個性「スマブラ」   作:WINDY

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K○Nさん優勝おめでとう!!

さすがは最強ソニック使いだじぇ……


なぞのばしょ

 

-暗い空間にて

 

 

 

「あれ?俺さっきまで脳剥き出しのやつと戦ってたのに…」

 

桜井創は広く暗い空間に立っている。

先程までは、広場でヴィランと交戦していたがはずだが。

先の見えない暗い空間を歩いていると、人影が見える。そこに立っていたのは

 

天空界エンジェランドを統べる"光の女神"。

 

 

「パルテナ」

 

 

である。

 

「おーパルテナじゃん。」

 

「何か反応薄くないですか!?」

 

ファーストコミュニケーションは失敗したらしい。

 

「オホン。まずは"お久しぶり"ですね。創くん。」

 

「…いや、初対面ですけど。」

 

「あ、そういうことですか。…わかりました、今のは忘れていただいて結構です。」

 

「はぁ………それでここは何処なんですか。」

 

「ここはあなたの心の中、という感じですかね。正確には個性の中ですけど。

 

あちらを見てみてください。」

 

パルテナが指をさした方向を見てみるとでかい何かが目に映る。

そこにあったのは、自分にとっては鏡で見慣れたもの。

丸に十時がかたどっており、そこ以外は炎で埋め尽くされている。

 

 

「あれは……」

 

「そう、あなたの目と同じですね。」

 

そういい横に立ち並んでそのマークを見上げる。

そしてチラッと横を見てみる。

 

(……てか横顔綺麗すぎるだろ…。この世のものとは思えねぇ…。)

 

「あら、ありがとうございます!あなたの顔もなかなか整っていますよ!」

 

「あ、ありがとう。」(あれ?声出てた?)

 

「それではここの空間のことを説明させていただきますね。」

 

 

パルテナ曰く、

 

ここは先程言った心の中のようなもので、現実世界とは別だ。

ちなみに現実世界の体は無事らしい。

パルテナがここにいるのは、女神パワーのおかげだとか。

そしてこの空間は、個性の中のファイター達と会話できる場所だという。

 

「あなたの世界で使う言葉で言うと"私たちの力を借りる個性"ということになります。」

 

「…なるほど。」

 

「そして……………

 

はあ、あの大王様は勝手なことを……」

 

そういいため息をつく。

 

「急にどうしたんですか?」

 

「これを見てください。」

 

するとそこは、先程までいたはずの広場が見える。そこには

クッパ姿の俺とオールマイトが対峙している光景があった。

 

「なななななにしてんの俺!!」

 

「今のあなたは"クッパ"に体を乗っとられています。

ですけど安心してください。そこまで長くは持たないので。」

 

「そ、そうか。良かったー。…………お、いい動き。」

 

「おしい!もう少しで当たってましたね。」

 

「ガーキャン掴みナイス!!ってそこは上投げから空Nでダメージ稼げぇ!!」

 

完全にスポーツ観戦である。

 

「……あの、盛り上がってるところ悪いのですがそろそろ現実世界に戻っていただきます。」

 

「急だな…。もう少し見たかった。」

 

そして体が光輝き浮遊感に戸惑う。

 

「それではまた。次は他の方もいると思いますので楽しみにしていてください。」

 

そういい現実世界へと帰還した。

 

 

 

 

「知らない天井だ。」

 

「何言ってんだいあんた…」

 

俺はあの後気絶したらしくそのまま保健室に運ばれたらしい。

特に目立った外傷もなく、普通に記憶もあったため(暗い空間のことは話していない)

リカバリーガールから開放された。飴ちゃん貰ったしラッキーだったかも。

 

 

「俊典……出てきな。」

 

「はい。」

 

「アンタというものがありながら何してんだか…」

 

「返す言葉もございません。」

 

このガリガリは八木俊典。オールマイトその人である。

いつもはマッスルフォームだが今はトゥルーフォームである。

 

「はあ…あんたは気づいたかい。あの子の"異常性"を」

 

「はい。まさか本気ではないとはいえ私のパンチを止めるなんて……」

 

