空港の開港式典から数ヶ月が経ち、季節は雪の降る冬へとなった。その間に菊花艦隊の尊氏型と駆逐艦が退役し、予備役となり。新しく新型の伊豆型装甲軽空母の導入と最新鋭の阿蘇型駆逐艦が順次、寿命となった艦艇と共に新しく入った。
「ふぅ、なんだかんだあって忙しかったわね」
そう言って静は司令官室で紅茶を飲んでいた
「ええ、空港が開港して。思っていたよりも人がやってきて急遽増便したりと忙しかったですね」
そう言って香織が隣で同じ様に紅茶を飲んでいると
「しかし、まさか海軍がライセンス購入をして尊氏型を建造するなんてな」
「ええ、私も聞いた時は驚きました」
「確か、就役は再来年。だったかな?」
「はい、確かそうだったと思います」
そう言って静は茂から聞いたことを思い出していた
「しかし、新しい阿蘇型もなかなかの物じゃないか」
「はい、最新鋭20式艦上遠水平線レーダーに21式海中探知機に主砲は127mm連装砲二基・・・これだけ見ても恐ろしいくらい強いですね」
「ああ、それに伊豆型装甲軽空母も入ってきたな」
「はい、尊氏型を元に速度、艦隊ネットワークシステム、兵装、レーダー、装甲、全てにおいて強化されています」
そう言うと静は席を立ち窓の外を見ながら
「しかし・・・随分と数が減ってしまったな・・・」
そう言って前までは艦艇でいっぱいであったドックを見てそういうと
「それは仕方ないと思いますよ。これからは一隻一隻の艦艇の大きさも違いますし、大体、前よりも個々の攻撃能力は上がっていますし、そう言った面では数が少ない方がいいかもしれませんよ」
「まぁ、そうなんだがな・・・」
そう言って秋月型に変わって新しく入ってきた阿蘇を見て
「やっぱり・・・大きいわね」
そう言って隣にいる利根型巡洋艦と比べると大差ない東の大きさに静は時代の変化を感じた
そしてその日の仕事をこなしていると軍令部から一通の知らせが届いた
「そっかぁ・・・やっぱり利根型も変わるかぁ」
「やっぱり、老朽化が進んでいたようで。『利根』『那智』『羽黒』の三隻は予備艦となり大湊に置かれると言うことですが・・・その他は全て解体だそうです」
そう言って静は先ほど渡された紙を見てそう言うと香織も似た様な感情を抱いていた
「・・・とりあえず、この事を全体にも話しておいて。利根型に乗っている船員達には準備をさせないといけないから」
「分かりました」
そう言って香織によってこの事が要塞にいる全員に伝えられると全員が少し驚いていた。まさかこんなにも早く新しく鑑定が変わるとは思っていなかったのである。そんな中、放送を聞いた菊花艦隊のある隊員は
「なぁ、最近艦艇が一気に新しくなっていないか?」
「ああ、やっぱり緊張してるからじゃないか?」
「北中国とか?」
「ああ、多分そうだと思う。ここの所北中国と北朝鮮と思う艦艇が領海侵入を繰り返しているっているって話だ」
「おー、怖い怖い。戦争にでもならないといいが・・・・」
そう言っていると隊員の上司がサボっている隊員を叱るとそそこさと隊員は去っていった
その頃静は新しく入ってくる新型巡洋艦の概要を見ていた
「・・・ほぅ、これは凄いな」
「どうしましたか、司令?」
「これを見てみな」
そう言って静は香織に紙を見せると香りは驚いていた
「驚きました。まさか対空対潜対艦全てにおいて特化するとは・・・どちらかと言うとこれは器用貧乏になるのでは?」
「ええ、それは私も心配したわ。でも総長が大丈夫だって言ってたけど・・・」
「なんか心配ですね・・・」
そう言って二人は少し新しく来る艦艇に不安の念を抱いた
「でもまあ、ここ最近は北連合の管轄侵入が相次いでいる。それを用心してのことだろう、今、国内の建造ドックはフル稼働だそうだよ」
「それはそうでしょうね、これだけの艦艇を作ることになったのですから」
「ああ、それにこれからは新しい艦隊での出撃だ。忙しくなるぞ」
「はい」
そう言って静は掛けてあった上着を着ると司令官室を出ていった。これから新しく入った阿蘇型との訓練を行うために・・・
とある日の午後のニュース、そこではこんなニュースが上がっていた
『・・・次のニュースです。今年の北中国、および北朝鮮の艦艇の管轄海域侵入件数が過去最多を更新しました。このことに対し政府は北中国および北朝鮮に警戒をしている模様です。なお、この管轄海域侵入に国民は不安が高まっています。この事管轄海域侵入に関して今日は軍事に詳しいコメンテーターの安永さんに今日はお話を伺いたいと思います・・・』
徐々に国民の間では戦闘への不安感が募っていった
伊豆型軽空母
イメージはアメリカ級強襲揚陸艦。艦橋前に20式垂直発射機(Mk41 VII)と127mm連装砲を前後に搭載した艦艇。艦載機は新型ステルス航空機『夜鷹』(F-35)を20機搭載し、竹扇を4機、松花を3機、ホバークラフト揚陸艇を二つ搭載した艦艇
阿蘇型駆逐艦
まや型駆逐艦をベースとし、艦砲、船体、レーダーシステム、艦隊運用能力を強化した艦艇。なお、噴進弾発射システムに若干の変更を入れた。主な武装は20式垂直発射機二基と127mm連装砲二基、20mm対空機関砲二基、三連装魚雷発射管二基。艦載機は松花又は竹扇のどちらか一機
静の士官学校時代は必要か否か
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要らない