それは、ある日武御雷に乗艦していた時のことだった。
「あぁ〜、暇だな〜」
と、いきなり西崎が言った(この時はまだ婚約していなかった)
「どうしたのいきなり?」
と、静が言うと
「いや、何かさ〜、こう面白い事でもないかな〜、って思ってさ」
そう言いながら甲板の発艦訓練を見ていた
「面白い事はないけど、面白い話だったらいっぱいあるけどな〜」
「どんなの?」
「たとえばわたしが香織と一緒にヨーロッパに行った時に香織が壊れた話とか。」
「ちょっと!静ちゃん!それは言わないって約束じゃ・・・」
「ふふーん、ねぇ艦長その話もっと聞かしてよ!」
「いいよー」
「ちょっと!」
香織の話も聞かずに静は話し始めた・・・
ヨーロッパ遠洋艦隊旗艦
「司令ー」
「ん?香織ちゃんどうしたの?」
「探しましたよ、司令。」
「ごめんごめん。ちょっとね。」
そう言って香織は紙を渡した
「今度の補給目録です」
「ありがとう」
と言って紙を受け取った
「今度の寄港地はポーツマスか・・・・」
そう言って次の寄港地を確認した、すると
「ねえ、オーロラ観に行かない?」
「はあ?」
突然静がそんな事を言い出した一体なぜいきなりこんな事を言い出したのかは分からないが急遽オーロラを見に行く事となった。
「・・・・で、どうして私達まで読んだの?」
と、レンタカーに居たのは静と香織とこの前のミッションで親友となったマリア=クロイツェルとマイヤー=アメルハウザーであった。
「全く貴方達はいつもこんな感じなんですから。」
と、言いながら少し苛々していた
「いや、私も実はを言うとオーロラって見た事ないんだよね〜。」
と、マリアが言うと
「確かに、あまりオーロラって見ませんね。」
と香織が言うと
「まあ、そうそう北極圏に行くわけではありませんからね。」
とマイヤーが答えた、しかし、その声はさっきとは打って変わって少し嬉しそうな感じだった。
そしてしばらく進んでいると
「あぁ〜どっかのバカがねー。先に飯だって言うからだよー」
「あぁー、うん」
「そうですね・・・」
後ろの席にいた香織とマイヤーが小さく頷いた。
「どっかのバカひとりとは言わないよ、バカ2人がだ、飯だ、飯だと騒ぎ立て、もう夜の10時だよ。」
「如何だろうなー、これは静の落ち度じゃないかな〜」
「何だと!」
宿が取れないことに香織は静の落ち度だと言った
「私は別にテントでもいいよー」
とマリアが言うが
「いや、私はですね少しでも盛り上がればと思って、先に食事をしようと・・」
「どう言う盛り上がり方よ!」
「でも、結果的に盛り上がっているでしょう!?」
「だから、あなた達がこう言う結果を招くような事をしでかすからでしょうが。全くどうして香織もマイヤーさんもいつもはしっかり者なのにどうして今回は2人してあんぽんたんになったんだよ!」
「何ぃ?」
「あやまれ」
「何だとぉ!」
などと言っていると静が
「あぁ〜こんな時ピーテオなんていう街に行った方がよかったんじゃないの?」
「ピーテオ?何でそっちに行かなかったのよ。」
と、マリアが聴くと
「マイヤーが『行かない』って言ったからよ」
「マイヤー」
と、恨めしそうに言った
「何ですか、艦長もこっちに矛先ですか。」
「私もね、静の言う通りピーテオだと思ったんだよ。」
『wwwwww・・・』
その後も一向に宿は見つからず結局は
「おい、このバカヤロー!」
『wwwwww』
「よく聞け!ここをキャンプ地とぉーする。」
『wwwwww』
「ただのww・・ただのww道端じゃないですかwww」
そう言ってテントを設営し、静とマリア、香織とマイヤーと2人ずつ車とテントに分かれて泊まった
次の日一行はキルナに向けて車を走らせたが途中で香織の様子がおかしくなり、突如窓を開けて
『お母さーーん、私は今、北極圏にいまーす、北極圏は今日も雪でーす。あはははは・・・』と叫んだ
これを見たマイヤーは香織のためにしりとりをするが、効果がなく取り敢えず香織をキルナに着くまで寝かせて、キルナに付いた時に香織を起こす事にした。
しばらくしてキルナに着いて香織を起こすとすっかり良くなっていたが先程のことを覚えており顔を真っ赤にして手で覆っていた。
キルナに着くと一向は宿を取って夜にオーロラを見ることができた、しかもその時は今までの観測上一番大きなオーロラだった。
「わぁー、凄い綺麗」
「一面のオーロラだー」
そう言いながら来たみんなで空いっぱいのオーロラを前に写真撮影をした。
「・・・・て言う話だよ。」
そう言い終わると西崎が
「へぇーそんなことがあったんだ。」
「はっ、恥ずかしい・・・」
そう言って香織は顔を赤くしていた、すると
「司令だって壊れたじゃないですか!」
えっ!と言う声と共に皆が静の方を見た、その後香織が帰り道に静が壊れた話をして静が顔を真っ赤にして俯いていた。
その後この話は武御雷のいい笑い話となって行った
静の士官学校時代は必要か否か
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読みたい!!
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要らない