とあるバーにて
「見たかコレ?教師だってさ……なぁどうなると思う?」
「平和の象徴が………ヴィランに殺されたら。」
まだヴィランたちは知らない。この世界の平和の象徴よりも厄介になる存在を。
おはようございます。桜井創です。
昨日は結局放課後に集まったみんなで、反省会という名の俺の個性の質問攻めにあいました。
少し盛り上がりすぎて店員さんに注意されてしまい、全力で謝っていた切島の姿はまだこの目に
焼き付いてます。頭を振りすぎて残像が見えるほど速かった。そしてそのまま会計をし現地解散で、
はじめてのクラスメイトとの交流は終了しました。楽しかったです。
昨日のことを思い出しながら登校していると、人だかりが見える。
雄英生よりも大人の数の方が多く、マイクや大きなカメラを所持している。
いわゆるマスコミである。邪魔になってるからマスゴミの方が今はしっくりくるが。
(どうやって通ろう…)
と考えていると横から声がかかる。
「おはよう桜井。はあ…全くもって合理的じゃない……」
「おはようございます相澤先生。あそこどうやって突破するんですか?」
「俺についてこい。これも社会勉強だ。」
「了解です。あと……隣に生徒がいるとゴリ押しされると思うんで……」
「……わかった。今回だけは許可してやる。」
-そして門の前へと足を進める。
「オール…小汚っ!!なんですかあなた!?」
「彼は今日非番です。授業の妨げになるんでお引き取り下さい。」
この男はダメだと即座に判断し、マスコミはすぐに周りを見て次の獲物を探す。
すると先程質問した小汚い人の隣に人影が見える。
今いる場所の反対側に瞬時に移動し、噛み付こうとする。しかし、
「オール……まいとの………」
言葉を途中で止めてしまう。その相手の外観は、
全身をオレンジ色のパワードスーツで着込んでおり、右手には大砲のような物がついている。
彼女の名は「サムス」
宇宙でも有名な凄腕バウンティハンター(賞金稼ぎ)である。
桜井創の作戦は、単純に話しかけづらい状況を作ること。
顔の表情が見えず、右手には明らかに武器が装備してありそして何より、
(圧がすごい……(汗))
身長が190cmほどある。全身パワードスーツで、表情が見えないものに上から
見下ろされるのは、マスコミでも初めての体験である。そしてそのまま
門を通って行く後ろ姿を、見送ることしか出来なかった。
校舎に入ってマスコミからの視線が無くなったことを確認すると、変身を解除する。
他の生徒に驚かれはしたが、色々な異形型の個性を間近に見て慣れているので、
何も無かったかのように散っていく。
「先生それでは。」
「ああ。」
そうしていつも通り教室へと向かう。
みんなもやっぱりマスコミに巻き込まれたらしく、その話題で盛り上がっていると、
朝のHRが始まる。
「昨日の戦闘訓練お疲れ。Vと成績見させてもらった。」
「爆豪。おまえもうガキみてえなマネするな。能力あるんだから。」
「………わかってる。」
「で、緑谷はまた腕ブッ壊して一件落着か。…いつまでも「出来ないから仕方ない」じゃ通せないぞ。」
「っはい!」
「…さてHRの本題だ…急で悪いが今日は君らに…」
(((((ゴクリっ)))))
「学級委員長を決めてもらう。」
「「「「「学校っぽいこと来たーーーーー!!!」」」」」
そんな感じでみんなの手が上がる中、唯一手をあげてない者がいる。
あの無口な口田ですら手をあげているのに。
「あれ?創はやんないの?委員長。」
「……俺が出来ると思う?」
そうして隣の少女。耳郎響香は昨日のファミレスのことを思い出す。
(なんか電気出たりする。人を吸い込む。いきなりコインが出る。)
などの抽象的な感じでしか、個性の話をしてくれなかった創を。 そう、適当だったのである。
