ハイスクール・フリート 菊の艦隊   作:Aa_おにぎり

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硫黄島要塞

潜航したままの日本武尊はその足で硫黄島要塞に向かっていた

 

「このままだと、あと1日半で到着です・・・」

 

「了解した、一応通信気球で予定到着時間を伝えといてくれ、あと迎えと明後日のことを伝えてくれ」

 

というと艦橋のところから気球が飛び出して空に浮かんで行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃晴風では

 

「ええ!日本武尊いないの!」

 

明石と合流した晴風はいきなり大声で迎えられた

 

「あ、嗚呼シュペーと別れた時にな・・・」

 

と言って潜水していった日本武尊を思い出していた

 

「そんなぁ、またあの不思議艦を見られると思ったにー!」

 

と言って頭を抱えていた

 

「ま、まあ。またいつか会えますよ・・」

 

と言って海を見ていた

 

 

 

 

 

 

その頃硫黄島近海では

 

「・・・っ!日本武尊より通信!」

 

近くを周回している仙空が日本武尊からの通信を捉えた

 

「何!なんと言っている!」

 

「はっ!発日本武尊宛硫黄島要塞、明日正午ごろ要塞に到着、護衛の潜水艦求む。であります!」

 

「了解した」

 

「っ!まだ続きがあります!硫黄島に到着した翌日明朝、菊花艦隊全艦出撃す、準備せよ!」

 

「了解、直ちに硫黄島要塞へ連絡!」

 

通史を受信した仙空は直ちに硫黄島要塞の受信アンテナに受信された

 

 

 

 

「仙空4番より入電!」

 

「なんと言っている?」

 

「明日正午ごろ日本武尊が到着する模様です、護衛の潜水艦を求めていますが・・・」

 

輝が報告を聞くと

 

「よし、ア号戦隊を派遣して日本武尊の護衛を行え!」

 

と言い急遽、硫黄島要塞からア号戦隊が出撃した

 

 

「副司令、仙空2番より通信です」

 

「なんだ?」

 

「はっ!発仙空2番宛硫黄島要塞、青ヶ島北西800付近にて不審電波あり。であります!」

 

「不審電波か・・・」

 

「よし、司令が帰ってきたらすぐに報告だ」

 

「はっ!」

 

と言って通信員は持ち場に戻って行った

 

『もしかすると行方不明艦かもしれない・・・静が帰ってきたら熊谷さんにお願いしといた方が良いかもな・・・』

 

と思って静の帰りを待った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃の日本武尊では

 

『もし横須賀近辺に武蔵が来た場合のことも考えとかねば、その時は熊谷さんに出動要請をしなくては・・・』

 

と考えていた静は武蔵が横須賀に来た時の作戦行動を考えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、硫黄島の東400マイル程に達した日本武尊は無事ア号潜の出迎えを受けた

 

「前方に五隻の艦あり!出迎えのア号潜です」

 

「無事に到着できましたね」

 

「ああ、そうだな」

 

香織の言葉に静は頷いた。そのままア号潜の護衛を受けてそのまま硫黄島要塞港に入港をした

 

 

 

 

タラップを降りると真っ先にある人物が出てきた

 

「お帰りなさい、司令!」

 

と言って出てきたのは航空参謀であり夫でもある輝だった

 

「おう、ただいま!」

 

と言って輝からの報告を受けた

 

「今の様子はどうだ?」

 

「今のところ目立った異常はありませんね。、ただ・・・」

 

「ただ?」

 

「昨日、仙空より不審電波があったとの報告があり、現場に行っても何も発見できませんでした・・」

 

「そうか・・・行方不明艦の可能性もある、念の為熊谷さんに菊花師団の出撃要請をしておこう」

 

「了解しました!」

 

と言って輝は通信室に向かって行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃晴風では急遽マロンの提案で赤道祭の準備がされていた

 

「出し物何やります?」

 

「えぇ〜やるのぉ〜?」

 

と納沙が言うが西崎達はあまり乗り気ではない様子であった。と言うのもマロンと納沙以外のほとんどのメンバーは赤道祭ではなく他の好きなことを各々していたからだそんな中艦橋に黒木が上がってきて

 

「艦長!き、機関長が・・・」

 

「ん?マロンちゃんがどうしたの?」

 

「き、機関長が・・その・・拗ねました・・・」

 

「「はぁ?」」

 

黒木の発言に艦橋にいた全員は顔がポカーンとなっていた

 

「だから!機関長が拗ねました!」

 

「なぜ、そんなことに・・・」

 

と、真白が言うとこうなるまでに経緯を話した

 

「成程、自分の思うようにならなくて拗ねたのか・・・」

 

「そうだね、あまり任せっきりにした私も悪いね、よし私も手伝うから赤道祭をやろう!」

 

と言って明乃たちは赤道祭の準備を始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃武御雷の会議室では

 

「ほう、それで?今回の件に関してはあとは親父さんに任せる感じでいいのか?」

 

「はい、それでいいと思っています。」

 

テレビ電話で静は熊谷と通話をしていた

 

「まあ、武蔵が横須賀近辺に来た時のことも考慮して大隊を浦賀付近に展開させておく、あとはどう出るかだな・・」

 

「はい・・・これで委員会も少しはマシになるでしょうか・・」

 

静の問いに熊谷は

 

「さぁ、どうだろうな?上に立つものは腐りやすいからな。大高総理もそこを気にしておられる。」

 

と言って腕を組んだ

 

「まぁ、今回の件で日本政府は一旦、委員会を停止させるらしいが。さてこれが吉と出るか、凶と出るか・・」

 

「わからないものですねぇ。」

 

と言って静は椅子に深く座った

 

「・・・そういえば和樹くんと真由美ちゃんは元気にしておるか?」

 

「ええ、元気ですよ。この任務が終わるとそのまま家に帰ってしばらく休暇を取るつもりです」

 

「そうか、その時はちゃんとうちにも寄ってくれよ。楽しみにしているぞ」

 

と言って通信が切れた

 

「・・・ふう、艦隊の準備は?」

 

と言って隣にいた香織に出撃準備の状況を聞いた

 

「全艦補給完了、乗員の乗り込みも完了、いつでも出撃できます」

 

と言って静は

 

「了解、直ちに菊花艦隊全艦に通達、全艦出撃せよ!港外に出次第前衛遊撃艦隊はア号戦隊に続け、航空機は常時空中待機、対潜対艦警戒を十分にせよ!そして、メインマストに菊花紋章旗を掲げよ!」

 

「了解!」

 

と言い武御雷メインマストに白色の布に菊の紋章の入った菊花艦隊の艦隊旗が上がった

 

「全艦出撃、進路を320度に取れ!」

 

「進路320度ヨーソロー」

 

「このまま進路を千葉県沖に取り、航空機の行動範囲に伊豆半島が入るようにしろ!」

 

「了解!航海参謀進路決定せよ!」

 

こうして菊花艦隊は今まさに日本の守護神としての真価を発揮しようとしていた

静の士官学校時代は必要か否か

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