ウルシー環礁での事故からまた日本武尊と晴風は行方不明艦の捜索に出ていた
「副長も無事で良かったですね」
としおりが香織の方を見ながら言った
「まあ、頭に包帯だけどね」
と言ってぐるぐる巻にされている頭を指さした
「佐渡先生は本当にすごいよ」
と言いながらこの前のウルシー環礁で怪我人たちの指示がとても的確だったことを思い出した
そんな中突如レーダー班から報告があった
「報告!前方より感あり、距離12000!」
「了解、晴風にも伝達!」
「敵速18節、大きさは200m程と思われます。」
と電探班の報告に艦橋が一気に緊張感が走った
「確か行方不明艦で200m程の船って・・・」
「比叡くらいでしょうか?」
と言って目視で確認できるとのことで確認をすると大和に似た艦橋の艦が現れた
「やっぱりあれは横須賀の比叡!」
そう言うと比叡から光が見えた
「比叡発砲!」
「面舵一杯!」
「ヨーソロー面舵一杯!」
転舵するとすぐ横を砲弾が着弾した
「やっぱり比叡も・・・」
「ああ、感染している。総員防護服を着用!海兵隊員には強襲準備を!」
『了解!』
と言って総員戦闘体制となった
その頃晴風では
「比叡が日本武尊に発砲しました!」
「撃ってきたってことは・・・」
「例にウイルスに感染していますね。」
と言って野間からの報告に明乃たちはウイルスに感染していると言った。
「学校から報告です!」
と納沙は学校からの報告を聞いた、それは
『ブルーマーメイドの到着まであと四時間それまで海軍と協力しできるだで補足し続けよ』
とのことだった
「あと四時間・・・」
真白は到着までの時間を聞いて唖然とした、しかしそんなことは納沙の報告によって弾き飛ばされた
「このままだと三時間後にはトラック諸島に到着します!!」
「何だと!」
近くに交通の要所であるトラック諸島があることに気づかなかった
そのことは日本武尊も把握していた
「どうします艦長、このままだとあと三時間でトラック諸島に着きます!」
「このままいくとパンデミックとなります!」
「艦長!」
と香織たちに言われ、静は
「一応案はあるのだが、この案は晴風に協力をしてもらわないし、晴風には危険だ、どうする?」
「一応聞いてみて、返事をもらっては?」
と言ってとりあえず晴風にこの作戦のことを伝えた
「日本武尊より通信です!」
「繋いで!」
『今比叡の現状は把握しているかい?』
「はい!把握できています。」
『それで何だが、今思いついた作戦では確実に比叡を足止め出来るがその分晴風にも危険が伴うが、どうする?』
と言われ明乃たちはしばらく考え、艦橋の全員に確認を取ると
「・・・・・・・・・わかりました作戦を聞かせてください」
と言って作戦を聞いた
「・・・作戦開始」
と言って晴風がまず比叡を引きつけてトラック諸島から引き離し、近くの岩礁に向かった
「比叡を引きつけるよ、二・三番主砲、撃ェー」
と言って晴風の二・三番砲塔が火を吹いた
その頃横須賀女子海洋学校校長室では真雪、真霜そして茂がいた
「これが今回の調査で分かったことです・・」
と言って紙を渡した
「実験艦は深度1500mまで沈降サルベージは不可・・・のはずが火山活動により上昇した・・と」
「猿島に乗せた研究員は全員拘束し情報を吐かせました、やっぱり茂さんの言う通り彼らは研究員ではなく委員会の手下でした。」
「・・・このウイルスの特性は?」
「はっ!このウイルスは感染者同士で一つの意思に従い行動するようです」
「まるで蜂や軍隊アリのようだな」
「殺鼠業者を早めに呼んで正解だったわ」
とウイルスの感想を述べていた
「しかし、ウイルスの対抗薬はどうします?余り情報がないので作るのは困難ですよ。」
と、真霜はこのウイルスに対する薬はまだ完成していない事を考えていた
「その件に関しては大丈夫」
「先程、こちらにも対抗薬の件に関しては把握している。」
「え!?」
「今、彼処には佐渡先生と鏑木さんがいるからな。」
「ゴッドハンドと海洋大始まって以来の天才が・・・」
「元々佐渡先生は船医なんだ、鏑木さんは佐渡先生の弟子で丁度晴風に航海演習に参加していたんだとさ」
「なるほど・・・」
「で、その2人から今回のウイルス対するワクチンの開発が出来たらしいのでそのデータを渡してもらったのよ」
「て言うわけで、これはそのまま大高総理に渡そうと思う」
「分かりました」
そして、今後のワクチンの生産と量産の話をしある程度固まったところで
「しかし委員会もバカなことをするねえ〜」
「全くです」
と言って今回の委員会の失態を愚痴っていた
「まあ、とりあえずは委員会の連中は一刻も早く出国の準備をしているらしいが、まもなく拘束されるだろう。」
「そうですか・・」
「拘束して居なくなったあとの対応はこちらで任せてもらって良いかい?」
「分かりました」
と言って茂は部屋を出て行った。
静の士官学校時代は必要か否か
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読みたい!!
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要らない