20XX年 5月13日 午後23:30 北朝鮮が南朝鮮に宣戦布告。同時刻、北緯38度軍事境界線を越え北朝鮮軍が侵攻を開始
同年 5月14日 午前0時 緊急アジア連合総会が開始され、アジア連合憲章第32条に基づき連合軍を結成し釜山に連合軍本部を設置
同年 5月16日 アメリカ合衆国大統領セシル・J・シルバーはアジア連合軍に日本に派遣した遠征艦隊をそのまま釜山に派遣する旨を伝えた
同年 5月17日 日本に派遣を行ったイギリス、フランス、ドイツ三国も同様に派遣した艦隊を同様に釜山に派遣する事が決定された
同年 5月23日 侵攻してきた北朝鮮軍は釜山からの連合軍の攻撃でソウル南10kmまで攻め込まれた戦線を押し返すことに成功。翌日南北朝鮮は休戦協定を結んだ
この10日間の出来事は後に『第一次南朝鮮侵攻作戦』と呼ばれる出来事となり、日本のみならず世界各国が一時騒然と化した
その様子を報告で受けた静は深刻な表情で今までの戦線の推移を纏めた報告書を見ていた
「・・・」
「司令・・・いよいよですか?」
「・・・ああ、これで始まったも同然だ。もうすぐ北中国の侵攻が始まる。今度は向こうの戦車も混ざって侵攻してくるだろうな」
「ええ、南朝鮮政府は休戦協定を結ぶことはできましたが・・・」
「どうせ、すぐに破って侵攻をしてくる」
すると香織は
「ですが、今度来る時は米軍もついています。そう、易々と突破はできないと思われますが?」
すると静は
「いや、彼らの目的は南中国を落とす事。どちらかというと彼らは朝鮮に興味は無い」
「では何故、わざわざ自国の軍の一部を使っても朝鮮に派遣軍を?」
そういうと静は
「奴らの狙いは諸外国の注意を朝鮮に向け、南中国に連合軍を派遣させないのが目的だろうな」
すると香織は静に質問をした
「ですが、そう言った戦力は一体どこから・・・」
そういうと静は眉間に指を当てると
「そうなんだ、一体どこからその戦力を抽出するのか・・・」
「情報部に要請しますか?」
香織がそう言うが静は
「いや、いい」
「何故・・・?」
「いや、此処はそう言うのが得意な人に依頼をするさ」
そう言うと静は携帯を取り出すと電話を掛けた
ピリリリリ!ピリリリリ!
そう言ってオフィスで電話が鳴離、受話器をとったスーは片手に紙を持って新聞の原案を読んでいた
「はい、もしもし?」
『あっ、スー?』
「・・・何ですか、また依頼ですか?言っておきますがもう私は退職した身です。それにこっちはさっきの戦闘で大忙しなんですよ」
『そこを何とか!依頼料値上げするから』
「・・・分かりました。では分かったら連絡する」
『ありがと、いつも助かるよ』
ツーッ、ツーッ
そう言って電話が切れたスーはため息を吐くと
「はぁ・・・陳さん、ちょっと用事ができたから後お願いできる?」
「分かりました、お迎えは必要でしょうか?」
「要らないわ」
「畏まりました」
そう言って会社を出たスーはそのまま自宅に向かうと自宅にあるパソコンに送られた静の依頼を読んだ
「・・・はぁ、よりにも寄って
そう言うとスーはパソコンの画面を叩き始めた
電話を切った静は
「・・・よし!これでOK」
「・・・相変わらず鬼ですね・・・」
「こっちは依頼料払っているんだ。それくらいして貰わないとね」
「いつか刺されても知りませんよ?」
そう言って香織はため息を吐くと静は」
「ああ、そうだ葵を此処に読んで」
「葵ですか?」
「ああ、
「分かりました」
そう言うと呼び出された葵は
「お呼びですか?司令」
「ああ、私から要請をする」
「・・・どんなのでしょうか?」
そう言うと静は要件を言った
「・・・分かりました。ですが相手は国家です。結果ががいつ出るかは分かりません」
「ああ、それでも構わない。だが、くれぐれも注意してくれ、まだ決まったわけじゃない」
「分かっています」
そう言うと葵は去って行った
「・・・」
葵が去ったのを確認すると静は椅子に深く座ると
『いよいよ始まってしまった・・・これから数年間は戦争の渦に多くの人々が巻き込まれる事になる・・・恐らくまゆみ達も・・・』
そう言うと六年生になった二人を思い出していた
『多くの血が流れる前に早く解決せねば・・・!!』
そう思うと不意に静は眠ってしまっていた
北朝鮮侵攻のニュースはブルーマーメイド第一管区に配属された明乃も耳に入っていた
「いよいよ・・・」
「どうしましたか?」
「え?いや、大丈夫だよ・・・何でもない」
そう言って同僚のブルーマーメイド隊員に言われて我に帰った明乃は目の前の仕事に集中をした
『やっぱりみんなで心配していた事が起きてしまった・・・静さんは今はどうしているんだろうか・・・』
そう思って明乃は今回の侵攻で連合軍の被害は微小であったが、侵攻してきた部隊は捕虜を含めると八千人ほどになったと言う報告を受けて自分の知らない場所で血が流れているのを想像すると思わず胸が締め付けられた
静の士官学校時代は必要か否か
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読みたい!!
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要らない