ハイスクール・フリート 菊の艦隊   作:Aa_おにぎり

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お待たせして申し訳ありません!!(土下座
今まで更新しなかったのは作者のやる気ダウンと、この作品のカンペを無くしたからです。
そして、書きかけのこれをなんとか記憶を頼りに書いた次第です。

そして最後にご報告をさせていただきますので、最後まで読んでください。


進化する戦い

10月24日 午後8時32分 日本海沖

 

北朝鮮海軍艦隊に先制攻撃を行った日本海軍はある作戦を展開していた。

海中を進む二隻の潜水艦『やまなみ』と『たつなみ』船内では攻撃準備がなされていた。

 

「魚雷室。準備はどうだ?」

 

『問題ありません。いつでも発射できます』

 

「了解、聴音。聞き漏らすなよ」

 

「ええ・・・っ!感あり、方位〇四〇、距離八万。ドンピシャです」

 

「よし、射程距離ギリギリまで近づいて攻撃する。おそらく向こうも同じ考えだ。タイミング合わせるぞ」

 

「了解」

 

深町は確認を取ると艦長帽を深く被った。

 

「(こんな日本海のど真ん中で戦闘をすることになるとはな・・・・)」

 

深町は砲戦から進化した現代の戦い方に技術の進歩を感じながら指令を発した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻、潜水艦『やまなみ』発令所

 

「魚雷発射用意。数二、模擬弾を発射せよ」

 

「了解、模擬弾発射。攻撃用意!」

 

「目標、旅大型駆逐艦。模擬弾発射!」

 

やまなみ艦長の海江田四郎中佐は攻撃指令を発令。同タイミングで僚艦のたつなみも攻撃を開始。

 

「「攻撃を開始せよ(しろ)!」」

 

そうして放たれた魚雷計四本は海上を進む艦隊に一目散に向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「魚雷探知!」

 

「何!?」

 

それはいきなりであった。

ソナーに突如として魚雷が接近していると言うではないか。

即座に私は指示を出す。

 

「全艦回避行動。ジグザグ航法で魚雷を撹乱する」

 

全員が指示通りに艦を動かす。

アメリカと同規模の海軍力を持つ日本海軍に勝てる気もしないが、最後まで善戦をしたいと思っていた、その矢先だった。

魚雷探知を聞き、艦隊は紡錘陣形を取りつつ船体を右に左に動かす。徐々に魚雷が接近する中、艦隊は逃げるように今出せる最高速度を出す。

 

「距離三千!・・・二千五百!・・・二千!」

 

早い、噂の十八式魚雷か?そう思いつつ魚雷が外れる事を祈る。緊張が艦橋を包む中、聴音員が悲鳴に近い声をあげる。

 

「こ、このままでは本艦に直撃です!」

 

「回避!回避!」

 

「間に合いません!」

 

「右舷要員は退避!」

 

「防水隔壁を閉じろ!!」

 

やはり我々に勝ち目は無かったか・・・・特に日本の潜水艦は他国を大いに凌駕する性能を持っている。それに伴って魚雷も世界一の技術を持っている。旧ソ連製のオンボロ艦では分かっていたが勝ち目は無かったか・・・・

 

そう思い、司令官は思わず目を閉じる。

この艦隊に魚雷を惑わす囮ブイなんて搭載していない。

元々ウラジオストクに亡命してそこで物資の補給をする予定だったのだ。自衛用の武器ですら陸上に持って行かれてしまった。

現在、連合軍は解放戦争なるプロパガンダがなされており、戦意は高く、連戦連勝を繰り返している。武器も兵士も足りない同盟軍は勝てるわけがなかった。

半年後、いや下手すれば二週間後には国も地図から消滅しているだろう。連合軍はこぞって獲得した利権争いを始めるだろう。そう、まるで日清戦争後の清帝国の様に・・・・

冷戦時代に分断された朝鮮と中国。統一した後も経済の立て直しで忙しいだろうと予測していた。

 

