明乃を守るために日本武尊から発艦した松花は明乃のスキッパーを上空から追いかけた
「これより武蔵に接近する、水流噴進用意!急げ!」
『了解!』
そう言って機関室からは水流噴進の用意がされた
日本武尊で水流噴進の準備をしている頃、松花では
「スキッパーを発見これより追跡を開始する」
と言って明乃の乗るスッキパーを追いかけた・・が次の瞬間岩礁にぶつかり明乃は海に放り出された、パイロットはすぐさま日本武尊に報告を入れた。
「スキッパーの乗員が海に落ちました!これより救助をします!」
そう言ってハーネスを下ろした
『スキッパーの乗員が海に落ちました!これより救助をします!』
「何だと!」
その報告があった時だった、突如日本武尊に衝撃があった
「報告しろ!!」
怒鳴るように今の衝撃の原因を聞くと
「武蔵の直撃弾です!後部甲板に直撃!火災発生!!」
報告を聞くと静は
「砲撃はいけるか?」
「まだまだ撃てます!」
と戦闘能力の有無を確認しまだ戦える事を確認すると
「砲撃続行!火災は直ちに消火せよ!」
そう言って砲撃を続行した
「すごい、まるで映画のようですね・・・」
日本武尊と武蔵の一騎打ちを救助しながら納沙は言った
「艦長は大丈夫かな?」
西崎が言うがまさかこの時海に落ちているとは思っていなかった
「火災、急いで消火しろ!弾薬庫に引火はしないが三番砲塔が使えんくなるぞ!」
そう言って応急修理班が急いで消火作業をしていたその時、武蔵の着弾した勢いで海水が勢いよく甲板にかかり一気に消火が終わった。
「武蔵、離れていきます・・・」
そう射撃指揮所から報告があった
「追いかけますか?」
「いや、もういい」
しおりが聞くが静はもう追跡はいいと返した
「とりあえず目標の1・2番副砲の破壊はできましたね。主砲はとりあえず一番の旋回装置を故障させることはできましたけど・・・」
香織が言うと
「ああ、だがまずは晴風艦長に話を聞こうか・・・」
そう言って明乃のいる医務室に向かった
医務室に向かうと毛布に包まれ暖かい飲み物を飲んでいた明乃がいた
「あ、静さん・・」
と元気のない声で明乃は言った
「・・・まあ、とりあえず話を聞こうか、なぜ晴風を飛び出したんだい?」
そう静が言うと明乃は武蔵に乗っている親友のことを話した
「成程・・親友を助けたいがためにか・・・」
そう言って静は上を向いた、そしてこう言った
「親友か・・親友のことも大事だが、まずはいきなり取り残された晴風の乗員のことは考えなかったのかい?」
そう言うと明乃は俯いてしまった。
「親友は確かに大事だ、だがあまり親友のことを心配してもそれがいずれ暴走してしまうこともある、今回の件で分かっただろ?」
「はい・・・」
静の言葉に明乃は頷くので精一杯だった。
「あまり親友のことを心配するとかえってその親友すらも心配することとなってしまう。」
「・・・」
そう言って医務室を出て行こうとした時
「あまり気を張りすぎるとかえって自分を壊すよ」
そう言って医務室を出ていった。
晴風に明乃を渡した時真っ先に真白が頭を下げて謝った
「申し訳ありませんでした!」
「いいよ、いいよ別にこっちに人的被害はなかったし」
「し、しかし・・」
「それに、今回ばかりは明乃さんも反省したようだし、あまり責めないであげて。」
そう言って静は艦に戻っていった
その頃横須賀女子海洋学校では
「東舞校教員艦十六隻が航行不能!!」
秘書の報告に真雪は驚きをあらわにした
「先に報告をしとけばよかったわ・・」
そう言って先に武蔵の状況を言わなかったことに後悔をした
「教員艦は最新鋭の装備だったはず、なのに何故・・・」
そう疑問に思っていると
「電子機器と誘導弾が全て機能不全を起こしたようです。」
「乗組員は?」
「三重の安全装置は伊達ではありませんね、軽傷者が数名だけです」
秘書の報告に真冬はホッとした
「機能不全ということは、電磁波攻撃でも受けたの?」
「さあ、そこは分かりかねます」
「武蔵の燃料と弾薬は?」
「出港時に満載状態なので推定で燃料は8割弾薬に関しては海軍の艦と撃ち合いになったので7割ほどかと・・」
「なぜそんなに搭載を?」
「大和型の砲弾を洋上補給するのは困難なので・・・」
と秘書は武蔵の弾薬に関してそう述べた
「撃ちあった海軍の艦は?」
「実験艦の日本武尊です」
真雪は撃ち合った海軍の艦を聞いて心の中で少し驚いた
『まさか日本武尊とは・・茂さんの言った通りになったわね・・・』
そう思っていると教官が入ってきて
「校長、比叡、鳥海との通信が途絶しました!」
「なんですって!」
教官からの報告に真雪は声をあげてしまった。
静の士官学校時代は必要か否か
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読みたい!!
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要らない