日本武尊が射撃指揮所に命令をしている頃晴風艦橋では
「このど下手くそな操艦は何だ!艦長は誰じゃい!この船はど素人の集まりか!」
「いま、潜水艦と戦闘中でして」
「そんな事わかっとる!!」
「と言うかお前は誰だ!」
真白はいきなり艦橋に殴り込んできたミーナを怪しんだ
「ん?、わしか?わしは、ヴィル・・・」
と名乗ろうとすると
「あっ!ドイツ艦の子だよ、目が覚めたんだ!よかった。」
と、先に明乃が正体を言ってしまった
「いや、それより今は戦闘だ・・・」
そう言って潜水艦戦の戦術を教えようとした時だった。突如隣から光と大きな音が聞こえた
「なっ、何だ!」
「日本武尊が発砲しました!!」
あまりの大きな音に艦橋にいた全員が驚いてしまった。
発砲した日本武尊では着弾までの秒読みが行われていた
「着弾まで5秒!」
「4」
「3」
「2」
「1」
次の瞬間空中で爆発があったと思うと海面に何かが落ちて海中で爆発を起こした
「グアっ!爆発音確認!」
ソナー員が海中での爆発を確認すると海中での爆発は艦橋でも確認できた
「これで発射管はやれたでしょうか」
香織が聞くと静は
「さあな」
とソナー班からの報告を待っていた。
晴風では野間が逐一報告を入れていた
「着弾までおよそ5秒!」
「万里小路さん今すぐ聴音きって!!」
「かしこまりました」
直感で明乃は万里小路に聴音を切るように命じた、次の瞬間海面が大きく盛り上がり爆発をした
「おぉ!」
艦橋にいた全員がそう言うと爆発が終わり聴音を再開した万里小路が報告をした。
「万里小路さん、今の潜水艦の機関音は聞こえる?」
「現在、艦の軋みと圧縮空気の排出音が聞こえますおそらく急速浮上中かと。」
「了解」
「伊201より救難信号の発信と応答を探知、現在東舞校の教員艦が30節で接近中」
「日本武尊から発光信号『我に続け』」
航行不能となった伊201は救難信号を発信しこのまま晴風は海域から離脱をした。
伊201との戦闘も終えゆっくりと航海をしていると
「あの船は何じゃ?」
とミーナが聞いてきた
「なんか海軍の“実験艦”らしいですよ」
と納沙が答えた
「ほぅ、そうなのか」
とミーナが答えると内田が
「でも不思議だよね」
「何が」
明乃が不思議がっている内田に何がおかしいのか聞いた
「だってあの船って実験艦って事は検査をする人とかがいるわけじゃん、でもあの船ってそんな感じの人とか見当たりませんでしたよね。」
「ああ、確かに」
内田の言ったことにみんなも賛同した
「海軍の船のデータベースにも名前すらありませんからね」
納沙がそう言いながらタブレットを見ていた
「本当に不思議な船ですよね」
そう言いながら日本武尊を見ていた
それからミーナは晴風の監督生として厄介になる事となったことと事情聴取をする事が決まった
「えっと、ココちゃん・・・・部屋は・・・・何処が空いていたっけ?」
と空き部屋の有無を聞いてきた
「えっとですね・・・・今空いているのは副長の部屋ですね」
「えっ!・・・私の・・部屋・・・・」
真白は空いているベットが自分の部屋だけだと知り固まった。
そんな真白を尻目にミーナを連れて副長の部屋に行った。
部屋を開けるとそこにはぬいぐるみが置いてあるベットがありとてもファンシーな部屋となっていた
クラスメイトに見られたくなかったのもこのためだったようだ。
「うわっ!すご〜」
「夜いたサメさんもいますね」
「普段の宗谷さんからは想像できない部屋です」
と言いながら納沙は写真を撮っていた
「いい部屋だな、今日からよろしく頼むぞ!」
「はぁ〜」
恥ずかしながら真白はため息をついた
こうしてミーナという予想外のお客さんを乗せ晴風と日本武尊は横須賀女子海洋学校へと向かって行った。
晴風の乗員が少し休息をとった次の日、ミーナから事情を聞くために静はみかと一緒にスキッパーで晴風に向かっていった
その時晴れではミーナの紹介をしていた
「新しい友達の紹介をします!ドイツの・・・ブラウンシュガーインゲマメ・・・何だっけ?」
名前を全部覚えれない明乃は全然違う名前になっていた
「サイシュン!」
『っ!?』
自分名前を忘れた明乃に腹が立ち自分で自己紹介をした
「ヴィルヘルムスハーフェン校から来たヴィルへミーナ・ブラウンシュバイク・インゲノール・フリーデブルクだ!アドミラルシュペーで副長をしてた!」
「うーん、名前が長いからミーちゃんでいいや。」
「誰がミーちゃんだ!」
そのあと静たちが晴風に着き事情を聞くために食堂に集まった
「はじめましてヴィルへミーナさん、私は日本武尊艦長 雷樹 静です」
「雷樹・・・静・・・!!もしかしてあなたはあの雷樹 静さんですか!!」
「ええそうですが?」
そういうと
「お会い出来て光栄です」
と言われて私は少し困惑してしまった
「ミーちゃん、どうして静さんの名前を知っているの?」
元々から知っていたかのような言葉使いに対して明乃が疑問を持った
「静さんは日本の遠洋派遣艦隊のアドミラルをしていて、その時に多くの海賊や麻薬取締さらには政府の汚職事件など、多大な功績を与えてたことなどから色々な国から勲章をもらっていて、欧州では英雄なんて言われているんだ」
と自分の過去を言われ少し恥ずかしくなってしまった
「凄い!凄い!外国でそんなに活躍してたなんて」
「しかもそんな功績まで残しているとは」
など明乃たちが色々な言葉を残して、私は心の中で悲しくなってしまった。
「それに、派遣された期間の間に摘発された海賊などの数は未だに更新をされていないんだ。」
その言葉に明乃たちはさらに驚いた。
「だから海賊の間では『死神』と言われ恐れられていたんだ。」
「へぇ〜」
そんな話をしていても事情聴取もできないのでさっさと話題を変えてレコーダーを起動し話を聞いた。
「我等がアドミラル・シュペーが・・・一体何があったのかわしにも分からんのじゃ・・・」
「分からないって?」
「我らの船も貴校との合同演習に参加する予定だった。」
「えっ!そうなの!」
「なんで艦長が知らないんですか?」
真白は呆れるように言った
「・・・わしらは合流地点に向かっていたが、突如として電子機器が動かなくなって調べようとしたら誰も命令を聞かなくなった。」
「それって叛乱?」
「いや、そんな感じにも見えなかった・・・第一、我が艦長が指揮しとる艦で叛乱なんて起こるはずがない。」
「じゃあシュペーが海賊などに占拠されたわけでは無いか・・・」
そう言って海賊では無いとすると何だろうと考えていると。
「わしは艦長から他の艦に知らせるよう命じられ、脱出した」
「・・大変だったね」
ミーナの苦労を労った
「帽子を拾ってくれたのは感謝している・・・・これは我が艦長からあずかった大切なもの・・・、シュペーに戻って返さねば・・・必ず。」
そう言って帽子の方を見て明確な決意を持った瞳をしていた
「ひとまず学校に戻ってシュペーや武蔵については学校の教官たちに任せましょう。」
そう言って録音を切った時だった納沙が入ってきて大きな声で
「艦長!!校長からの全艦帰港命令が出ました!!」
「えっ?」
この後納沙からの報告により晴風では喜びの声が聞こえた。
静の士官学校時代は必要か否か
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読みたい!!
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要らない