菊花艦隊が出撃した翌日ブルーマーメイドの富士山山頂にある遠水平線レーダーが突如大型艦を探知した
「大型艦の種類は?」
「バルーンの映像によると大和型の船体に赤いラインを引いていたとことです」
「間違いなく武蔵ね・・・」
真霜はとても焦っていた、武蔵はてっきりフィリピンに向かっていると思い戦力を集中的に配備してしまった
「完全に戦力を集中させたことが仇となったわね・・・」
真霜は真雪に連絡をとっていた
「ぃま、真冬の弁天が急いで向かってくれているけど間に合うかどうか・・・」
「現状、武蔵とまともに戦えそうな艦艇は?」
「現在、まだ動かせそうな艦艇というと・・・予備で置いといた平賀・福内の艦隊しか・・・一応海軍にも連絡をしたけど海軍も太平洋側にいて、とてもついた頃には東京が火の海よ・・・」
真雪は思わず手を頭に置いてしまった
「武蔵はあと三時間で浦賀水道に到達します」
言葉が出なかった、まさか武蔵がフィリピンではなくこの東京湾に近づいているとは思わなかったのである
「現状、武蔵に一番近いのは晴風よ・・・ただこれは晴風には負担が大きいわ・・・」
「わかったはわ晴風にはこっちから伝えておく、武蔵の居場所を細かく伝えるようにね・・・」
「よろしく頼みます・・・」
と言って通信が切れた
「・・・茂さんに聞いてみますか・・・」
と言うと真雪は電話を繋いだ
その頃晴風では
「現在、武蔵は伊豆半島沖10マイルを18節で航行中だそうです」
納沙の報告に一気に緊張が走った、そんな中明乃は
「武蔵が・・・」
と親友のもえかのことを案じていた
「あと何処くらいで武蔵と接触する?」
真白は武蔵との接触時間を納沙に聞いた
「あと、2時間くらいですね・・・」
「あと、2時間か・・・」
そのまま時はたち、ついに武蔵との接触時間となった
「もうすぐ、予定時間か・・・」
すると野間から報告が入った
「左10度水平線に艦影あり!」
すると艦橋にいた全員が左側に双眼鏡を向けた
すると
「閃光視認。目標、発砲した模様!」
その直後晴風の近くに砲弾が着弾した
「しっかり距離をとって!」
明乃は少しでも安全のために武蔵との距離をとり可能な限り武蔵の位置を報告し続けた
「主砲弾四、此方に接近!」
その間も武蔵からの砲撃が晴風の近くに着弾していた、そして何回も砲弾を避けていると、突如武蔵の左舷側に大きな水柱が立った
「なんだ!」
「艦長!ブルーマーメイドからの通信です!」
「ブルーマーメイド・・・」
「ブルマーからの撤退指示です!」
と言うと近くに四隻のインディペンデンス級沿岸戦闘艦が近づいた
「晴風の状況は?」
艦隊の指令をとっていた福内は晴風の現状を聞き把握すると安全のために晴風を離れさせた
「とりあえず、被弾はなしこのまま撤退させます!」
「了解、これより右舷前方の武蔵に対し強制停船オペレーションを実施します!突入チームは相手が学生であることに留意し、極力格闘は控えるように」
と言って突入チームの持っている箱の中にはワクチンとテーザー銃が入っていた
「これよりオペレーション開始します」
というと一斉に四隻のインディペンデンスは武蔵に近づいた。ブルーマーメイド艦隊に接近に気づいた武蔵は全砲塔をブルーマーメイド艦隊に向け砲弾を放った
「艦隊左90度一斉回頭とーりかーじ!」
と言ってブルマー艦隊は武蔵の砲弾を避けさらに噴進魚雷攻撃を行った
「噴進魚雷、発射はじめ!」
というとブルマー艦隊から放たれた噴進魚雷は全て武蔵に命中した、そんな様子を知床は
「すごいあんなに綺麗な艦隊行動をするなんて」
と感想を述べていた
「武蔵の様子は?」
「武蔵は以前、浦賀水道に向かっています」
と言って目立った被害はないと報告した
「1番艦、3番艦。右90度一斉回頭、突撃せよ!」
と言って二隻のインディペンデンス級が武蔵に近づいた
「1、3番艦主砲発射用意!」
「撃ちー方はじめ!」
と言いインディペンデンスのMK110、57ミリ速射砲から砲弾が放たれ、そのうちの一つが三番副砲に着弾し破壊した
「右舷副砲、破壊しました!」
そして2度目の噴進魚雷の発射をした
「噴進魚雷、発射はじめ!」
しかし発射された噴進魚雷は武蔵に近いせいか電磁波の影響を受け、はちゃめちゃな方向に飛んでいった
「なんですって!」
「ゆ、誘導システムにエラー発生!」
と言って近くに武蔵の砲弾が着弾した
「・・・っ!無誘導通常魚雷発射はじめ!」
「無誘導ですか!」
「ええ、このまま武蔵に近づくわよ!」
「りょ、了解!」
と言い
「魚雷、無誘導に設定!」
「第一戦速おもーかーじ0度よーそろー!」
「全艦魚雷攻撃はじめ!」
と言い魚雷が一本ずつ放たれた、その間も武蔵は砲撃を続けそのうちの一つが最後尾の艦に当たり煙を上げた
