静がロシアの軍事行動に関する情報が通達されてから三ヶ月後。この日、静は皇居に出向いて御前会議に参加していた
「・・・と言う事で現在太平洋方面に展開中の第九艦隊を日本海方面へと展開し、更に我々陸軍省としては閣下に菊花艦隊の出撃を要請致します」
この言葉に一部軍人は驚きを露わにしたが。静達海軍上層部と菊花師団関係者はあらかた予想をしており、いつかこうなるだろうとは思っていた。
「では、私から小野陸軍省大臣にお聞きしたい事がございます」
「何でしょうか?」
そう言うと静はある質問をした
「ではお聞かせください。貴方達、陸軍省は我々海軍省に話を通さずに
そう言うと陸軍省の軍人は黙り込んでしまった。そう、この御前会議が始まる二ヶ月ほど前。陸軍省対中国強硬派は皇居に出向き、空軍省開設の要望書を提出し今上天皇に一喝されてこの事がニュースで話題となった
「今までの航空機の有用性を鑑みて空軍省の開設は私も考えていた。だがこれは私の一任では作れない。海軍省とも話し合いをした上で新しい物を渡して下さい」
そう言われた強硬派は今上天皇の利権をまるで我が物のように使う態度に一気に世論で叩かれることになり。強硬派は一気に力を無くしていた
「それは・・・我々もまさか強硬派があそこまでの暴論を行うとは思わず。我々の管理能力不足で、この件に関しては完全に我々の落ち度であった」
そう言うと小野寺は謝罪をした。海軍省、並びにこの御前会議に参加している面々は小野寺陸軍大臣は聡明な軍人であることは知っていた為、特に言及することはなかった
「・・・さて、その件はひとまず置いておきましょう。では、私からみなさまに報告すべき事がります。これを見て下さい」
そう言うと静は御前会議の大画面に先のロシア軍のウクライナ国境付近の軍の情報を見せた。初めは疑い深い表情をしていた官僚たちであったが、静からの情報を見るとほぼ確信に近い雰囲気となった
「・・・と言うことで世界が南北中国に気が向いている隙にNATOへと加盟したウクライナの占領を行うものかと」
そう言うと官僚達はウクライナに侵攻が始まると思うとアメリカにはウクライナの方面に集中させるのと、今までに航空機関連で拘束した工作員の国別で一番がアメリカであるのでそう言った危険分子の排除もあると思われる
「それで、ここ時は既に米国には伝えてありますか?」
「ええ、既に外務省を通じて米国に通達をしています」
そう言うと幕僚達は今後のウクライナに注意しつつ、次に必ず来ると思われる北中国、北朝鮮への対策を行っていた
20XX年 9月4日 午後22:00 中華民国 西安要塞
「・・・っ!レーダーに感!来ました北中国軍です!!」
「直ちに総員戦闘配置!司令部に打電」
そうして要塞に響き渡るサイレン音に兵士たちに緊張が走った。同時刻、中国人民共和国は中華民国、並びに日本に戦線を布告。北朝鮮は休戦協定を破棄、北緯38度線より第二次侵攻を開始。これに伴い、アジア連合加盟国並びに日本に遠洋に来ていた英、独、米、仏の四カ国も参戦を表明。
同年 9月8日 午前2:00 対馬要塞遠水平線レーダーに北中国の艦隊を確認
同時刻 近くを航行していた米海軍ミサイル巡洋艦ポート・ロイヤルに巡航ミサイルが被弾し大破。これに対しアメリカ国防総省は正式に中華人民共和国に宣戦を布告。攻撃した中国人民共和国第一艦隊にミサイル攻撃を開始
同年 9月24日 午後20:00 釜山を拠点に進駐したアジア連合軍は国道7号線を使い北朝鮮へと進軍、同時刻にアメリカ第8軍は開城市にて大規模な陽動作戦を開始
同年 10月3日 午前13:40頃 平壌陥落。そのまま連合軍は平壌に駐留
同年 10月15日 日本海側北朝鮮海軍第一艦隊が咸興より出港
同年 10月24日 日本海にて日本海軍第九艦隊と北朝鮮海軍第一艦隊が接敵。第一次日本海海戦勃発
同年 10月25日 第一次日本海海戦は北朝鮮側の大敗で終了
同年 11月30日 安州市にて北朝鮮軍降伏。連合軍との講和条約締結
静の士官学校時代は必要か否か
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要らない