生涯独身の自分は思い残す事もないかと考えながら魚雷が当たるまで秒読みの段階に入った。

 

「接触まで三・・・二・・・一・・・」

 

次の瞬間、船体が大きく揺れ、警告音が鳴り響く。すぐさま状況報告がされた。

 

『左右スクリュー共に損傷!航行不能!』

 

なんとか船体には当たらなったか。そうほっとするのも束の間。通信員から報告が上がる。

 

「二番艦も被弾!同じくスクリューです!」

 

「何!?」

 

駆逐艦が二隻ともこれでは航行不能ではないか。そうか・・・相手はこれを狙っていたのか・・・

 

「・・・まんまとやられた訳か」

 

そう呟くと同時、ある意味で予想通りの通信が来た。

 

「日本艦隊からです!」

 

「読め」

 

「『こちらは日本海軍第九艦隊旗艦たかお。制限海域を航行する同盟軍艦隊に降伏を乞う。これ以上無駄な血を流すのは我々の望むものではない』・・・であります」

 

予想通りの通信に司令官は間を置いて問う。

 

「・・・皆の意見を聞きたい。現状、我々は二隻の主力艦の足を失い、ただの浮きとかしている。

それに相手はあの日本海軍。はっきり言って勝算は絶望的と言っていい。牽引もできないことはないが、ウラジオストクに着く前に全滅しているだろう」

 

艦橋は暗い雰囲気に包まれた。自分たちの位置が完全に捕捉されている現状、兵装も十分に持たない我々に勝ち目はない。その事実を改めて自覚し、どうしようもないと理解するのに時間はかからなかった。

 

「そこであらためて聞く。このまま降伏を受け入れるか。継戦をするか・・・」

 

司令官の問いかけに士官達は驚きの表情を見せていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ーーー返事がありませんな」

 

「奴さんすぐに降伏するかと思ったが・・・」

 

たかおCICでは司令官が返答がなかなか来ない事に疑問に思っていた。彼らの予想ではやまなみとたつなみの二隻が主力である駆逐艦のスクリューを破壊し、継戦意思を削いだ後に降伏勧告を送り、そのまま本国に連れて行くと言う流れだったが。返事が遅いことに少しだけ疑問に思っていた。

 

「返事が来るまで気長に待つとしよう」

 

そう呟きながら映像に映る艦隊を眺めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




この度は今作品を読んでいただき誠にありがとうございます。
突然な話で申し訳ありませんが、今回を持って『ハイスクール・フリート 〜菊の艦隊〜』は打ち切りという形で終了させていただきます。
中途半端になってしまい、誠に申し訳ありません。

理由といたしましてはまず最初に言った通り、この作品のカンペを作者が無くしてしまったので、今後の展開がどのようなものだったかわからなくなってしまいました。元々の原案がない以上、これ以上作品を続けるのも困難という状況になってしまいました。楽しみにしてくださった方々には本当に申し訳ありません。

二つ目にあまりにも話が飛びすぎて『今作品の着地点がわからなくなってしまった』ということもあります。ノリと勢いで書き、初めて投稿した作品ということもあったので思い入れがあり、初めは色々な案がありました。ですが、好き勝手書いた影響であまりにも複雑化して来て作者自身何を書いているのか、何を書きたかったのかわからなくなってしまいました。

以上の理由より、今回を持って『ハイスクール・フリート 〜菊の艦隊〜』は更新を終了いたします。
この作品にお気に入りをしてくださった方々、読んでくださった方々には大変申し訳ありません。
一応リメイクも考えてはおりますが、投稿できるレベルになるかは不明です。
もし投稿できればその時は読んでくださると嬉しいです。

今まで本当にありがとうございました。
明るいコメントやありがたいご指摘ばかりでとてもタメになりました。

静の士官学校時代は必要か否か

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