ハイスクール・フリート 菊の艦隊   作:Aa_おにぎり

61 / 124
休暇の終わりと新しい仕事

居間に戻った静は和樹達に呼ばれた

 

「ママ、ちょっと来て!」

 

と言われて和樹に腕を引っ張られると其処には輝と和樹達が一緒に作ったであろう陸奥型戦艦の模型があった

 

「おお、これは凄いね〜、これ和樹が作ったの?」

 

「うん、パパと一緒に作ったの」

 

と言って自慢そうに自分の方を見た

 

「ちょっとお兄ちゃん!私も手伝ったんだからね!」

 

と言って真由美も陸奥の艦橋部分を指してここを作ったと強調していた

 

「いやー結構頑張っていたよ二人とも・・・」

 

と言って輝が出てきて陸奥を作っていたときの二人の様子を言っていた。そしてそのまま夕食の時間となり食事をとって一緒に寝て。日が流れてついに休暇最終日となった

 

「パパとママ明日からお仕事なの?」

 

休暇最終日になって昼食をとっていると真由美が静に聞いた

 

「そうだよ・・・ごめんねいつも一緒に居てられなくて・・・」

 

と言って申し訳なさそうな顔をして言った、すると

 

「ううん、大丈夫。よく熊谷おじちゃんが遊びに来てくれるし、お爺ちゃんも優しいから・・」

 

と言っているがやはり寂しいのかいつもより元気の無い言い方で返答をした、如何しようと考えていると、静は後ろから茂に呼び出された

 

 

 

 

茂に呼ばれ書斎に行くと茂から次の仕事内容を言われた

 

「横須賀海洋学校にですか?」

 

「ああ、そうだ。お前には直接皇居に出向いてもらい命令を受領し、そのまま横須賀女子海洋学校に向かってくれ」

 

「分かりました」

 

指示の内容に少し困惑しながらも静は受領し部屋を出て行こうとしたとき

 

「まあ、そういう事だからしばらくはここから通勤することとなる・・」

 

それを聞いた静は内心これでしばらくは真由美の近くに入れると思い問題が解決した、と思ってホッとしていた。なおしばらくは自宅にいると聞いた和樹たちはとても喜んでいた

 

 

 

 

 

次の日になって輝は硫黄島要塞に向かって行って静は東京にある新皇居に出向いていた

 

 

 

 

新皇居に着くと早速今上天皇の執事に案内され

 

「では、ここでお待ちください」

 

と言われ客間に通されそのまま置かれているソファーに座っていると入ってきたドアから今上天皇が入ってきた。咄嗟に静は敬礼をした

 

「お久しぶりでございます、閣下」

 

「いえいえ、静殿も座ってくださいな」

 

と言って静は

 

「では、お言葉に甘えて」

 

と言って先ほど座っていたソファーに再度座った

 

「・・・では、報告と次の仕事についてお話しますね」

 

と言って紙を渡した

 

「では、ここで読ませてもらいます」

 

と言って紙に書いてあることを読んだ

 

「・・・なるほど、分かりました。しかし閣下、本当にこれを”学生艦”つけてもよろしいのですか?」

 

と言って一応確認をした

 

「大丈夫です、委員会に関しては大高くんが押さえてくれましたし、整備局は私の部下も大勢いますし・・」

 

と言って整備局に味方が多いことを言った

 

「分かりました、このことは既に・・・」

 

「はい、私から直接手紙にて伝えてあります」

 

「分かりました、では私はこのまま横須賀に行って参ります」

 

と言って客間を出て行った

 

 

 

静が出ていった一人となった今上天皇は

 

「・・・凄いですね、大石くんははやっぱり・・・」

 

と言って静の情報統制の方法に舌を巻いていた

 

「とても私にはあんなことできませんよ・・・」

 

と言って窓から海を見ていた

 

 

 

 

 

その頃横須賀にスキッパーで向かっていた静は

 

「しかしまさかね、”対空電探”を試験的に”沖風”に付けるとはねー」

 

と言って受け取った紙を思い出していた

 

 

 

 

 

横須賀女子海洋学校に着くと出迎えたのは真雪であった

 

「直接会うのは久しぶりですね」

 

「ええ、そうですね」

 

と言ってそのまま校長室へと向かった

 

 

 

「さてと・・手紙は受け取ったわ、まさか今上天皇から来るとはね・・・」

 

と言って手紙の差出人に驚いていた

 

「正直言って私も驚いているのよ、まさかあんなに慎重な今上天皇が試験的に対空電探を沖風につけようだなんて・・・」

 

と言っていると真雪が今後の計画を話した

 

「とりあえずは新型電探に関しては航海レーダーの上に設置する予定よ・・」

 

「わかったわ・・・とりあえず今の沖風を見せて貰っていいかしら」

 

と言って猿島フロートの内部ドックに向かった

 

 

 

 

 

「これが、沖風ね・・・」と言って目の前にある陽炎型駆逐艦を見ていた

 

「もう少しで浮きドックが来て晴風からレストア品をこっちに付けるわ・・」

 

と、隣で真雪が今後の予定を言った

 

 

 

 

 

内部ドックで沖風を見た後。しばらく、校内で話していると真雪が

 

「そう言えば、比叡の時に真冬にあったって聞いたけど、あの子の様子はどうだった?」

 

「・・・何、また特訓をしてやろうと思っただけよ・・・」

 

と言って真雪は呆れていた

 

「まぁ、あの子もちょっとは痛い目を見ないとね・・」

 

と言って真雪は久々に真冬を連れ出しても良いと言った

 

「よし、ちょうど私、しばらくは陸上勤務だからたっぷりしごけるわね・・・」

 

と”イイ”笑みでそう言った。そんな様子を見て真雪は

 

『だから貴方は真冬から鬼なんて言われてるんですよ・・・』

 

と言って昔家で真っ白になって行っていた真冬を思い出していた。そう思っていると

 

「ああ、そう言えばなんだけどさー真白ちゃんが私に護身術を習いたいって聞いてきたんだけど。教えてもいいの?」

 

と聞いてきてなぜそんなことを頼んだのか理由をおおよそ把握し

 

「ええ、良いわよ教えて・・あの子のためにも」

 

と言って許可を出した

 

「じゃあ、早速行きますか」

 

と言って静はこの後仕事のある真雪と別れて、真白のいるという図書室に向かった

静の士官学校時代は必要か否か

  • 読みたい!!
  • 要らない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。