ハイスクール・フリート 菊の艦隊   作:Aa_おにぎり

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再編成

「それは真か!!」

 

そう言って静が会議室に戻ると先程テアから伝えられた事に驚いていた

 

「はい、先程決定されたことの様でドイツ海軍第二戦隊群が日本に遠洋派遣を行うそうです」

 

「そうか・・・第二戦隊群が来るのか・・・」

 

「ドーバーの守りを半分にしても日本に恩を売りたい様ですね」

 

「余程航空機の特権が欲しいのがよく分かる。しかし、だとすると英国、米国も艦隊派遣を決めるかもしれんな」

 

「そうですね、ただでさえ艦隊編成の再編で忙しいのに、ここに外国艦がやって来るとなると・・・」

 

「情報漏洩に一層気をつかんとな。一応、航空機工場は前の場所から変わり工業用海上フロート丸々を買い取った場所に移し終わったが・・・」

 

「陸上基地の方は大丈夫ですか?」

 

「ああ、設計図は安心できるところに隠してある。そうそう取られないところにな」

 

「ははっ、確かにあそこに隠しておけばお天道様でも気付かないでしょうね」

 

そう言って二人は設計図は和樹達の作った陸奥の模型の中に隠している事を思い出していた

 

「まぁ、そろそろ他国でも航空機の開発ができそうだと思いますけどね」

 

「そうだな・・・まぁ、航空機のお陰で今の所は平穏が保てておる。最もそれが揉め事の原因にもなっているがな」

 

「そうですね」

 

そう言うと二人はこの後は和樹達のことで少し話すとその日は終わった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本時間午前八時。突如ドイツ政府より発表された事に世界が驚いた。その内容はこうであった

 

『現在の国際情勢を鑑みてドイツ政府は第二戦隊群を日本に派遣する事を決定』

 

このニュースにアメリカ、イギリスなどの各国は衝撃を受けた

 

イギリス首相官邸

「不味いぞ!ドイツが日本に艦隊派遣を決めた。このままだと我がイギリスはドイツに先を越されてしまう!!こっちも考えなければ・・・」

 

ホワイトハウス

「ドイツが艦隊派遣を決めた。余程航空機の特権が欲しいのだろう・・・よく伝わって来る。我々も欧州に遅れをとるわけにはいかない、こちらも何か案を考えなければない・・・」

 

そう言って各国の首脳はドイツの艦隊派遣に日本に対する多くの提案を考えた

 

 

 

 

 

菊花師団との一週間の合同訓練を行っている菊花艦隊は合同訓練の最終日に静は熊谷から誘いで菊花師団の司令室に来ていた

 

「へぇ、結構頑丈に作られているんですね」

 

「ああ、近くで戦闘が起こってもすぐに対応できる様にな」

 

そう言いながら熊谷は紅茶を持って来ると静に差し出した

 

「しかし、今日で訓練も終わりか・・・」

 

「はい、短い様に感じました」

 

「なに、人は全員夢中になれはすぐに時は進むさ」

 

「そうですね。今日は夜に宴会を開く予定ですし・・・給糧員の人たちが忙しそうにしていましたよ」

 

「ああ、なんせ数百人分の食事だからな。それは忙しいだろうな」

 

そう言って二人は風の音を堪能していると

 

「・・・やはり、平穏が一番ですね」

 

そう言って静は静かな雰囲気に戦闘が起こっていない今が一番だと思った

 

「ああ、そうだな。平和なのは人が死なない、血を見ることがない。人類で一番幸せな事なのかもしれんな」

 

そう言って二人は今、日本が置かれている現状を思い出していた

 

「さて、この後は宴会だ。楽しむとするかね」

 

「はい、じゃあ行きましょうか」

 

そう言って二人は席を立つと準備が整い、後は音頭を取るだけの宴会の会場となった武御雷甲板に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、合同訓練の終わった菊花師団、艦隊は島に持ってきた戦車を輸送船に乗せ、それぞれ帰路についた

 

「はぁ〜!終わったねぇ」

 

「ええ、こっちも大変だったわ。陸上との連携ってあんなに大変なのね、久々に風呂でグッタリしたわ」

 

「ああ、分かるわ。その気持ち、なんか浴槽に入ると力が抜けちゃう感じよね」

 

「そうそう」

 

そう言って武御雷艦橋では女性陣がそう呟いていた。すると静が

 

「はぁ、帰ったら艦隊再編かぁ。きついなぁ」

 

「だからって休暇は取らないでくださいね」

 

そう言って香織は去年のラット事件の後処理を全てやらされた事を根に持っていた

 

「分かってるわよ」

 

そう言っていると艦隊は硫黄島要塞に到着した

 

 

 

 

 

要塞に到着した静は早速、艦隊再編成案を練り始めた

 

「うーん。やっぱり全体的にバランスの取れた編成がいいかねぇ」

 

「はい、その方が他種の攻撃に対応ができるのでいいと思います」

 

などと言って二人は新しくなる艦艇を含めた艦隊再編成案を考えた。ここで静は菊花艦隊の変更後の所属艦艇を見た

 

潜水艦

ク型潜水艦

ク号01潜 ク号02潜 ク号03潜 ク号04潜 ク号05潜

 

駆逐艦

阿蘇型駆逐艦(対潜対艦特化型)

阿蘇 飯野 舟通 高見 天香具 蓬莱 高州 大雪

 

塩見型駆逐艦(対潜対空特化型)

塩見 鋸 身延 有明 蓮華 白砂 樽前 茶臼

 

巡洋艦

木曽型巡洋艦

木曽 赤石 飛騨 日高 奥羽 讃岐

 

航空巡洋艦

虎狼型航空巡洋艦

虎狼 海虎 海狼

 

戦艦

日本武尊

 

航空母艦

伊豆型装甲軽空母

伊豆

 

信長型航空母艦

信長

 

武御雷型航空母艦

武御雷

 

と言った全三三隻を見て静は

 

「はぁ、取り敢えずこれで編成を組むとして・・・早く帰りたいなぁ」

 

「それは司令が早く仕事を終わらせればいい事ですよ」

 

「うんまぁ、そうなんだけどさ」

 

そう言って静が再編成案を完成させたのは二日後のことであった




阿蘇型駆逐艦
まや型をベースに対艦戦闘に特化した艦艇。日本にある山から名前は来ている
武装
127mm連装砲二基
20mm機関砲二基
三連装魚雷発射管二基
20式垂直発射機二基
18式対潜迫撃砲二基

塩見型駆逐艦
阿蘇型と同様にまや型をベースに対空を強化した艦艇。阿蘇型と同じく名前は日本にある山の名前から来ている
武装
127mm連装砲二基
20mm機関砲二基
近接防空噴進弾二基
三連装魚雷発射管二基
20式垂直発射機二基
18式対潜迫撃砲二基
20式遠水平線レーダー
21式海中探知機

本来山の名前は巡洋艦からだった様な気がしますが菊花艦隊では本来は駆逐艦は山の名前から来て、巡洋艦は山脈から取っています

静の士官学校時代は必要か否か

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