゃんは今回本業・・・どうやらこの時代にはまだまだ普及しきっていなかったネット関係らしい、その都合がつかず不在。少し寂しい。

 

「はは、セキト、今日もすごいね」

 

背中には前走と変わらずジュンペーの姿がある。

「この世界」では彼は確かに生きている。調教にも来てくれるし、それに、考えたくはないけど万が一が起きてしまったらセンセイの元に至急連絡が飛んでくるはずだ。

 

それがないってのは所謂便りの無いのはいい便りってことだって分かってるんだけどさ。

 

それでも、こうやって騎乗するたびに背中にかかる重さで「生きている」って安心してしまうのは・・・仕方ないよな?

 

今日も彼の頭痛が起きる前に・・・と思ってはいるけど

いちょうステークスは1600m戦。

前走の様に無茶をやって勝てるとは思わない。

 

ここは、センセイとジュンペーのお手並み拝見と行きますか。

 

「センセイ、今日の作戦はどうしましょう」

 

「先行で行こうかと思ってる」

 

「先行、ですか?新馬では出遅れましたが」

 

恐らく新馬と同じように後ろから行こうかと考えていたらしいジュンペーが驚きの表情を見せた。

 

いや、悪かったよ、あれは脚が滑っただけなんだって。

 

「新馬をビデオで見たが、出遅れたのは足を滑らせただけだ。調教で見てる限りセキト自身はスタートが上手い方だからな」

 

流石センセイ、見事な分析である。

ちなみにジュンペーは持病持ちの関係上、とっさに馬を抑えなければならない状況になり得るゲート練習には騎乗できないらしい。

 

「分かりました。万が一出遅れた時は・・・」

 

「その時は出たなりについていって、直線で仕掛けていってくれ」

 

大丈夫、もう脚を滑らせるなんてヘマはしない。

・・・大丈夫だよな?

 

「了解です、行ってきますね」

 

ジュンペーがそう言った瞬間、パドックに「止まれ」の号令が掛かった。

 

 

 

返し馬で特にアクシデントが起こるようなこともなく、俺を含むいちょうステークス出走馬は無事にゲート裏へ集まった。

 

「セキト、ちょっと待とうね」

 

ジュンペーが俺を宥めた。

 

今回は偶数番の俺は後入れだ。1、3、5、7、9のゲートインを側から眺めていると、一頭激しくゲートを嫌う奴が。

 

そいつもやがて抵抗を諦めてゲートに入ったが・・・先に入っていた奇数番の奴らがイライラしてるのが目に見えてわかった。先入れじゃなくてマジでよかった。

 

偶数番の連中は暴れるようなこともなく、すんなりゲートに収まって体制完了・・・っと!

 

『スタートしました3歳オープン競走いちょうステークス、マイネルファイターと地方から挑戦チトセシャンハイの2頭がポーンと飛び出した』

 

ふう。今回は別に良くも悪くもない、普通のスタートって感じだ。それよりあの2頭、良いスタートを切ったな。

 

『ハナを切りましたのはマイネルファイター、その隣チトセシャンハイ、3番手にトップコマンダー、更にその後ろにセキトバクソウオー。並んで同じサクラバクシンオー産駒のブランディス』

 

『バクシンバクシン!バクシンだー!っと、これはこれは!まさかこんなところで我が兄弟と出会うとは!』

 

隣につけていた鹿毛の牡馬が、実況を聞いた瞬間俺に顔を向けて話しかけてきた。

 

『うぉっ、何だお前親父が同じなのか!?少し落ち着けよ!』

 

『何を言いますか兄弟よ!レースでありますよ!?これがバクシンせずにおれますか!バクシーン!』

 

こいつ、ゼッケンをチラ見したらブランディスと言うらしいが、なんと俺と同じサクラバクシンオーの息子のようだ。

 

なんというか、ある意味でより濃くバクシンオーの遺伝子を引いてしまった奴な気がする。後はっきり言ってバクシンバクシンうるさい。

 

『バクシンするのは勝手だが負けても知らねーぞ』

 

『ご心配には及びません、バクシンは何者にも勝るのであります!』

 

「セキト!集中!」

 

『そうだな、すまんジュンペー!』

 

こいつの中でバクシンってどういう意味になってるのやら。少しだけ心配になったがジュンペーにも注意されてしまったし、今はレースだ。ブランディスの奴を先に行かせてやる。

 

 

『・・・5番手にセキトバクソウオーがいます、続いて一番人気ゼンノエルシド、ファミリータイズ、ホッカイチャオレン、そしてシンガリにマチカネホクシン、以上9頭、軽やかに東京の芝を駆け抜けていきます』

 

ゼンノエルシド!?真っ黒な馬体と五本脚で有名なG1馬じゃないか!真っ黒い馬がいるなーとは思ってたけどゼンノエルシドかよ!しかも一番人気!