「ん〜〜向いてないか。」
「そゆこと。」
そうして、エリートメガネこと飯田天哉によってまとめられ
匿名式の投票で決めることとなった。その結果、
緑谷出久 3票
八百万百 2票
飯田天哉 1票
緑谷が委員長、八百万が副委員長となった。
その中で飯田は
(い、1票入ってるではないか!!一体誰が……嬉しい半面申し訳ない……)
そのようなことを考えていた。
お昼休みにて
「あ〜〜委員長になりたかったな〜。」
「そう言うなよ芦戸。ほら、この唐揚げをやろう。」
「やったー!」
(((餌付けしてるみたいだ…)))
今日は複数人でのお昼ご飯となっている。
メンバーは上鳴、切島、耳郎、芦戸、八百万だ。
ちなみに俺は唐揚げマヨ丼を食べている。味噌汁も最高だ。
「でもさー誰が飯田に投票したか気になんねえか?」
「確かに気になりますわね。轟さんあたりはありえますけど…。」
「あ、それ俺だわ。」
「お前かい!!」
「なんで飯田なの?」
「あのキャラは委員長っぽくね?」
「それを言ったらおしまいだぜ…」
なんてたわいのない会話をしていると、突然それは始まる。
-ウウーーーー
「なんだなんだ!!?」
「警報だな。火事でもあったのか?」
-セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんはすみやかに屋外へ避難して下さい。
「セキュリティ3ってなんだ?」
「校舎内に誰かが侵入したってことですわ。でも、どうやって……」
「確かにな。雄英バリアを突破するなんて簡単にできないはずだ。」
「とりあえず早く移動しようぜ!!」
「いや…あっち見てみろ。」
「おいおい人がすごいことになってるぞ!!」
「そゆこと。俺が様子見てくるから、みんな待ってて。」
そうして変身したのは、機動力が持ち味。
赤い帽子をかぶったお猿さん。
その名は「ディディーコング」
ドンキーコングの相棒である。
「猿だ!!」
「なんで帽子被ってるんだ…?」
「ウキッ(それじゃあ行ってくる。)」
そう鳴くと、食堂の柱にジャンプでひっつき、
柱から柱へとドンドン渡っていく。
そして窓際にたどり着くと答えが見えた。
(まさかのマスコミかよ。でもあそこをどうやって突破したんだ?)
(ヒーローが多くいる雄英で個性を使用するとは思えないんだけど…)
(あ、相澤さん対応してるな。めんどくさそ。)
チラッと人だかりを上から見ていると、我らが飯田天哉がプカプカと浮いている。
すると高速で回転しながら壁に激突した。非常口みたいなポーズしてる。
「皆さん…大丈ーー夫!!」
そうして今回の騒動をまとめきった。
あのとっさの判断はすごいと素直に感心し、みんなの元へと帰って行った。
「委員長はやっぱり飯田くんが良いと…思います!」
「緑谷委員長が言うんなら俺もそれでいいと思う。」
「聞いたぜ!!食堂で活躍したってよう!!俺も賛成だ!!」
「ウチもそれでいいと思う。」
「緑谷くん……みんな………委員長の指名ならば仕方あるまい!!」
そうして飯田が委員長に就任した。就任して数日は「非常口飯田」というあだ名が流行った。
そして別日
2回目のヒーロー基礎学が始まる。
「今日のヒーロー基礎学だが…俺とオールマイト、そしてもう1人の3人体制で見ることになった。」
「ハーイ!何するんですか!?」
「災害水難なんでもござれ。レスキュー訓練だ。」
そして動き出す。本物の悪。そして体の中にある何かが。
投稿遅れましたたた。
リアルが少し忙しく、なかなか書く時間が確保できませんでしたm(_ _)m
次の話は僕も楽しみにしてたので、できるだけ早く投稿できるようにがんばります!
ちなみに今回はサムスとディディーを出演させて頂きました。
次出演する際は戦闘面で活躍してほしいものですねぇ〜。