「まあそれもあるけどそうじゃない。」

 

「…それは一体…?」

 

「中身だよ。」

 

「中身……ですか……」

 

「さっきの会話聞いてただろう。あの子はあの事件のことを

普通に話してくれたのさ。日常会話のように。

敵の腕を斬ったこともね。普通ならあんな怖い体験をした子は

その情景がフラッシュバックして顔が強ばったり震えたりするところをだよ。」

 

何度も戦場に赴いた戦士ならばその対応は有り得るだろう。

しかし桜井創は日本の男子高校生である。そんな体験するはずもなく

あそこまで普通でいられるのは異常でしかない。

 

「あんたは今はここの先生なんだよ!1人に固執せずにみんなを見守るんだよ!」

 

「は、ハイイィィ!!!」

 

そうして逃げるように保健室を出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後、プロヒーローたちが到着し見たものは、

オールマイトが少し怪我をし、生徒が倒れ伏している異常な光景で全員混乱するが、

それでもやはりプロヒーロー。何とか冷静になり、やるべきことをやっていく。

そしてAクラスの生徒は警察に軽く事情聴取され、そのまま教室に戻ってきた。

みんな各々で思うことがあるのか難しい顔をしている。すると扉が開く。

 

「みんなただいまー。」

 

「「「「「はじめ〜!!!」」」」」

 

いつもの軽さに安心し、みんな近寄ってくる。

ほとんどのみんなが半べそかきながら。

おい鼻水制服につくだろやめなさい。

 

「心配したぞ創〜!!」

 

「なんか雰囲気も元に戻ってるしよかったよ〜!!」

 

「最後のお前めちゃくちゃ怖かったんだからな〜!!!」

 

「あーなんか個性が暴走したっぽい。すまんな。」

 

「「「「「軽っ!!」」」」」

 

いつもの創の対応のおかげでみんなが落ち着いてきた。そんな中2人が近づいてくる。

耳郎と八百万だ。

 

「創…ほんとに平気なの?」

 

「そうですわ。……あの時の顔は……」

 

「なんかゴメンな。怖がらしちまったみたいで。次からは気をつける。」

 

「ならいいんだけど…。」

 

「ええ……まあそうですわね。」

 

「まあこの件はまた別の形で適当に返すわ。」

 

 

「…なんかあいつらいい雰囲気じゃね?ちょっくら邪魔してくるわ!」(血涙)

 

「峰田やめろ!!はやまるな!!」

 

そうして峰田は…言うまでもないだろう。

この事件は一件落着となり、Aクラスはいつもの日常を取り戻した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-とあるバーにて

 

バーの中央に黒の淀みが発生し、一人の男が現れた。

その男は死柄木弔。ある生徒に腕を斬られ何もできず帰ってきたものだ。

ワープする際、ちゃっかり斬られた腕を持ち帰っている。

 

「クソ!!なんなんだよさっきのガキは!!あんなの聞いてないぞ先生!!」

 

《違わない………とは言えないね。》

 

その声は、モニターから聞こえてくる。モニターには何も写っていない。

 

《ただ見通しが甘かったのも事実だ。》

《うむ…なめすぎたな。ヴィラン連合なんちうチープな団体名で良かったわい。》

《それとその腕じゃが今回は特別じゃ。後で治すからわしのところまで来い。》

《あと、わしと先生の共作脳無は?回収していないのか?》

 

「吹き飛ばされました。正確な位置座標を把握出来なければ、

いくらワープとはいえ探せないのです。そのような時間は取れなかった…。」

 

《せっかくオールマイト並のパワーにしたのに…まあ…仕方ないか…残念》

 

「パワー…なんてものじゃない……」

 

《どうしたんだい弔?》

 

「あれは……あの目は…………」

 

 

 

光そのものだった…

 

 

 

《なるほど…生徒でそこまでの力を持っているなんて》

《少し調べてみよう。僕も興味が沸いた。》

 

そうして悪の親玉は動き出す。

それはオールマイトよりも触れてはいけないことだと知らずに。

 

 




今回は以上となります!!
どっちの陣営も桜井創の異常性に気づき始めましたね…
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