 

「セキト、駄ー目、ほら駄ー目、集中ー」

 

『あ、ああ、すまねぇ』

 

思わぬメンバーに驚いたもののまたジュンペーになだめられてしまった。残りは800m。まだまだ焦る時間じゃない。

 

『もう一度先頭から見てまいりましょう。先頭は変わらずマイネルファイター、2番手にチトセシャンハイ、3番手に3頭並んでトップコマンダー、ゼンノエルシド、ブランディス、セキトバクソウオーは少しだけ下げました』

 

『800m通過、タイムは少し早めか。7番手はファミリータイズ、続くようにホッカイチャオレン、変わらずシンガリにマチカネホクシンです』

 

少しハイペースか。まあこの位置ならばさほど影響を受けてはいないだろう。

そろそろ進路を確保しなければと横に動こうとしたら、ジュンペーの手綱にギュッと抑え込まれた。

 

まだ動くなってか。わかったよ。

 

 

体制は殆ど変わることなく、東京競馬場の3コーナー、そして4コーナーへと突入する。

 

その瞬間だった。

 

 

「わああああああああ!」

 

 

地鳴りのようにスタンドが沸き立った。

 

『!?』

 

『っ!』

 

『ひぇ!?』

 

それぞれチトセシャンハイ、トップコマンダー、マイネルファイターから驚きの声が上がる。

 

そうか、この日は天皇賞(秋)がメインだった筈だ。G1レースともなればお客さんの入りも相当のはず。

 

まだ大歓声を経験してない3歳馬にとっては、未経験の大音量だ。特に地方馬のチトセシャンハイにとってこれは堪えるだろう。

 

俺だって耳がビリビリしてる。けれど耐えられないってわけじゃない!

 

『さあ、直線に向いてまいりました、最後の追い比べだ!先頭はマイネルファイター!ブランディスは早くも手応えが怪しいぞ!?』

 

 

『バク・・・シン・・・まだ、まだで、あり、ますぅ・・・』

 

『バクシンしすぎだっての』

 

「セキト、行くよ」

 

早くもスタミナ切れを起こし脚が残っていないブランディスが下がっていくのを呆れ気味に見送って、ジュンペーが手綱をしごき出した。

 

おう、そろそろ行くか。

 

急加速するのではなく、じわじわと。

跳びを大きくするのではなく、回転速度を意識して。

 

『残り400m!ここでセキトバクソウオーが仕掛けた!先頭はマイネルファイターが粘っている、チトセシャンハイは苦しいか!トップコマンダーが交わして二番手に上がった!』

 

『クソっ、脚を使いすぎたか!』

 

後ろをちらりと見てみたが、人気のゼンノエルシドは伸びてきそうにない。後方を気にする必要は無いと先頭に立ったトップコマンダーを目指して加速すると、相手も俺を認識したのか少しだけ振り返って睨みつけてきた。

 

『勝負だ!トップコマンダー!』

 

『来たな!セキトバクソウオー!!』

 

このまま俺とこいつの一騎打ち・・・の筈が。

 

 

『ちょーっとマったー!!ミナサン、ミーのコトをワスレてるネー!!』

 

 

『誰だっ!?』

 

更に後ろから追い上げてくる、3頭目のチャレンジャーの声がした。

 

 

『さあ残り300mだ!一番人気ゼンノエルシドは後方集団でもがいている!先頭マイネルファイター、を交わしてトップコマンダーか!しかしその外セキトバクソウオーと、更に外から凄い脚でマチカネホクシンだ!』

 

そうだ。ここは東京競馬場。

 

510mの長い長い直線がある日本一を決める舞台。

 

その直線は幾多の逃げ馬、先行馬の夢を飲み込んで来た。それはつまり。

 

 

『お前・・・追い込み馬かっ!』

 

他と比べて差し、追い込みが断然有利な、瞬発力勝負の舞台なのである。

 

『そのトーリ!でもちょっとイイたいコトアリマース!』

 

マチカネホクシン、と実況された大きな星を額に抱く黒鹿毛のソイツが、並びかけてくる。

 

『トクにユー!ダレダ!とかさっきカンッゼンに!ミーのコトワスレてましたネー!?』

 

並びかけられたと同時に、マチカネホクシンが凄い剣幕で話しかけて来る。この喋り方、マル外か!?

