晴風からアクティブソナーに発信をすると伊201が行動を起こした
「目標、進路変更、急速に深度を増していますわ」
伊201は自分たちが攻撃されると思ったのか深度を増し見つからないように深く沈んでっているかのようだった
「晴風の速度が落ちています、おそらくソナーで探りやすくするためかと」
「わかった此方も速度を落とそう、これは撃つかもしれん。全艦、対潜戦闘配置!」
そう言うと艦内の至る所からブザーがなった。
日本武尊で対潜戦闘準備が終わった瞬間の事だった
「魚雷音探知!方位270数四!二本は此方に向かってきます!!」
「了解した、直ちに回避行動をとれ、マ式マメ爆雷全弾一斉発射ぁ!」
号令が鳴るとともに爆雷の発射する音が鳴った
魚雷音に関しては晴風でも捉えた
「魚雷音探知!二本此方に向かってきます!」
「取り舵いっぱい!」
「取り舵いっぱい!」
回避行動をすると上から何かが飛んでいき海中に着水すると爆発を起こし魚雷が誘爆した。
「すごいっ!何だあの爆雷は!魚雷を迎撃したぞ!!」
真白が驚いたまさか爆雷で魚雷を迎撃するとは思わなかった
「やはり実弾を使ってきたか」
「どうします?」
「追い返すしかないだろう、みかもう一回攻撃した時ように”Z弾”を装填しておいて、このことを晴風にも連絡!」
「了解」
そう言って第一主砲にZ弾を装填した
晴風ではさっきの攻撃で伊201の所在がわからなくなってしまった
「全速を出せば振り切れるとー」
「だから全速は出せねえつーの!!」
無謀なことを言い出した鈴にマロンが怒鳴り、明野は万里小路に聞いた
「万里小路さん今の潜水艦の位置ってわかる?」
「恐れ入りますがもっとゆっくり進んでいただかないと」
「ゆっくり進んだらやられちゃうよ〜」
目視不能の潜水艦に翻弄されていた、その中で明乃は
「とにかく今は逃げ回ろう」
あくまで逃げることを考えていた此方には撃沈する気なんてないのだから。
それから一時間が経った・・・
「周囲何も見えません・・・」
あれから一回も攻撃はなくただ静な海が広がっていた
「あれから一時間、速度差からも十分距離は開いたかと・・・」
「潜水艦もずっと潜れる訳ではないだろうからね・・・でも、朝まで油断はできない。」
明乃がそう言うと納沙が
「あっそういえば日本武尊から通信があったんでした」
「なぜそれを早く言わん」
忘れていたことに真白はツッコミを入れた。
「えっと、本艦は伊201からの再度攻撃があった時、主砲による攻撃を行う!!」
「何だと!」
まさか潜水艦に対し砲撃をすると言うのだ、真白が驚くのも無理はない
「ま、まさか撃沈とかしないよね。」
さすがの西崎もこれには少し青ざめていた
「いやそれはないと思う、と言うか潜水艦を砲弾で撃沈するのはとても難しい」
確かに真白の言う通りである潜水艦に砲弾を当てることはかなりの確率で外れるからだ
「ファ〜、眠い・・」
「ファ〜・・・駄目だ・・・眠い」
流石にこの時間はいつもは寝ているのでかなり士気が下がって来ていた中
「そんな皆さんに特製のどら焼きでーす」
ほまれが差し入れにどら焼きを持って来た
「どら焼き!?」
西崎が眠いと言っていたがどら焼きが来たことによりテンションが上がっていた皆もどら焼きを取って食べ始めていた
「ほか部署には配ったの?」
と明乃が聞くと
「はい、艦橋が一番最後です」
どら焼きの登場で気が緩んでいた
日本武尊 艦橋
「潜水艦の磁気探知機は如何だ?」
「今のところ反応は・・・ちょっと待ってください・・・っ!磁気探知機に反応あり!しかも撃って来ました」
「雷跡二つ、左120度30!晴風に向かっています!」
ソナー班とレーダー班の報告により日本武尊艦内は再び緊張した雰囲気となった。
「マ式豆爆雷を晴風につく前に迎撃せよ!!」
と号令がかかり爆雷が発射されると晴風の近くで爆発が起こったため晴風に衝撃が伝わった
「・・・・なっ、何じゃー!」
その衝撃により医務室にいた女性が目を覚ました
「ど、何処じゃ?・・・此処は?」
「ふむ、意識はしっかりしているようだな、此処は横須賀女子海洋学校所属、航洋直接教育艦晴風の医務室だ。私は此処の責任者の鏑木 美波だ」
美波は女性に自己紹介と今いる艦の名前を言った
「晴風・・・」
女性は此処が何処かを把握し自己紹介をした
「わりはアドミラル・シュペー副長のヴィルヘルムミーナ・ブラウンシュヴァイク・インゲノール・フリーデブルクだ。だがなぜわしは此処に・・・」
「覚えていないのか?」
「う、うむ途中から何があったのか・・・」
シュペーからお前が出てきて、しかもそのシュペーから砲撃を食らったと聞いている。うちの艦長がスキッパーで出て、気絶していたお前を救助した。」
「そうか、世話になった。」
そう言うと晴風が大きく揺れたおそらく伊201を撒こうと動いたのだろう
「一体如何なっておる?」
「この晴風は現在潜水艦に追われているようだ」
「潜水艦!?潜水艦からの攻撃を受けているのか?だがこれは・・・ええい、此れでは埒があかん!わしの制服は何処じゃ!」
「此処にある海水で濡れていたが、ちゃんと洗濯し乾燥機にもかけてある」
そう言って机の上に置いてある制服を彼女に渡した
渡されると急いで着替えて医務室を出た
「艦橋はどっちじゃ?」
「案内しよう」
美波はミーナを艦橋まで案内し晴風の艦橋まで案内をした
その頃日本武尊の艦橋では
「ソナー班潜水艦は捕捉できたか?」
「はい完璧に捕捉しました」
「よし、みか!砲身を少し変えて潜水艦の魚雷発射管だけをつぶせる?」
「了解!じゃあ射撃指揮所発射角度を変えて散布回を広げて潜水艦の100m前方で着弾させて」
「了解しました、砲身を5度ずつずらし散布回面積を増やします」
「砲塔左240度打ちかたよーい」
そう言うと第一砲塔が左側を向いて発射準備が完了した
「発射準備完了、いつでもいけます!」
「よしZ弾発射!」
「っ撃!」
すると日本武尊第一砲塔が轟音とともに砲弾を発射した。
静の士官学校時代は必要か否か
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読みたい!!
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要らない