「4番艦被弾!」
野間の報告に晴風艦橋にいた全員がブルーマー艦隊を見た
「ブルマーが!」
西崎は被弾した艦艇を見て驚いていた
「魚雷全弾命中!」
「4番艦艦尾に直撃弾!」
「4番艦より報告!我航行不能!戦闘の続行は不可能!」
「通常魚雷残弾ありません!」
「艦隊は武蔵の右艦尾に回り込み突入要員を乗り移らせて!各艦無人機準備出来次第発艦せよ!」
と言って4つの飛行船が空に上がった
「武蔵の様子は?」
「砲を無人機に向けています、警戒している模様」
「右180度一斉回頭と同時に無人機を接近させる!」
「ヨーソロー」
と言って武蔵の注意を引いて無人機を武蔵の射撃指揮所に近づけた
「艦長!無人機が。」
武蔵の艦橋にいたもえかはブルマー艦隊の無人機を見た
「全艦射撃用意!」
と言って武蔵の4番副砲を破壊したが武蔵についている速射砲が目隠しをしている無人機向け発射し飛行船を叩き落とした
「速射砲!」
「面舵いっぱーい全速退避!」
と言って逃げようとするが前方を砲弾で塞がれ二隻に命中した。そんな様子を見ていた納沙達は
「知床さん!もう少し距離を取りましょう!」
「は、はい!」
と言って安全なところから見ていた
「ブルマー一隻だけになっちゃった」
西崎は四隻いたブルマー艦隊が残り一隻になったことに驚きを隠せなかった
「平賀隊あと一隻です!」
「学校主任、総員退艦命令を」
「承知しました」
と言って席を立とうとした時
「校長!横須賀市内に大量の陸軍の戦車が!」
「戦車ですって!」
いきなりの報告に真雪は驚いた、まさか陸軍がここにきて行動するとは思ってもいなかったのである
「所属は?」
陸軍がどこからきたのか真雪は聞いた
「それが・・・どこの部隊かもわかりません」
「なんですって!」
「ただ、戦車の横に”菊の紋章”がついていたとの報告が・・」
「・・・」
菊の紋章のついた部隊と聞いて真雪は一つしかこころ当たりがなかった
「菊花師団ね・・・」
その頃横須賀市内では
「急げ!時間がないぞ!」
「噴進弾固定完了!」
その頃横須賀やその近辺の町の道路に所狭しと車両が並んでいた
「熊谷師団長、各隊準備できました」
「よし、このまま付近一帯の交通規制を厳重に、一般市民に危害が及ぶことはないようにしろ!」
「了解!」
「師団長、現在武蔵は浦賀水道に向かっているとのことです」
「了解した、直ちに菊花艦隊へと連絡はとれるか?」
「少しお待ちを・・・横須賀女子海洋学校より通信です」
「つないでくれ」
「どうぞ」
と言ってパソコン画面を見せた
「私は菊花師団、師団長 熊谷三郎少将であります」
「横須賀女子海洋学校校長 宗谷真雪です」
よ、お互いに自分の所属を言った
「まず、宗谷真雪さんにいきなり報告もなくいきなり街に来た事を謝する、そしてこれから我々の作戦についての内容を説明します」
「分かりました」
と言って熊谷は作戦の内容について詳しく説明した
「まず我々は武蔵が浦賀水道に入った時用の補欠であります、まずは武蔵に大石静司令長官による菊花艦隊がまず航空戦力にて武蔵の戦闘能力を奪う予定です」
「航空戦力ですって!」
航空戦力という言葉に真雪が反応した
「はい、ですがまずは我らの噴進弾搭載車で武蔵主砲の破壊を試みます!」
「よろしく頼みます」
と言って通信を切った、通信を切った熊谷は
「・・・菊花艦隊の居場所は今どこだ?」
と菊花艦隊の居場所を聞いた
「少しお待ちください・・おそらくこの辺りかと」
と言って部下が指差した
「そうか・・まずは大石司令長官に連絡、航空戦力の投入を求む!」
「了解!」
と言って菊花艦隊に通信をした
その頃菊花艦隊では作戦計画が練られていた
「長官!熊谷師団長より通信です!」
「つないでくれ!」
と言って通信を繋ぐと
「こちら大石!何か情報ですか?」
「いや、こちらからはいますぐに航空戦力の投入を求む」
と言ってブルーマーメイド艦隊が三隻航行不能になったことを告げられた
「ブルマーが三隻も・・・」
「長官!」
「・・・全艦に通達!これより作戦『松』を開始する、直ちに全航空母艦に通達、直ちに全航空機を常時発艦できるようにし、武蔵に攻撃を加えよ。各部戦闘配置につけ!」
『了解!』
「航空参謀、先に星鵬を発艦させ状況把握に努めよ」
「了解!」
と言って菊花艦隊に戦闘旗が上がり空に鋼の翼が飛び立った・・・
静の士官学校時代は必要か否か
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読みたい!!
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要らない