ハイスクール・フリート 菊の艦隊   作:Aa_おにぎり

110 / 124
新生菊花艦隊

静が要塞で艦隊の再編で頭を抱えてから数日が経った頃、静は思い出したかの様に紙を見ていた

 

「ああ、そっか信玄と謙信は海軍に売ったのか・・・使うのは皇立航空兵学校からの卒業生が出てから・・・と。さて、残った船員は退役する人を除いて全員が艦隊に編入・・・それで航空兵は退役する人を含め希望者は航空兵学校の教師に移動して残りは伊豆型と虎狼型に回されるか・・・」

 

そう言って静は編入表を見てそう言うと

 

「ええ、段々と初めの頃にいた人達がいなくなっていますね」

 

「まぁ、そろそろ如何だ。五年になるか?」

 

「いえ、もう七年です」

 

「そうか・・・もう七年か・・・此処に来てから」

 

そう言って自分が士官学校の卒業して軍令部に配属された矢先に、欧州へと遠洋派遣艦隊の司令官として任命された時のことを思い出していた。当時、総長になったばかりの茂にいきなり『欧州に行って来い!』なんて言われて、何言っているんだこの親父はと思っていた事を思い出していた

 

「それで二年間欧州にいてそのあとまた二年を陸の仕事で、その後に此処か・・・もう七年も経つんだな」

 

「早い物ですね」

 

「ああ、その通りだな」

 

そう言って静は外にある滑走路で訓練をしている隊員を見てあの頃と変わらない景色を見て懐かしく感じた

 

「・・・私はあと何年くらいで引退になるんだろうか・・・」

 

「・・・それはどうでしょうね。まぁ、司令ならあと三十年は大丈夫そうですけどね」

 

「ふふっ、それは分からんさ。明日には死ぬかもしれんぞ?」

 

そう言うと香織が即答で

 

「いや、それは無いです」

 

そう言ってありえないと言っていた

 

「・・・まぁ、熊谷さんとも話したけど・・・やっぱり今が一番いいかも知れないわね」

 

「はい、そうですね」

 

そう言って同じように香織も外を見ながら言った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして菊花艦隊の再編が決まり、発表がされた

 

前衛潜水艦隊

潜水艦:ク型01、02、03、04、05潜水艦

 

前衛航空打撃艦隊

装甲軽航空母艦:伊豆

航空巡洋艦:虎狼 海虎 海狼

巡洋艦:木曽 飛騨

駆逐艦:阿蘇 舟通 有明 蓮華

 

司令直衛艦隊

戦略航空母艦:武御雷

特務艦:日本武尊

巡洋艦:赤石 日高

駆逐艦:飯野 高見 大雪 塩見 鋸 樽前

 

後衛航空打撃艦隊

装甲航空母艦:信長

巡洋艦:奥羽 讃岐

駆逐艦:天香具 高州 身延 白砂

 

この発表に菊花艦隊のメンバーは早速、艦隊行動を行うために準備を行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして時は経ち、菊花艦隊の利根型巡洋艦が全て木曽型巡洋艦に置き換わると新しくなった菊花艦隊は初の訓練のために大海原へ出港していった

 

「司令、菊花艦隊全艦出向準備完了。いつでもどうぞ」

 

そう言って武御雷艦橋に上がってきた静に全員が敬礼をすると静は帽子を少し深く被ると全艦に出撃命令を下した

 

「了解した・・・菊花艦隊全艦出撃。航路70に設定し各艦出港せよ」

 

「「了解!!」」

 

そう言って各艦艇が硫黄島要塞から出港をしていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして各艦艇が合流地点に向かっている途中、武御雷艦橋ではみかが懐かしむ様に言った

 

「あー、なんか色々と変わっちゃったね」

 

「はい、艦艇もそうですが人員を変わっちゃいましたよね」

 

「本当ね、本田さんと菱田さんが定年で辞めちゃったからね」

 

「でも後任の人は二人が育てた人らしいですね」

 

「道田優斗と山田勲か・・・」

 

そう言って静は艦隊司令であった本田一誠と菱田元就が辞めて後任に副司令であった道田優斗と山田勲がそれぞれ前衛航空打撃艦隊と前衛潜水艦隊司令官になった事を思い出していた

 

「でも二人とも驚いていましたよね」

 

「ええ、なんせいきなり二人とも朝早くに呼ばれて武御雷の会議室で司令官バッジをとっとと付け替えて行ったらしいですからね」

 

「なんか・・・うちの時と似ていますね」

 

「まぁ、あの二人は同期で同じ様な感じで司令官バッジを受け取ったらしいけどね・・・まぁ、そんな感じで少し自由なところが此処のいいところだろ」

 

「でも二人はいきなりのことで少しフリーズしていましたけどね」

 

「ハハッ!あれは面白かったな」

 

そう言って静は司令官バッジを受け取ったはいいもののあまりにも突拍子な出来事に数分ほど固まった後に驚きの声をあげていた事を思い出した

 

「まぁ、あの二人はすごい人物だと思っているよ」

 

「はい、あの二人は作戦能力、航海術、人望。全てにおいて優秀ですからね」

 

「ああ、そうじゃないと先輩方が安心して後任を任せられるわけないよ」

 

「まぁ、それは此処にいる全員にも言えますがね」

 

そう言うと艦橋に居た士官全員が笑い声をあげていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして要塞を出港してから数時間が経ち、菊花艦隊は演習場所となる海域に到着した

 

「よし、それじゃあ今から艦隊演習といきますか」

 

「了解、全艦に通達!これより艦隊演習を行う。各員戦闘配置!!」

 

そう言うと艦内のブザーが鳴り乗員が全員配置につき、艦隊演習が行われた

 

「総員戦闘配置!目標、方位110、8節で西南西に移動中」

 

「了解、直衛艦隊に連絡。目標には噴進弾攻撃を行え」

 

そう言うと直営艦隊の大雪から噴進弾が発射されると目標に命中した。そしてこの後も艦隊は演習を行うと要塞に戻って行った




ク型潜水艦
そうりゅう型潜水艦をベースに最新式21式海中ソナーと戦術情報処理システムを搭載した潜水艦

静の士官学校時代は必要か否か

  • 読みたい!!
  • 要らない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。