 

『生憎前しか見てなかったもんでな!』

 

『カーッ!こうなったらナニがナンでも!サシキってやりマース!』

 

軽く挑発してやったら簡単に引っかかってこのザマだ。イーグルカフェとは全然違うな。

 

『随分2頭で盛り上がってるな!僕だって、勝ちたい気持ちは同じだ!』

 

『いいや!勝つのは・・・俺だ!』

 

トップコマンダーも負けじと叫んだ。しかしこちらも負けてはやらないぞと啖呵を切って。さあ、そろそろスパートだ!

 

「セキト!」

 

その瞬間、案の定ジュンペーのムチが飛んだ。新馬の時と同じように上体を沈め、沈め・・・沈まない!?

 

 

 

『さあ残り200!マチカネホクシンとセキトバクソウオー、トップコマンダーが並んで並んで譲らない!譲らない!凄いレースになりました!』

 

「セキト!がんばれ!」

 

ジュンペーの檄が聞こえる。懸命に伸びを大きくして、より遠くの地面を掴んで跳ぼうとするが、だんだん脚が重くなってきやがった!

 

『ハー、ハー、ナカナカ、シブトいデスネ・・・!』

 

すぐ隣のマチカネホクシンの荒い息。

 

『ふー、ふー・・・!負けて、たまるか・・・!』

 

トップコマンダーだって脚が上がっている。

 

『はぁ、はぁ、絶対、負けねぇ・・・!』

 

俺の息だってすっかり一杯になって、正直一歩がしんどい。ゴールはまだか!

 

 

 

『残り100!マチカネホクシンか!セキトバクソウオーか!トップコマンダーか!全く譲りません、三者全く譲りません!後続は届かない!』

 

視界に靄が掛かりだした。やばい、これ、死ぬ。

 

「セキト!しっかりしろ!いけ!勝てるぞ!」

 

トモにジュンペーのムチが何回も当たるのが分かる。が、とてもじゃないがもう余力はない。

 

『ヒィ、ヒィ、ま、マケ、マケま、せん』

 

マチカネホクシン。全く大したやつだよ、お前。こんな状況でも負けない、負けないってずーっと俺を睨みつけて。

 

『ぐぅ・・・!うぅ、前に、前に・・・!』

 

トップコマンダー。お前の根性、筋金入りだな。諦めずに、ただただ前を目指してる。俺も見習わないと。

 

『はぁ、はぁ、脚が・・・!』

 

死ぬ気で応えなくちゃいけないと思って、思ってるんだけどこれ以上脚を大きく振れない、伸びない、息が苦しい・・・!

 

 

 

 

 

 

 

「セキトっ!ゴールだっ!飛び込めぇっ!!」

 

 

 

『!』

 

背中から聞こえたジュンペーの声。返事は返してやれない。

 

 

ただ、その瞬間、無我夢中で。僅かに残っていた力を爆発させるように。

 

 

俺は首を、思いっきり前に突き出した。

 

 

『ゴールイン!!わかりません!全くわかりません!マチカネホクシンか!?セキトバクソウオーか!?トップコマンダーはわずかに遅れて3着か!』

 

『本日の東京7レースいちょうステークス、写真判定となります!お手持ちの勝馬投票券は確定までお捨てにならないよう・・・』

 

 

 

 

 

『はぁ、はぁ、はぁ・・・』

 

 

手綱が引かれ、スピードを落としていく。

 

何が起きた。レースはどうなった。

 

脚がフラついて倒れそうだ。

 

 

「セキト、大丈夫か」

 

ジュンペーの声だ。背中にいる。

 

ありがたい。お前がそこにいてくれるなら、俺はその命を守るために、立ち続けられるから。

 

『ハヒィ・・・メがマワッて、アワワワ・・・』

 

マチカネホクシンか。あいつもギリギリまで走っていたようだ。フラフラになりながらクールダウンのウォーキングをしている。

 

『くそっ・・・くそぉぉぉ!』

 

トップコマンダーは、悔しそうに表情を歪めている。どうやら俺たち2頭に遅れを取ったらしい。

 

ぼんやりとしたまま着順掲示板を見たら、一着と二着の間に写真の文字が点灯し、三着のところにはトップコマンダーのゼッケンと同じ数字があった。

 

四着、五着に関してはすんなりと判定が出たようで、別の数字が上がっている。

 

「セキト、お疲れ様、頑張ったね」

 

首を優しく2回叩かれた。気が抜けて思わず脚から力が抜けそうになったのを、耐える。

 

