次はちゃんと話進むんで許してくださいm(*_ _)m
放課後
(俺が師匠ねぇ〜……)
男子や年下からならともかく、まさかの女子で同期の子からの懇願。
顔も良い。スタイルも良い。性格も恐らく良い。
それでも俺の答えは変わらない。
「ごめんさい。」
「「「「「振ったぁぁああ!!!」」」」」
「……その理由を……教えてほしいですわ……」
顔を俯かせて誰からどう見ても落ち込んでいる。何人かの男子には来世も呪ってやると言わんばかりに
睨まれている。別に告白されたわけじゃないのに。理不尽だ。ちゃんとした理由もある。
その理由は
「まず、俺はまだ人に1から何かを教えれるほどできてる訳じゃない。」
「でもあの強さは……屋内戦の時の強さはどういうことですの!」
「(…だいぶ切羽詰まってるな…)あの時は状況が良かった。
相手の個性をある程度理解してたからこその作戦だ。
本番になったら、相手はどこから来る?見た目は?個性は?そんなの何も分からない。
それにあの授業はヴィラン側が有利だ。勝っても不思議ではない…と思う。」
「では……あの火器の扱い……身のこなしなどはどういうことですの?」
(冷静になってきたな)
「あれは……一応みんなにも聞いてもらいたいんだが、あの動きは個性によって行うことができる。」
「そりゃそうだろ。あんな走ったり腕が伸びたりするわけがねぇよ。」
「そ、それにあの時女の体になってたしな!!!」(ハアハア)
その発言をしたものにビシッと人差し指を向ける。その相手はもちろん峰田
「峰田………」
「な、なんだよ……」
「よくそこに気づいたな。そこも重要だ。」
「「「「「……どゆこと??」」」」」
峰田本人ですらよく分からないようだ。
「八百万。この意味がわかるか?」
「………!……そういう……ことですの……」
「どういうことだよ!!説明してくれ!!八百万!!」
「百ちゃん。私にも説明してほしいわ。」ケロッ
「……桜井さんの個性は「スマブラ」、色んな特性を持った何かに変身する能力なのはご存知ですわね?」
「そりゃもちろんわかってるよ!実際この目で見てきたし!」
「でも、"まだ変身する姿を残している"といえば?」
「あー確かに、実際全部で何種類変身できるんだ?せいぜい10個とか12個とかじゃね?」
「創、全部で何種類変身できるの?」
「89種類」
その場の時が止まる。全員の頭の中が一瞬だけ真っ白になる。
目がはち切れんほど空いているものや、頭がパニクって指で数え出すもの。
みんなの脳がクリアになり、はじめの第一声は、
「「「「「はちじゅうきゅうううう!!!???」」」」」
「どどどどういうことだよ……滅茶苦茶な個性じゃねえかよ…」
「俺もそう思う。」
「で、でもそれじゃあもっと強くなっちゃっただけじゃねえかよ!!」
「それもそうだろうな。だが………八百万はわかったみたいだな。」
みんなの目線が1人の方向に突き刺さる。唯一この個性のヤバさに気づいた八百万百を。
しかし様子がおかしい。尋常じゃないくらい汗が出ている。
そんな八百万を女性陣は心配そうに見ている。そして最後の確認として、質問する。
「89種類分の……身長…体重…手足の長さ…武器………全てが……違っていたりしますの…?」
「もちろんだ。体格が似ていたり攻撃方法が一緒のやつもいるが、ほとんどが違うといっていい。」
「…桜井さんの最初に言っていたことがわかりましたわ。申し訳ございません。」
「いやいや、俺もたいして個性のこと話してなかったからお互い様だって。」
「ありがとうございます。桜井さん。」
なんとか和解したようだ。良かったよか-
「「「「「イヤイヤ待て待て待て!!」」」」」
「どうしたんだ(ですの?)」
「結局どういうことなんだよ!勝手に解決してたけど俺は納得いってないぞ!!」
「そーだそーだ!!情報の提示を求む~~!!」
まだ説明が足りなかったようだ。よくよく考えてみるとわかると思うんだが、
「じゃあ簡単に例を出そう。よし切島、問題だ。」
「お、おう!!バッチコイやー!!」
「お前は今からあるものになります。高さ0.4m、体重6.0kg」
「お、おう…?」
「基本は四足歩行、尻尾は大きく、手足は短く耳は長い。さあ今すぐその姿になって自由に走り回れるか?」
「ンーーーーー?ムリ!!!自分に尻尾が生えてるの想像できねえ!!足を前に出す順番もおかしくなりそうだぜ…」
「次は芦戸に問題だ。」
「かかってこーい!」
「ピンクのボールに顔と手足がついた何か。さあ想像してみろ。」
「意味がわからん。」
-「そんなヤツらの体を思うがままに動かせるって言ったら?」
その一言で、この男の異常性を全員が理解した。
そうこの男は、体格や移動の仕方がまるで違う存在を自在に動かせる。
そういったのだ。何年の月日を得てそこまでの境地にたどり着いたのか想像できない。
「まあそういうこった。目線、歩幅、ジャンプ力、筋肉の量。何もかも違う。
そういったことを理解してからこの個性のスタートともいえる。今でも練習してるしな。
ちゃんと人型のやつ……いや"ファイター"もいっぱいいるからそこら辺は安心しろ。」
「「「「「す、すげぇ………」」」」」」
「ん、もうこんな時間か。みんなーファミレス行って反省会の続きしようぜ。」
「な、なんか適当だな…桜井。」
「まあそこがいいとこでもあるんだけど…。」
そしてぞろぞろと教室から出ていくメンツを確認して、ある人物に声をかける。
「八百万ー。最後にいいか?」
「どうかしましたの?」
「師匠にはなれないけど軽くアドバイスとかならできるから。
俺もまだまだ成長途中だし八百万に頼ることがあると思う。その時はよろしくな。」
そして教室を出ていく。その後ろ姿を見て八百万は
「……ちょっとでも追いつかなくてはいけませんわね!!」
そう言って両手で頬を叩き気合いを入れみんなについて行った。
今回は個性の詳細をAクラスに説明する回でした。
書いていて思ったのが、実際にスマブラしてる時も思うんですよねー。
簡単で強いキャラはいても、結局は練習しまくった難しいキャラの方が強くなる。
的な感じです。まあ、どんなキャラでも結局は努力次第で強くなりますプリね。