ハイスクール・フリート 菊の艦隊   作:Aa_おにぎり

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今回いつもより長めです


入学式2

『せーの』

 

と言って一斉に自分の名前を探しているとまず最初に

 

『超大型直接教育艦 武蔵 艦長 知名 もえか』

 

と、書かれていた。

 

「すごいよモカちゃん‼︎武蔵だよ‼︎いいなぁ〜私も武蔵に乗りたかったなぁ〜。」

 

「ミケちゃんもすごいよ、ほら。」

 

そう言って指を刺した先には

 

『陽炎型航洋直接教育艦 晴風 艦長 岬 明乃』

 

と書かれていた。

 

「でも正確には晴風は航洋艦だから正確には艦長じゃないらしいよ」

 

「でも艦長は艦長だよ、小さい艦の方が隅々まで目が行き届いて、いいんじゃないかな?」

 

「そっかぁ、一クラスの人数は武蔵でも晴風でも一緒だもんね、ある程度自動化されているとはいえ大きい艦は大変だね」

 

と言いながらそれぞれの艦に関して感想を述べていた

 

「でも・・・大丈夫かなぁ・・・・・艦長なんて受験勉強だけでまだやった事ないのに」

 

「大丈夫だよ・・・ミケちゃんはきっといい艦長になれるよ・・・・ほらあれが晴風だよ」

 

そう言って指を差した先にあった艦を見た

 

「なんか、かわいい」「ヘェ〜、あれが新しい家になるのか」

 

そう思ってじっと晴風を見ていた

 

「やっと会えたのに・・・また離れ離れだね・・・」

 

「大丈夫だよ、艦は違っても同じ海の上にいるんだから」

 

少し悲しくなってしまったもえかを明乃は同じ場所にいるのだからと励ました

 

「ミケちゃん・・・」

 

「それに私は晴風の仲間、モカちゃんには武蔵の仲間ができるし。」

 

そう言って

 

「それにあの人も言ったしね」

 

「うんっ!」

 

『海は人の夢のように広い 海は人をどこまでも連れてってくれる』

 

「じゃあね」

 

そう言って2人はそれぞれの場所へと続いていった

 

 

 

 

 

晴風 艦内

 

『はぁ、なんで晴風なんだろう、これじゃあ落ちこぼれだ』

 

「宗谷さん、久しぶりだね、元気出して、宗谷さんが艦長じゃないなんて、何かの間違いだよ、成績ならトップクラスなのに。」

 

「んっ!」

 

「あぁ!、一緒の艦なんだ〜。」

 

「ついてない」

 

「縁があるのかな?」

 

「絶対ない!」

 

「えへっ・・・、あっ、私?私は岬 明乃2人は?」

 

「宗谷さん、お知り合い?」

 

「知らない、知らないったら、知らない」

 

「宗谷さん?じゃあ、あなたが副長の宗谷 ましろさんだよね。あなたは?」

 

「私は、機関助手の。」

 

「黒木 洋美さん」

 

「あっ、うん」

 

「よろしくね」

 

『岬 明乃』

 

 

 

しばらくして教官である古庄が入って来た

 

「晴風クラス、全員揃ったか?」

 

そう言いながらクラスを見渡し確認すると

 

「艦長!」

 

「はい!」

 

『艦長!』

 

「起立!」

 

「指導教官の古庄だです。きょうからあなたたちは、高校生となって、海洋実習に出る事になります。辛いこともあるでしょうが、穏やかな海は、良い船乗りを育てないという言葉があります。仲間と助け合い、厳しい天候にも耐え、荒い波を超えたときに、貴方達は一段と成長するはずです。また陸に戻った時、立派な船乗りになって会える事を楽しみにしています。」

 

古庄は自己紹介と海洋実習についての言葉を述べ、教室を述べると古庄は教室を出ていき追いかける形で明乃も出て行った

 

「あの!古庄教官!」

 

「なぁに?」

 

「あの、どうして私が艦長なんでしょう」

 

「そっ、その私は艦長になれる成績では、」

 

そう言っていると古庄は

 

「じゃあ貴方の理想の艦長とは?」

 

「えっ?それは、船の中の、お父さんみたいな、あの、船の仲間は家族なので。」

 

「んっ、ではそうなればいい、何か困ったらきっと"幸運の船"が貴方を助けてくれる。」

 

そい言って古庄は離れていった・・・

 

幸運の船 それは数年前からブルーマーメイドの間では有名な噂話である。

 

 

 

ある日沖縄で仕事をしていた人が任務のためにある島を調査した時、なんとそこは海賊の拠点であったことに気付かずそのまま入ってしまったが既に海賊はおらず海賊が全員縛り上げられていた。その時沖合を見ると大きな船が止まっていて思わず写真を撮ったがそこには何も映っておらず。それはまさに”幸運”にも自分達を助けてくれたように思えたのでその名前がついた。以後ブルーマーメイドではこの話が徐々に広まっていった。

 

 

 

 

 

晴風 艦橋

 

「あれ、五十六?」

 

「ね、こ」

 

「可愛い。」

 

「うわぁ!また、この猫!おま・・、艦長が連れて来たんですか?」

 

「ううん、勝手に乗り込んだみたい。」

 

その時、出航の合図がなる。

 

「あっ、出港準備をしないと。」

 

「この猫、どうするんだ」

 

「もう降ろせないですし、ネズミ対策になりますから、いいんじゃないですか?」

 

「そんな!、猫と航海するのか!?」

 

猫が苦手なのかましろが嫌そうな顔をした

 

「じゃあ大艦長ということで。」

 

「私よりも階級が上・・・」

 

しかも、自分よりも階級が上なことにがっかりしていた

 

「あっ!私、岬 明乃です。よろしくね!」

 

「副長の宗谷 ましろだ。」

 

「私は書記の納沙 幸子です。」

 

「水雷委員の西崎 芽衣よ。」

 

そういえば肝心の航海長がいないと思っていると

 

「すいません!遅れました、ごめんなさい・・・・・はぁ、はぁ、わ、私、こ、航海長の知床 鈴です。」

 

と、息を切らしながら艦橋にやってきた。

 

「貴方は?」

 

「ほう、ほう」

 

「砲術委員の立石 志摩さんだよね。」

 

「うん」

 

全員の自己紹介が終わると晴風は出港準備に入った

 

「出港準備、錨をあげ〜」

 

するとあまりいい音ではないラッパが鳴り響いた

 

「両舷、前進微速150度ヨーソロー」

 

「晴風出港!」

 

タービンが起動しスクリューが勢いよく回り始め

 

ゆっくりと晴風が進み始めた

 

「航海長操艦」

 

『航海長操艦』

 

「両舷前進減速、赤黒なし、針路150度。」

 

「いただきました航海長」

 

「両舷前進減速、赤黒なし、針路150度。」

 

航行して隣を見ると隣は武蔵だった。

 

「あっ!モカちゃーん!」

 

そこには士官服に着替えて手を振っているもえかの姿があった。

 

「モカちゃ〜ん」

 

もう一回親友の名前を言って目的地の西之島新島へと向かって行った

 

 

 

 

 

まさかあんな事件に巻き込まれすとも知らずに。




さてあの人とは誰でしょうね 笑

静の士官学校時代は必要か否か

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