『ヘ、ヘロヘロじゃ、ないデスカ・・・そんナン、でG1ナンテ、カテ、ない、デース・・・』

 

『へっ、お前、も、似たような、もん、じゃねぇ、か』

 

ヘロヘロのバテバテな俺とマチカネホクシン。どちらかが勝者で、どちらかは敗者だ。

それでも己の勝利を信じて疑わない気持ちが、軽口の叩き合いを生んでいた。

 

その時後ろから軽快な足音が聞こえたかと思ったら、

 

『後ろから見てましたが素晴らしいバクシンでありました!』

 

とスタミナ切れを起こした筈のブランディスが元気にそう言って来たときはもう苦笑いするしかなかった。お前、その体力レースで使えよ。

 

『そりゃどうも』と返したら『次に会ったときにはバクシン勝負をしましょう!我が兄弟よ、さらばであります!』と元気に走り去っていった。いやだからレースでそうやって走れよ。というかバクシン勝負ってなんだ。

 

 

その時スタンドから歓声が上がる。着順が確定したのだろう。

 

さあ、決着の時だ。

 

掲示板に、目を向けた―。

 

 

 

 

・・・極度の疲労からか、ボヤケていてよく見えないな。

 

俺は勝ったのか?負けたのか?

 

それを教えてくれたのは、他ならぬマチカネホクシンだった。

 

 

 

「ジュンペー、セキトバクソウオーは強いな」

 

『やられましタ・・・ツギはマケまセーン』

 

こちらに近づいてきたと思ったら、リベンジを誓ってくるマチカネホクシン。

その鞍上とジュンペーが、がっちり握手を交わした。

 

あれ、これって。もしかして。

 

そして、ようやくピントが合った俺の目に映った着順掲示板に上がったのは、2、そしてハナの文字。

 

俺の脇腹の数字も、2。これは・・・。

 

 

『・・・よっしゃあああああ!』

 

勝った!俺の勝ちだ!

 

『やった、ぜっととと』

 

「セキト!?そっか、すごい叩き合いだったからな・・・厩舎に帰ったらゆっくり休もうね。でもその前にもうちょっとだけ踏ん張ってくれよ」

 

よろめいた俺の首筋をぽんぽんと叩いてしっかり手綱を持ち、大外側へオレを寄せていくジュンペー。

 

そっか、俺にはもう一つ仕事があったな。

 

 

ウィナーズサークルで、勝利の証である口取り写真をカメラに焼き付けるっていう、大切な仕事が。

 

もし次にここに立つときには、肩にレイをかけられたらいいな、なんてそんなことを思いながら、俺はセンセイと、ジュンペーと、記念撮影を無事に終えた。

 

かくして俺は新馬からいちょうステークスと、無敗のままオープンクラスへと駆け上がったのだった。

 

 

 

・・・後にこのレースの出走馬からG1馬と重賞馬が多く現れたことから、伝説のレースと言われるようになるのだが、それを知る者は、まだいない。

 

 

 

東京7R いちょうステークス(OP)晴れ 良

 

Ⅰ セキトバクソウオー 1.35.6

Ⅱ マチカネホクシン  1.35.6 ハナ

Ⅲ トップコマンダー  1.35.6 アタマ

Ⅳ [地]チトセシャンハイ 1.35.9 1.3/4

Ⅴ マイネルファイター 1.36.0 クビ

 

 

 




※ただのオープン競走です。

テンションを抑えて書くはずだったのに、どうしてこうなった。

・今回の主な被害馬

マチカネホクシン 黒鹿毛 牡

父 Runaway Gloom
母 Hula Colony
母の父 Cherokee Colony

・史実戦績 40戦2勝

・史実解説
日本では珍しいRunaway Groom産駒のマル外。
3歳の9月にデビュー戦を快勝し、札幌3歳ステークス
13着を挟んで出走したいちょうステークスが最後の勝利となった。本小説では・・・セキト、再びのラスト勝利キラー。

その後も東京スポーツ杯3歳ステークス3着や朝日杯3歳ステークス3着など安定して馬券に絡んでいたが2000年のオーロカップ2着を最後に馬券圏外の惨敗が続く。

2003年になって1600万下の船橋ステークスで久しぶりの2着に入ると、中京競馬場50周年記念競走(1600万下)から3戦連続で3着に入る。

復調かと思われたが、10月の桂川ステークス(1600万下)2着を最後に馬券に絡むことなく引退した。

2勝馬ではあるものの獲得賞金は1億4000万円を突破。

引退後は乗馬になったとの報告がネット掲示板にある。



次回更新は金曜22:00予定です。
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