芽衣の叔母である西崎 みか(今は婚約したので苗字が加藤なのだと言う)という人に会えたらもしかすると私達の疑惑を晴らしてくれるかもしれない、そう思っていると立石がそばを飛んでいるカモメを指差した。
すると納沙は
「こんな時、あんな風に学校に戻れたら良いんですけどね・・・水素やヘリウムを使わずに空を飛ぶ船って作れないですかね。」
「あんなの空想の産物だ馬鹿馬鹿しい。」
しかしましろたちは知らなかった、空を飛ぶ産物はもうすでに実戦配備され既にこの日本の守護神として影で君臨している事を。
しかし、ましろは一つ心当たりがあった、それは前に酒に酔っていた自分の母が言っていたある言葉だった。
『ホントにあの小笠原の時のあれは何だったんだろう』
その後詳しい話を聞くと、真雪が小笠原諸島に行った時、、非常事態として海賊の捕縛任務に駆り出された時、空から大きなものが降ってきたんだらしい、それが爆発すると一瞬にして海賊たちの小型艇を消し去りその時、上空に一瞬だけ明らかに飛行船じゃない形をした空を飛んでいる物がいたんだと言う。
やがて時刻もお昼となり
「みなさーん、食事の用意ができました〜。」
炊事室から食事のできた放送が流れる
「本日のメニューはカレーです!」
今日の昼ごはんのメニューを聞き
真っ先に反応したのは立石だった
「カレーっ!」
「そういえば今日は金曜日でしたね」
海軍の頃から残っている金曜日のカレーはしっかりと受け継がれていた
「じゃぁ交代で食べに行こうか」
「うぃ」
「うちのカレーはどんなのかな」
そんな話が艦橋で賑わっていた
〜日本武尊〜
「やっぱりうちのカレーは良いねぇ」
そう言いながら日本武尊特製の激辛カレーを静は食べていた。その時だった「報告!ただいま逆探知より船のレーダー波をとらえてたとのことです。」
そう報告が入り静は残りのカレーを勢いよく食べ艦橋に登っていった
「状況は」
艦橋に登るとまずいつも操舵輪を握っている前田に代わって握っていたしおりに聞いた。
「ただいま北北西の方向40マイルにてレーダー波を探知したとの事です」
「やはり来たか。」
「艦長の読みが当たりましたね」
そう言っているとレーダー要員が上がってきて
「報告します!ただいまレーダーが電磁波攻撃を受けています!」
「なんですって!」
予想だにしない現象に静は直ちに日本武尊を戦闘態勢にし全員に電磁波攻撃対策と海賊に占拠されいる事を考え武器の装着を指示し、現場に急行した。
静の士官学校時代は必要か否か
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読みたい!!
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要らない